猫の大きい種類おすすめ10選。大きいからこその飼い方のポイントも

この世に存在している猫の種類は約100種。それぞれ個性豊かな見た目や性格で私たちを魅了る猫達ですが、そのなかでも大きい種類の猫達は国内外問わず人気が高い種類です。そんな体が大きい種類の猫達にはどんな猫がいるのでしょうか?

今回は猫の中でも大型と分類される大きい種類の猫種10選と、大きな猫の特徴や性格、飼育方法も合わせてご紹介します。これから大きい種類の猫を迎え入れたいとお考えの方も参考にしてください。

大きい猫の種類おすすめ10選

猫の種類には小型、中型、大型と体の大きさによって大まかに分けられています。小型に分類されている猫の代表でいうと以前は世界最小のイエネコだった「シンガプーラ」で、体重はわずが2.5Kg~3Kgです。

それと比べ大型に分類される大きい猫の体重は6Kg~8Kgと小型の猫種の2倍以上も大きいのです。

そんな大きい猫の種類にはどのようなものがあるのでしょう?まずは大きい猫の種類を10選ご紹介します。

メインクーン

メインクーンは世界最大のイエネコとされる、まさに大きい猫の種類の代表といっても過言ではない猫です。

大きくて力も強いですが、とても賢く大らかな性格をしているため初心者でも飼いやすく、世界中で人気のある大きい猫です。

メインクーンの平均体重は3.5~6.5Kgと他の猫よりも体も大きく、骨格もしっかりしています。その大きい体は長毛に包まれており実際よりもさらに大きい姿にみえるのも特徴です。

そんなメインクーンの起源にはメインクーンは猫とアライグマの子供だというおもしろい話が残っています。

もちろんアライグマと猫の間に子供が生まれるわけがありませんので、ただの作り話でしょうがそんな逸話が産まれるのもうなずけるような愛らしさとたくましさがあります。

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穏やかな巨人、メインクーンの性格と特徴。大きくて賢いもふもふな猫

ラグドール

大きい猫の種類でメインクーンと並んで人気のある猫といえばラグドールでしょう。

ラグドールという名前の由来「大きなぬいぐるみ」という言葉通り、抱っこしても大人しく見た目も大きなぬいぐるみのような姿は「本当に生きているの?」と思うほど愛らしい猫です。

ラグドールの平均体重は4Kg~7Kgと大きい猫の種類の中でも大きく、長毛に包まれた触り心地のいい体は抱っこされるために生まれてきたのではないかと思わせるほどです。

とても性格も穏やかで大きいぬいぐるみのような愛らしいルックスですが、実は骨太で大変筋肉質、さらに忍耐強い性格をしています。運動量も意外に多いので一緒に遊んであげるようにしましょう。

▼ラグドールの特徴についてはこちらもご覧ください
ふわふわのラグドールは大人しく抱っこできる優しくて飼いやすい猫

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェーが生んだ大きい猫ノルウェージャンフォレストキャットも世界中で人気を集めている大きい猫種です。

環境下の厳しい自然の中で生まれたノルウェージャンフォレストキャットは大変タフで、その昔はバイキングの愛猫として大航海を繰り広げていた猫といわれています。

その体の大きさやタフさから、神話にもたびたび登場する猫で「雷神トールでさえ持ち上げられなかった猫」「豊穣の神フレイヤが馬車をひかせた猫」とノルウェージャンフォレストキャットのたくましさを表す話が多く残されています。

そんなノルウェージャンフォレストキャットの性格は好奇心旺盛で活発。もともとはノルウェーの森で暮らしていたため、とても運動量が多くたくさん遊びます。

ノルウェージャンフォレストキャットを迎え入れる場合は、大きい猫が乗っても問題ないしっかりとした遊具を用意しましょう。

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【写真多数】ノルウェージャンフォレストキャットの特徴や性格

サイベリアン

ロシア原産の大きい猫サイベリアンの特徴は、極寒の地を駆け回って作られたたくましい体と寒さに耐えられる厚い被毛でしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットとメインクーンと近い猫種と考えられていますが、サイベリアンは他の大きい猫種と比べて丸みのある体をしています。また他の大きい猫種と比べて首回りに分厚い被毛が集中しているという特徴もあります。

そんなサイベリアンの性格は愛情深く人間が大好きで、飼い主様に常に寄り添って過ごすのを好む傾向にあります。また運動量も多く、飼い主様に遊んでもらうのが大好きな個体が多いという特徴があります。

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ロシアの国宝、サイベリアンの魅力はゴージャスな見た目と賢い性格

ラガマフィン

大きいぬいぐるみといわれるラグドールを祖先に持つラガマフィンも平均体重4Kg~7Kgと大きい種類の猫に分類されます。大きな体とフワフワの被毛が抱き心地抜群で、アメリカでは人気の高い猫種です。

祖先であるラグドールとラガマフィンは見た目も似ているので同一視されがちですが、実際にラグドールとラガマフィンの特徴はほぼ同じでその違いは被毛パターンのみです。

ラグドールは細かく被毛カラーや被毛パターンに規定があるのに対して、ラガマフィンは様々な被毛カラーや被毛パターンが認められています。そのため自分のお気に入りの見た目を持つ個体を見つけやすいのもポイントです。

▼ラガマフィンの特徴についてはこちらもご覧ください
生きてるぬいぐるみラガマフィン。抱っこが大好きなのんびり屋さん

ピクシーボブ

野生のボブキャットに似ているピクシーボブも平均体重が3.5Kg~7Kgと大きい体をもつ猫の種類です。

日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米諸国では一般的な猫で頭が良く忠誠心も高い猫で大らかな性格も人気を集めている理由の1つです。

その名の通り短い尻尾が愛らしい猫でもあります。大きい体つきも見た目も野生の猫の種類のようなので、もし野性的な猫を考えているのならばぜひ検討してほしいおすすめの猫の種類です。

▼ピクシーボブについて詳しくはこちらの記事で紹介しています
ピクシーボブは被毛がきもちい~純イエネコ。優しい性格で頭もいい

チートー

チーターのような見た目のチートーも大きい猫の種類であるのと同時に、穏やかで愛情深い性格が人気を集めている大きい猫の種類です。

2000年にアメリカにて作出されたばかりの猫の種類なのでまだまだ個体数は少ないのですが、その大きい体とチーターのような容姿、社交的で愛情深い性格を持つことから今後さらに人気が高まると予想される注目の大きい猫の種類です。

ハイランダー

ヤマネコかと見間違えるような骨太で大きい体を持つハイライダーは、オオヤマネコやジャングルキャットといったワイルドな野生猫との交配によって生まれた猫の種類です。

重量感のある筋肉質な体や見た目ですが、耳の先端がくるんとカールしているのが和みますね。野生の血を引いてはいますが性格は大人しく頭がいい猫で、人になつきやすい特徴もハイランダーの人気を押し上げているポイントです。

サバンナ

平均体重は4~8Kg、体長は50~75センチにもなるというサバンナはとにかくイエネコのスケールを超えている大きい猫の種類といえます。

サバンナはサーバルキャットとの交配により誕生した猫で、サーバルキャットの血がどれくらい濃いかによってF1、F2、F3~と分けられています。その血が濃ければ濃いほど、見た目も大きさも大きく変わります。

交配元であるサーバルキャットはもともとジャングルで生活していた猫で、その体長は60~100センチと大変大きい猫の種類です。

そのためサーバルキャットとイエネコの交配によって生まれたサバンナF1、その子供とイエネコの間に生まれたF2となるともはやイエネコよりも野生猫といったほうがいい見た目や大きさをしています。

ただし、日本で見かけるサバンナはF4、F5以降が多いため大きさも見た目もイエネコに近い猫達がほとんどです。ただ、それでも体重は8Kgと大きいのでやはり大きい猫の種類と分類できるでしょう。

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ベンガル

野生の猫であるアジアンレパードとイエネコの交配によって生まれたベンガルも個体差はあるもののその平均体重は3.5Kg~7Kgなので大きい猫の種類と分類されます。

ベンガルの最大の特徴はヒョウを思わせる美しいスポット模様でしょう。このような美しい被毛を持つのはベンガルのみとされており様々な国で愛されている猫種です。

とっても元気な種類の猫ですから、家に迎え入れるときは十分な運動スペースを確保するのと同時にしっかりと遊んであげるように心がける必要があります。

▼ベンガルの特徴についてはこちらもご覧ください
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大きい猫の種類を飼育するポイント

大きい猫の種類は穏やかな性格の子が多く、子供ともお年寄りとも仲良くなれる特徴を有しているため、初心者でも飼いやすい猫が多いのですが、他の猫よりも大きいことから気を付けるべきポイントも多い猫の種類でもあります。

  • 食事量が多い
  • 大きい体でもゆったりと生活できる部屋
  • 重い体重にも耐えられる耐荷性の高い遊具の用意
  • 大きい体でも快適に使えるトイレの用意
  • 留守番の少ない環境
  • 小まめなブラッシング

大きい猫の種類は長毛種が多いため、小まめなブラッシングを心がけるのと甘えん坊な性格の個体が多い傾向にあるため留守番の少ない環境を用意してあげる必要があります。

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さらに大きな体やしっかりとした筋肉を維持するためには、通常の猫よりも食事量を多くしなければなりません。

ただ、大きな猫の種類は穏やかで運動をするよりも飼い主様とゆっくり過ごすのを好む性格の猫も多いので、適度に運動をさせないと肥満になりやすい特徴を有しています。

そのためにも運動が十分にできる部屋の大きさを用意するのと同時に、大きな体で勢いよく乗っても安全な耐荷性の高いキャットウォークやキャットタワーを用意しましょう。

大きい猫の種類を迎え入れて穏やかな生活を送ろう

大きい猫の種類の特徴は穏やかで賢く、鳴き声が小さく可愛いというのが共通していえます。大きい猫なので安心感と安定感があるのも大きなポイントです。

そんな大きい猫の種類は十分に運動ができるスペースや、大きな体でも安心して遊べるしっかりとした遊具を用意してあげる必要がありますので迎え入れる場合は十分に環境を整えてあげましょう。

大きい体を飼い主に預けてゴロゴロと甘える姿は他の猫にはない魅力がありますので、ぜひ大きい猫を迎え入れるのを検討してはいかがでしょうか?

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