ロシアンブルーは物静かで穏やかな性格の猫。基本情報と飼い方

ロシアンブルーはボイスレスキャットと呼ばれ物静かで穏やかな性格の猫と言われていますがその一方で、凶暴で手に負えない飼い難い猫とも言われています。

凶暴か大人しいか、いったいどっちが本当の性格なのでしょうか?また、「ツン」とした冷たい印象、という声もよく聞きます。

今回はロシアンブルーの性格と基本情報、子猫の迎え方まで一挙にご紹介したいと思います。ロシアンブルーの魅力をぎっしりつめこんでまいりますよ!

ロシアンブルーの基本情報。見た目の特徴と歴史

ロシアンブルーは「コブラ・ヘッド」と呼ばれる楔形の小さな頭に大きな目、「ロシアンスマイル」と呼ばれる微笑んでるような口元が特徴です。

ロシアンブルーの写真

そのスラっとした見た目から、とても優雅なイメージを持ち「日本で飼われている純血種の猫」のランキングの中でも必ず上位に入るとても人気の猫です。

毛色はロシアンブルーと名前に入っている通りブルーのみが認められています。ロシアンブルーの被毛は、1本1本の毛の濃淡が違う「ティッピング」と言われる光の波のように見える特殊な被毛を持っています。

ちなみにブルーとは青色のことではなく灰色のことを指します。目の色は美しいエメラルドグリーンの瞳で、他の目の色は認められていません。

体重は一般的の猫よりも少し小柄で、3.5Kg~4.5Kgです。体型は見ての通りスレンダーで筋肉質の為とてもスリムな見た目をしています。

ロシアンブルーの性格は物静か。凶暴だと言われる理由はとある歴史にある

ロシアに土着していた猫が祖先といわれていますが、確実なことは定かではありません。ただ古くからロシアの貴族や王族が好んで飼育していた猫だと記録に残っています。

19世紀から20世紀には、長引く戦争の影響で食糧難となりペットとして飼われていたロシアンブルーは激減しましたが終戦後、ブリーダーたちがロシアンブルーの数を増やす為異種交配を試みました。

その結果ブリティッシュショートヘア、シャムなどの猫種との交配を続け、現在のロシアンブルーの姿になりました。現在は世界中にロシアンブルーのブリーダーや愛好家が存在し、日本でも大変人気の高い猫種となりました。

ロシアンブルーは非常に賢い猫で、おとなしくあまり鳴かないことから「ボイスレスキャット」、「サイレントキャット」とも呼ばれます。

一方で「凶暴だ」というイメージも多いようですね。その性格について、詳しく解説しましょう。

ボイスレスキャットと言われる通り物静か

ロシアンブルーは元々「ボイスレスキャット」と呼ばれています。その由来は「おとなしくてほとんど鳴かない」ことから来ています。

その為、猫の鳴き声が気になるマンションでの飼育も向いている猫でもあります。また、見た目の通り気品にあふれる物静かな猫なのでお留守番も上手にできる猫です。その為、一人暮らしの方や芸能人も好んでロシアンブルーを飼う人が多いです。

そんなロシアンブルーの性格は一言で言うと、プライドが高く警戒心が強い。しかし、ひと度心を許すととことん甘えん坊さんになります。

一見クールに見えるのに実は甘えん坊というツンデレな性格がロシアンブルーの人気の秘密の1つと言えます。

また頭も大変よく、物静かで飼い主と遊ぶのはもちろん好きだが飼い主の膝の上で静かに撫でられることを好む子が多いです。しかし、一方で神経質でストレスを溜めやすい繊細な一面もあります。

特に、飼い主があまりかまってあげなかったり十分に甘えさせてあげないとストレスで体調を崩すこともあります。ロシアンブルーを飼う場合は、1日の中でしっかりと甘えさせてあげる時間を作ってあげるようにしましょう。

凶暴だと言われるようになったきっかけ

「サイレントキャット」と呼ばれるとおり基本性格は物静かで穏やかな印象のロシアンブルーですが、何故「凶暴」などというイメージがあるのでしょうか。

そのきっかけはアメリカで起きたある珍事件がきっかけです。皆様は数年前のこんなニュースをご存知ですか?

「ある夫婦の飼っていた、とても物静かで穏やかなロシアンブルーが突如凶暴化した。あまりのすさまじい凶暴さに恐怖した夫婦は寝室に閉じこもり警察に助けを求め大騒ぎとなった」

このニュースを見ると「部屋から出られなくなるほど突如凶暴化するロシアンブルーはなんて怖い猫なんだ!」と思った方も多いと思いますが、このニュース記事には実は続きがあります。

この夫婦いわく「誤ってロシアンブルーの尻尾を踏んでしまったところ、驚いたロシアンブルーが怒って襲い掛かってきた」とのこと。そう、このロシアンブルーは突如凶暴化したわけではなくちゃんと理由があって飼い主さんを襲ったのです。

元々、とても神経質な性格ですから、きっと尻尾を飼い主に踏まれた痛さと恐怖で怒ってしまったんですね。

実際に警察が駆けつけた後、数時間別の部屋に閉じ込められたこのロシアンブルーは冷静さを取り戻し、何事もなかったように穏やかな元の猫に戻ったとのことです。

この事例は極めて稀ではありますが、あまりにも衝撃的な事件だった為、「ロシアンブルーは凶暴」というイメージがついてしまったのですね。

凶暴化する要因として考えられる他の要因としては「ストレス」「体調不良」などがあげられます。

もしも、ロシアンブルーが急に凶暴化した場合は何かストレスがかかるようことはしていないか?生活環境や最近の出来事などを振り返り、体調不良などないかチェックしてあげて下さい。

ロシアンブルーの飼い方と注意点

ロシアンブルーは暑さに弱かったり、肥満になりやすい傾向にあったりと、環境や食事に気を使ってあげる必要があります。

ロシアンブルーを飼うときの注意点をご紹介いたします。

生活環境

ロシアンブルーは静かな環境を好みます。大きな声をいきなり出されたり、うるさい音が鳴り響く環境は大変嫌がるので子供がいるご家庭にはあまり向いていないかもしれません。

また警戒心が強い為、人の出入りが激しい家庭にはあまり向いていないと言えます。しかし、ひとたび心を許すと飼い主以外でも遊んでほしいとせがみに行く一面も持っています。

飼い主にはとても従順な子が多く、かまってあげなかったり他の猫に浮気をするとイジケテしまうこともあるので注意しましょう。

そのほかとしては、ロシアンブルーは基本的に寒さには強いですが暑さには弱い猫です。夏はクーラーをつけて室温を27~28度設定にしておくようにしましょう。

食事

ロシアンブルーはスレンダーで筋肉質な身体を持つのでもちろん運動は得意です。しかし、性格は前述したとおりとても物静かな子が多いので運動するより飼い主とのんびり過ごすことを好む為か、肥満になる子が多いです。

猫の肥満は様々な病気や症状を引き起こす原因となります。意識して適度な運動をしてあげることはもちろん、愛猫の体重に合わせたフードを選ぶことが重要です。

最近のキャットフードは肥満気味の猫ちゃん用のフードや室内飼い猫専用のフード、メーカーによってはロシアンブルーの為に作られた専用のフードなんてものも販売されています。

少しでも健康に長く幸せに暮らすために肥満にならないように注意深く、食事管理をしてあげましょう。

ブラッシング

ロシアンブルーはダブルコートなので抜け毛がかなり多い猫と言えます。換毛期にはさらに抜け毛は増えこまめなブラッシングは必須となります。

猫の性格によってはブラッシングを嫌がる子もいるので、可能ならば子猫のうちからこまめにブラッシングをし慣らしておくと成猫になった時苦労しなくて済みます。

ロシアンブルーの気を付けたい病気

ロシアンブルーがかかりやすい傾向にある病気をご紹介します。痛みや症状をなかなか正直に訴えてこない猫ちゃんだからこそ、飼い主がしっかり観察してあげてくださいね。

肥満

前述したとおりロシアンブルーは肥満になりやすい猫です。肥満になると重くなった体を支える足に負担がかかる他、様々な病気の原因となります。

スレンダーなロシアンブルーらしい体型を維持できるように体重管理と食事管理、適度な運動を心がけましょう。

尿路結石

尿道に結石がたまる病気で非常に痛いです。特にシニア猫に多く

  • トイレに何度も行く
  • 粗相をするようになる
  • トイレで鳴き声をあげる
  • 血尿が出る

といった症状が見られます。

猫は痛みや異常を隠すと言われていますので、飼い主は愛猫にこのような症状がないか気を付けてみてあげて、いち早く病気を見つけられるようにしてあげましょう。

ロシアンブルーの子猫の購入方法と価格

ロシアンブルーの猫ちゃんをお迎えしたいと思ったとき、どのようにすればいいでしょうか。

価格の相場や、購入するときの注意点もあわせてご紹介します。

ペットショップで購入する

一般的なのはペットショップで購入する方法です。ロシアンブルーは人気の猫種なので、お近くのペットショップでも比較的取り扱っています。

ペットショップで購入する場合に注意したいのは、ロシアンブルーがどんなブリーダーから仕入れられ販売されているかということです。

無数にあるペットショップですが、その仕入れ元であるブリーダーをあきらかにしていないペットショップは劣悪な環境で繁殖させている悪徳ブリーダーから仕入れている可能性があります。

劣悪な環境で生まれたロシアンブルーの子猫は、遺伝的な疾患を持っていたりひどい場合なら感染症などを持っている場合もありせっかく家族として迎え入れてもすぐに死んでしまったという、悲しい事態になることもあります。

健康なロシアンブルーを迎えるためにも、どんな環境で生まれたロシアンブルーなのかしっかりとチェックするようにしましょう。

ブリーダーから直接購入する

悪徳ブリーダーからロシアンブルーを購入しない方法として有力なのは、ブリーダーから直接ロシアンブルーの子猫を購入するという手もあります。

インターネットで検索するとロシアンブルーのブリーダーやキャッテリー(一部のブリーダーのみが名乗ることを認められたスペシャリストやその場所の事)がたくさん出てきます。

お近くの良さそうなブリーダーが見つかれば実際に問い合わせ繁殖場所の見学とお見合いを申し込んでみましょう。善良なブリーダーならまず拒否されることはありませんし、逆に見学を拒否するブリーダーは信頼できないと思ってください。

特に繁殖場所を見学することは重要で、母猫はしっかりとした管理の元妊娠と出産をしているか?子猫は清潔な環境で育てられているかなどを直接見ることが出来ます。

またブリーダーさんと直接やり取りすることができるので、購入後ロシアンブルーのことで困ったことや疑問に思ったことなどを質問できるなど、アフターフォローをしっかりとしてくれるブリーダーさんも多くとてもメリットが多いのが魅力的です。

ご自身で足を運んで見学したりブリーダーさんと直接やり取りする手間はかかりますが、興味のある方はぜひお近くのロシアンブルーのキャッテリーやブリーダーを調べてみてください。

購入価格や相場

15万円~35万円が相場となります。何故こんなに開きがあるかというと、品種として理想的な猫であるブリードタイプかそうでないかの違いです。

体型、骨格、毛艶、目の形、耳の形など項目は多岐にわかれますが、その一つ一つが理想的なロシアンブルーの形に近ければ近い程値段は上がります。

ロシアンブルーはとても静かで品格高い人気猫

今回はロシアンブルーについて詳しく解説してみました。ボイスレスキャットと呼ばれ大変魅力的なロシアンブルーはその昔、ロシアの貴族や王族が好んで飼育していたといわれています。

その名残か大変プライドが高く気難しい一面も持ちながら甘えん坊で愛らしい性格も合わせ持っています。ロシアンブルーを好む愛猫かが多いのもうなずけるこの魅力的な猫を是非家族に迎えてみてはいかがでしょうか?

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