猫の尻尾がビクビクッと震える理由。気持ちの高まりや不機嫌の証拠?

ビクビクブルブル、猫の尻尾が大きく、あるいは小刻みに震えることがありますよね。あまり見ないような震え方をすると、怪我か病気か、と驚いてしまうこともあります。

でも、実はこの尻尾の震えは立派な猫の感情表現です。尻尾は猫にとってコミュニケーションのためのとても重要なツールなのです。はたしていったい、これらの猫のしっぽは、どのような理由で震えているのでしょうか。

猫のしっぽが震える時の、猫の気持ちについてまとめました。

一瞬!猫の尻尾がビクビクビクッと震えたら

猫の尻尾が震えるという表現は、文字通り「ビクビクビクッ」と震えるということです。普段猫は、ゆったりとしっぽを振っていたり、時にはピンと立てていたり、苛立ったようにパタパタと振っていることがあります。

しかし、それ以外にもう1つ、あまり見慣れないのがこの、「ビクビクビクッ」と震えるという状態。

一瞬震えるだけなので見逃しやすく、また痙攣のようにも見えるので、飼い主さんによっては突然のことに心配してしまう人もいるかもしれません。

このように、猫の尻尾がビクビクビクッと震える理由は2つあります。1つは、マーキング。もう1つは、猫の感情表現です。

尻尾を震わせ、おしっこをかけるのはマーキング行為

猫がマーキングをする時、特にオス猫は尻尾をブルブルと震わせておしっこをかけることがあります。

メス猫の場合はどちらかと言うと、おしっこではなく自分の匂いそのものを付けることの方が多いため、尻尾を震わせながら自分の体を対象物に擦りつけます。

もし、尻尾を震わせるだけではなく、このようにおしっこをかけていたり、不自然に擦り付けている場合はマーキングと思ってよいでしょう。

ちなみに、マーキングは猫としては自然な行動なので心配いりません。しかし、おしっこをかけられて困るというような被害がある場合は、去勢や避妊手術などをすることで大体止まるため覚えておくと良いでしょう。

喜びを抑えられない!?尻尾を震わせる猫の気持ち

もう1つ猫が尻尾を震わせる理由は、感情表現です。中でも尻尾を突然ビクビクビクッと震わせる状態は、猫の気持ちがかなり高ぶっていることを表します。猫が尻尾を震わせる時、猫の気持ちは次のようなものです。

飼い主さんが大好きという気持ちを抑えられない

実は、猫の尻尾が震えるというのはどちらかというと「嬉しい」とか「好き」というプラスの気持ちを表します。

例えば、飼い主さんが仕事から家に帰ってきた時、出迎えた猫がしっぽを思いっきりブルブルと震わせることがあります。これは猫が飼い主さんが帰ってきてとても嬉しいと思っている証拠です。

特に、ピンと立てた尻尾を震わせながら飼い主さんのもとへと走ってくるようであれば、間違いなく猫は喜びの絶頂にいることでしょう。

ご飯が欲しい

ご飯が欲しいとおねだりする時も、尻尾がブルブルと震えることがあります。飼い猫はだいたい飼い主さんへのご飯のおねだりの仕方を覚えているものです。

おねだりしながら、ご飯が出てくるという期待感、飼い主さんが自分に答えてくれる喜びに打ち震えているのです。

遊んで欲しい

遊んでほしい、かまって撫でて欲しいという飼い主さんのスキンシップを望んでいる時も、猫は尻尾を震わせることがあります。猫の中には飼い主さんに見つめられるだけでも、尻尾をブルブル震わせる場合もあります。

飼い主さんと遊んでいる楽しさ、飼い主さんの関心を引いている喜びに、猫のしっぽはついブルブルと震えてしまうのです。

興奮している

遊んでいる最中など、夢中になって興奮している場合にも猫のしっぽはブルブルします。猫の本能を刺激する狩りの楽しさに、気持ちが高ぶり思わずしっぽがぞくぞくと震えてしまうのです。

残念ながら、こんな時に飼い主さんがうっかり手を出すと、飼い主さんが狩られてしまう可能性もあるので気をつけてください。

気になるものを見つけた

何か自分の見慣れないものを見つけて気になっている時、あるいは窓越しに鳥などを見つけたなどで気になって仕方がないという場合も、しっぽが震えることがあります。普段と違う状況に気を張り詰めて、神経を高ぶらせているとも言えます。

しっぽの先だけ震わせているときは不機嫌の証拠!?

また、飼い主さんがちょっと勘違いしやすいのが尻尾の先だけ動かしているというパターンです。猫が尻尾の先だけクイックイッと動かすというのは実は不安や苛立ちを表します。

しっぽの先しか動かさないために、震えているようにも見えますが、これは猫が喜んでいるどころか全く逆のものになるので注意しましょう。

例えば飼い主さんにしつこく名前を呼ばれて返事するのも面倒くさく苛立っているときなどに、よく尻尾の先だけを動かします。

しっぽが短い猫はお尻を震わせることも

「しっぽが震える」と言うと、猫の長い尻尾がブルブルと震えるところを想像しがちですが、日本には短いしっぽの猫も多いですよね。

実は、短いしっぽの猫もきちんとしっぽが震えます。また、しっぽが短い分、しっぽだけでなくお尻ごと震えることもあります。

短いしっぽの猫を飼っている人は、猫の感情表現が分かりにくいことがありますが、お尻の動きまで確認するとより分かりやすくなりますよ。

尻尾が頻繁に震える時だけ注意しよう

基本的に、猫の尻尾が一時的に震えることは自然な行動なので心配ありません。しかし、もしも以下のような状態であるときは注意しましょう。

  • 1日のうち何十回と、なにもないのに頻繁に震える
  • 震えっぱなし、もしくは震える時間が数分に渡るなど異常に長い

このような場合は病気である可能性の方が高いでしょう。知覚過敏であったり、猫が痙攣するような症状を伴う病気であることも疑われるので、あまりにも目につくようであれば病院に行きましょう。

猫の尻尾が震えるのはほんの一瞬!猫のしっぽをよく観察してみよう

ただ尻尾を振るだけではなく、震わせることでも猫は感情表現をします。一見見慣れない行為ですが、そこには猫のたっぷりの「嬉しい」という気持ちが詰まっているのです。

特に、飼い主さんを見て猫の尻尾が震えている時はその愛情の先が飼い主さんに向かっています。そんな時はぜひ、猫を撫でたり抱っこしたり、存分に遊んであげたりして愛情表現のお返しをしてあげましょう。

猫は人間のように大げさに喜ぶことはないために、その動きはわずかで飼い主さんも見逃しやすいものです。一瞬の猫の感情表現を見逃さず、上手なコミュニケーションを取って信頼関係を深めていきましょう。

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