猫ちゃんを飼っている方は、旅行の際、お留守番させるか、ペットホテルや知り合いなどに預けるしかないと思っている人は多いはず。でも、猫ちゃんの適性によっては、猫ちゃんも飼い主さんも快適に旅行することは可能です。
中には、一回慣れてしまうと旅行を楽しんでしまう猫ちゃんもいるようですよ。
実際に我が家でも、愛猫(コタロウ)同伴の旅行をしたことがあります。その経験談も含め、猫ちゃんと楽しくお泊り旅行をするために必要な準備や注意点などをまとめました。
是非、参考にしてくださいね。
旅行準備は余裕をもって。必要なもの、便利なもの一覧
猫ちゃんと車ででかける一泊旅行を計画した場合に「必要なもの」と「持っていくと便利なもの」は、それぞれ次のようになります。
必要なもの |
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持っていくと便利なもの |
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「かなり多いな。」と思われるかもしれません。でも、多少荷物が増えても、できるだけ普段通りのものを使える方が、猫ちゃんのストレスは少なくて済みます。
必要かどうか悩んだ場合は、なるべく持って行った方がいざという時に困りませんね。
足りないものや忘れ物があると現地調達でバタバタすることになります。猫ちゃんとの旅行を楽しむためにも荷物チェックはしっかりと、余裕をもった準備が大切です。
移動中に注意すべきこと3つ
交通手段の中では比較的負担の少ないのが車での移動ですが、その場合でも注意しなくてはならないことがあります。
運転中、猫ちゃんはキャリーバッグへ
外に出る時は、迷子にならないようキャリーバッグにいれるか、ハーネスかリードをつけますが、車内でもなるべくキャリーに入れておきましょう。運転中に猫ちゃんが動き回ると、気が散って安全運転に支障をきたしてしまいます。
急な嘔吐やおしっこに対応できるよう、キャリーバッグにはペットシートを敷いておきましょう。
まめに休憩をとる
常に猫ちゃんの様子に気を配り、休憩を多めに取りながらいきましょう。水分補給をしたり、キャリーバックに入れた状態で外気にあててあげると良いですね。
夏場は特に熱中症対策にも注意が必要です。車内の温度に注意しながら、水分をとらせるようにしましょう。車での置き去りは厳禁です。
車酔いに注意する
コタロウとの旅行の際、行きのドライブはとても快適だったのですが、帰りに車酔いのような状態になってしまいました。
気分転換にと思い、キャリーから出して、膝や肩に乗せて窓の外を見せていたところ、高速に乗ったとたんに、過呼吸のような状態に!景色の移り変わりが早すぎたせいでしょうか、ハァハァと口呼吸を始めてしまいました。
反省点としては、やはりキャリーには入れたままにすべきでした。外の景色は見せずに、なるべく揺れを少なくするような配慮をした方が良いですね。高速道路やカーブの多い道はなるべく避けた方が無難かもしれません。
長距離の移動の場合は獣医さんに相談の上、酔い止め薬を飲ませることも検討してみましょう。車に乗る直前の餌やりは避けた方が良いです。
宿泊先の選び方
猫ちゃんとお泊り出来るホテルや旅館は、ワンちゃんに比べるとまだまだ少数ですが、ここ数年で増えてきています。猫ちゃんOKの宿にはいくつかのパターンがあるので、ご紹介していきます。
ペット同伴OKの宿
「ペットOK」となっている場合、 基本的にワンちゃんを想定している場合が多いですが、相談次第で猫ちゃんも泊まれることもあります。
ロビーや廊下など、共有部分はキャリーバッグかハーネス・リード着用、部屋では自由に一緒に過ごせます。
ほとんどが犬連れなので、猫のトイレがなく「持ってきて欲しい。」とのことでしたが、実際に部屋にいってみたら猫砂と新品の猫用トイレが用意されていて、気遣いが感じられました。(もちろん、持ってきたトイレを使いましたが。)
大型のワンちゃんも泊まれる部屋だったので、とても広く猫も人間も快適でした。犬臭さも感じられず、全体にきれいでしたが、やっぱり床や家具などには爪跡が…。でも、返って気兼ねなく泊まれてよかったです。
注意したいのは、「ペットと泊まれる」となっていても、一緒の部屋に宿泊できない場合があることです。そのような施設はペットホテル併設のようになっていて、ペットだけが別の部屋でケージで過ごすことになります。
そうなると、ワンちゃんたちと同じ部屋でケージに入って過ごすことになり、猫ちゃんにとってはかなりの負担になってしまいます。必ず、ペットと部屋で過ごせることを事前に確認しておきましょう。
次は近場の宿でマッタリするニャ…♪
猫ちゃん専用の宿
猫ちゃんに特化した宿泊施設なので、共有部分でもワンちゃんに出会うことなく安心して泊まれます。プチホテルや民宿のような小規模のところが多いです。オーナーさんは猫好きな方がほとんどので、猫談義に花が咲くかもしれませんね。
猫カフェ併設の宿や、猫ちゃんが自由に遊べるCATルームがある宿、中には猫ちゃんの貸し出しがあるところまで!(なんと、お部屋に出張サービス!いっしょに遊べます。)猫を飼いたくても飼えない方には嬉しいですよね。
高級ホテルのペットプランを利用する
都内やベイエリアなどにあるシティホテルの一部には、ペットとの同伴プランを用意しているところもあります。
「大切なワンちゃんと一緒にお泊り」「ドッグ・ラバーズ・スイート」などのように、やはりワンちゃん対象のプランが多いですが、交渉次第では猫ちゃんも大丈夫な場合も。
「ワン・ニャイト・ステイ」のように、最初から猫ちゃんも対象のものもあります。
知っておきたい、宿泊する際のマナーとは?
宿泊先では、それぞれの施設の規則に従い、他の宿泊客に迷惑をかけないことが基本です。
共有スペースでは
ロビーやエレベーター、廊下などの共有部分は、キャリーバッグに入れて移動しましょう。
施設内での規約やペットが入室できる場所などはチェックインの際に確認しておきます。
お部屋では
キャリーから出す時には、必ずドアや窓が閉まっていることを確かめましょう。
最初にトイレや爪とぎ猫用ベッドなど、身の回りのものをセットして猫ちゃんを安心させてあげます。
ベッドには持参した専用シーツをかぶせるなどして、直接、猫ちゃんが乗らないような配慮が必要です。出発の際には、コロコロクリーナーやガムテープである程度の抜け毛対策を。消臭スプレーも使えば完璧ですね。
ペットの排泄物は持ち帰りが原則。万が一、部屋を汚したり、何かを破損した場合はフロントに申告します。
せっかくペット連れで泊まれる施設なのですから、誰もが気持ちよく宿泊できるように、宿泊客側として最低限の配慮はしたいですね。
旅行は猫ちゃんの適性を見極めて
旅行中は、移動中の健康状態や宿泊先でのマナーなど注意すべきことが多々ありますが、それでも愛猫を家族の一員として連れて行けて、宿泊先で一緒にのんびり過ごすことができるのはとても嬉しいですよね。
コタロウも宿泊先では、家族全員が集まって構ってくれるので終始ご機嫌でした。留守中の心配をしないで出かけられたのも良かったです。
環境の変化や車での移動が苦手な子は無理かもしれませんが、猫ちゃんの性格によっては大丈夫なこともあります。猫ちゃんの適性をよく見極め、準備をしっかりとした上で、旅行にチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか。
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猫名前りゆうたろオス。トイレどら猫