猫が喜ぶ撫でる場所6箇所。ポイントを押さえればうっとり!

あなたは猫が喜ぶ撫でる場所を知っていますか。この場所をつかんで撫でると猫が大喜びするでしょう。

猫によって喜ぶ場所が違うとか、撫でる場所によって猫の喜び方が違ってきます。

きちんと撫でる場所を知って、猫もあなたもうれしいきもちになりましょう。

撫でる強さは、優しく1,2,3

猫を撫でる時の力の強さですが、やさしく!が一番大切です。

人間は整体やマッサージ等を受けた時、「痛気持ちいい」と表現したりしますが、猫に「痛気持ちいい」はありません。

「痛い」か「気持ちいい」だけなのです。自分の感覚をいったん頭から取り払って猫の気持ちいいを追求しましょう。

まず撫でる強さですが目安としては、猫の頭の頭頂部、てっぺんに指を置1,2,3と数えます。そして、1,2,3と3秒かけて押します。最後に1,2,3と数えがら指を離します。

この位の優しいタッチが猫には気持ちよいのです。急に場所にさわって急にやめるのでなく3秒ごとの余裕を持って、撫でてあげましょう。

人間も急に撫でられてはい、終わりでは気持ち悪いですよね。

猫の手が届かない、首の周辺の撫で方

猫は全身がしなやかな筋肉で覆われていて、その抜群の運動神経や体の柔らかさで、どんな体操選手でも、ヨガの達人でも出来ないだろう、というポーズで全身を綺麗になめる事ができます。

しかし、そんな猫にも自分では物足りない場所があります。

首はさすがに舌が届きません。しかも首を動かしてあちこちを手入れしているのですからこっているはずです。

ノミやダニよけのお薬も猫が舐められないように後頭部や肩甲骨にたらしますよね。首のラインの後頭部や肩甲骨はさすがの猫でもなかなか手入れがいかないところです。

猫の肩甲骨の間に指を入れて、皮と骨を優しくはがすように撫でてあげてください。人間の肩甲骨のコリをほぐすのと同じ感じです。

首筋も同じです。両手を使い、両側から外から中、中から外側にくるくると指で優しく撫でると「かゆい所に手が届く~」といった感じでうっとりします。

首の真ん中を指で挟んで、軽くもんであげるのも効果的です。

手の届かない場所PART2!耳の後ろの撫で方

耳の後ろもなかなか手が届きません。

後足で耳の周辺を蹴りけりしているのをみかけませんか?耳の後ろの三角の底辺あたりを優しく、軽くつまむように撫でてあげましょう。

耳の中側は人間の爪で猫の粘膜を傷つけることがあります。中側のお掃除は綿棒などで行ってくださいね。

前足・後足、それぞれの肉球の撫で方

前足、後足は撫でるポイントは同じです。人間のリンパが通るところをほぐすイメージです。

前足…リンパを通してあげましょう。肉球には疲労回復効果も!

人間の脇にあたる部分です。手を差し込んでみると意外と深いことがわかります。

手をすりいれて、すり上げてください。両方一度に行ってもいいですし、猫の体勢によっては片方ずつでもOKです。

できれば、左右どちらとも撫でてあげてください。

そして、前足の肉球ですが、人間でいう手のひらの部分と指に当たる部分の隙間から手のひら肉球に向けて優しく押すように撫でてあげましょう。

この場所は猫のスタミナ不足を解消し、疲労をとってくれます。

ちなみに、猫の肉球は本当にプニプニしていて気持ちいいですよね。なんと、猫の肉球はコラーゲンでできています。

いつまでも触っていたくなるほど気持ちいいわけですよね。

後足…リンパを通してあげましょう。肉球にはダイエット効果も!

後足の撫でる場所は内股、つまりコマネチゾーンです。

前足と同様手をすりいれて、すり上げてください。左右どちらにも行うことも同じです。

後足の肉球ですが撫で方は前足と同じです。

後足の手のひら肉球は代謝をよくしてくれます。ダイエットが必要な猫ちゃんは特にここを撫でると活動モードのスイッチが入るので、おすすめです。

ただし、ぐっすり寝込んでいるような時にこのスイッチを入れると迷惑がられるので気をつけて空気を読んで撫でてあげてください。

後足の肉球の右から数えて4つ目は膀胱に関係しているようです。おしっこが調子悪いお年寄り猫などに優しく撫でてあげてください。

しかしこれで病気が解決するわけではないので、調子が悪そうならまず動物病院で診てもらってくださいね。

前足、後足ともに肉球に触ることに、猫が気持ちよさを覚えると、爪切りが楽になります。

日ごろから撫でてあげて慣れてもらうといいですね。

目指すは美魔猫?顔のお手入れ&撫で方

猫の顔は前足を舐めてそして、顔を洗います。毛繕いの時舌が届かないからです。

ちなみに「猫が顔を洗うと雨が降る」という俗説を聞いたことはないでしょうか?猫好きの方ならすぐに違うとわかりますよね。我が家の猫は毎日顔を洗います。ですがだからといって毎日雨ではもちろんありません。

猫の顔ですが、もちろん飼い主さんの手でもいいと思いますが、柔らかめのハブラシで鼻筋やホッペタをこすってみてあげてください。

ハブラシの少しざらざらした感触が子猫の頃に母猫に舐められた経験を思い出すのでしょう、とても喜ぶ猫ちゃんもいます。

しかしまだおうちに迎えたばっかりの猫ちゃんだったら、ハブラシそのものにびっくりしてしまうかもしれませんので、時期を見て行ってあげてください。

口周りですが、せっせと毛繕いをするので舌はかなり疲れています。ホッペタをほぐしてあげたいですね。

猫の耳の下位から口元に向かってらせんを描くようにくるくると撫でてあげてください。顔というよりは場所としては首になるかもしれませんがこの時、口元から下の甲状腺の部分も同じようにくるくる撫でてあげてください。

リンパが通るので気持ちいいのはもちろんですが、猫ちゃんの普段の甲状腺の様子の手の感触を覚えておくと、異変があったときにすぐ気が着くことができるからです。

背中の撫で方そして猫が大好きな背骨ほぐし

背中は毛なみにそって優しく手のひらを滑らせて下さい。

もう一歩上級コースにチャレンジしてみたい飼い主さんには背骨を上から(頭から背中にかけて撫でてみるとこつんとぶつかる場所があります)順番に一関節ずつ二回くらいくるくると指でなでてください。

人間より背骨の数が多いので少々大変ですが背中を丸めていた猫ちゃんも「もっともっと」と背中をグイーンとそらせるほどです。

よく慣れた猫ちゃんにおすすめ。お腹の撫で方

よく慣れた猫ちゃんならお腹まるだし(いわゆるへそ天ですね)の時にお勧めです。まだそれほど慣れていない猫ちゃんにもうつぶせのままお腹をさわるといいと思います。

お腹を無理のないように優しく撫でましょう。毛並みに沿ったり、少し逆なでするのもお勧めです。

もし、便秘気味の猫ちゃんなら、特に左側ですが下腹部にコリコリというふくらみが感じられたら便がたまっている合図です。平仮名の「の」の字を描くように撫でてあげて便通を促してあげることができます。

お腹を撫でる時に、胸や、乳首の周辺も撫でて猫ちゃんのいつもの様子を知っておきましょう。甲状腺の時と同じでしこりのしこりの早期発見につながるからです。

猫は抜群の運動神経で、その体はしなやかな筋肉で覆われています。

のびーっと伸びて疲労やコリ等とは無縁の様ですが、撫でる場所によって気持ちがよくなり喜んでくれます。

あなたのねこちゃんはどの場所を一番喜ぶでしょうか。様々な場所をトライしてみて下さいね。

猫の喜ぶ撫でる場所をしって猫も飼い主さんもリラックス!

猫を撫でて喜んでくれたら、お返しにあなたの手をぺろぺろと舐めたり、ゴロゴロ喉を鳴らし、感謝の気持ちがこもった目で見つめてくれるでしょう。

撫でる場所を知っておけば、猫もあなたもお互いにうれしくなります。

撫でることで普段の猫ちゃんの体の状態が把握できます。しこり、腫れなどにも早く気がつくことができます。飼い主さんの安心にもつながりますよね。

多頭で飼われていいる飼い主さんは、猫同士舐めあっているのを観察して参考に(特に頭や顔のグルーミング)するのもいいですね。

肉球に慣れていると爪切りも猫ちゃんの負担も飼い主さんの負担も軽くなります。

頻繁に撫でていると季節の変わり目の毛の抜け変えシーズンのことブラッシングもムーズにできるようになります。

ぜひぜひ日常的に撫でてしっかりスキンシップをはかってくださいね。あなたの猫ちゃんとあなたの関係がますます良くなることをお祈りしています。

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