日本初の移動型譲渡会!幸せの黄色い車で保護猫をお迎えする

猫の保護と譲渡活動をしているNPO法人「東京キャットガーディアン」が日本初の移動譲渡会「幸せの黄色い車」を始動させているいのをご存知ですか?

譲渡会に向かえない里親希望の方や、保護猫を里親として迎え入れる制度を知らない方のために、保護猫を乗せた車が商業施設に出向いて自ら譲渡会を行うという画期的な譲渡活動です。

今回は日本初となる移動譲渡会乗車、幸せの黄色い車についてご紹介しましょう。これから保護猫を受け入れたいと考えている里親希望の方も、猫を飼おうか悩んでいる方も、ペットショップの猫を購入しようとしている方も、ぜひご覧ください。

日本初の移動譲渡会場「幸せの黄色い車」とは

東京に拠点を置くNPO法人「東京キャットガーディアン」は、保護猫の避難所と譲渡会場を併せ持つ保護猫カフェを開設したり、保護猫と共に暮らせる「猫付きマンション」や「猫シェアハウス」などの新事業を考案した、保護猫団体です。

そんな東京キャットガーディアンが新しく挑んだ事業が、この「幸せの黄色い車」です。いったいどのような仕組みで、どのように譲渡を行うのでしょうか?

幸せの黄色い車の仕組み

幸せの黄色い車は、保護猫を乗せてヒトが集まる商業施設を訪れて譲渡会を開催する、日本初の移動型譲渡会です。

人目を引く明るい黄色のボディが特徴の2トントラック。このトラックの荷台部分に保護猫ちゃんたちが入っています。

このように荷台部分は45センチ四方ほどのスペースが32個設けられており、車の外からガラス越しに保護猫ちゃんたちと対面できる仕組みとなっています。

移動中はシャッターが閉まっており猫ちゃんたちが外の景色が見て怖がらないように工夫されています。会場につくと両横のウィンドウが開き猫ちゃんの姿を見られますが、猫ちゃんたちには外の音や知らない音が聞こえない作りになっているそうです。

音に敏感な猫ちゃんたちのことを考えられた設計となっているほか、照明も控えめにされており各スペースには換気のための通風口が用意され車内エアコンによって猫にとって過ごしやすい室温に保たれているそうです。

移動譲渡会場車の写真
(出典:日本初!!幸せの黄色い車~移動譲渡会場車~ 開催決定! | NPO法人東京キャットガーディアン〜子猫の里親募集〜 より)

このように外から猫ちゃんの様子をみれます。とっても素敵ですね。

気に入った猫ちゃんや気になった猫ちゃんが見つかれば里親として迎え入れることも可能です。運命の猫ちゃんを探している方は、ぜひ幸せの黄色い車を覗いてみてはいかがでしょうか?

幸せの黄色い車で猫を譲渡してもらうには

猫の里親になるためには、里親になれるかの面談が必要になります。

猫を引き取りたいだけなのに面談なんて面倒と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、猫を飼うというのはそんな気軽にできるものではありません。

猫は物ではありませんから、毎日お世話をしないといけませんし、病気になればお金をかけて治療をしないといけません。飽きたからといって無責任に捨てたり、家から追い出すなんてことはあってはならないことです。

さらに、猫を飼うには餌代や猫砂を始めとした生活代、病気や怪我をしたときの治療代などもかかってきます。それらをまかなえる経済力があるのか?この人たちは最後まで猫を幸せにしてくれるのか?虐待をして殺すようなひどい人間ではないのか?

それを見極めるためにも面談は大変重要なものとなってきます。つらい人生を歩んできた猫達が少しでも幸せになれるようにという願いのためにも、面談には快く応じましょう。

この幸せの黄色い車での譲渡を希望する場合は、事前に申し込みを行い譲渡面談を予約する必要があります。

公式サイト:https://tokyocatguardian.org/yellow_car/

こちらがこれから譲渡会が予定されている会場と里親面談の申し込みページとなっています。里親になりたいと思う方はぜひ面談の申し込みしましょう。

また、里親になるかまだ迷っているという方は、会場に足を運び猫ちゃんを見ることは可能です。

もし見学をしているときに気に入った子が見つかれば、後日に里親面談を受けられますので、お近くに幸せの黄色い車が来るという方は、ぜひ気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか?

また、移動譲渡会で里親制度に興味を持った方は、東京キャットガーディアンが運営する保護猫カフェ「大塚シェルター」に申し込んでみましょう。たくさんの猫達が幸せになれる日を待っていますよ。

東京キャットガーディアン公式サイト:https://tokyocatguardian.org/open_shelter/otsuka.html

幸せの黄色い車が猫とヒトの幸せをつなぐ

従来の「里親希望者が猫のいる場所に行く」という概念を覆し「保護猫自らが人々の元に行く」という、新しい譲渡スタイルを生み出した東京キャットガーディアンのアイディアには驚くばかりです。

猫好きにとって保護猫という存在は浸透してきてはいますが、猫をよく知らない方たちには「猫はペットショップで購入する」という選択肢しか思いつかない方も多くいらっしゃいます。

これからさき、移動譲渡会という制度がもっと浸透して少しでも多くのヒトに保護猫の里親になるという選択肢を知ってもらえれば、殺処分をされる猫達を減らすことに繫がります。

幸せの黄色い車が猫を幸せにするだけではなく、猫と運命的な出会いを果たしたいと願っているヒトにも幸せを運んでくれることを願っています。

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