猫のケージ飼いはあり?猫のストレスを最大限に減らすための方法

みなさんは愛猫を普段どんな形で飼っていますか?今はケージで飼っている方もおられるんじゃないでしょうか。

昔は猫といえば放し飼いする家庭が多かったですよね(わたしの子どもの頃はそうでした。昭和の時代背景ですね)。

最近は外に出されている猫はあまり見かけませんが、それでもたま~に外猫ちゃんに遭遇することもありますね。

そもそも、猫はどんな飼い方をするのがベストなんでしょうか。色んなパターンからそれぞれの特徴について考えてみましょう。

ケージでも放し飼いでもそれぞれの飼いかたに危険はある

猫の飼い方で大きく分けてみると、下の3つになります。それぞれの危険パターンについて挙げていきますね。

ケージで飼う場合の危険パターン

1.ストレスが溜まってしまう
やはりケージ飼いをする上で1番心配なのが、ストレス面ですよね。これをちゃんとケアしてあげられるかどうかが猫にとって大きなポイントになります。
2.運動不足になりやすくなってしまう
どうしてもケージの中にいると、運動が不足してしまいます。これを解消するためには、長時間ケージの中に入れることはオススメしません。

これについては下見出しで詳しく説明しますね。

放し飼いにする場合の危険パターン

1.事故にあったり猫同士で喧嘩をして負傷してしまうことがある
外に出れば、猫にとっての危険がたくさんあります。車に牽かれてしまう猫もいますし、猫同士で喧嘩をしてやられてしまうことも(普段家の中にいるわけですから、あまり戦い慣れていないかもしれません)。
2.病気に感染してしまう
外に出て野良猫などと接触することで、猫の怖い病気に感染してしまうことがあります。病気に感染するのは一瞬ですが、それを治すのにはとても長い期間が必要になってしまいます。
3.行方不明になってしまう
外に出た嬉しさから遠くに行きすぎて、家に帰ろうとしても帰り道が分からなくなってしまったりすることがあります。自分では帰れたとしても他の人間に拾われてしまったり、最悪のケースでは保健所に連れていかれてしまうこともあり得るのです。

室内(ケージなし)で飼う場合の危険パターン

1.異物を食べてしまうことがある
家の中でも、猫にとっての危険要素はたくさんあります。ナイロンを食べてしまったり、他にも猫は食べてはいけないものをたべてしまうことがありますよね(うちのニセ蔵も知らないうちにナイロンを食べてしまう、困ったパターンです)。
2.お風呂やキッチン回りなども危険
お風呂に張ってある水やキッチンの家電製品なども危ないです。猫は入ってはいけない場所が自分では分からないので、入れないようにしておく必要があるのです。特にまだ若いやんちゃ猫の場合、なんでもやってみるのがモットーになりますから飼い主がちゃんと注意してあげてくださいね。

ケージを上手く使うことでお互いの悩みを解消しよう

このようにして見てみると、3つの飼い方どれをとっても危険パターンはあるということが分かりますね。

「猫のケージ飼いはありなのか?」この問いに対して私の結論で言わせてもらうと、ありです。

ただし、長時間ケージに入れておいたりするのはダメだと考えています。あくまでケージは猫を飼うためのサポートとして使うべきだということを、念頭に置いておきましょう。

猫と暮らしていく上でどうしても困った悩みなどがある場合に、ケージを上手く活用することができます。

多頭飼いしている場合、風邪などの感染予防のために

猫を飼っていて新しく猫がやってきた場合には、お互いが慣れるまで新しい猫をケージに入れることができます(この時、先住猫をケージに入れてはいけませんよ)。

また、猫風邪などを引いていたりして、他の猫への感染を防ぐためにもケージを使うことができますね。

引っ越しなどで猫がストレスを感じている時

猫は家になつくというように、住んでいる空間が変わることに大きなストレスを感じるものです。

まずはケージの中に入れることで、自分だけの邪魔されない空間を与えて安心させてあげましょう。

こうすることで引っ越し先の新居に傷を付けたりすることも避けられます。

飼い主にとっても愛猫にとっても、不要なストレスを受けないようにすることができますね。

外に出てしまわないようにするために

猫は外に出たがる性格が多く、スキがあれば飼い主の足の間をすり抜けて風のように行ってしまうことがあります。

1度出るとなかなか捕まらないし、飼い主は大変なんですよね。それを未然に防ぐためにケージを使いましょう。

突然家に配送業者さんが来た場合でも、まず1番にケージに猫を入れることで安心して玄関で対応ができますね。

お客さんに怪我をさせてしまわないために

飼い主なら猫の対応は分かるけど、たまに家にやってくるお客さんはそこまで詳しくないですよね。

ちょっと猫を触ったときなど、いきなり爪を立てたりしてしまうかもしれません。万が一お客さんに怪我をさせてしまったり、持ち物に傷を入れてしまったりしたら大事です。

そうならないために、お客さんが来るときにはケージに入れておきましょう。猫としても自分のテリトリーを守れるので安心できます。

どこにでもオシッコをしてしまう時に

猫は安心できる場所にオシッコをしてしまうことがあります。

これを1度やり始めると癖になってしまうのですが、それを防ぐのにケージはとても役に立ってくれます。

うちには〈ニセ蔵〉と〈先生〉が暮らしていますが、ニセ蔵はケージを使っています。

猫のケージ飼い 10171

もともとはケージを使ってはいなかったんですが、実は飼いはじめてから何年も猫のオシッコ被害に悩まれていまして(苦笑)

あの臭いって本当に本っ当に臭いんですよね……あの頃はいわゆる、スプレー(マーキング)をしていたのではないかと思っています。

ちゃんと去勢もしていたんですけどね。

二匹いることもあって叱るにしてもどちらを?となるし、ほとほと困り果てていました。そんな時に夫婦で目撃してしまった衝撃の光景……

その時ちょうど玄関にゴミに出すための布団を置いていたんですが、私たちの目の前でそれに向かって「ピシャアーーー!」と、それはそれはすごい勢いで吹き掛けてくれました(本当にスプレーのようでした)。

それで犯人はニセ蔵だったんだと確信。翌日旦那がすぐに新しいケージを買ってきてくれました。

そこから今に至ります。最初はちょっと嫌がったニセ蔵でしたが、少しずつですが次第に慣れてきました。今ではケージに自分から入るようになったほどです。

ケージに入れるのは私たちが外出している時と、ご飯をあげる時と、夜寝ている時だけです。

猫のケージ飼い 10172

ニセ蔵は食べるのがすごく早いこともあって先生のご飯をいつも奪ってしまうので、ケージの中で食べることで食べ過ぎを防ぐことができています。

ケージというのは猫にとって安心できるスペースでもあるので、普段でも勝手に中に入っていますねぇ。

特に先生はこのケージが好きみたいで、よく入っていて取り合いみたいになることもあります。

猫のケージ飼い10173

自分にもケージみたいなほんわか空間が欲しいのかしら。まぁ、先生はオシッコ失敗したりしないからケージは必要ないんですけどね。

ケージが空いていない時は、先生は自分のリラックスできる場所をうまく見つけています。猫のうっとりした顔を見てると、こちらもほっこりした気持ちになりますね。

ニセ蔵は、あれから全くオシッコを失敗しなくなりました。飼い主もとっても平和だし、ニセ蔵と先生にとっても平穏な日々がやってきたわけです。

上手にケージを使って猫のストレスをなくすために

ケージで猫を飼うなら、ストレスを減らしてあげるために飼い主が気を付けるべきことがいくつかあります。

トイレはいつも綺麗な状態を保ちましょう

猫はとても綺麗好きな生き物です。ケージの中にいるのに、その中にあるトイレが汚い状態だとストレスが溜まってしまいますよね。

トイレをする度に毎回掃除をするのは大変ですが、砂やトイレ本体を汚れにくいものにすると汚れが全然違います。

ケージの中に置くなら、掃除もしやすくてスペースをあまり取らないフタの付いていないタイプがいいですね。

オシッコをしても臭わないタイプの猫砂を選びましょう。うちで長年愛用しているのは、〈あまえんぼ〉です。

猫のケージ飼い10174

この猫砂は掃除の時にもしっかりと固まるし、臭いもすごく抑えてくれるのでとても優秀なんです。猫のオシッコって臭ってしまうとかなりキツイですからね。

時間を決めて、いつも同じタイミングでケージを使うようにする

毎日同じ時間帯にケージに入れるようにすることで、愛猫はそのスタイルに自然と慣れてくるようになります。

ケージに入るのが当たり前という気持ちになると、飼い主も猫もとても楽です。

新鮮なお水を入れてあげる

猫はお水をたくさん飲む生き物です。いつでも綺麗なお水が飲めるように、水が汚れていないかなどを常にチェックしておきましょう。

ご飯(カリカリなど)が水に入ってふやけてしまうと、水が飲めなくなってしまうので注意です。

直射日光が当たらないようにする

お出かけの時にケージに入れる場合には特に、直射日光が当たらない場所かきちんと確認しておきましょう。

時間ごとに日差しの差し込む場所も変わりますから、そこが大丈夫な場所かをきちんと知っておいてくださいね。

お気に入りのアイテムをケージの中に入れてあげる

愛猫が安心できるものをケージ内に入れてあげましょう。

猫専用のベッドでもいいし、段ボールの中にブランケットを入れたり、ブランケットのみでもオッケーです。

爪研ぎやお気に入りのオモチャなどがあれば、それも一緒に入れてあげてください。ケージの中がリラックスできるまったり空間になるようにしてあげましょう。

ケージの中に愛猫がいるときには決して驚かせたりせず、「ここは安心できる場所なんだ」ということが感じられるようにしてあげてください。

長時間ケージに入れないようにしましょう

ケージに入れる時間はあまり長くなりすぎないようにしてくださいね。長くて5時間くらいですね。

5時間以上かかるという場合には、2階以上のケージを選ぶことをオススメします。上下にジャンプすることでケージの中でも運動することができるからです。

それが難しいなら、ケージではなく部屋を1つ開けてあげるようにしてください。

そしてお出かけから帰って来た時には、しっかりと愛猫とのコミュニケーションを取るようにしましょう。

ケージの中でお留守番できた愛猫をしっかりと褒めてあげてくださいね。

猫と飼い主両方にとって楽しい暮らし方をしよう

やはり根底にあるのは、愛猫と飼い主どちらもがストレスのない暮らしをするためにケージを利用するということです。

ケージを猫の生活に上手に取り入れるすることで、より良い暮らしができたらうれしいですね。

愛猫のストレスのケアをしっかりとしてあげることで、メリハリのある楽しい生活をおくれますように。

みんなのコメント

  • ブラックスモークペルシャ猫・イケメン より:

    なぜ猫をゲージ飼いするんですか。そもそも猫虐めです。可哀そうだから猫を飼うな。幸い・ブラックスモークペルシャ猫イケメンは、環境のいい場所に住んでいるから、家、外、自由気ままに暮らしています。仕事ネズミ捕り。喧嘩日常茶飯事。愛を求めて、彼女猫求めてH外泊。これが本来猫の飼い方かなと思います。外飼いができない人は猫を飼うな。

    • ?? より:

      外に出せばご近所が迷惑しますよ。
      猫エイズ、白血病などの感染症はどうするんですか?ゲージ飼いはありえないと思いますが、あなたの意見もどうかとおもいます。

  • プーちゃん より:

    うちには一匹猫がいます、日本は 2年後に オリンピックに 向けて着々と準備進められている中で 本当に猫が好きで可愛いのなら 家の中で 飼うのが いいのですが、人間と猫は 本質的に違うので
    ストレスが たまります 家の中で飼うには やっぱり去勢や避妊をするできでしょうか。

  • チビタ より:

    こんにちは🐱私は猫が大好きな還暦おばちゃんです。今家に1人でなく1匹居ます。産まれて来た孫が猫アレルギーで大変です。
    孫が来る時は大掃除してます。
    今では3段ゲージに入れて生活してますが。複雑な気持ちです。
    少し日が当たる部屋ですが。

あなたの一言もどうぞ

ページトップへ