猫の正しい持ち方。猫にストレスや負担をかけず、安心してもらう方法

普段、何気なく愛猫を抱っこしているかもしれませんが、その持ち方は猫にとって果たしてどんな感じなのでしょうか。

やだやだと嫌がられたり、「また抱っこ?」と身構えられていたりしませんか?

もしダラーンと身をゆだねてくれているようでも、もしかしたら猫の身体に負担になっているかも、またストレスになっているかもしれません。

愛猫に安心してもらえるように、正しい猫の持ち方をマスターしましょう。

猫の身体はやわらかいから持ちにくい?

猫というのは身体がとてもやわらかい生き物なので、どちらかというと持ちにくいこともあるかもしれません。

基本的に猫の方が持ち上げることを嫌がったり拒否する場合には、かなり持ちにくくなります。

もちろん猫が嫌がるのに無理矢理持ち上げたりしてはいけませんが、どうしても持ち上げないといけない時もありますよね。

例えば動物病院に行くときなどは猫が嫌がっても抱き上げないとケージに入れられませんし、爪切りをする時にも抱っこは欠かせません。

猫の写真
/やさしくしてね…\

普段から持ち上げられることが嫌いな猫もいますが、たまにでもいいので人間に持ち上げられることに慣らしておくと、いざという時に困りませんよ。

そして何よりスキンシップをとりたい飼い主さんなら、「たくさん抱っこしたい」と思いますよね。

猫に「やっ!」と嫌がられないようにするには、こちらが気持ちよく、安心できる持ち方をしてあげましょう。

よく見る、よくしてしまいがちな猫の持ち方は正しい?

猫を家で飼っているなら、仲良しならばほぼ毎日抱っこをすることになるでしょう(むしろ毎日抱っこをしてあげてほしいなと個人的に思います)。

毎日のことなので、もし猫にとってストレスのかかる持ち方をしていたとしたら、ちょっとかわいそうになってしまいますよね。

少しの積み重ねであってもそれが毎日続くと、大きなストレスになってしまいかねないので、ここは飼い主として気を付けてあげたいところ。

なるべく猫にとってストレスのかからない持ち方をしてあげたいものです。

猫の持ち方には色んな方法がありますが、それぞれ実際のところ猫はどう感じているのか?

今一度詳しく考えていきましょう。

首根っこをつかむ持ち方ってどうなの?

昔から〈猫と言えば首根っこをつかんで持ち上げる〉というイメージが定着していますが、これはどうなんでしょう。

これは基本的に親猫が子猫を運んだり、移動させたりする時にする行動ですよね。

親猫は同じ猫である子猫をどのように持ったらいいのか、その力加減などももちろん理解しています。

でも人間の場合はそんな力加減などは分からないでしょう。そもそもこの〈首根っこをつかんで持つ〉というやり方は、子猫に対してだけ行うべきものです。

なぜなら、成長して大人になった猫にこれをやってしまうと体重が重たくなっている分、首に対する負担が大きくなってしまうからなんです。

さらに筋肉に悪影響を及ぼしてしまったり、持つ場所を間違えると首がしまってしまうこともあるので危険です。

さらに持たれた時に痛みも感じてしまうようなので、もしその持ち方をどうしてもしないといけない場面になったら、必ず反対の手で体を持つようにして支えてあげましょう。

脇に手を入れる持ち方ってどうなの?

猫の脇に手を入れて持ち上げる方法は、猫にとってどうなのでしょうか?

脇の下を持つことで猫にとってストレスがなく、自然と持ち上げられるので体重が重たい猫にも向いている共通の持ち方だと言えますね。

持ち方は優しくすべるような手つきで行うことがポイントになります。

下の〈正しい抱き方〉の項目で詳しく説明していきますね。

お腹部分を出さない持ち方をすると猫は安心します

猫にとって、お腹の部分は急所です。一番柔らかくて弱い部分なので、基本的にお腹をさらすことを嫌います。

猫の持ち方説明写真1

うちではたまに子どもが愛猫の〈ニセ蔵〉に猫おどりをさせています……お腹部分が丸見えですよね。

いつも短時間で済むのでニセ蔵も「またか……」って感じでちょっと嫌がりながらも許してくれてます。

でも、猫がかなり気を許していないとこの持ち方はさせてくれませんし、極力やらないほうがいいでしょう(うちも回数を減らしていかないとダメですね)。

順序ごとに写真で説明!猫が安心する正しい持ち方

それでは、実際にうちでやっている猫の正しい持ち方をご紹介します。

1.まず最初に猫がリラックスしている状態であることを確かめます。

2.猫のリラックスが確認できたら、猫の脇の下に右腕を入れましょう。左腕はしっぽの上あたりに添えるようにします。

猫の持ち方説明写真2

3.そのまま猫を持ち上げます。この時に右腕で猫の上半身を丸ごと持ち上げながら、左腕でおしりを下に入れ込む形で人間の体にグイッと寄せます。

猫の持ち方説明写真3

4.そのまま猫がコロンとした形になり、人間は座っている状態になります。この持ち方をするときには人間側が最初から座っている方がやりやすいでしょう。

猫の持ち方説明写真4

この持ち方から抱っこに移行する場合、うちのニセ蔵は(ちなみに抱っこされるのが大好きな猫です)人間の腕の中に顔をうずめるんですよね。

猫の持ち方説明写真5

そのまま腕の間から顔を出すんですが、反対に回ると顔が見えます。抱っこしている本人からは残念ながら見えないんですけれどね。

リラックスした表情で、とってもかわいいですよ。

猫の持ち方・上級編

うちのニセ蔵は人間に抱っこしてもらうことが好きなので、「抱っこして~」とルンルンで寄ってきてくれた時専用の持ち方があります。

この時、人間側にはお決まりの体制があります。それは壁に背中を付けて床に座っておくこと、それだけです。

1.猫が寄ってきたらそのまま猫と向き合った状態で、猫の脇に両手を入れ込みます。

2.そのままグイッと持ち上げて、自分の膝の上に滑り込ませるだけ。これで極上抱っこスタイルの完成です。

こうすることで猫との一体感がものすごく味わえるんですよね。

猫の持ち方説明写真6

至福の時です(家族の中でも唯一私しかやっていませんが)。

ただし、これは抱き上げられたり抱っこされたりするのが大好きな猫ちゃん専用です。

ニセ蔵でもかなり甘えたい時でないと、嫌がられてしまうと思います。

それと、猫の体重がかなりある場合は腰に気を付けてください。ニセ蔵も7.2キロあるので重たいですが……愛のために頑張っています。

抱っこOKのタイミングと、NGのタイミング

猫を抱っこする前に「おいで~」とか、「抱っこしてもいいかな~?」など声を掛けながら抱き上げるのは良いことです。

しかし、〈猫に嫌がられないかな……〉〈ガリッとされないかな……〉などと心配しながらおそるおそる抱き上げると、どうでしょう。

人間の不安な気持ちが猫にまで伝わってしまうかもしれません。猫というのは、人間側が思っているよりも意外と人間界の空気を感じ取っているものなんです。

うちでも、人間同士の喧嘩や子どもにガミガミ言ったりしている時は(見苦しくてごめんなさい)、猫の耳がパタンと倒れていたりして警戒の表情になることがあるんですよね。

それと、1匹の猫がテーブルに乗ったときに怒られたりした時には、もう1匹の猫も様子を伺っていたりしますよね。

やっぱり猫も不穏な空気は感じ取れるんです。

だから、猫を抱き抱える時にはゆったりとリラックスした気持ちになるようにしましょう。

猫を持ち上げたら、しばらくそのままの状態を維持するのではなく、流れのままに抱き抱えてあげるようにすると猫も安心できますね。

ナデナデしてから持ち上げるようにする

やっぱり、いきなり猫を持ち上げると多少なりとも驚いてしまいます。

持ち上げる前にしばらくナデナデしたりして、しっかりとコミュニケーションを取っておくと猫も持ち上げられてもそれほど嫌がらないでしょう。

猫から〈ゴロゴロ……〉と喉を鳴らしてきてくれたり、うっとりとしたかわいい表情を見せてくれたらそれはOKサインですね。

猫を持ち上げてはいけない時もある

当然のことですが、猫がスヤスヤと寝ている時にはいきなり持ち上げてはいけません。

寝ている猫の写真
/すやすや…\

それどろか寝ている所にスキンシップをするのも良くないです。

人間でも、寝ている時に触られたりしたら不快に感じますよね。猫も同じように、睡眠を邪魔されると嫌な気持ちになります。

猫が寝ている時には、そのままそっとしておいてあげるようにしましょう。

どうしても寝ている猫を持ち上げないといけないという時には、近くで何か物音を起こして起こすようにするといいですね。

ここでのポイントは、〈せっかく寝ていたのに、抱き上げられて起こされてしまった〉というイメージを猫に植え付けないことです。

1度悪いイメージが付いてしまうと、それ以降人間から抱き上げられることや、抱っこされることをも嫌がるようになってしまうかもしれません。

そうならないように、日頃から注意してくださいね。

この他にも、

  • モグモグご飯を食べているとき
  • 楽しく遊んでいる時
  • グルーミングをしている時

には、持ち上げたりせずに今の行動が終わるのをちょっと待ってあげてくださいね。

ストレスのない猫の持ち方をして、安心できるふれあいをしよう

普段何気なくしている猫の持ち方だけど、意外にも色んなパターンがあることが分かりました。

それぞれ猫にとって好きな持ち方や抱き方もあることでしょう。猫によって性格も全く違うので、猫が気に入る持ち方をマスターしておくと安心できますね。

猫にとってストレスがなく、さらに人間にとってもお互いがリラックスできる持ち方をしていけますように。

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