あなたは、愛猫と毎日会話をしていますか?ごはんの時や甘えたい時など、猫はいつもあなたにかわいらしく「ニャー」と語りかけてくれることでしょう。
猫の気持ちはジェスチャーでもある程度は読み取ることができますし、それだけでもそれほど支障は感じられないかもしれません。しかし、実は猫と会話ができるというアニマルコミュニケーションという方法があるのです。
アニマルコミュニケーションとは何なのか、そしてこの方法を使うことでどんなメリットが得られるのか…実際にどのようにすれば良いのかも、一緒に考えていきましょう。
この記事の目次
アニマルコミュニケーションってどんなもの?
それでは、早速アニマルコミュニケーションについて詳しく見ていきましょう。家族として毎日接している猫と話ができるとしたら本当にすごいことですが、「そんなこと、実際にできるわけがないでしょう」と考えてしまうかもしれません。
ペットと話ができる、アニマルコミュニケーターの方も日本には存在していますし、そのような専門家にお願いすれば猫の考えていることも分かるようになるでしょう。
しかし、「専門家でないと猫の気持ちが読み取れない」ということはないのです。特別に資格を取った方でなくても、愛する猫との会話を楽しむことができるんです。
たとえ今はこの世から旅立ってしまった猫だとしても、会話することができるというんだから、本当に驚きの内容ですよね。生前猫を心から愛していた飼い主さんなら、これはとても有難いことなのではないでしょうか。
アニマルコミュニケーションは実際には猫と言葉を使って会話をするのではなく、頭の中でテレパシーを用いて会話をする…と考えると分かりやすいですね。
つまり、頭の中に潜んでいる潜在意識の中での会話とでも言いましょうか。飼い主さんと猫との気持ちを繋いでくれる大切な方法になるので、ぜひマスターしたいと思われることでしょう。
猫と会話したいことを、あらかじめまとめておこう
実際にアニマルコミュニケーションを行う前には、「どんなことを猫に聞いてみたいか」、そして「自分のどんな気持ちを猫に伝えたいのか」ということをあらかじめ自分の中でまとめておきましょう。
実際に会話をするときには、簡潔に猫に話しかけた方が分かりやすく、理解してもらいやすくなるからです。毎日一緒に生活している猫ならば、こんな内容の会話ができるかもしれませんね。
- 毎日のごはんには満足してくれているかな?
- うちの子になってくれて、ありがとう。うちに来てくれて良かったと感じてくれている?
- 何か不満に感じていることはないかな?
- 一緒に暮らしている猫(他のペットなど)のことは、どう思っているの?
- どうして夜になったら鳴くのかな?
- 猫のお友達を増やそうかなと思ってるけど、どうかな?
- 私はあなたのことが大好きなの。この気持ちはあなたにちゃんと伝わってる?
アニマルコミュニケーションでは、猫への質問だけでなく自分の気持ちも伝えることができます。このように日頃の猫からの要望を聞いておけば、これから少しずつ改善していくことができますよね。
猫は純粋な生き物なので基本的に欲は持っていないのですが、現時点での純粋な気持ちを教えてもらうようにしましょう。問題行動に困っている場合には、「どうしてこの行動をいつも取るの?」と聞いてみることもできるでしょう。
そして、亡くなってしまった猫と会話をするならどんな内容が思い浮かぶでしょうか。
- 最期に苦しませてしまって、本当にごめんね。私のこと怒っているかな?
- うちの家族になってくれて本当にありがとう
- あなたが居なくなっても、私はあなたのことがずーっと大好きだよ。また生まれ変わってうちに来てくれるのを待っているよ
- いつもお空で何をしているの?
- 何かして欲しいことや伝えたいことはあるかな?何でも言ってね
やはり愛する猫が亡くなってしまうと、「◯◯をした方が良かったのではないかー。」など色々悔やんでしまうものです。後から後悔をして落ち込む場合が多いですが、亡くなった猫とも会話ができるのなら、ぜひそのあたりのことは聞いてみたいですよね。
そして、家族になってくれたことへの感謝や、これからも変わらぬ愛情を注いでいくことを愛する猫に伝えたいですよね。今でも何かして欲しいことはないのか?と猫の胸の内を聞くこともできるでしょう。
アニマルコミュニケーションをすることで得られるメリットとは?
アニマルコミュニケーションを使えば、猫との会話をしたり、猫の気持ちを読み取れるということが分かりました。それでは、実際にこのように猫の気持ちを理解することにはどんなメリットがあるのでしょうか。
- 猫の要望を知ることができる
- 猫に癒されるだけでなく、日々の感謝を伝えることができる
- 猫の問題行動の原因を知れるかもしれない
- 迷子になった時に、「今どこにいるのか」を教えてもらえる
- 飼い主さんがペットロスの深い悲しみから立ち直ることができる
やはり、アニマルコミュニケーションによって猫と会話ができるということで「猫が普段どのように感じているのか」「本当は何をしてほしいと思っているのか」ということを知り、改善していくことができます。
私たち飼い主は日々、ペットである猫の存在に癒してもらっていますが、猫だって癒すばかりでは疲れてしまいますからね。何らかの猫の要望があるなら、こちら側が聞いてあげるべきでしょう。
そして、毎晩夜になると決まって鳴いたり、毎日いたずらをしてしまう猫には「どうしていつもこの行動をするの?」と質問をすることで何かの原因が見つかるかもしれませんね。
さらに猫が家から脱走してしまって迷子になってしまった時ー。この場合、「今僕はここにいるよ」と明確に場所を伝えてくれるわけではないんです。
その時に猫から見える目線が見えたりするので、人間とは視点が異なる分、理解することが少し難しいかもしれません。それが何かのキーワードである場合もあり、少し前の事を時間差で表してくることもあります。
そして、猫が亡くなってしまってペットロスに陥ってしまっている飼い主さんも多くおられることでしょう。
そんな時にも、「どうして亡くなったのかー。」その経緯を教えてくれる場合もありますし、逆にこちらに配慮してその部分は教えてくれず、亡くなってしまった結果だけを示してくれる場合もあるんです。
ペットとして愛された猫はとても深い愛情に満ちていて、いつも飼い主さんのことを愛しているんですね。だから、いつまでも悲しんでいるのではなく、笑顔になってくれるのを待っているんです。
「僕がいないからって、いつまでも泣いていたらだめだよ。僕のためにも元気を出してよ。」このような猫の本当の気持ちを知ることができたなら、飼い主さんの辛い気持ちはどれほど救われることでしょう。
実際にアニマルコミュニケーションを行ってみよう
それでは、ここから実際に猫とのアニマルコミュニケーションを行う過程に入っていきましょう。
基本的にアニマルコミュニケーションを行うためには、上の項目で触れたように「専門家にお願いしてやってもらう」のと「自分で勉強して猫との会話ができるように努力する」という2つの方法があります。それぞれの方法について、詳しく考えてみましょう。
アニマルコミュニケーターにお願いする場合
では、アニマルコミュニケーターに会話をお願いする場合にはどんなパターンがあるのでしょうか。
- アニマルコミュニケーターのサロンに足を運ぶ
- アニマルコミュニケーターの人が自宅まで出張してくれる
- スカイプを利用して、飼い主さんと猫の3者で会話をする
- 猫の写真を先に送っておいて、電話(メールや手紙もあり)にて会話をする
アニマルコミュニケーターの人と会う場合には、猫も一緒に連れていく場合と飼い主さんだけが対面する2つのパターンがあります。猫の性格(人見知り・ストレスを感じやすいなど)によってどちらか選ぶことができるでしょう。
それ以外にもスカイプを使ってリアルタイムで会話をしてもらう方法もあります。
先に猫の写真を送っておいて、後から電話をするというパターン、他にもメールや手紙でのやり取りも同じように行うことができますが、スカイプや電話よりもやり取りに時間がかかるという難点があります。
会話の方法はアニマルコミュニケーターによって色々なやり方があるので、サイトなどで調べておくといいですね。
自分でアニマルコミュニケーションのやり方をマスターする
それでは、次に自分でアニマルコミュニケーションをやってみるという選択肢について考えていきましょう。
動物は人間の言葉を話すことはできませんから、猫と会話をするためにはいつも使っている感覚から別の感覚へと、気持ちを移行させる必要があります。
つまり第六感を発動させるということで、なんだかスピリチュアルのような霊感を感じるかもしれませんが、特別な人でないとできない…というわけではないんですね。訓練次第で、誰でも猫との会話を楽しむことができるんですよ。
具体的な訓練内容はこちらです。
- 自分の考えや気持ちを整理する
- 猫の生態や習性、基礎的な知識を一通り取り入れる
- 自分の奥底に潜んでいる感性を呼び起こして、研ぎ澄ませる
- 人間のチャンネルから動物のチャンネルに切り替える練習をする
- 猫に頭の中で話しかけ、そこから流れてくるメッセージを素直に受けとる
自分でこのように瞑想をすることで、アニマルコミュニケーションの能力を会得することもできますし、プロの方から直接方法を学ぶこともできるでしょう。
一般社団法人が主催している「アニマルコミュニケーション対面講座」というものがあります。他にもさまざまな講座を受けられる施設があるので、ぜひ情報を取り入れてみてくださいね。
アニマルコミュニケーションをする場合に、あらかじめ理解しておきたいこと
アニマルコミュニケーションを依頼するにしても、自分で挑戦してみるにしても、次の事をちゃんと理解しておく必要があります。
- アニマルコミュニケーションは魔法やマジックではないこと
- 猫によってはおしゃべりが苦手で心が開けない場合もある
- 猫から返事が返ってきたとき、すべてが自分にとって良い内容であるわけではない
- 猫の問題行動が必ず無くなる・解決できるわけではない
- 猫との会話の中で、できない約束は絶対にしないようにする
- アニマルコミュニケーションによって猫の病気が治る・回復するというわけではない
- 迷子猫の捜索は引き受けていないコミュニケーターもいる
やはり、アニマルコミュニケーションは万全ではないということです。この方法を取ったからといって、全ての猫との会話が実現するわけではありませんよね。
猫によって飼い主さんと会話をすることが苦手だったり、内向的なタイプももちろん存在するからです。
さらに猫と会話をしたときに、自分が望んでいないマイナス面の返事が帰ってくることももちろんあります。猫も色々な感情を持っているので、日々色んな気持ちを自分でも感じて迷っているのだ…ということを理解しておきましょう。
同じように猫の問題行動についても、アニマルコミュニケーションをすれば必ず解決できるわけではないことを理解しておいてください。
そして、猫との会話が実現すると飼い主さんも嬉しくなってテンションが上がってくることでしょう。だからといって、その時の勢いにまかせてできない約束をしてしまうのは良くありません。
約束をするなら「確実にできる約束」にしておかないと、それが実現できなかった場合裏切られたと猫が感じてしまうことになるからです。
最後に、アニマルコミュニケーションを用いることで猫の病気が改善されたりすることはありません。あくまで「猫の気持ちを教えてもらう・飼い主さんと猫の気持ちの橋渡しをする」手段になることを覚えておきましょう。
さらにアニマルコミュニケーターにお願いする場合、人によっては迷子猫の捜索依頼を受けていないこともあるので、事前に調べてから予約をするようにしてくださいね。
猫の日頃の様子をよく観察しておくことで、さらに気持ちが読み取れるようになります
猫と毎日一緒に生活していれば、その猫特有のサインや行動パターンがきっとあることでしょう。その行動をよく観察していると、「何か訴えたいことがあるのかなぁ」と思えるような行動をしていないでしょうか。
- ごはんの時間になると、いつも呼びにくる(ごはんの時間が近づくと、わざと問題行動を起こす)
- 飼い主さんが帰宅するとすぐに膝に乗ってくる
- お客さんの靴の臭いをよく嗅いでいる
- 夜中にうるさくして、飼い主さんを何度も起こす
- カーペットを噛んだりしてグチャグチャにしてしまう
- すごい勢いでカーテンをよじ登ることがある
- お留守番させた時には、ティッシュを出しまくったりしていたずらする
もしこのような行動を日頃から猫が起こしているなら、何か飼い主さんに伝えたいことがあるのかもしれません。猫の気持ちを読み取るためにも、日頃から猫の行動をよく観察しておくことはとても大事ですね。
アニマルコミュニケーションは猫の気持ちを知るための素晴らしい方法だった
猫が人間の言葉を話すことはできませんが、人間が猫と会話をするためには、アニマルコミュニケーションといって猫と話すためのチャンネルに切り替える…第六感を発動させる必要があります。
この能力を使って猫と会話をするためには、大きく分けて「アニマルコミュニケーターの人にお願いする」のと、「自分で猫の気持ちを読み取る能力を育てていく」という方法があることも分かりましたね。
どちらにしても、愛猫の気持ちを読み取ることができるのは、飼い主としてとっても幸せなことです。日頃から猫の行動を観察しておくことで、猫の気持ちを読み取る練習をしておきましょう。
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猫がほしいです。