愛らしい巻き毛のウラルレックス。性格は甘えん坊の寂しがりや

ウラルレックスという猫の名前。なんだか恐竜みたいに強そうな名前ですが、くるっとまるまったカールが特徴的なかわいらしい猫ちゃんです。

今回は世界でもめずらしいウラルレックスについて、そのルーツや特徴をご紹介します。

ウラルレックスはどこの国が出身?そのルーツとは

ウラルレックスは、1940年代にロシアのエカテリンブルグという大都市の近郊で自然発生したといわれている猫です。

当時は現地の人たちに注目されることもなく、ひっそりと暮らしていました。

1988年にロシアのザレーチヌイ地方で、バイカラーの巻き毛の子猫が生まれました。

バイカラー(Bicolor)とは、二種類の色をもつという意味の単語で、身体の約2分の1~3分の1が白色で、残りの毛にちがう色をもっているので、〇〇&ホワイトとよばれることが多い毛色模様です。

このザレーチヌイで生まれた巻き毛のオス猫「ワシーリー」が、ウラルレックスの元になった猫であるといわれています。注目を集めたワシーリーを、繁殖させようという計画が立てられました。

この二色の巻き毛をもつワシーリーと、黒ぶち模様の猫を交配させることで、1994年に最初の子猫が誕生しました。

交配によってワシーリーの特徴的な巻き毛がきれいにあらわれ、遺伝的な疾患もなかったため、その後も交配が続けられました。

2006年にはドイツのWCF(World Cat Federation)という団体でも登録され、これにより正式にウラルレックスという種類が公認されたというわけです。

戦後に個体数が減少してしまいましたが、今でもモスクワやエカテリンブルグで繁殖が続けられています。

ウラルレックスってどんな猫?見た目と特徴

ウラルレックスを見たとき、まず目を引くのはショートヘアの巻毛です。

このくるんとカールした被毛は手触りもやわらかく、まるでお人形のよう。子猫のときはグレーの被毛も、成長するにつれて2年くらいで黒色になります。

被毛がショートだからといって、ブラッシングを怠ってはいけません。

ブラッシングは猫ちゃんと飼い主さんのコミュニケーションにもなる大切な習慣です。最低でも週に2~3回のブラッシングで皮膚病を防ぎましょう。

また、カールした被毛はゴミやホコリがつきやすいので、定期的なシャンプーも必要です。

お水が苦手な猫ちゃんは、蒸しタオルや洗わないシャンプーなどで被毛や皮膚を清潔に保ってあげてください。

アーモンド形の丸い目に、びっくりしたような表情もチャームポイント。

足は細くてスレンダーで、巻き毛ですこし大きく見えますが全体的にすらっとした体型です。

オスでも4~6kg、メスの場合は3~5kgと、見た目よりもすこし小柄でかわいらしい印象の猫種ですね。

平均寿命は11~14年とされていて、一般的な猫の平均寿命よりすこし短めです。

しかし寿命は個体差や育ってきた環境によってもかわります。

毎日の健康な食事と適度な運動、そして猫ちゃんにとって過ごしやすい快適な環境を用意してあげることで、寿命以上に元気で長生きしてもらいましょう。

ウラルレックスは甘えん坊の寂しがりや

ウラルレックスの性格はほかの動物とも仲良くできるくらい、とてもフレンドリーだといわれています。

その子の性格にもよりますが、多頭飼いでもストレスを感じにくいのではないでしょうか。

コミュニケーション能力が非常に高いので、大人だけでなく子どものいる家庭にも向いています。

とても寂しがりやで、いつでも飼い主さんに甘えていたい性格なので、一人の時間がとても苦手です。忙しく、留守をしがちな家庭には向いていないかもしれません。

家族の誰かが一緒に過ごすことができる環境でないと、ストレスを感じることがあります。

しっかり遊んであげることがストレスの解消になります。キャットタワーなど、ひとりで遊べるおもちゃも用意してあげてください。

ウラルレックスは鳴き声が小さく、とても繊細な声で鳴く猫です。

もちろん、ペット可のマンションや一軒家でないと飼えませんが、おとなしい性格なのでとなりとの距離が近い集合住宅でも飼育しやすいといえます。

ウラルレックスを飼うときに注意すべき病気とは

ウラルレックスは遺伝的な疾患は特にありませんが、そのカールした被毛ゆえに気をつけなければならない病気があります。

元気に長生きしてもらうためにも、注意すべき病気について知っておきましょう。

皮膚の疾患に気をつけて

ウラルレックスはその密生した被毛から、皮膚の疾患にかかってしまうことがあります。

  • ふけ
  • 湿疹
  • 脱毛

に注意し、かゆがっている様子があればすぐかかりつけの病院で診察をうけてください。

皮膚の疾患をふせぐためには、やはり定期的なブラッシングやシャンプーが大切です。

自分では届きにくい部分や身体全体を毛の流れに沿って優しくブラッシングしてあげることで、皮膚の疾患を予防することができます。

ブラッシングによって皮膚を刺激することで血行も促進され、身体全体に栄養がいきわたりやすくなるというメリットもあります。

何より飼い主さんと猫ちゃんのコミュニケーションになるので、できれば1日に1回はブラッシングしてあげましょう。

うっとり身をまかせてくれる猫ちゃんもいれば、ブラッシングが大嫌いと噛みついてしまう猫ちゃんもいますよね。

怖がったり嫌がるようなら無理に続けるのではなく、寝起きなどぼ~っとしているときを狙って素早く行いましょう。

換毛期は特に注意!毛玉に気をつけて

巻き毛の猫は毛玉が胃に溜まりやすいといわれています。

猫はグルーミングで身体を毛づくろいするときに、大量の毛を体内に取り込んでしまいます。

なめとられた毛玉は、消化しきれずに胃の中に溜まり続け、腸がつまったり、さまざまな疾患を引き起こす可能性も。

胃のなかに入る毛をすこしでも少なくするために、こまめなブラッシングを欠かさないようにしてください。

体内の毛玉が心配な場合は、毛玉の排出を促すキャットフードや食物繊維が入っているサプリメントを活用しましょう。

換毛期など、毛が抜け変わる時期は特に注意してください。

ウラルレックスと一緒に暮らすためにはどうすればいいの?

ウラルレックスはとてもめずらしく、希少価値の高い猫です。

一緒に暮らしたい!とペットショップに行っても、すぐに飼える猫ではありません。

ペットショップだけでなく、国内のブリーダーさんにも取り扱いのあるところはあまりないのが現状です。

そうなると海外からの輸入に頼るしかありませんが、個体数の少な猫なので入手は大変むずかしく、費用と時間がかかります。

それでもウラルレックスを飼いたい!と強く思ったら、国際的な猫の血統書発行団体に連絡すればブリーダーさんを紹介してもらえるかもしれません。

お家に迎えるまでの道のりは遠いかもしれませんが、海外のブリーダーさんから輸入する際は信頼できる代行業者に依頼し、安全に運んでもらってください。

まだまだ未知な部分が多いウラルレックスは、猫好きの間でも大変人気のある猫です。

甘えん坊でフレンドリーな性格なのでとても飼いやすい猫ですが、愛情が強い分、寂しさがストレスにつながってしいます。

飼い主さんの姿が長い時間見えないと、それが大きなストレスになり、体調を崩してしまうことも。

たくさんスキンシップをとってストレスを解消し、家族の誰かができるだけ一緒に過ごしてあげることのできる環境で育てましょう。

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