シャム猫は甘えん坊な性格。おしゃべりがすきなので鳴き声には注意

すらりと伸びたボディにさらさらの毛並み、美しい瞳のシャム猫は、昔から猫好きの間で大人気です。

一方、「シャム猫を飼いたいけど気が強そう」「警戒心が強くなつかなかったらどうしよう」と、その気難しそうなイメージに飼うことを戸惑っている方もいるかと思います。

今回はシャム猫の特徴や性格、育て方のポイントなど、かわいいシャム猫のあれこれについてご紹介します。

スラリとした身体にきれいな瞳。シャム猫の体型や特徴

シャム猫の写真

その美しいボディとブルーサファイアのような瞳で、多くの猫好きを虜にしてきたシャム猫。

シャム猫の体型や、被毛の特徴についてご紹介します。

スリムなボディはオリエンタルタイプ

みなさんは猫のボディタイプについてご存知ですか?

猫には大きくわけて、

  • コビー
  • セミコビー
  • フォーリン
  • セミフォーリン
  • オリエンタル
  • ロングアンドサブスタンシャル

の6体格に分かれています。

このなかでシャム猫は、

  • オリエンタルショートヘア
  • ターキッシュアンゴラ
  • オリエンタルロングヘア
  • コーニッシュレックス

と同じオリエンタルタイプです。

シャム猫があてはまるこのオリエンタルタイプは、ペルシャやバーミーズなどが分類されるコビータイプの真逆であるといわれています。

オリエンタルタイプは頭が逆三角形のくさび型で、顔や顎が小さく、6タイプの中でもっともスリムな体型が特徴です。

四肢と胴体は細長く、尻尾もムチのようにしなやかで長いので、全体的に華奢で細身の体つきをしています。正三角形の大きな耳もかわいらしいですよね。

平均体重は3~4キロほどで、メスのほうがやや小さい傾向にあります。

抱き上げてみると見た目のわりに重く、筋肉質な身体におどろくかもしれません。

ポイントカラーがかわいい!シャム猫の毛色の特徴とは

シャム猫は白を基調とした毛色に、

  • 4本の足
  • しっぽの先端
  • 顔の中心

の4つの部分だけダークカラーという非常に特徴的なルックスをしています。

シャム猫が絵に描かれやすく、今でも珍しがられるのはこの毛色に理由があるのかもしれませんね。

このところどころの濃い色合いはポイントカラーとよばれています。産まれたときは身体全体が白いのですが、成長するにつれてポイントカラーがあらわれてくるのです。

ポイントカラーにはブラックやチョコレート色などさまざまな色合いがあり、その美しさから世界中の人に愛されています。

クロースライイングとよばれるツヤがあり美しい被毛は、手触りがシルクのようになめらかです。

ただ保温性があまりないので、室温には注意してあげてください。

繁殖力の高さで美しい子孫を残す

シャム猫は繁殖力が非常に高い猫種で、そのミックスは大変人気があります。

ミックスとは2種類以上の猫を交配させた猫のことで、見た目だけでなく性格も両方のものを受け継ぐといわれています。

みなさんはヒマラヤンという猫をご存知ですか?

実はヒマラヤンは、16世紀のイタリアでうまれたペルシャ猫とシャム猫の交配種です。

ヒマラヤン写真

ペルシャ猫の愛らしい顔とシャム猫のブルーの瞳を受け継いだ美しい猫として非常に人気が高いのです。

シャム猫の特徴でもあるポイントカラーの毛色を受け継いだミックス猫もかわいらしいですよね。

本当は寂しがりや!?シャムネコの性格

シャム猫に気が強くてわがままなイメージをもっている方も多いかと思います。

ディズニー映画『わんわん物語』でも意地悪な猫として登場するシャム猫。まったくなついてくれないのかなと心配になりますが、実はその性格は家猫にとても適しています。

シャム猫の性格を一言であらわすと、好奇心旺盛な甘えん坊です。

たしかに警戒心は強いのですが、毎日一緒に過ごす飼い主さんや、相手が無害だと判断できた場合、非常に甘えるというかわいらしい一面があります。

また、好奇心が大変旺盛で、運動量が多く、部屋中をアクティブに走り回ることも。

細身で筋肉質な体型は、この運動量によるもので、寝ているよりも運動を好むといわれることもあります。シャム猫のストレス解消には、一緒に遊んであげることがいちばんです。

いたずらが好きな一面もあり、高いところに好んで登るので、猫ちゃんにさわられて困るものや危険なものはきちんと片づけておきましょう。

シャム猫は一匹狼のような性格もあり、気を許していない相手には気難しい態度をとることがあります。多頭飼いに向いていないといわれていますが、相手の猫と相性が良いときは問題なく暮らしていけるケースもあるそうです。

寂しがり屋でおしゃべりがすきなので、鳴き声が気になることも。

留守の多い家庭には向いていないかもしれませんが、仲の良いシャム猫と一緒に飼えば、お留守番も寂しくないかもしれません。

注意!シャム猫のかかりやすい疾患とは

一般的な猫の平均寿命は15才くらいだといわれています。

しかしシャム猫の平均寿命は10~13才といわれており、普通の猫よりも少し短めです。

もちろん、長生きしているシャム猫もたくさんいますし、毎日のフードや生活環境によっても異なります。

大切な愛猫に元気で長生きしてもらうために、シャム猫がかかりやすい疾患について知ることで早期発見・予防に努めましょう。

身体のなかでも特に目に気をつけて

シャム猫といえばサファイアブルーの美しい瞳が特徴的ですが、皮肉なことにシャム猫がかかりやすい疾患のひとつに目の病気があげられます。

みなさんは眼球振とうという疾患をご存知ですか?その名の通り、目が左右に細かく震える疾患です。

眼球振とうはシャム猫特有の病気で、遺伝的な要素が強いといわれています。親猫や兄弟猫がかかっているかどうか、ブリーダーさんやペットショップで確認しておきましょう。

また角膜黒色壊死症という目の疾患もかかりやすいといわれています。

角膜の中央に黒いかさぶたができて、進行すると痛みを生じる疾患です。片目にあらわれることが多く、早めの処置が必要になります。

ワクチン接種での予防が有効とされているので、お医者さんに相談してみましょう。

どちらも4~5才ごろに発症しやすい疾患ですが、初期症状なら点眼で済む場合もあります。

シャム猫の身体のなかでも、日常から特に目に注意してあげてください。

ほかの猫の2倍?恐ろしい慢性腎不全とは

猫の死亡率の上位にもあげられる慢性腎不全。シャム猫の発症率はほかの猫種の2倍ともいわれています。

腎不全は初期症状で気づくことがむずかしく、症状が出て苦しそうにしているときには、もう病状がだいぶ進んでしまっている状態です。

加齢とともに腎臓の機能が弱まっていき、脱水症や尿毒症を併発してしまうことも。

  • 食欲不振
  • 多飲多尿
  • 体重減少
  • 嘔吐

など、いつもとちがう様子がみられたらすぐにかかりつけのお医者さんに相談しましょう。

シャム猫の高貴なイメージはその歴史にあった

シャム猫の出身国は、現在のタイ王国であるといわれています。

タイ王国が昔はシャム王朝とよばれていたことから、シャム猫という名前がつけられました。

シャム猫の歴史はなんと1300年も前にさかのぼり、古代からペットとして愛されていた様子が文献で確認されています。

シャム王朝では、当時の王族や貴族などの高い身分の人たちしかシャム猫を飼うことが許されなかったといわれ、とても高貴な猫であったようです。

シャム猫が海外にはじめて渡ったのは、1885年。シャム王朝からイギリスに2匹のシャム猫が贈呈されたことがはじまりだといわれています。

ちなみに海外でシャム猫は「siam」という表記から「サイアミーズ」とよばれ、その気品あふれるルックスにファンも大変多いそうです。

かわいいシャム猫と楽しく暮らそう

シャム猫は、なぜかわがままで冷たいイメージをもたれがちですが、甘えん坊でかわいらしい一面もあることをわかっていただけたかと思います。

シャム猫は運動量が多いので、家具が多い部屋だと走り回ってケガをしてしまうことがあります。配置をかえて、危なくないように配慮してあげましょう。

また、短毛種のシャム猫は比較的抜け毛も少ないのですが、たまにはブラッシングしてあげてください。

警戒心の強いシャム猫は、飼い主さんに慣れるまで苦労するかもしれません。

しかしこの人は安全だと認識してもらえれば、強い忠誠心とかわいらしい性格であなたを癒してくれるでしょう。

みんなのコメント

  • 猫大好き人間。 より:

    私は、シャム猫が大好きです。😍なので私が1人暮らしをする時にシャム猫と一緒に暮らすことが夢です。😄

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