猫の爪が出たままになる原因。病気や怪我の場合もあるので注意!

普段はやわらかくてまるいのに、ひとたび臨戦態勢になるとくわっと開いて鋭い爪が飛び出す猫のお手々。そのギャップもまた、私たちを惹きつけてやみません。

愛猫の肉球を軽く押してマッサージしながら爪の出し入れを楽しむ飼い主さんも少なくないのではないでしょうか。しかし、そんな素晴らしい猫の爪が出たままになっていたら…?大丈夫なのか気になってしまいますよね。

この「爪が出たまま」状態、実はどんな猫にも起こりうるんです。

猫の爪が出たままになる原因

爪が出たままになることは子猫、老猫に関係なく起こり得ます。

特に心配がいらない、すぐ対処できる原因もあれば、病気やケガが原因の場合もあるので、飼い主さんが爪が出たままになっているときはその原因がどこにあるのか気付くことが大切です。

子猫の場合

子猫はまだ爪を出し入れするための腱や筋肉が充分でないため、爪が出たままになります。掌に載せた時、ちくちくと当たる爪がくすぐったくて可愛いですよね。

しかし、中には母猫が爪を痛がって授乳を嫌がってしまうケースや、敷布などに引っかかって思わぬ事故につながることもありますので、状況次第で飼い主さんがカットしてあげて下さい。

老猫の場合

年を取ってくると爪とぎの回数も、費やす時間も減ってくるため、十分に古い角質が落とせず、爪は伸びて出たままになってしまいます。また、加齢によって爪を出し入れする腱が弱まってもきます。

代謝が落ちてくるので、以前より爪から透明感が失われ、厚ぼったくなってきます。どんな猫にもいずれは起きることなので、愛猫の老化のバロメーターの一つとしてとらえ、爪以外のさまざまな面でも必要なサポートをしてあげましょう。

子猫でも老猫でも共通する、爪がちゃんととげていないこと

爪がちゃんととげていないという場合が主な原因です。猫が研ぐのは前足のみで、後ろは古い層が自然に抜け落ちます。前足のみ爪が出ているようなら、研ぎ不足が考えられるでしょう。

最近、猫お気に入りの爪とぎ環境に異変は無いですか?爪とぎ板が古くなりすぎて用をなさなくなっていませんか?ちなみに我が家では麻紐編み込みのもの、麻布張りのもの、段ボール製と三種類の爪とぎ板を使っていました。

見た目は似ていてるDIY用の板を取り出している時には知らん顔なのに、爪とぎ板の時は買い物袋から出している最中に早くも寄ってきてソワソワ。よっぽどこだわりがあったようです。愛猫と相談しながら、新しい爪とぎ素材を模索してみるのもいいですね。

病気やケガの場合

爪が異常に早く伸びる病気として、甲状腺機能亢進症があります。老猫の一割が発症するといわれ、食欲が不自然に増えた、嘔吐や下痢、大声で鳴き叫ぶ、体重の減少がみられる、等の症状が併発しているようなら獣医さんに診てもらって下さい。

また、それ以外にも脚を痛めている、その他病気によって運動量が減って筋力が落ちたり、爪とぎやグルーミングに気を回す余裕がないという時も爪が伸びっぱなし、もしくは出しっぱなしの状態となります。

肉球を軽く押してみて、爪が出し入れできないようでしたら、爪を動かす筋肉や腱、または関節の異常と判断できます。

9歳で腎不全末期と診断された我が家の猫も、獣医さんから「下半身の筋肉がずいぶん落ちている」と言われたあたりから、後ろ足の爪が出たままになり、完全に立ち上がれなくなった朝から、前足の爪が出たままになりました。

爪が出たままの猫の手の写真

いずれも、なにかおかしいな、という飼い主さんの直感が何よりの判断材料です。早急に獣医さんにご相談ください。

爪が出たままだと起こる問題&気付くポイント

たとえば、げっ歯類の歯は留まることなく伸び続けるので、何か硬いものをかじり続けることによって適切な長さを保ちます。そうしないと前歯は伸びすぎて湾曲し、やがて自らの顎に届いて傷つけてしまうほどになります。

猫の爪も同じように、といで古い角質を削ぎ落とさないと、伸び続けてやがては肉球にくいこんでしまいます。

また、猫の爪は猫自身の耳掃除や耳の裏カキカキにも活用されているので、あまりに伸びすぎてしまうと猫自身を傷つけてしまいます。

その外にも

  • カーペットに引っかかって転ぶ
  • カーテンに引っかかって宙吊りになる
  • 何かに飛び乗った時にうまく掴めない

など、思わぬ事故につながる危険性があります。

  • 固いところを歩くときに爪の当たる音がする
  • 抱っこしたとき爪が当たって痛いと感じる

時が爪の切り時です。半月から一か月を目安にカットしましょう。

動物にとって爪はとっても大事!健康のバロメーターです

獲物に近づくときは足音を立てないように収納しておき、いざ襲い掛かる段には素早く用意できる爪は、ネコ科の動物だけが持つ素晴らしいギミックです。

ただし、チーターだけは草原暮らしで、地面をしっかり掴んで速く走るために、爪は常に出しっぱなしで出し入れは出来ないそう。猫も高いところに飛び乗るときは登山用具のハーケンのように爪を使っていますね。

動画サイトでは大型ネコ科の猛獣が、まるでリビングの猫ちゃんのように気持ちよさそうにガリガリと大木で爪を研いでいる動画がいくつも上がっています。

個体のサイズが大きいので、一研ぎするたびにくわっと開いた大きな前足に、爪が出たり引っ込んだりする様子がわかりやすくてなかなかの迫力です。

爪を研ぐ行為はお手入れのみでなく、テリトリーの主張でもありますから、そのまなざしは真剣そのもの。猫にとっては大事な大事なお仕事道具、爪。出しっぱなしになっていたら、やっぱり心配になってしまいますね。

爪も健康チェックのバロメーター、こまめにチェックして、猫ちゃんのライフステージや状態に合ったケアをしてあげたいものです。

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