猫の爪から血がでてるときの原因と対処法。大切なのは冷静な判断

猫の爪をふと見ると出血をしていた!そんなショッキングな出来事にパニックになってしまう飼い主様もいらっしゃるでしょうが、実は猫の爪から出血をする理由は多数あります。中には飼い主様の不注意が原因で出血を伴う怪我をしてしまう場合も。

大切な愛猫が痛い思いをしないように、今回は爪から血が出る原因と、実際に血が出たときにできる止血方法などをご紹介します。実際に私が経験した愛猫の体験談もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

猫の爪から血が出たときに考えられる原因

愛猫の様子がおかしいと思い、フト爪を見てみると血が出ていた!そんな経験をしたことのある愛猫家も少なくはないでしょう。

実際に猫が出血をしている場に居合わせると、あまりの事態にパニックになるかもしれませんが、まずは落ち着いて状況を把握することから始めましょう。

愛猫の爪から実際に出血をしているならば、何らかの傷が爪、あるいは爪周辺に見られるはずです。まずは爪から出血をしているときに考えられる原因について知っておきましょう。

爪を切りすぎた

出血をする原因でもっとも多いのが、爪に通っている神経と血管部分をうっかり深爪してしまう事故です。猫の爪の仕組みは、外側と内側の二重構造となっています。

この外側の部分には神経も血管も通っていないため切っても痛みを感じることも出血を伴うこもありません。しかし、内側にあるうっすらピンク色になっている「クイック」と呼ばれる部分には、神経や血管が通っています。

この内側のクイック部分を切ってしまうと出血をしてしまうのです。そのため、猫の爪を切るときは外側の半透明部分だけを切り、中のピンク色のクイック部分を傷つけないように行います。

ただ猫の爪は細く小さいため、深く切ろうと思うと大変難しいのです。さらに、爪切りが嫌いで暴れてしまう猫ちゃんならば余計に深爪をしてしまう可能性が高くなるでしょう。

爪を切りすぎて出血をしても、ほとんどの場合は重篤な症状になることはありません。

ただ、あまりにも血が止まらない場合や、細菌によって化膿して患部が腫れてしまった場合はすぐに動物病院に向かうようにしましょう。

また頻繁に爪切りをしたくないからと深爪をするのも、愛猫に余計なストレスを与えないという意味では有効かもしれませんが、深爪をすることで出血をするリスクを考えるならば、慣れないうちは少しずつ爪を切ってあげるようにしましょう。

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爪を噛み引っ張る

グルーミングの最中に爪を噛み引っ張る姿を見たことはありませんか?この行動は毛繕いの一環として行っている場合もありますが、何かのストレスを感じているため爪を引っ張っている可能性もあるのです。

この爪を自分で舐めたり噛んだりしすぎると指の血管を傷つけ出血をしたり、爪が剥がれてしまい出血を伴う場合もあるのです。

爪を血が出るほど噛んだり引っ張ったりするのは、ストレスによる異常行動の可能性がありますので、何らかの大きなストレスを愛猫が抱えていないか一度生活面や最近の出来事を振り返るようにしましょう。

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怪我をした

爪が無くなってしまうような怪我をした場合も出血を伴います。これは我が家の愛猫も経験済みで、突然おきた地震に驚き逃げようとした愛猫が無理に扉を開けようと、力を入れたため爪が根元から剥がれてしまったのです。

筆者が気付いたときには、3本もの爪がなくなっており、少しではありますが出血をしていました。

その後慌てて獣医師の診察を受けましたが、爪が無くなってしまった場合二度と生えてこない可能性もあると言われてしまい、本当に申し訳ないことをしたと現在も後悔しています。

爪の怪我はほかにも、壁や扉に爪をぶつけてしまった場合や、伸びた爪が引っかかって抜けてしまうという事例があります。

愛猫の爪から出血が見られたならば、爪はちゃんとあるかをまずはチェックしてみましょう。

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巻き爪

猫が爪から出血をする原因として忘れてはいけないのが巻き爪です。巻き爪は伸びた爪が肉球に刺さってしまう症状のことで、爪から出血をするというよりは爪付近の肉球に傷がつき出血をしてしまいます。

巻き爪を防ぐためには、こまめな爪切りが効果的です。

巻き爪になっても爪さえ伸びないように切っていれば、肉球に刺さることもありませんし、巻き爪によって歩くさいに痛みを感じることもありません。

猫の爪切りは大変でしょうが、面倒くさがらずに小まめに行ってあげるようにしましょう。

猫の爪から血がでているときの対処法

猫の爪から出血しているならば、まずは止血をしてあげることが大切です。猫の爪には血管や神経が通っているため、予想以上の大量出血を伴うこともあります。

爪からの出血で死にいたることは少ないでしょうが、猫の血液は少なく大量の出血は体調不良の原因ともなります。

爪から出血をしていたら、軽く見ずにまずは飼い主でもできる応急処置で止血をしっかりしてあげましょう。

爪の根元を圧迫する

爪切り中や傷による出血をしている場合は、爪の根元を圧迫して止血をする方法がもっとも手軽ですぐに行える方法です。

猫が出血をしていると、飼い主様もパニックになってしまうでしょうがそれ以上に猫本人が突然の痛みに驚いているはずです。

そんな愛猫を興奮させないためにも、出血している爪を見ても平常心を心掛け冷静に対処をしてあげましょう。余裕があるならば、患部を圧迫するときは素手ではなく清潔なタオルやガーゼを使用するほうがよいでしょう。

圧迫時間は2~3分程度が目安です。このときに強く押し過ぎると傷口を刺激された痛みで愛猫がパニックになってしまいますので、力加減には十分気をつけましょう。

止血剤を使用する

圧迫止血で血が止まらない場合は、市販のペット用止血剤を使用するのもいいでしょう。

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動物専用の止血薬の商品イメージ

このような、出血箇所に塗るだけで止血してくれるパウダーがネットやホームセンターで販売されているため、もしものときのために一つ自宅に置いておくのもいいでしょう。

止血剤の使い方は非常に簡単で、ガーゼなど清潔な布に止血剤をとり出血している患部に押し当てるだけです。爪の出血のほかにも使用できますので、愛猫が怪我をしたときのためにも常備しておいてはいかがでしょうか?

動物病院に行く

圧迫をしても止血剤を使用しても一向に止まる気配がない場合は、一刻も早く獣医師の元へ急ぎましょう。

その際はガーゼや綿などで患部を抑え止血をしながら、病院に向かってください。また、血が止まった場合でも念のために動物病院の診察を受けることをおすすめします。

爪の傷は細菌が入りやすく、化膿をして腫れたり熱を持ってしまうこともあります。止血されたからといって、傷が治るわけではありませんので、獣医師の元で正しい治療を受けるようにして、愛猫のその後の経過をしっかりと観察をしましょう。

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爪から出血をさせないためにできる対策

爪からの出血原因はさまざまなものがありますが、ほとんどの場合が伸びすぎた爪によるものです。

伸びすぎた爪がどこかに引っかかって怪我をしたり、伸びた爪が気になって噛んでいるうちに爪を傷つけてしまったりと、爪を普段から短くしていたら防げたような事故も少なくはありません。

普段から爪切りをしっかりと行っていても、怪我をしてしまうことはありますし、爪切りに失敗して出血をしてしまうこともあります。

しかし、爪を切ることで防げる事故も多いので、愛猫のことを思うなら爪切りは小まめにおこなってあげましょう。

猫の爪から出血が見られたら焦らず冷静に対処をしよう

可愛い愛猫が出血をしているとなると、どんな飼い主様でも驚いてしまうのは当たり前です。しかし、そこで飼い主様までパニックになってしまったら驚いた愛猫が興奮して、さらに出血をしてしまう原因ともなります。

猫の爪から出血していたとしても、まずは落ち着いて原因を突き止め止血をしましょう。一通りの応急処置が終われば、速やかに獣医師の診断を受けるようにしてください。愛猫の健康を守れるのは飼い主様だけです。

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ぜひ、予期せぬ事態にも冷静に対処できるように普段からシミュレーションをしておきましょうね。

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