猫好きな国ランキングベスト5!猫愛にあふれたエピソード

日本は言わずと知れた猫好きが多い国ですが、日本以外にも猫が好きな国は存在しています。もちろん、猫が好きな国でも猫嫌いは存在しますし、猫嫌いな国でも大の猫好きは存在しています。

しかし、宗教や歴史によって猫好きが多い傾向にある国とそうではない国に別れるのも事実のようです。いったい猫好きの国とはどのような国があるのでしょう?また、猫好きになった理由とはいったい?逆に猫嫌いな国とはどんな国があるのでしょう?

今回は猫好きな国についてご紹介しましょう!

飼育数でみる、猫好きな国ベスト5

それではさっそく、猫好きな国をランキングでご紹介しましょう。何を基準に猫好きとみるかによってランキングは違ってきますので、今回は飼育数を基準に順位付けをしてみました。

第1位 アメリカ

ペット大国であるアメリカは犬の飼育頭数も多いですが、猫の飼育頭数も半端なく多いです。やはり猫はペットとしても飼育がしやすく、犬よりも飼育の手間がかかりにくいというのが人気の秘密のようです。

またアメリカは世界的に見てもペットを飼っている家庭がとても多く、犬と猫を同時に飼っている方も多いようです。また猫のブリーダーが多い国でもあるため、アメリカが原産の猫種も数多く存在しているのも猫好きが多いためだといえます。

第2位 中国

中国の中でも特に北京に猫好きの方が多いそうです。ただ猫を可愛がり溺愛する猫好きさんもいる一方で、猫を誘拐するヒトも多いようです。誘拐した猫は繁殖に使われたり、食肉にして売られたりするというのですから恐ろしいですね。

そのような猫誘拐がとても多いため、近年では完全室内飼いにする方が増えているのだとか。ちなみに中国はペットと暮らすことに大変寛容で、賃貸マンションだとしてもペット禁止にしているところは少ないようです。

猫と暮らせる物件がなかなか見つからないと悩んでいる、日本人からすれば非常にうらやましいペット事情ですね。

第3位 ブラジル

ブラジル人は猫に限らず、全体的に動物嫌いなヒトが少ないようです。

またブラジルはいい意味でも悪い意味でもあまりマナーを気にしないという傾向があり、ペットを飼うことや、野良猫や野良犬に餌を与えること、放し飼いにして飼うことになんの抵抗もないようです。

そのため猫に限らず、ブラジルはペットを気兼ねなく飼える環境であり、猫を身近に感じられる国であるというのが猫好きが多い理由のようです。

第4位 ロシア

ロシアは言わずと知れた猫好きが多い国です。

各地域で猫にまつわるイベントや写真コンテストが頻繁に開催され、一般家庭ではとても大切にされ、世界的にも有名なエルミタージュ美術館の地下には美術品をネズミから守るため現在も50匹ほどの猫が暮らしているとのこと。

なぜロシア人が猫を愛しているのかというと、第二次世界大戦中深刻な食糧難に陥った人々は猫を捕食して飢えを凌いでいました。ロシアは人口が多いですから、猫を捕まえては食べてを繰り返しているうちにとうどう一匹もいなくなってしまいました。

すると、猫に捕食されるはずのネズミが大量発生して伝染病が蔓延してしまったのです。この事態を重く見た人々は、何とか5000匹の猫を他国から連れ帰り街に放しました。すると、伝染病の原因であるネズミを次々に駆除!

こうしてロシアの町は平和を取り戻しました。よって、猫はロシア人にとって命を救ってくれた英雄という扱いを受けているのだそうです。

第5位 フランス

猫好きの国第5位にランクインしたのはフランスです。フランスの美しい街並みに猫というのは大変合っているので納得の上位ランクインですね。

猫好きが多い理由としては、フランス人にとって理想の生き方とされる「自由に考え、自由に行動する」というものを実践している動物だからかもしれませんね。

その証拠にフランスで大ヒットして日本でも話題になったこちらの書籍は、フランス人の作家さんが執筆された本です。

「猫はためらわずにノンと言う」
猫はためらわずにノンと言う本の商品イメージ

猫の生き方から人生を学ぶという考え方ができるのも、やはり猫好きであるがためですよね。猫好きなら一度読んでみてはいかがでしょうか?

猫好きの国はまだまだたくさんある!それぞれの猫好きエピソード

ランキングには入っていませんが、猫好きが多い国、猫を神聖なものとして大切にしている国はまだまだたくさん存在しています。そんな猫好きの国とそのエピソードをご紹介しましょう。

イスラム諸国

イスラム諸国では宗教上、猫は神聖な生き物とされとても大切にされています。その理由はかつての預言者ムハンマドが溺愛していたからというものです。

猫を愛し、大切にしていたムハンマドはその証拠に「猫をいじめたり殺してはいけない」と、強く指示を出していたそうです。

そのため現在のイスラム諸国でも、猫はとても大切にされ神に近い存在として崇められています。

トルコ

トルコはとにかく猫がいたるところで生活をしている国として有名で、石畳の路地裏でお昼寝をしている姿や、散歩をしている姿を日常的に見られます。

驚くのは歴史的に大変価値のある建造物周辺にも猫が生息し、観光客相手に愛想を振りまいている事実です。

古い歴史に触れられるだけではなく、猫とも楽しく触れ合える観光地として猫好きには大変人気の観光地となっています。

モロッコ王国

モロッコはイスラム教徒が多いため、神聖な動物として猫を大切にするヒトがとても多い国でもあります。特に人気の観光地である街全体がブルーに包まれた「シャウエン」に猫が多いと言われています。

モロッコでは猫のいる生活があまりにも当たり前で、逆に猫がいない生活が考えられないとい思っている猫好きが多いようです。もしモロッコを訪れる機会がありましたら、モロッコで暮らす猫達の姿を探してみてはいかがでしょうか?

インドネシア

インドネシアの中でも特にバリ島では猫は神様の化身としてとても大切にされています。そのため猫がお供え物をつまみ食いしようと、祭壇の上で寝そべっていようと誰も叱りません。

まさに猫は神様の化身だから、好き勝手にしても仕方がないよね!という感覚のようです。宗教上の理由からこのような扱いになっているようですが、それでも猫にとっては楽園のような国ですよね。

ヨーロッパ諸国

猫好きが多い地域といえばヨーロッパは外せません。ヨーロッパでは昔から猫好きが多く、かの有名なフランス王妃のマリーアントワネットも猫を溺愛し、数々の名画を残しているピカソも猫を愛してやまなかった偉人として知られています。

ピカソ以外にも、数々の画家が猫をモチーフとした作品を残していたり、歴史を動かす有名人も猫好きが多いようです。

一方で、黒猫は悪魔の使いとして忌み嫌われ中世ヨーロッパでは罪のない黒猫が次々と虐殺されました。その名残が現在でもあり、里親が見つかる確率は黒猫がもっとも低く、捨て猫になる数も黒猫が1番多いという事実があります。

えっ…!逆に猫嫌いが多い国

猫好きが多い国もあれば、猫嫌いが多い国も存在しています。今回はせっかくなので猫嫌いが多い国もザっとご紹介しましょう!

韓国

韓国では猫は妖怪のような扱いを受けている傾向にあるようです。理由としては妖しく光る目や妖艶な動きが理由のようです。とはいえ、現在の韓国では猫好きが徐々に増えてきており、芸能人でも猫を飼う人が増えてきているようです。

しかし、田舎の方ではまだまだ嫌われており猫を見るだけで嫌悪感を抱くヒトも少なくはないようです。

インド

インドは猫が嫌いどころか、猫がいない国として知られています。理由としては、お釈迦様の具合が悪いときに猫が治療の邪魔をしたためだといわれています。仏教徒が多いインドならではの理由ですね。

ほかにも猫がいない理由として、野犬に襲われたという理由もあるようです。どちらにしてもインドには猫があまりいないということですね。この他にも東南アジアを中心に猫を嫌う傾向が強いようです。

猫好きな国でも猫嫌いな国でも、猫好きは一定数いる

猫好きな国にはもちろん、猫嫌いが多い国でも現在では猫好きの人たちが一定数いるようになってきようです。もちろん宗教上の関係や過去の言い伝えによって、どうしても猫を受け付けないヒト達がいるのも事実です。

しかし猫の魅力は不思議なものです。時間はかかるかもしれませんが、ときが流れれば猫嫌いな国はなくなりいつのまにか猫が世界を征服するかもしれませんね。

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