大人の猫は何を食べる?1歳以降のご飯で気をつけたいこと

1歳を迎えた猫の年齢は、人間に換算すると、およそ17歳。

身体は大人に近くなり、生き物として活発に活動する時期です。個体差にもよりますが、1歳から7歳頃までが、猫にとっての成猫期と言われます。

これから長い年月を、一緒に暮らしていきたいですよね。猫に健康で長生きしてもらうためには、どんなご飯をあげたらいいでしょうか。

ここでは、そんな大人猫のご飯についてご紹介していきます。

大人猫のご飯。気をつけなきゃいけないことは?

一歳を過ぎて大人になった猫は、体がだいぶできあがっています。

野良猫であれば、親猫から離れて自立し、自分のご飯は自分で獲ってくるくらいの時期です。

ですが、飼い猫の場合、多くは自立することがありません。身の安全も、生きていくためのご飯も、いつでも飼い主が用意してくれるからです。

だからこそ、飼い主が与えるご飯が、猫の健康に大きな影響を与えます。

まずは、飼い主が気をつけなくてはいけないポイントを、しっかり押さえておきましょう。

肥満に気をつけよう

生活環境にもよりますが、最近では、飼い猫の完全室内飼育が推奨されています。

猫は自分のナワバリを大切にする生き物だといいますから、完全室内飼育でも、不自由を感じることはないようですね。

ですが、室内飼育では、どうしても運動量が少なくなりがちです。

屋外に放し飼いの野良猫は、日々のご飯を得るためだけでも、相当動き回らなくてはいけません。

対して、室内飼育の猫は、ただ黙って寝ていても、ご飯が食べられる生活をしています。運動量の違いは、一目瞭然ですね。

また、避妊や去勢の手術後は、肥満になりやすくなります。避妊や去勢をすることで、生殖に必要なエネルギーが消費されなくなるのです。

未避妊・未去勢の猫と同じようにご飯をあげていては、摂取カロリーが過剰になります。

肥満用の食事や、避妊・去勢済の猫用のご飯を選ぶなどして、太り過ぎの防止に努めましょう。

生活スタイルを確認しよう

猫の健康を維持するためには、生活スタイルを確認することも重要なポイントです。

完全室内飼育の猫の場合は特に、猫の生活スタイルと、飼い主の生活スタイルが、連動していることになります。

猫は本来夜行性の生き物ですが、猫によっては、飼い主と同じ時間帯に睡眠をとるように変化する子もいます。

ご飯の習慣も、飼い主の生活が影響します。飼い主のライフサイクルによって、給餌の方法が変わってくるからです。

1日をともに過ごすことが多い場合は、おやつなど食べ物を口にする機会が増えがちなので、特に気をつけたいですね。

ご飯で防げる病気は防ごう

大人用のご飯は、さまざまな種類のものがあります。

避妊や去勢による身体の変化があったり、内臓の病気にかかったりと、さまざまな変化が見込まれる頃合だからです。

特に、尿路系の疾患については、気をつけてあげたいものです。猫はそもそも、オシッコの病気にかかりやすい特徴を持っています。

また、毛づくろいで口に入った毛を吐き出すことができず、おなかに毛が溜まってしまうこともあります。

また、人間のご飯も、前提としてあげてはいけません。

人間のご飯は、多くの場合、猫にとっては塩分過多です。塩分を取りすぎると、腎臓に負担がかかり、これも病気のもとになってしまいます。

ご飯に気をつけることで防げる病気もあるので、猫にあった食事を選んであげましょう。

場合によっては、腎臓病食などの療養食が必要となる場合もあります。健康に不安のある猫は、獣医に相談をしましょう。

ご飯選びに重要なポイントをおさえよう

「健康に良いものを食べさせてあげたいけれど、あんまりお高いものはちょっと…」と思ってしまう方もいるでしょう。

お値段の開きも相当です。

3kgで1000円もしないような安価なものから、高価なものだと1.5kgで3600円を超えるものもあります。

そのなかから、どのような基準でご飯を選ぶべきなのかをお教えします。

添加物や原材料に注意しよう

酸化や腐敗を防止するために、大抵のものには、酸化防止剤や防腐剤が添加されています。

人間の食べ物にも使用されている場合が多いので、一概に「すべて毒だ!」と思う必要はないかもしれません。

ですが、度を超えた使用量は、やはり健康を害する原因になります。

ペットフードの品質表示は、人間の食べ物とは違う規則があります。必ずしも、原材料や成分表示に記載が義務付けられていない場合もあるのです。

そう考えると、やはり、格安のキャットフードは信頼しないほうが良いといえます。

質の悪い原材料を使えば、ストは安くあがりますし、素材の質の悪さを、添加物でごまかしてしまうことも多いものです。

また、猫には人間と同じような色覚はありません。現在では、「青と緑は見えるけど赤は見えない」ということが判明しています。

色で美味しさを区別していることもないですから、不要な着色料が過剰に添加されているものも避けたいですね。

猫に必要な栄養が入っているかを見よう

白いご飯に、鰹節やお味噌汁をかけたものを、「ねこまんま」と呼びますね。昔はよく、猫にそんなご飯をあげている風景を見たものです。

ですが、猫は本来肉食動物。ライオンやチーターなどと、同じ種類の動物です。

肉は、タンパク質や脂肪分でできています。対して、白いご飯やパンの主成分は、炭水化物です。肉食動物である猫が必要とする栄養がどちらなのかは、一目瞭然ですね。

猫にとって、炭水化物は毒ではありません。ですが、消化しにくく、満腹感も得にくい栄養素です。

特にドライフードでは、穀類が含まれているものが多いのですが、できるだけ肉類などのタンパク質が多く含まれているご飯を選びたいですね。猫のご飯を購入するときは、まず、原材料表示を見るようにしましょう。

原材料表示からは、穀類、肉類、油脂類など、使用されている材料がわかります。使用量が多い順から手前に表示されています。

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また、保証成分にはタンパク質や脂質などが占めるパーセンテージが表示されているので、これも参考になりますね。

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総合栄養食を選び、適正な量をあげよう

猫のご飯では、多くの場合、主食となるのはドライフードです。

ウェットフードは嗜好品としては良いのですが、カロリーが高くなりがちなので、食事のすべてをウェットフードにするのはお勧めできません。

猫のご飯のメインには、「総合栄養食」と記載されているものを選びましょう。ウェットフードの多くには、「副食」や「一般食」と記載されています。

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また、あげすぎも禁物です。猫が必要とする栄養以上のカロリーを摂取すれば、当然ながら、猫は太っていきます。

肥満になれば、糖尿病や泌尿器疾患などにも、かかりやすくなってしまいます。

標準的なドライフードの給餌量を、表にまとめてみました。

体重 ドライフードの量
2kg ドライフード45g
3kg ドライフード60g
4kg ドライフード75kg
5kg ドライフード85g

ただし、キャットフードによって、グラムあたりのカロリーが異なります。パッケージには体重に応じた適正量が記載されているので、それを参考にして給餌量を決めましょう。

猫の健康は、飼い主のご飯の選択で決まる

子猫のころは迷うほど多くなかったキャットフードの種類も、大人用になると、実に種類が豊富になっていきます。

アゴや歯が強くなり、さまざまな形のものが食べられるようになります。

缶詰やレトルトなどのウェットフード・カリカリ食感のドライフード。

他にも、茹でた鳥肉やニボシなどのおやつ、ふりかけなどのトッピングもあり、食べる楽しみが広がっていきますね。

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愛猫にどんなものを食べさせてあげるかは、飼い主さんの選択次第です。

これから長い年月をともに過ごしてもらうために、愛する飼い猫には健康に配慮したご飯を食べさせてあげましょう。”

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