大切なねこちゃんに、より良いキャットフードを与えたいですね。
そのためにはキャットフードの危険性を避ける必要があります。キャットフードの危険な成分とは何か、その見分け方をわかりやすくお伝えします!
キャットフードの危険性とは?
キャットフードはねこちゃんの健康を支える大切なものですね。あなたはどんなキャットフードを選んでいますか?
値段?ねこちゃんの食いつき?素材?キャットフードを選ぶ際の着眼点はいろいろありますが、どの飼い主さんも安全なものを大切なねこちゃんにあげたいと思っているはず。
激安と言われるキャットフードの中には危険な成分が入っている可能性があります。
その危険性を理解したうえで、より安全なキャットフードを選ぶポイントをご紹介します。
見分けるポイント
- 添加物の確認
- 原材料の確認
キャットフードの原材料の表示を今一度確認しましょう。
ポイント1・危険な添加物
より安全なキャットフードを選ぶポイントのひとつは「添加物」に着目することです。
一定の品質を保つために酸化防止剤は必要ですが、できれば自然由来の危険性の低いものを選びたいですね。
コストを抑えたキャットフードは原価の安い人工添加物を使用しています。それらの中には健康被害が確認されているものが多くあります。
酸化防止剤・保存料
BHA | ガソリンの酸化防止剤。発がん物質が確認されている |
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BHT | 石油の酸化防止剤。アメリカでは乳幼児への使用が禁止されている |
エトキシキン | 食品用ではなく、農薬の酸化防止剤 |
亜硝酸ナトリウム | 菌の繁殖を防ぐ。肉や魚のアミンと反応し、 発がん性の高いニトロソアミンに変化する |
ソルビン酸カリウム | 腐敗を防ぐ。奇形の可能性がある |
没食子酸プロピル | 保存料。発がんの可能性や肝臓への被害が確認されている |
できれば自然由来の天然ハーブやビタミンEなどの酸化防止剤を使用しているキャットフードを選びましょう。
合成着色料
赤色2号、赤色40号、 赤色102号、赤色106号 |
動物実験で有害性が確認されている |
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青色1号、青色2号 | リスクは低いとされるが、 アレルギーやウイルス過敏を発症する可能性あり |
黄色4号 | アレルギーや発がん、 ぜんそくなどを発症する可能性あり |
これら着色料は飼い主さんの購買意欲を生じさせるために添加されます。
ねこちゃんには本来不要なものですね。
人工香料
- 素材がしっかりしていれば本来は不要なものです。
素材の品質をカバーするために使用していることから、人工香料の使用の有無から素材の品質を推察できます。
ポイント2・危険な素材
「ミートミール」という言葉はご存知でしょうか?ミートミールは「肉骨粉」とも呼ばれます。
このミートミール、つまり肉骨粉の原料である「肉副産物」は基本的に人間が食べることができない部位であり、熱加工を施し油脂を取り除いた粉として飼料や肥料に再利用されています。
日本畜産副産物協会によると以下の様に定義されています。
- 副産物・・・生体から枝肉を取り除いた部位
- 副生物・・・副産物から原皮を取り除いたもの。可食臓器類と不可食臓器類に分けられる
- 不可食臓器類・・・レンダリング用副生物となる
- ミール(肉骨粉)・・・レンダリング用副生物から油脂を取り除いたもの
「肉副産物」とは牛や豚、鶏などの生体から人間が食用にする精肉を取り除いた部位を指し、さらにそこから原皮を取り除いたものを「副生物」と呼びます。
副生物は「可食臓器類」と「不可食臓器類」に分けられ、不可食臓器類が「レンダリング用副生物」となります。
レンダリング用副産物から油脂を取り除いたものが「ミール=肉骨粉」となり、ペットフードなどに使用されます。
生体から「副産物」、「副生物」が分けられた段階で、キャットフードの原価コストを抑えるため、「不可食臓器類」に4Dミールが混入している可能性があります。
4Dミールとは米国の肉の基準で、食肉に適さない最低ランクとされています。
4Dミール
- Dead・・・・死んでいる動物の肉
- Dying・・・死にかけた動物の肉
- Diseased・・病気を持った動物の肉
- Disabled・・障害のある動物の肉
(またはDestroyed・・・安楽死させられた動物の肉)
4Dミートを避けるためには、曖昧でない、具体的な表示を選びましょう。
「〇〇ミート」「〇〇エキス」ではなく、「牛肉」「鶏肉」などの具体的な動物の名称が記載されているものを。
さらに、「鶏の胸肉」など、具体的な部位が記載されていればなお安心です。
危険な成分を見分ける!成分表を確認しよう
国内ではペットフード安全法など法律の整備はされてはきましたが、まだまだ人間の食品レベルの安全性は確保されていません。
キャットフードを選ぶ時は、まず原材料の表示を見てみましょう。
- 添加物に有害であると確認されているものが使用されていないか、確認しましょう!
- 原材料の表示は多いものから順に記載されています。主原料が良質な動物性たんぱく質であるかを確認しましょう!
- その原材料も「〇〇ミール」などの記載ではなく、「どの動物」の、「どの部位」なのかが記載されているものを選びましょう!
そして、キャットフードのメーカーのホームページなども注意して見てください。その企業が真摯にペットの健康を考えて製造しているか、判断のひとつとすることができます。
飼い主さんが注意することで、キャットフードの危険性を避けることができます。
大切なねこちゃんに、より安全なキャットフードを選んであげましょう!