ハバナブラウンはクールで美しい猫。性格はとってもお利口さん

ハバナブラウンは現在あまり目にすることはないマホガニーブラウンの美しい被毛カラーを持つ猫です。

シャム猫の血を引くこの美しい猫種はいったいどんな猫なのでしょうか?あまりペットショップではみかけない美しい猫ハバナについて見ていきましょう。

ハバナブラウンの基本情報。美しい身体の特徴

まずはあまり馴染みのないハバナブラウンの身体的特徴から見ていきましょう。この素敵な猫の魅力とは果たして?

平均体重と体の特徴

ハバナブラウンの平均体重は3~5Kgと猫の平均よりも少し小さ目ですがほとんど平均的だと言えます。細すぎず、がっしりしすぎず平均的な体形だと言えます。

頭部は体にたいしてバランスのとれた大きさ、尾も細すぎず長すぎません。手足は体に対して長くほっそりとしていてとてもバランスのとれた体をしています。

ハバナのおもしろい特徴はアメリカとイギリスでは身体のタイプが違うということです。先ほどハバナブラウンは平均的な体形をしているとお伝えしましたが体形のタイプが異なります。

実はその中でもアメリカのハバナは少しガッシリとした体形のセミフォーリングタイプ、イギリスのハバナブラウンは細身のオリエンタルタイプという違いを持ちます。

これはかつてイギリスからアメリカに渡った時に当時アメリカで人気だった体形に改良されたからです。同じ猫種なのにボディタイプが違うなんておもしろいですね。

目のカラーと特徴

ハバナブラウンの目のカラーはグリーンのみが認められています。宝石のような美しい輝きを放つグリーンの色はブラウンの被毛に映えます。

目の形は大きな卵形をしていますが、両目の間が窪んでいる顔の特徴から飛び出してはいません。

被毛カラーと特徴

ハバナブラウンの特徴はなんといっても美しいブラウンの被毛です。チョコレートブラウン、マホガニーブラウンと呼ばれほかの猫種ではなかなか見られない被毛カラーは世界中の人々に愛されています。

ハバナブラウンは現在ハバナと呼ばれています。その理由はブラウン以外に近年ではライラック色のハバナブラウンも誕生したことから、ブラウンを除いたハバナと呼ばれるようになりました。

短くなめらかな被毛をしていますので肌触りが大変いいです。

ハバナブラウンの名前の由来はキューバのウサギと葉巻

ハバナブラウンの名前につけられているハバナはキューバの首都です。じゃあハバナブラウンはキューバが原産の猫なんだ!と思いますよね。

ところがハバナブラウンの原産国はイギリスです。では何故ハバナブラウンという名前が付けられたか?その由来は2通り存在します。

1.ハバナ葉巻

キューバの首都ハバナにはとても有名な葉巻、ハバナ葉巻というものがあります。実はキューバは葉巻大国で、上流階級のたしなみとして高級ブランドが多く存在しています。

そんな質の高いハバナ葉巻の色に似た高級感のただようブラウンカラーにちなんでハバナブラウンと名付けられたのです。

2.ハバナウサギ

ハバナ葉巻に似た美しいブラウンの被毛を持つハバナウサギが由来だという説もあります。

こちらもハバナブラウンと同様、葉巻の美しいブラウンとなめらかな被毛が特徴のウサギなので名前の由来は同じと言えば同じなのですが、ハバナウサギと似た被毛を持っているから名付けられたという説もあるということです。

ハバナブラウンの歴史

ハバナブラウンは19世紀後半、イギリスの愛猫家達がブラウンの猫を作る為に交配をしたことが始まりです。

かつてはよく見られていたブラウンの被毛を持つ猫は、このころ廃れてしまいほとんど見ることはなくなっていました。このことを嘆いたイギリスのブリーダー達は人為的にブラウンの被毛を持つ猫を作り始めました。

ロシアンブルーやシャム猫を掛け合わせて作られた猫種は、濃いチョコレートブラウンの猫と、やや明るいチェスナットブラウンの被毛を持つ猫が完成しました。これがハバナブラウンの原型です。

当時はハバナブラウンという名前ではなく「チェスナットフォーリンショートヘア」という名前でした。

今のハバナブラウンという名前は1970年、イギリスで初めて与えられました。その後アメリカに渡ったハバナブラウンは体形のタイプを変えながら世界中に広がっていったのです。

賢い甘えんぼ?ハバナブラウンの性格はバランスが良い

表情豊かで頭のいいハバナブラウン、その性格の良さから世界中で人気が高い猫種です。好奇心が強く冒険好きで家族が何かをしていたら自分も参加しようとする姿が見られます。

子供とも仲良くできますし、少しわがままで家族によって態度を変えるところも猫らしく見た目も性格もバランスがいい猫です。

ハバナブラウンの飼い方と、気をつけたい病気

ハバナブラウンは個体数も少ないので日本でも見ることは少ないのですが、美しいブラウンの被毛を持つこの魅力的な猫を家族に迎えたいと思った方は多いのではないでしょうか?

そこであまり馴染みのないハバナブラウンの飼い方と気をつけたい病気をご紹介します。

ブラッシング

ハバナブラウンは短めの被毛ですのでブラッシングは頻繁にしなくても問題はありません。

しかし全くしないのは毛球症の原因にもなりますので、コミュニケーションもかねて1日1回ほどブラッシングをしてあげるといいでしょう。

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運動

ハバナブラウンは非常に活発な猫です。お部屋は十分に運動ができる空間を用意してあげ、定期的に家族が遊んであげるようにしましょう。

冒険好きなので新しいおもちゃにも興味を示してくれるので飼い主も楽しんで是非いっしょに遊んであげるようにしてください。

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病気

ハバナブラウンは特に遺伝疾患などはない猫ですが、下部尿路結石が多い傾向にあります。尿路結石はナトリウムやカルシウムが結石となり尿道に詰まってしまう病気です。

排尿をするときに鳴く、トイレ以外で排尿するといった症状が見られたら尿路結石の可能性があります。獣医師に相談するようにしましょう。

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そのほかに猫全体に言えることですが、腎臓病に注意が必要です。多飲多尿、下痢、嘔吐、食欲不振といった症状が見られた場合は獣医さんに相談するようにしましょう。

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ハバナブラウンの購入方法と平均価格

日本では珍しいハバナブラウンですが日本にもブリーダーさんはいらっしゃいます。

ただしブリーダーやキャッテリーの数は少ないので、購入を考えているかたはハバナブラウンのブリーダーさんに連絡を取り子猫が産まれたら連絡をもらえるように予約をしておきましょう。

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購入価格は平均で18万円~程の金額が多いようです。また海外から輸入をする場合は生体代のほかに輸送費もかかりますので予算は多めに用意しておくようにしましょう。

ハバナブラウンは高潔な見た目と愛らしい性格の猫

その高潔で思慮深い顔立ちの見た目とは裏腹に、頭がよく好奇心旺盛な愛情深い猫です。このいいとこ取りのような猫のハバナブラウン、日本のペットショップでは見かけることはほぼありませんがブリーダーから迎え入れることは可能です。

新しい家族をお探しの方は是非この魅力溢れる猫、ハバナブラウンの購入を検討してみてはいかがでしょうか?

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