猫はもともと夜行性の動物です。だから昼間はだいたい寝ていて、夜になると動き回る習慣があります。
でも、「さぁ~今日は疲れた。これから寝るぞ~」という時にニャーニャー鳴かれてしまったら、飼い主さんはどうしても気になって寝られないですよね。ご近所迷惑だって気になります。
どうして猫は夜泣き(夜鳴き)をするのでしょうか。夜泣きの対策方法も調べてみましょう。
猫はもともと夜行性の動物。夜泣きは何らかのストレスのあらわれ!
猫にも色んな性格があります。もちろん1日のほとんどを寝て過ごす猫もいますし、それも猫によって個体差がありますからね。
/すやすや…にゃ\
そもそも子猫は1日のうちの20時間、成猫なら16時間も睡眠のために時間を費やすと言いますから。昼間は基本的に猫は寝ているものです。
そして、飼い主さんがバタバタと動き始める夕方からのそのそと起き出して、夜の9時や10時になると本格的に元気になってしまう……という猫も結構多いんではないでしょうか。
せっかく寝る時間になって鳴かれることが続けば、飼い主さんも寝不足になってしまうかもしれませんよね。
しかし、猫はもともと夜行性であるである生き物なのです。本来の野生の中では、昼間に寝ることで体力を温存して夜になると狩りに行くという生活をしていました。
狩りをする時には周りに自分の存在を知られないようにするために、声を出したりすることはありません。
だから夜中に猫が夜泣きをするということ自体が、何かのストレスを感じているという証拠なんですね。
だから、その原因を突き止めて飼い主さんが対策をしてあげることで、猫は夜泣きをしなくなるかもしれません。
猫の夜泣きで考えられる原因と、それぞれの対策
では、一体どうして猫は夜泣きをしてしまうんでしょうか。答えは1つではありませんが、考えられる原因と、飼い主ができる対策も知っておきましょう。
寂しい気持ちから鳴いてしまう
猫の夜泣きで一番多いのが、寂しい気持ちが原因になっているものです。夜になると猫はひとりぼっちになってしまうので、寂しいのも分かりますよね。
明るいうちになるべくたくさん遊んであげるようにしましょう。そうすると猫の寂しい気持ちも和らぎ、夜も疲れて寝てくれるようになります。
夜泣きをするからと1度かまってしまうと、それからも〈鳴けばかまってもらえる〉と思ってしまい、夜泣きが続くことになってしまうからです。
寂しいなら一緒に寝るのもいいかもしれません。飼い主さんの寝室に入ってこれるようにドアを開けておくのはどうでしょうか。
お腹が空いているから鳴いてしまう
お腹が空いていると、うちの猫も鳴くことがあります。もしくは早朝、かなり早い時間から起こしてきたりすることも……
〈勘弁してくれぇ~〉とうわ言で言ってみても、ご飯を求める猫はそんな意見も残念ながら聞いてくれませんよね。
毎晩このような状態が続くようなら、ご飯をあげるタイミングを改めて考えてみたほうがいいかもしれません。
一般的には朝と晩の2回のご飯が多いかもしれませんが、別にそれぞれの家庭でやりやすいようにすればオッケーですよ。
うちの場合は、
- 朝5時くらい
- お昼12時前後
- 夜6~7時くらい
- 寝る前の歯磨き&おやつが11時くらい
というパターンになっています。お腹が空いて夜泣きをする猫なら、夜ご飯を少し遅めにするのが効果的です。
でもうちの猫たちの場合、それでも足りなかったようで……今では夜寝る前の歯磨きおやつを寝る前にあげるようにしています。
歯磨きおやつをあげる前に歯ブラシで磨いてあげるようにしていますよ。
普段何でもない時に磨くとめちゃくちゃ怒りますが、ご褒美が待っている時間なので昼間よりは歯ブラシさせてくれるんです。
定期的なデンタルケアとしてもぜひオススメですよ。ただし、おやつの量は多くなりすぎないように注意してあげてくださいね。
トイレが汚れているから鳴いている
猫はトイレをする前や、したあとに汚れていたりすると、自分でも気になるんです。
もしも汚いトイレの状態になっていれば、〈トイレが汚れてるんだけど~〉と鳴いてアピールしてくるでしょう。
これを避けるために、夜寝る前には猫トイレが汚れていないかちゃんとチェックするようにしましょう。
飼い主さんも眠たいのにめんどくさいかもしれませんが、寝ている時に掃除のために起きるよりははるかにマシだからです。
さらにケージの中で寝ている猫の場合には、猫がトイレを失敗して寝床の上でトイレをしてしまうこともあります。
そんな時には猫もパニックになってしまうんですよね。
ケージの中では寝床とトイレはしっかりと離しておくようにしてスペースを分かりやすくしてあげるのがオススメですよ。
発情期が来たから鳴いている
猫は1年のうち春と秋の終わりごろに繁殖の時期がやってきます。この時期になると、〈アオーン!アオーン!〉と野太い声を聞いたことがあるかもしれません。
この声はとても大きく特徴的なものなので、飼い主さんもかなり睡眠を邪魔されてしまうでしょう。
これは去勢・避妊するまで続いていくものです。もはや猫の本能ですから、どうすることもできません。生後半年から手術できるので、受けさせてあげてくださいね。
手術をした後にもホルモンバランスの崩れから夜泣きをしてしまうこともありますが、それはしばらくすれば治まります。
体調が悪いからアピールしている・不安になっている
普段はいつも大人しく寝てくれている猫が夜泣きをする場合には、もしかしたら体調不良が原因になっているかもしれません。
猫のいつもの元気な状態を思い出して、しっかりと健康具合をチェックしてあげてください。
そしてもし何か小さな事でも異変を感じたならば動物病院で診察してもらうようにしましょう。
夜泣きをしている猫を怒らないようにしてください
これはすべての原因において同じように言えることですが、夜泣きをしていて睡眠を邪魔されたからと、猫を叱ったりすることのないようにしてくださいね。
猫も人間の生活にだいぶ合わせて生きているわけです。猫だって生き物なんですから意志もありますし、主張だってするでしょう。
ストレス要因が原因で鳴いているなら、猫はとても不安な気持ちになっています。そんな猫を叱ってしまっては、猫は飼い主さんに対して不信感を持ってしまうかもしれませんよね。
さらに〈理由はないけど今夜は鳴きたい……〉。もしかしたら猫にだってそんな時があるかもしれません。
毎日毎日続くのはちょっと飼い主さんも疲れてしまいますが、たまになら大きな目で見てあげてくださいね。
猫は本来は夜中に狩りをする習性があるので、暴れることはあっても、基本的に大声で鳴いたりはしないものです。
ですから夜泣きをするということは、猫にとって何かしらストレスがかかってしまっているということなので、しっかりと原因を見極めて取り除いてあげるようにしてくださいね。
猫の夜泣きを減らすことで、お互いにストレスフリーの夜を過ごすことができますように。
みんなのコメント
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先住猫がなくなり今年の夏で一周忌その前に犬を飼いました。先住猫がいるときは夜泣きしなかったのに先住猫がなくなって直ぐに夜泣きもう10年飼っているのに去年又犬を飼いました犬は2匹なってから特にひどくなってます。やはりストレスがたまっているのかなぁ?
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うちの猫は、引きっとったけどどれなんだろう?
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やっぱり親猫から離れて悲しいのかも
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