【手作りキャットフードレシピ】ごはんを作るときの注意点

食欲旺盛にゴハンを食べる愛猫の姿は、なんとも言えないほど愛らしいものです。

食べることが楽しみなのは、ペットも人間も同じですね。おいしい物を食べると嬉しくなりますし、おなかがいっぱいになると満ち足りた気持ちになります。

市販のフードも良いけれど、「たまには、手間ヒマかけたごはんを手作りしてあげたい!」と思いませんか?

かわいい愛猫のため、腕をふるってあげましょう。

NG食品もあるので注意して!愛猫のための手作りレシピをご紹介

では実際に、愛猫のための手作りゴハンを作ってみましょう。

気を付けておきたいのが、猫が食べてはいけない食材を使わないことです。人間は食べても大丈夫でも、ネコが食べると毒になるものがあります。代表的なものは、以下のとおりです。

  • ネギ類
  • ほうれん草・アスパラガスなど、いくつかの野菜類
  • 生のエビ・イカ・タコ
  • 牛乳やチーズなど、人間の食べ物

手作りゴハンの基本的なポイントは、猫にはあげないほうがいい食材を避けることと、調味料を使わないようにすることです。猫の口には、食材の味だけで十分おいしく感じられる味覚が備わっています。

新鮮な食材を使い、愛情をたっぷりこめて作ってあげましょう。

白身魚のとろみ和え

白身魚のとろみ和料理写真

白身のお魚はクセがないので、あっさりと食べられます。パサつきやすいので、煮汁を利用してとろみをつけてあげましょう。水分補給も兼ねられて、一石二鳥です。

材料は、白身魚の切り身を半切れ程度と、水溶き片栗粉のみです。白身魚の切り身は、塩がふられていない、生のものを選びましょう。

白身魚をゆでる
小鍋に50CC程度のお湯をわかし、沸騰させます。沸いたら、白身魚の切り身をさっとゆで、火を通しましょう。火の通りが早いので、ゆですぎに注意します。箸でつついてほぐれる位になったら、加熱はもう十分です。
煮汁にとろみをつける
小鍋にのこったゆで汁で、とろみスープを作ります。水溶き片栗粉を少量ずつ加えて、とろみをつけましょう。固くなりすぎないように気を付けながら、スープに火を通します。
とろみスープで和える
軽くほぐした白身魚を、とろみスープで和えて完成です。

とりささみのおじや風

とりささみのおじや風料理写真

人間用の残った白飯を使って、かんたんおじやを作ってみましょう。鶏肉のゆで汁をダシに使えば、特別な味付けなんて必要ありません。

材料は、とりささみを1本と、白飯をスプーン1~2杯。そして、かぼちゃやにんじん、白菜をごく少量です。

とりささみフレークをつくる
200CC程度のお湯をわかし、とりささみをゆでます。中心に生の部分がのこらないように、しっかりと火を通しましょう。火が通ったら、こまかくさいておきます。
野菜を煮る
かぼちゃ、にんじん、白菜を粗みじん切りにして、ささみのゆで汁で煮ます。ゆっくり火を通すことで、野菜に甘みがでてきます。やわらかくなるまで、じっくり煮込みましょう。
ゴハンを入れて、さらに煮込む
ティースプーン1~2杯程度の白飯を入れて、さらに煮ます。煮汁が白飯に染み込んで、白飯がぽってりとし、とろみがついてくるくらいが目安です。
お皿に盛り、ささみをトッピングする
煮込んだ野菜と白飯をお皿に盛り、その上にさいたササミをトッピングします。あれば、猫用のかつおぶしをさらにトッピングしても良いですね。

まぐろフレークのとろとろオムレツ

まぐろフレークのとろとろオムレツ料理写真

人間用のツナ缶は、塩分などで味付けがされているので、猫の体によくありません。まぐろフレークも手作りして、おいしいオムレツにしましょう。

材料は、まぐろの刺身を2~3切れと、オリーブオイルを小さじ1杯。そして卵が1つです。

まぐろフレークをつくる
小鍋に100CC程度のお湯をわかし、沸騰させます。沸いたら、まぐろの刺身をさっとゆで、火を通しましょう。ゆですぎると固くなるので、ほぐせる程度に火が通れば大丈夫です。

火が通ったら、ちいさくほぐして、オリーブオイルで和えておきましょう。食べごたえがあるものを好む猫には、大きめのほぐし身で。アゴの力が弱めの猫には、ちいさめのほぐし身にしておきましょう。

とろとろ卵をつくる
卵をときほぐし、まぐろをゆでたゆで汁で煮ます。全体に火が通り、ふわふわの状態になれば良いです。ゆで汁から卵をすくい上げ、まぐろフレークにかぶせるようにして、卵をのせておきます。
ソースをつくる
鍋に残ったまぐろのゆで汁に、水溶き片栗粉でとろみをつけます。軽く火を通してとろみの調整をしたら、ソースのできあがりです。オムレツの上にソースをかけて、食べさせてあげましょう。

手作りゴハンには、猫への愛情をこめてあげよう

猫というものは、警戒心が強いいきものです。その特徴は、食事へのこだわりとしても見られます。はじめて見るものは、食べ物とみなしてもらえないこともしばしばありますね。

愛情をたっぷりこめた手作りゴハンも、最初は食べてもらえないかもしれません。普段ドライフードばかりの猫には特に、手作りのゴハンは警戒されてしまう可能性があります。

まずは、普段のフードに混ぜて、すこしずつ試してみることから始めましょう。慣れてきて、安全なものだとわかってくれば、美味しく食べるようになってくるはずです。

「愛猫に手作りゴハンを食べさせたい」という気持ちは、かわいい飼い猫への愛情表現のひとつですよね。それならば、決して自己満足で終わらせるのではなく、「猫に喜んでもらえること」を考えなくてはいけません。

なかなか食べてくれなくても、「せっかく作ったのに、どうして食べないの!」と怒らないであげてくださいね。無理やり食べさせるのではなく、ゆっくりと慣らしていきましょう。

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