名鑑、全国の猫の付く地名。変わった地名や読めない?地名まで

日本には様々な地名が存在していますが、実は猫の付く地名も数多く存在しているのもご存知ですか?猫の付く地名には変わった読み方をする地名も多く、中には想像したら可愛いと思ってしまうような素敵な地名もあります。

そんな、猫の付く地名とはいったいどんな地名があるのでしょうか?また猫の付く地名が集中する地域はいったいどこなのでしょうか?

今回は猫の付く地名をご紹介しましょう!これから引っ越しを考えているたかも、よければ猫の付く地名に引っ越してみては?

東京近郊の猫が付く地名

それではまず、東京近郊の猫の付く地名から見ていきましょう。東京のほかにも東京と隣接する近郊の県には猫の付く地名がいくつか存在していました!

猫又坂(ねこまたざか)/東京都文京区

その昔、猫又橋という橋につながっていたためにつけられて地名がこちらの猫又坂。猫又橋には面白い逸話があって、その昔猫狸と呼ばれる妖怪に僧侶が追いかけられてひどい目にあったことから、変化して猫又という名前になったのだそうです。

東京都にある変わった名前の坂としても有名なので、すでにご存知の方もいらっしゃったかもしれませんね。

猫実(ねこざね)/千葉県浦安市

夢の国といわれる東京ディズニーランドがある浦安市。浦安市は猫の殺処分や糞尿被害と向き合って考える地域猫活動を促進する取り組みを行っている、猫にも人にも優しいとして知られていますが、実は「猫実」という町が存在しています。

もともとは猫とまったく関係ない事情が地名の由来なのですが、その名前と浦安市が取り組む地域猫活動のためか実は東京近郊でも有数の猫スポットとして知られています。野良猫がのんびりとくつろぐ姿を見たいという方は、少し訪れてみてはいかがでしょう?

猫入(ねこいり)/栃木県那須鳥山市

現在は中山という地名になっているようですが、ほんのすこし前までは猫入という地名で知られていました。猫が入っていくと書くので猫がたくさんいた地域なのでしょうか?調べてみたのですが、地名の由来はわかりませんでした。

いったいなぜ、地名に猫が入っているのか?いろいろ推理をすると楽しそうですよね。

猫実新田(ねこざねしんでん)/茨城県坂東市

茨城県は意外にも猫がつく地名がたくさんある県ですが、その中でも特に変わっている地名がこの猫実新田です。漢字だけ見せられたらなんて読むのかわかりませんよね。こちらも調べたのですが、地名の由来はわかりませんでした。

ただ予測するに、この近くに猫実という地域があり(千葉県の猫実とは別)その猫実の近くにある田んぼがいっぱいある地域という意味なのでは?といわれていますが詳しいことはわかっていないようです。

関西近郊の猫の付く地名

東京近郊だけではなく、大阪や京都といった関西地方にも猫のつく地名がいくつかありました。なぜ地名に猫が入っているのかわからないようなところにも地名として入っているのがおもしろいですよね。

猫間川公園(ねこまがわこうえん)/大阪府大阪市生野区

かつて猫間川という川があったことにちなんでつけられた地名です。この猫間川は現在埋め立てられてしまい存在していませんが、猫間川から取られた公園は現在も存在しています。

胡麻猫鼻(ごまねこはな)/京都府南丹市

一時期なんだか可愛い地名として、一部でちょっとだけ話題になった猫が付く地名です。猫鼻というくらいだから、鼻の形に似た地形だったりしたのでしょうか?名前の由来が非常に気になりますよね。

山田猫塚町(やまだねこつかちょう)/京都府京都市西京区

猫塚とは、昔に建てられた猫の墓のことをいいます。昔から猫は不思議な動物されており時に恐れ、時にはあがめるようにして人間と寄り添っていきてきました。そんな猫の死を悼んで建てられたのが猫塚なのです。

その猫塚という文字が地名に入っているということは、その昔は猫のお墓があった場所だったのかもしれませんね。ちなみに猫塚という地名は京都だけではなく、全国各地に存在しています。

猫塚古墳(ねこづかこふん)/奈良県奈良市

猫とは全く関係ないようですが、猫の入った古墳としては猫塚古墳が有名です。全長120メートルほどの前方後円墳で、その周辺には多数の古墳が発見されています。

しかし、古墳が誕生した時代には猫はすでに存在していたといいますから、本当は猫が関係あるのかも?

まだまだある!猫の付く変わった地名

東京近郊と関西近郊に絞っていくつかピックアップをしたのですが、実は猫のつく地名は何故か岩手県、宮城県、福島県、愛知県に集中していました。

いったいなぜなのかはわかりませんが、これらの県には猫がつく変わった地名が意外と多く存在していました。

そこでせっかくですから、各県の猫の付く地名を一気にご紹介しましょう!名前の由来が非常に気になるものやなんてよぶのかわからない地名までたくさんありますよ。

岩手県の猫のつく地名

  • 猫足(ねこあし)
  • 猫穴(ねこあな)
  • 猫ノ沢(ねこのさわ)
  • 猫舘(ねこだて)
  • 猫底(ねこそこ)
  • 猫屋敷(ねこやしき)

気になるのは猫足と猫屋敷ですよね。あんな可愛い猫のおみ足が地名になっているなんてうらやましいですよね。あと猫屋敷ってインパクトがすごい名前ですよね。

調べてみたところ猫屋敷という苗字は日本から古くから存在する名前のようなので、もしかしたら猫屋敷という権力者が住んでいた地域なのかもしれませんよね。

宮城県の猫の付く地名

  • 松崎猫渕(まつざきねこぶち)
  • 猫田(ねこだ)
  • 猫松沢(ねこまつざわ)
  • 猫迫(ねこはざま)
  • 猫ノ森(ねこのもり)

宮城県の猫の付く地名も変わった地名が多いですよね。猫ノ森ってもしかして猫がたくさんいる森なのかな!?と思ってドキドキしながら調べてみましたが特にそんなことはありませんでした。

福島県の猫の付く地名

  • 猫内(ねこうち)
  • 猫ノ田(ねこのだ)
  • 猫神(ねこかみ)
  • 猫沼(ねこぬま)
  • 猫清水(ねこしみず)
  • 猫台(ねこだい)
  • 西猫川(にしねこがわ)
  • 東猫川(ひがしねこがわ)
  • 猫石山(ねこいしやま)
  • 猫日向甲(ねこひなたこう)
  • 猫啼(ねこなき)
  • 猫ノ入(ねこのいり)

福島県は日本でも有数の猫の付く地名が多い県です。その中でも猫啼という地域には面白い逸話があるようです。時は平安時代、女流歌人である和泉式部が京に上る際に、愛猫を置いて行ってしまったそうです。

置いて行かれた猫は、飼い主である和泉式部を探して啼き続けた。そんな逸話から猫啼という地名がついたそうです。ちょっと悲しくて寂しい話ですね。ちなみに福島では猫の神様が存在する地域もあります。

愛知県の猫の付く地名

  • 猫洞通(ねこがほらとおり)
  • 猫藪(ねこやぶ)
  • 新猫塚(しんねこつか)
  • 猫小路(ねこしょうじ)
  • 猫洞(ねこぼら)
  • 猫門戸(ねこもんど)
  • 山猫畑(やまねこばた)
  • 山猫狭間(やまねこはざま)
  • 猫池(ねこじ)

愛知県には猫好きが多いとい言われており、全国の中でも猫カフェや猫関連のお店や会社が集中している地域です。そんな現代の事情に関係があるのかはわかりませんが、愛知県にはとても多くの猫が付く地名が存在しています。

もしかしたら愛知県には昔から猫好きが集まりやすいのかもしれませんね。

猫の地名が表す意味

猫の付く地名は全国にもたくさん存在していますが、そもそもなぜ地名の中に猫という文字を入れようと思ったのでしょうか?

もちろん地域によって由来は様々ですし、猫に関係する逸話が残っていたり、その地域の有力者が猫好きだったという理由もあるかもしれません。

しかし、猫は昔から神秘的な動物だと言われていますので、もしかしたら魔除けの意味が込められていたのかもしれませんね。

猫の付く地名は日本人の苗字にも関係があることも確認されていますので、興味のある方はぜひ猫の付く地名について調べてみてはいかがでしょうか。

猫の付く地名、想像するだけでわくわくしますね

猫の付く地名は全国にたくさんありますので、今回ご紹介していない猫の付く地名もまだまだたくさん存在しています。

もし、引っ越しを考えているけど、どこに住もうかまだ決めていないと思っている猫好きの方は猫の付く地名に住むことを検討してみてはいかがでしょう?

もしかしたら猫の付く地名で素敵な猫との出会いが待っているかもしれませんよ。

みんなのコメント

  • 猫雪 より:

    ちょうど、引っ越し先決めるために、好きな猫の地名でググっていたんですよ✨

    たくさんありますね。

    和泉式部が猫を置いていったなんて…😢

  • じんたん より:

    私の生まれ故郷は、秋田県大館市花岡町猫鼻(ねこはな)です!
    この特集に入れてくださいねー!

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