愛猫と暮らしていると多種多様な鳴き声を聞くことができますよね?とっても可愛い鳴き声、あきらかに怒っているような鳴き声、か細い鳴き声、短い鳴き声、長い鳴き声、何かをしゃべっているような鳴き声。
実は猫は鳴き声でコミュニケーションをとる生き物で感情によって鳴き声を使い分けているのです。その鳴き声のパターンはおよそ20種類!そんな話を聞いたら愛猫がどんな意味を込めていつも鳴いているのか気になりますよね?
そこで今回は猫の鳴き声の意味や、鳴き声に込められた気持ちをご紹介!この記事を見て愛猫の本音を読みとってみましょう!
ちゃんと意味がある!鳴き声から読み取る猫の気持ち10
猫はなにも無しに鳴くことはもちろんありますが、その鳴き声にはだいたい飼い主様に向けたメッセージが隠されています。
愛情表現はもちろん、不満やストレス、病気による不調、遊ぼうという誘いや、ご飯やお水の催促といったものまでその「にゃー」と鳴く言葉には様々な感情がこめられています。
猫がよく鳴く場合は何かを訴えている可能性もありますので是非注意深く体に異常がないかチェックする他、何かストレスになるようなものはないかまずはチェックするようにしましょう。
それでは早速猫の鳴き声パターン別の感情表現について見ていきましょう!自分の顔に向かって鳴き声をあげる愛猫はなにを言っているのでしょうか?
是非ご自身の愛猫の鳴き声を思い出しながらチェックしてください。
にゃー、にゃーん
よく聞く鳴き声ですね。これは何かを要求しえいるときに出す鳴き声です。たとえば「ご飯がほしい」「水がほしい」「かまってほしい」といった飼い主様におねだりをするときに聞くことができる声です。
こちらを見てにゃー、からっぽの自分のお皿を見てにゃー、閉められたドアの前でにゃーと鳴く場合は「遊んで」「ご飯ちょうだい」「ドアを開けて」といった要求をしていますので、要求を聞いてあげましょう。
にゃっ
短い鳴き声は人間でいう返事です。名前を呼ばれた時、挨拶をされたとき、返事をするときに使われる声ではありますが、めんどうくさがりな猫なら名前を呼ばれた時短く鳴くのではなく尻尾で返事をする子もいます。
その猫ちゃんの性格によって違いが出るところも個性があっていいですよね。
サイレントニャー
サイレントニャーと呼ばれるこの仕草は子猫が母猫に甘えるときに見られる行動です。お口はにゃーの口になっているのに声は聞こえないのでサイレントニャーと呼ばれています。
しかし実際は人間の耳には聞こえないほどの高周波で鳴いているので、母猫には聞こえるのだそうです。つまりこのサイレントニャーをされた飼い主様は、愛猫から母猫と同じくらいの愛情を向けられているということになります。
その向けられた愛情を素直に喜びいっぱいモフモフしてあげてください。
ウミャウミャウミャ
美味しいものを食べたときに思わず漏れる鳴き声です。
子猫の時に多く見られる仕草で、大人になるにつれその可愛い鳴き声が聞けなくなってしまうことが多いのですが成猫になっても美味しいものを食べた時に思わずウミャウミャウミャと言う場合もあるようです。
人間でいう「うま!なにこれウマ!!」という感情でしょう。おいしいものに感動しているその姿を微笑ましく見守ってあげてください。
ウーッ!
警戒している声です。それ以上近づくな!攻撃されても知らないぞ!と警告をしているときのサインです。
主に人見知りの愛猫に知らない人が不用意に近づいたとき、知らない猫や嫌いな猫が近くによってきたときなどに聞く声です。
心当たりがないのに警戒されているという時は病気をしている可能性もありますので、注意深く観察するようにしましょう。
シャー!
上記のウーッ!という警告を聞かずにさらに近づいた場合、シャーと歯をむき出しにして威嚇をします。
このとき毛を逆立てて尻尾をタワシのように膨らませているならかなりの確率で怒っています。まさに興奮状態にありますので、下手に手をだすと爪を立てた本気の猫パンチや牙を剥き出しにしての噛みつき行動を起こします。
シャーっと威嚇されたのならば、無理に近づかないようにし落ち着くまで見守ってあげるようにしましょう。落ち着いてきたら、優しくなでてあげて安心させてあげることも忘れないでくださいね。
マーオ、ミャーオ
叫びにも似た少し低めのマーオ、ミャーオという声は恐怖やパニックを感じているときにあげる声です。
さらに猫同士で喧嘩をする直前にあげる声でもあります。その他に「痛い」「あっちいけ」というような意味の含まれています。
一つ言えることは明らかに異常が起きているということなので注意してあげるようにしましょう。
アオーン、ンニャオーン
去勢をしていない猫ちゃんを飼ったことがある方なら聞いたことがあるアオーンという遠吠えのような声。これは発情期に見られる求愛行動の一部です。
去勢、避妊をしている猫ちゃんなら発情期になってもこのような声を上げませんが、発情期に入った猫ちゃんは相手を呼ぶため部屋中に響くような大声をあげながら部屋中をウロウロします。
集合住宅だとそのよく通る声がマンション中に響きわたりしばしばご近所トラブルに発展することもあります。
発情期の声が気になるという方で去勢や避妊をしていない成猫の飼い主様は猫ちゃんの健康の為にも去勢と避妊をすることを検討してみてはいかがでしょうか?
カッカッカッ、ケッケッケッ
小さな虫やねこじゃらしなどのおもちゃを見たときにあげる声です。この声の意味は獲物が自分の手の届かない場所にあるとき、狙っているときに聞くことができます。
我が家の場合でいうと壁や天井に止まっている極小さな虫や窓の外にいる鳥を見つけた時にこのような声を上げます。
ゴロゴロゴロ、グルグルグル
猫好きさんはもちろん、おそらくほとんどの人が知っている鳴き声ゴロゴロゴロ、グルグルグルといった鳴き声は母猫に甘える子猫が出す鳴き声で「喉を鳴らす」とも言われています。
目を細めてこの声をあげている姿を見ると、本当に癒されますし思わずギューッとしたくなっちゃいますよね。他にもキュルキュルといった鳴き声で甘えることもあります。
猫の鳴き声から考える病気の可能性
いつもは機嫌良く触らせてくれる猫ちゃんが、突然威嚇をしてくる、鳴かなくなるといった場合は病気を患っている可能性があります。どんな病気が考えられるかほんの一部ですがご紹介します。
怪我をしている
骨折や捻挫、傷がある場合猫は必死に隠そうとして触られそうになったら威嚇するといった行動を見せてくることがあります。
これは野生のヤマネコ時代に怪我をしている時に弱みを見せることは死に直結する問題だったので、現在のイエネコも怪我をしていることを隠そうとする本能が働くと言われています。
愛猫が突然「ウー」「シャー」と威嚇をして触られることを拒否してきた場合は、どこか怪我をしていないか歩き方や動きが変ではないか注意深くチェックしてあげるようにしましょう。
病気
しんどい、体がだるい、痛いといった病気の症状がある場合も猫は隠そうとします。
鳴き声に異変があった場合は嘔吐、下痢、発熱といった症状が出ていないか、排尿排便に異常はないか、多飲していないか、食欲はあるかなどをチェックし気になることがあれば念のため獣医さんに相談するようにしましょう。
ストレス
急な環境変化、飼い主様がかまってくれない、トイレや水が汚い、ご飯を食べるところが気に入らない。そんな理由でストレスを感じた猫ちゃんに現れる症状に声が出なくなるというものがあります。
サイレントニャーと勘違いする人もいるようですが人間と同じようにストレスを感じた猫ちゃんは声が出なくなるのです。
サイレントニャーのような仕草を頻繁にしている、最近鳴き声を一切聞いていない、嘔吐や下痢、血便血尿、異常行動といったストレスが溜まった時に起こる症状が見られる場合は注意をしましょう。
ストレスの原因を突き止めて生活環境を見直して改善してあげるようにしましょう。
猫の鳴き声アプリのすすめ
愛猫の鳴き声がどのような気持ちで鳴いた声なのかわかっても、猫ちゃんに人間の言葉で話かけることしかできないのでこちらの気持ちが伝わっているのかわからない。
猫語で愛猫に愛を伝えたい!そんな願望がある方におすすめしたいアプリがあります。それがこちら!
こちらのアプリは、人間の言語で録音すると猫語で再生をしてくれるとてもユニークな翻訳機です。果たして、本当に愛猫に言葉が伝わっているのか気になるので、我が家の愛猫にも試してみましたが結果は・・・
見ての通り微妙な反応でした。ただ「こんにちは」と録音して猫語で再生された、猫の鳴き声を聞いた愛猫が「にゃ」と返事はしていましたのでもしかしたら本当に翻訳をしてくれているのかもしれません。
無料アプリで他にも機能がたくさんついていますので気になる方は是非アプリをダウンロードして試してみてください。猫ちゃんによっては本当にコミュニケーションをとれるかもしれませんよ?
猫の鳴き声に隠された感情を読み取ってコミュニケーションを取ろう
何気なく毎日聞いていた愛猫の鳴き声は私たち飼い主とコミュニケーションを取ろうと、必死にしゃべりかけてくれているということがわかって頂けたでしょうか?
愛情のサイン、遊びを要求しているサイン、病気のサイン、ストレスを感じているサイン。鳴き声に込められている愛猫の気持ちを読み取ってしっかりと答えてあげるようにしましょう。
みんなのコメント
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よく会う野良猫が居るのですが、ニャーニャーと弱々しく鳴くのは何故ですか?
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ニャーニャーと鳴けば餌がもらえると思っているか、連れて帰ってと訴えているのではないでしょうか?
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