かわいい猫の目隠しする姿。でもまぶしいにゃ…という意味だった!?

猫の多くのしぐさが人間にいやしを与えますね。尾を高く上げて擦り寄ってくる猫はほんとうにかわいいです。座っている人間の足を枕に安心して眠ってしまう猫ほどいとおしいものがほかにあるでしょうか?

寝ても起きても猫のしぐさはイチイチかわいいです。でも、かわいいだけではなく、猫が眠っている姿に不思議なしぐさがみられることもありますね。

猫好きのみなさんなら一度は見たことがあるはず・・・「目隠し」をして寝る猫を。

とにかくかわいい!でもそれだけじゃない!?猫の目隠しに込められた秘密

以前三毛猫を飼っていたことがありました。猫らしい一般的なかわいらしさで家族をいやし、家族からの愛情は三毛猫をいやし、まあ割と良好な関係を築いていたと記憶しています。

その三毛猫がある日、「目隠し」をして寝ていることに気づきました。しかも両手(前足)で両目を覆っていて、「いないいない、ばぁ」のちょうど「いないいない」のかっこうでした。

自分の家の猫とはいえ「かわいい・・・」と思わず息を呑んでしばらく見ていたのですが、不意にある疑問がわいてきました。その猫は普段、目隠しをして寝るようなことはないからです。なぜ今日は目隠しをしているんだろう?

しかしはっきりした答えも見つからず、特に病気になったということもなくその後もふつうどおり元気だったので大して気にせず、これはきっと、寝がえりなど何かの偶然で「目隠し」のようなかっこうになったんだろうなぁ・・・

と、そのときは判断しました。でも、そうではないことが、ずいぶんあとになってから判明したのです。

いつでも片手目隠しをしているうちの猫

現在は別の三毛猫が家族の一員になっているのですが、この猫はかなり大柄な猫で、前後肢も前の三毛猫よりもがっちりと太いです。成長期には将来トラになるのではないかと危惧したほどの急成長がありました。

そのせいかどうかはわかりませんが、この三毛猫、両手ではなく、片手(前肢・前足)でがばっと目隠しをしています。はじめてみたときは思わず「あ!」と言ってしまいましたね。前の三毛猫の目隠しを思い出したんです。

前の三毛猫の目隠しはたった1回見ただけだったので、「単なる偶然」と思っていました、ところが現在の三毛猫は、昼間寝るときにはだいたいこの「片手目隠し」が定番のスタイル。

片目を隠す猫の写真

前の三毛猫の両手目隠しは「かわいい!」と素直に思いましたが、今の三毛猫の片手目隠しは、猫というよりカンガルーのような「たくましさ」を感じます。まあそれはともかく、猫の目隠し、前の猫の偶然ではなかったことが判明しました。

で、ここからは「猫が目隠しをする理由」の考察に入りますが、思い当たる仮説がいくつかあります。あくまでも筆者が考える理由なので、実際のところは後ほど検証していきます。

  • 猫は暗い場所が好き(光をさえぎる)
  • 家の中は安全だからあおむけになる
  • 頭部の安定

たとえば外猫が家の外で目隠しをすることはないのかな、と考えてみました。目隠しをするということは、顔がこちらに見えているわけで、それはつまりお腹が「上(のほう)」を向いていることになります。

危険がたくさん潜んでいる屋外の猫は、弱点である腹を上に向けるようなことはほぼありません。ましてやこれから眠るというときに腹を見せて目隠しまでして・・・なんていうことはあり得ないはず。

もちろん「へそ天」なんていうあけっぴろげな寝姿は、家猫の特権です。そもそも外猫が眠っている姿なんてそうそうお目にかかれるものではありませんよね?

とすると、やっぱり「安全」が条件になるのではないかという気がしますね。「光をさえぎるため」というのは人間の立場に置き換えたら当たり前のように感じます。でも猫が果たして人間と同じ感覚なのかどうかはわかりません。

そして「頭部の安定」についても思うところがあります。前の三毛猫も今の三毛猫も、やわらかいソファやベッド(人間用)の上で寝るときだけ「目隠し」をしているような記憶があります。

ソファにしてもベッドにしても、猫が寝るには少々やわらかすぎるのではないか?という気もするんですよねぇ。頭を安定させるために、手を「重し」にしているのかな?という仮説も成り立ちそう。

思いつくところではこんなところでしょうかね。みなさんはどうお感じになるでしょうか?では、実際に検証してみたいと思います。猫にきくわけにもいかないので、獣医師さんの話を参考にします。

猫が目隠しをして寝るホントの理由とは?

猫が目隠しをする最大の理由は、「まぶしいから」です!なんとなく拍子抜けするような結論に至りましたが、しかしふつうはサングラスをしない猫にとっての「遮光」は、非常に重要な意味を持ちます。

猫は暗くて狭いところのほうが精神的に落ち着くという話を聞いたことがあると思います。だから猫は光をさえぎるための目隠しをするんですね。というのも、目隠しすることによって、

  • 暗くなる
  • 光をシャットアウトして視界を狭める(狭いところにいる感覚を保つ)

というふたつの効果を得ることができるんですね。たとえば病院がキライな猫は多いと思いますが、狭いケージにタオルをかけて遮光すると、比較的落ち着いた状態をキープできる猫もいます(すべてではありません)。

病院がキライな猫は目隠しすると大人しくなるよ!といわれたことが昔ありましたが、猫に目隠しなんてどうやってするんだ?と当時は思ったものです。ケージにタオルは「目隠し」と同様の効果が確かにありそうです。

いわれてみれば、ウチの猫のケースも思い当たるフシがいろいろ出てきました。日光浴をするために窓際で寝そべっているうちに眠くなり、そのまま寝てしまったけれどまぶしいので目隠し・・・

そういえば、このパターンはけっこう多いです!なるほど、ですね。ですから寝ているときに猫が目隠しをするようなしぐさをするのは、まさに「目隠し」そのものだったのです。

ここでちょっと注意。ウチにいる現在の三毛猫のようにがばっと片腕で目隠しをする猫もいるようですが、前の三毛猫のように両手で「いないいない、ばぁ」式の目隠しをする猫もやっぱり一定数いるようですね。

腕(前肢)ごとがばっと目隠しするのであれば問題はありませんが、手(前足)の部分で目隠しをする場合、爪が目に入って目を傷つけてしまう危険もわずかながらあるんですよ・・・

いないいない、ばぁ式の目隠しをする猫ちゃんは、目に傷をつけないためにも爪切りしてあげるとより安心です。まあ家猫はどんな寝方であろうと定期的に爪切りしたほうが安全ですけどね。

猫の爪は鋭利な刃物のようなきっ先なので、猫とじゃれたあと、しばらくたってから手がみみずばれになることがあります。そんな鋭い爪が猫の美しい目に入ってしまったら・・・たいへんですよね。

それに、猫自身のケガにもつながります。じゅうたんなどの上で飛び跳ねてじゃれると、爪がひっかかって捻挫や脱臼などの危険が迫りますので、やはり家猫は爪を定期的に切ることをおすすめしたいです。

あくまでも「爪」ですよ。「ヒゲ」は絶対にNGですよ!ぜひ参考にしていただきたいと思います。

猫のおちゃめな目隠しには猫なりの理由があった!

はい、今回は「猫の目隠し」というテーマでお話してきました。目隠しをしているからといって、特に問題なく猫は眠り続けますので、そんなに心配は要らないのかな、とは思っていました。

それでも、ストレスを受けやすい猫にとっては、目隠しも非常に重要なしぐさであることがおわかりいただけたかと思います。猫のあらゆる行動には意味があるなんて言われますが、目隠しもまさに・・・でしたね。

猫が好きな人間の側からすると、なんともかわいらしくおちゃめな目隠しですが、猫のほうからすればちゃんと理由があって、あるいは必要に迫られて採用する行動なので、猫の目隠しを見つけたときもそっとしておいてあげましょう。

かわいくてついつい触りたくなってしまいますが、そこはグッとガマンですね。ほかにも猫のいろいろな「かわいいしぐさ」がありますが、基本は見守ってスルーしてあげることが猫にとってはベストかと思いますよ。

あなたの一言もどうぞ

ページトップへ