国産キャットフードと外国産を比較!それぞれのメリット・デメリット

あなたのおうちのキャットフードは国産ですか?

急激に売り上げを伸ばしている外国産のキャットフードと比較しながら、国産キャットフードのメリットとデメリットをご紹介します。

お財布にやさしい国産キャットフード

国産のキャットフードのメリットは、なんといってもお財布にやさしいことですね。また、ペットショップや量販店、そしてコンビニでも購入できる手に入れやすさ。

そしていろいろなラインナップや魅力的なパッケージデザイン。小分け袋の配慮など、国産らしいこころづかいが感じられますよね。

また、粒がお魚の形だったり、色がカラフルで美味しそうな感じ。実際、ねこちゃんのくいつきもとても良い国産のキャットフード。

ただ、小売店の棚でちょっと不思議に思いませんか?なぜ、こんなに安いんだろうと。

国産キャットフードのメリットとデメリットをいまいちど、確認してみましょう!

品質にこだわった外国産のキャットフード

飼い主さんの使いやすさを追求した国産のキャットフード。それに対して外国産は高いという印象ですね。

外国産はラインナップも1種類だったり、一袋が大容量でちょっと使いにくいという感じがしますね。

それでも高価な外国産のプレミアムフードの売り上げが伸びています。

それはなぜでしょう?外国産のキャットフード「アカナ」を例に取って、見てみましょう。

アカナ

価格 2kg/6264円(税込)
主な原料 新鮮鶏肉(9%)、新鮮七面鳥肉(9%)、新鮮鶏内臓(レバー、ハツ、腎臓) (9%)、
鶏肉ミール(8%)、七面鳥肉ミール(8%)、丸ごとニシンミール(8%)、
丸ごとグリンピース、丸ごと赤レンズ豆、丸ごとヒヨコ豆、鶏脂肪(5%)、
新鮮全卵(4%)、新鮮天然ウォールアイ(4%)、新鮮天然トラウト(4%)、
新鮮七面鳥内臓(レバー、ハツ、腎臓) (4%)、以下略
添加物 BHA、BHT、エトキシキン等の人工的な防酸化剤は不使用
穀物 赤レンズ豆、ひよこ豆など
特徴 75%が肉、その半分以上が新鮮または生である
詳細に記載した原材料の表示に驚きます。これでも一部を抜粋しただけなので、アカナのキャットフード製造へのプライドを感じさせられますね。

アカナは75%以上が肉という驚異的な動物性たんぱく質含有量!完全肉食のねこちゃんにぴったりのキャットフードです。

肉の内容も半分以上が新鮮または生であることがホームページに記載されています。

また、人工添加物は不使用。飼い主さんにとって安心できる品質ですが、その分価格も高くなっています。

この様に、品質にこだわった外国産のプレミアムフードのメリットは素材の安全性であり、デメリットは高価格であることです。

おススメの国産キャットフード

国産にも無添加や素材にこだわったキャットフードがありますのでご紹介します!
 

日本のみのり

価格 200g/972円(税込)
主な原料 牛肉粉(国内)、ビーフエキス(国内)
添加物 無添加
穀物 玄米(山形産)
特徴 主な原料が動物性たんぱく質

日本のみのりは製法にこだわり、鮮度を保つため、手作り少量生産をしています。そのため、200gで972円という高価格です。

粗タンパク質は50%で、国産では飛びぬけて動物性たんぱく質が豊富です。主な原料の牛肉粉とビーフエキスが、どの様な素材に由来するのかちょっと心配ですね。

ピュリナワン ターキー

価格 2.2kg/1880円(税込)
主な原料 ターキー
添加物 天然由良ミックストコフェロール
合成着色料・香料は無添加
穀物 米、トウモロコシ、大豆など
特徴 主原料が動物性たんぱく質

原材料表示の最初にあるのは肉、魚で動物性たんぱく質がたっぷりです。

また、酸化防止剤はミックストコフェロールで合成着色料・香料は無添加。家禽ミールや大豆が含まれている点が飼い主さんにはちょっと心配ですね。

家禽ミール

食用鳥類から人間の食用に適した部分を取り除いた部分(骨や羽など)から油脂を取り除いたもの

メディファス

価格 1.5kg/1600円
主な原料 穀類(とうもろこし)
添加物 ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール
穀物 とうもろこし、豆類
特徴 主原料がトウモロコシ。下部尿路ケアに対応

酸化防止剤はローズマリー抽出物とミックストコフェロール。無着色で粒は地味な茶色で、飼い主さんに安心。

ただ、原材料表示の最初に穀類が記載されていることと、二番目に記載されているのが肉類でミートミールである点が不安です。

  • ねこは完全肉食動物

    ねこは腸が短い動物。アミラーゼがないので炭水化物の消化は苦手

  • ミートミール

    生体から人間の食用に適した部分を取り除き、そこから油脂を取り除いたもの

この様に、国産にも無添加にこだわったキャットフードがありますが、外国産と比べると気になるのが、やはり原材料です。

低価格を実現するために穀類やミートミールを主な原料としていることが、国産キャットフードのデメリットと言えるでしょう。

より安全な国産キャットフードを選ぶために

国産のキャットフードのメリットとデメリットをまとめました。

  • メリット
    飼い主さんのお財布に優しく、小分けのパックや買いやすさなど、消費者の使いやすさを考えている点
  • デメリット
    完全肉食動物のねこちゃんが消化しにくい穀類を使用したり、4Dミールの危険性が潜んでいるミートミールを使用するなど、品質の安全性に疑問が残る点

それでもご紹介しましたように無添加を実現している国産のキャットフードは少なくありません。

安価でも、より安全なキャットフードを選ぶことは可能です。

国産のキャットフードメーカーのホームページを見たり、キャットフードの原材料表示を注意して見ることで、より安心なものを選ぶことができます。

身近で得られる情報を生かして、より安心な国産キャットフードを選んでいきましょう!

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