なぜ猫は肩に乗るの?肩乗り猫の性格と気持ち・乗りやすい種類

人間の肩に乗るのが大好きな猫ちゃんたちがいます。

「抱っこよりも肩に乗る方が好き」という子たちで、「肩乗り猫」と呼ばれることもあります。

今回は、肩乗り猫ちゃんの性格や種類、彼らが人間の肩に乗る理由は一体何なのか?などの疑問に迫ってみます。

世界一有名になった、肩乗り猫のボブ

まず最初に、猫映画界?のアイドル、肩乗り猫の「ボブ」をご紹介しますね。

ボブは最近公開されたイギリス映画、「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」に登場する猫ちゃんです。

この映画は実話がもとになっており、なんと、主役の猫ちゃんは実話のモデルである「本物のボブ」が演じています。

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(映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」より)

満足げに肩に乗っている姿は、「飼い主さんはボクのもの!」と主張しているようにも見えますね。

ある日、ふっとジェームス(薬物依存症のストリートミュージシャン)のアパートを訪れた1匹の野良猫(ボブ)。まるで自分から飼い主を選んだかのようにジェームスのもとに居ついてしまいます。

それからというもの、ボブはリードをつけてもらい、ジェームスの肩に乗ったままロンドンの街角へ。ギターの弾き語りをする彼のすぐ側で待機します。

ボブは多くの人に囲まれても全然平気ですし、見知らぬ人とハイタッチだってできます!

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(映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」より)

ボブの可愛らしさに多くの人々が集まり、そのおかげでジェームスの売り上げは急増…。このように、ボブはとっても賢く、飼い主孝行な猫ちゃん?なのです。

肩乗り猫の性格は活発で人のことが大好き

この映画のストーリーからもわかるように、肩乗り猫ちゃんの性格の一番の特徴は、何といっても「好奇心旺盛で人間を怖がらない」ということでしょう。

その他にも

  • 活発で運動好き
  • 陽気な性格で高いところが好き
  • 人一倍(猫一倍?)甘えん坊で飼い主さんに対する所有欲が強い

などがあげられます。

肩に乗りやすい種類はロシアンブルー!

ロシアンブルー10031

一般的に言われているのは、「ロシアンブルーには肩乗りの子が多い」ということです。

はっきりとした根拠はわかりませんが、ロシアンブルーの人懐こい性格ゆえのことなのかもしれません。

しなやかな体で優雅にご主人の肩に乗っている姿は想像するだけで愛らしいですね。

もちろん、ロシアンブルー以外の肩乗り猫も多いですよね。

ただし、おっとりした長毛種の子よりは元気いっぱいで活動的な短毛種の方が、より肩乗り率は高いようです。

短毛種は比較的社交的で、甘えたい時の感情表現がストレートなタイプが多くみられます。そのため、「飼い主さんに構って欲しいという強い欲求から肩乗りになる」ケースが多いのかもしれません。

ただ種類や性格以外にも遺伝や環境による要因も多分にあると思われます。

実は我が家のコタロウも肩乗り猫です。

甘えたい時には様々な方向から飛び乗ってくるので、飼い主はいつも気が抜けない状況…。

流石に疲れている時や肩凝りが辛い時には降りてもらっていますが…。

不本意に降ろされると、とたんに不機嫌になり、爪とぎやおもちゃに当たり散らすことも!どうしようもないやんちゃ坊主です。

肩に乗るわが家の猫の写真

今日もココが定位置なのにゃ!

猫が肩に乗る理由とは?猫のきもちを考えてみよう

肩乗り猫はなぜ人間の肩に乗るのか?次にその理由や心理を考えてみましょう。

飼い主さんと一緒にいたいから

肩乗り猫ちゃんは「いつでも飼い主さんと一緒がいい!」と思っているようです。

「一緒にいたい」→「どこに行くのも肩に乗って一緒に行きたい!」

そんな気持ちから飼い主さんの肩に乗るのではないでしょうか。

安心できるから

肩に限らず、人間の体の上に乗ってくる猫ちゃんは多いですよね。膝の上や、寝ている飼い主さんのお腹の上でリラックスして眠ってしまう子もいます。

コタロウもいつのまにか飼い主の肩の上でウトウトしていることがあります。放っておくとそのまま寝てしまうことも…。(熟睡してしまうと体重がもろにかかるのですごく重いのです!)

飼い主さんのぬくもりを感じていられるというのは猫ちゃんにとって安心できて、とてもリラックスできる状態なのかもしれませんね。

見晴らしが良いから

たまたま飼い主さんの肩に乗ってみたら意外に安定感があって、遠くまで見渡せる感じがとても心地良かったのではないでしょうか。

それがきっかけで「肩に乗ると眺めが良くて気分がいい」ということがインプットされたものと考えられます。

飼い主を乗り物だと思っている?

これは飼い主としては、絶対認めたくないことなのですが(笑)

家族は「コタロウは便利な乗り物だ!って思っているんじゃないの?」と言っております。

コタロウが乗るのは私の肩だけ…。抱っこは誰、添い寝は誰…という風に人を選んで?使い分けている節もあるようです。

こちらが椅子に座っている時などに肩に乗ってきて、後ろ足で飼い主の胸のあたりを蹴るような仕草をすることがあり、それが何となく「ね~ね~、立ってよぉぉ!」と催促している感じなのです。

立ちあがって歩き出すと、ゴロゴロと喉を鳴らしながら満足げに顔を舐めてきます。

まぁ、少々納得できない部分もあるのですが、「それだけ懐かれているってことなのかな?」と思って許してしまっています。(単なる親バカですね…)

肩の乗り方にも個性がある!猫の肩乗りスタイル

肩乗り猫ちゃんはどのようなスタイルで飼い主さんの肩に乗るのでしょうか。乗り方にもその子ならではの特徴があるようです。

前向きタイプ

前向きタイプの写真

飼い主さんと同じ方向を向いて肩に乗ります。お互いに顔が前方に向いているのでお出かけに向いているかもしれません。2つ並んだお顔が何だかとても微笑ましいですよね。

後ろ向きタイプ

胸のあたりまでを肩に預けて、後ろ向きに乗るタイプ。後ろ向きになるので猫ちゃんの顔が見えず、ちょっと寂しいかも…。

でも、手でお尻を支えることができるので飼い主さんにとっては一番楽な体勢かもしれませんね。(コタロウがこのタイプで、なぜか必ず飼い主の右肩に後ろ向きで乗ります。)

後ろ向きタイプの写真
後ろ向き最高‥(ドヤ顔)

横乗りタイプ

横乗りタイプの写真

右肩が頭、左肩がしっぽというように、全身で肩の上に乗ってしまうタイプ。(ボブはこのスタイルで乗っていますね。)

少し前のめりの姿勢にならないと猫ちゃんが落ちてしまいそうです。がっしりした体格の人でないと肩への負担が大きそうですね。

「猫を肩に乗せる」ってどんな感じ?

猫を肩に乗せるとどんなことになるのか。肩乗り猫ちゃんの良い点、困った点をあげてみました。

【 肩乗り猫の良い点 】

  • 猫ちゃんのぬくもりをすぐ近くで感じることができる
  • リラックスした時のゴロゴロ音を間近で聞くことができる。
  • 猫ちゃんと同じ目線でものを見ることができる(前向きの場合)
  • 一緒におでかけできる。(外出の際は安全のためリードをつけましょう)

【 肩乗り猫の困った点 】

  • 肩が凝る(おデブちゃんに乗られるのはかなりキビシイですよね…)
  • 夏はとにかく暑い(毛皮のマフラーを巻いているようなものです)
  • 夏でも重ね着しないと傷だらけになる(爪を立てられてしまうこともあります)
  • 猫ちゃんが肩に乗りそこなった時など、かなり傷だらけになる(時には流血の被害も!)
  • 服の肩や胸、背中部分が痛む(猫特有の前足をモミモミする仕草で服に被害が…)
「肩が凝る」「生傷が絶えない」などの困りごとは確かにあります。もともと肩凝りのひどい人には、かなり辛いかもしれませんね。

でも、猫好きにとっては、それを補って余りあるほどの楽しさがあると言えるでしょう。

猫ちゃんを肩に乗せている時の幸福感は何物にも代えられないものですから…。

肩乗り猫との出会い(初めてコタロウが肩に乗ってきた時のこと)

最後にコタロウとの出会いのエピソードを少しご紹介しますね。

ペットショップに売れ残りのマンチカンがいました。ずっとその子のことが気になっていたので、抱っこさせてもらおうとケージから出してもらったのですが…。

その子はとても落ち着きがなく、キョロキョロと辺りを見回しながら、ちっちゃな手足をバタバタ。抱っこされるのを極端に嫌がっている様子です。そのうちに「あわわ…」という感じで慌てて腕から肩へと登って来てしまいました。

肩まで登ると今度はすっかり落ち着いて、まるで「ココがボクの居場所!」というようにくつろいでいます。

「もしかしたら、この子は肩乗りかも?」そう思った瞬間でした。それ以来、飼い主の肩の上がコタロウの定位置になっています。

これは想像なのですが、コタロウはあまりに長く(7ヶ月以上)ペットショップにいたので、「少しでも長く、狭いケージの外でスタッフさんに甘えていたい!」という気持ちから肩乗りになったのかもしれませんね。

そんな健気な状況を想像すると、「多少の肩凝りや傷は我慢しよう…」という気になります。(やっぱり、どこまでも親バカですね!)

世界一有名な肩乗り猫10035

フミフミ…♪

もしも、皆さんが肩乗り猫ちゃんと出会う機会がありましたら、体に負担がかからない程度に肩に乗せてあげてくださいね。

そこから、ボブとジェームスのような素敵なパートナーシップが生まれることだってあるかもしれませんよ。

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