猫から聞こえるグーグー音の正体。鼻・お腹・喉のどこで鳴ってる?

猫は鳴き声や耳や尻尾などを使って、上手に感情表現をする生き物です。中でも猫を飼っていない人にも有名な仕草が、喉をゴロゴロと鳴らす仕草ではないでしょうか。

しかし、時には「ゴロゴロ」ではなくて「グーグー」と聞こえたり、あるいはこの「グーグー」音が別のところから聞こえてきたりする場合もあります。

いったい、この「グーグー」という音はどこから鳴っていて、どういう意味があるのでしょうか。また、病気など気をつけなければいけないケースはあるのでしょうか。猫から出るグーグーという音についてまとめました。

猫から聞こえる「グーグー」は、どこで鳴るかで意味が異なる

猫から「グーグー」とか「グルグル」というような音が出た場合、考えられる音の主な出所は3つ。すなわち、鼻か喉、もしくはお腹のどれかです。

当然ながら、どこから出る音か、どんなシチュエーションで出ているのかによって、意味も原因も全く異なります。猫がグーグー言うときは、その意味を知るためにも、まず音の出所を確認してみましょう。

猫の鼻からグーグー聞こえるときの原因

鼻からグーグーという音が出ている場合、考えられる原因は以下の2つです。

いびき

寝ている時に、猫の鼻からグーグーと聞こえる……という場合、可能性が高いのは「いびき」です。実は猫も人間と同じようにいびきをします。

基本的には、いびきをしていても特に心配はいりませんが、毎日、毎回出るような場合は注意が必要です。

呼吸がつらそうでないか、また起きている時、鼻をよくひくひくさせたりしていないかなど、確認しましょう。呼吸の仕方に異変がある時は、病院で診察を受けた方がよいでしょう。

鼻が詰まっている

風邪や鼻炎などで鼻が詰まっていたり、あるいはほこりなどの異物で物理的に鼻が詰まっていたりする場合も、鼻でグーグーいう時があります。頻繁に聞こえるようならば病院へ行きましょう。

点鼻薬を処方してもらうことで、呼吸が楽になるケースもあります。また、過去に猫風邪を患ったことのある猫の場合、季節の変わり目になると鼻水が出やすくなり、その時期だけグーグー言う、ということもあります。

猫のお腹からグーグー聞こえるときの原因

お腹からグーグーと鳴る場合は、音の出所は消化器官と考えられます。それほど大きい音ではなく、たまたま飼い主さんの近くに猫がいた時など、わずかに聞こえるといった程度です。お腹からの音は、主に以下のような理由で鳴っています。

空腹でお腹が鳴っている

実は猫も人間と同じように、空腹だとお腹が鳴ることがあります。胃腸が空になったとしても定期的に蠕動運動は続くため、胃腸内のガスなどがかき回されてグーグーと鳴るのです。人間と同じでごく当たり前のことなので心配はいりません。

消化器が活発に動いている

ご飯を食べて消化している最中は、胃腸が活発に動くのでお腹からグルグル、グーグーと聞こえることがあります。生理的な音なので心配することはないでしょう。

しかし、あまりにも長い時間鳴らしっぱなしとか、普段鳴らないのにその日だけよく鳴るという場合は消化不良などの可能性もあります。

猫に元気があるか、なにか今まで食べたことのないフードをあげなかったか、またその後嘔吐や下痢などをしていないかなどもチェックした方がよいでしょう。

猫の喉からグーグー聞こえるときの原因

喉からグーグーという音が聞こえる時は、おそらく喉を鳴らしていると考えられます。しかし興味深いことに、実は猫が喉をグーグーと鳴らす場合、全く意味が異なる2つのパターンがあります。

幸福感から喉を鳴らしている

嬉しい時や、子猫の気分で母猫あるいは母猫代わりの人間に対して甘える時、猫は喉を鳴らします。撫でてもらって嬉しい、構ってもらえて嬉しいという時もあれば、子猫ならミルクをもらえて嬉しいという時に鳴らすこともあります。

猫が喉でグーグー言うのであれば、だいたいはこの嬉しい時に鳴らすパターンといっていいでしょう。

抱っこ中など、猫がうっとりと喉を鳴らす様は、多くの飼い主さんが目にするはず。顎の下から喉にかけて、そっと指を当ててあげると、喉がゴロゴロと振動しているのがわかるでしょう。

猫によって喉の鳴らし方には多少違いがあり、「ゴロゴロ」鳴らす猫もいれば「グーグー」鳴らす猫もいます。しかし実は、猫がどのようにして喉を鳴らすのか、そのメカニズムはいまだに解明されていません。

痛み、苦しみ、恐怖で喉を鳴らすこともある

猫が喉を鳴らすのは嬉しい時、幸せな時がほとんどですが、実は意外な時にも喉を鳴らすことがあります。それが、痛みや恐怖を感じている時です。例えば、よくありがちなのが、動物病院でグーグー、ゴロゴロと喉を鳴らすケースになります。

診療台の上で大人しく治療を受けながら喉を鳴らしている様を見て、「この子はもう動物病院の先生にも慣れたみたいで、ご機嫌みたい」と誤解してしまう飼い主さんもいます。しかし、実際には恐怖から喉を鳴らしている可能性があります。

実は、猫が喉を鳴らす行為には、猫の体自身を癒す効果があるといわれています。病気や怪我で苦しい時、痛い時、喉を鳴らすことで傷を癒したり、恐怖を和らげたりするのです。

嬉しくて喉を鳴らしているのか、それとも恐怖から喉を鳴らしているのかを判断するには、やはりその場のシチュエーションを考えてみるのがわかりやすいでしょう。

猫にとって嬉しいことが特になにもないのに、何故か喉を鳴らしている時は、少し猫の周りに注意してみるとよいでしょう。

猫がグーグー言うときは、音の出所を確認してみよう

猫からグーグーという音が聞こえる時は、どこから音が出ているのか、またどんなシチュエーションで鳴らしているのかによって原因が異なります。鼻なのか、喉なのか、あるいはお腹からなのかを確認してみましょう。

喉からの音は自然なことですが、鼻やお腹から聞こえる時は呼吸や消化に異変がある場合もあるので注意が必要です。

また、もし喜びから喉を鳴らしている場合は、猫が甘えた気分になっているので、スキンシップのチャンスです。普段の猫はそっけないことが多いので、猫がその気になっているうちに、存分に猫を撫でてあげるなどして楽しみましょう。

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