猫がごはんを食べない時の対策。丸1日食べなければ病院へ!

ごはんの時間になるとすっとんでくる猫の姿は可愛いですよね。でも、いざごはんをあげてもなぜか食べない、あるいは全く見向きもしないという場合は困りもの。

単なる気分で食べないだけならいいのですが、あまり長い時間食べないでいると肝リピドーシスなど重大な病気になってしまう可能性もあります。

そこで猫がごはんを食べない時に考えられる理由、また無事ごはんを食べてもらうためのコツについてご紹介します。実は飼い主さんの工夫次第で、驚くほど猫の食欲が変わることがあるんですよ。

24時間が限界!猫が全くごはんを食べない時は病院へ

健康な猫であれば、通常丸1日全くごはんを食べないというようなことはありません。もしも全く食べない状態が24時間以上続いた場合は動物病院へ連れて行きましょう。

猫は絶食状態が続くと肝リピドーシスという病気になる可能性が高くなります。「数日くらい様子を見てもいいかな」というのは非常に危険です。

また、猫がごはんを食べない時、同時になにか他の症状がないか注意深く観察しましょう。

  • 元気がなくおとなしい
  • 嘔吐した
  • 便の調子がおかしい
  • せきやくしゃみなどが多い

などの場合、他の病気が原因で食べないことも考えられます。丸1日食べない場合は即、病院へ行ってください。

食べないことによりリスクが急激に上昇。猫の脂肪肝に注意

猫の絶食時間が3日を超えると、「肝リピドーシス(脂肪肝)」という、肝臓に脂肪がたまってしまう病気になる可能性が非常に高くなります。

脂肪肝になると嘔吐やさらなる食欲の低下、黄疸やけいれんなど様々な症状が現れ、最悪は命にも関わります。

どんな理由であろうと、猫にとって1日でも全くごはんを食べないというのは文字通り致命的な事態なので、決して甘く見てはいけません。

あれもプイ、これもプイ!猫がご飯を食べない時の対処法

実は猫はごはんに飽きやすい生き物です。病気以外の理由で食べない場合、だいたいはいつものごはんに飽きてしまい、そっぽを向いている状態となります。そこで、ごはんを食べない時の具体的な対策をいくつかご紹介します。

食べやすいごはんに変える

いつものフードに飽きている場合、いっそ新しいフードに変えてみるというのもおすすめです。

猫は飽きやすいと同時に突然ごはんが全て変わってしまうのも気に入らない生き物なので、変える時は何日もかけて少しずつ新しいフードを今までのフードに混ぜ、徐々に割合を増やしていくようにしましょう。

また、ウェットフードの1回分のパウチを小分けにして与えるのもおすすめです。ごはんを変えたとたんモリモリ食べるようであれば、病気というよりは食べ飽きてしまった可能性の方が高いでしょう。

食器を変える

猫によっては食器の高さ、深さが気に入らずごはんを食べる気にならないという場合もあります。

一般的に猫はある程度高さのある食器の方が吐き戻しなどを抑えられるので適していますが、中には浅い食器でばかり食べたくなるという猫もいます。

食器を台の上に置いて高くしてみたり、逆に浅い皿にフードを入れてみたりなど変化をつけてみると、うまく食べてくれるかもしれません。

場所を変える

なんらかの理由でいつも食べている場所が気に入らなくなってしまったという可能性もあります。例えば猫は近くにトイレがあると食べたがりません。また、食べている最中に誤ってしっぽを踏まれてトラウマに……なんていう場合も。

場所を思い切って全く違う場所に変えてあげることで、途端に食いついてくれるかもしれません。

知育玩具を利用してみる

実はそもそも食べることにあまり興味がないという猫もいます。そういう猫の場合は、猫が遊びながらごはんを食べることができる、「ホジホジフィーダー」などの知育玩具がおすすめです。

特に食べるより遊ぶ方が好きという猫の場合、こうした玩具を利用すると飽きずにごはんを食べることができるでしょう。

また、知育玩具代わりに空いたティッシュ箱の中にドライフードを数粒入れ転がしておくという方法もあります。ころころと音がするため、興味を持った猫が中に前足を突っ込んで取り出し、食べるという寸法です。

猫によっては激変!?猫の食欲を増進するコツ

ごはんをあげる環境以外にも、ごはんそのものにひと手間加えることで驚くほど食欲が変わることがあります。猫の食いつきをよくする小技をいろいろとまとめてみましたので、ぜひお試しください。

トッピングを変える

多少食欲が落ちている程度なら、おやつやウェットフードなど、好物をトッピングしてあげたり、トッピングの量を多めにしたりしてあげることで食欲を増進させることができます。

また、フードは食べないのにトッピングは食べるという場合、単純に普段の食事に飽きているだけかもしれません。フード自体を変えることも視野に入れた方がよいでしょう。

温める

フードを人肌に温めてから出してあげると、嗜好性がぐっと高くなります。特にウェットフードに効果的です。

電子レンジでも湯煎でも問題ありませんが、猫が火傷しないように温めすぎには十分に気をつけましょう。調理用のデジタル温度計を1本用意しておくと便利です。

また、「食べごろほっとストッカー」のようにウェットフードを最適な温度に温めるための商品もあります。

ウェットフードなど食べさせやすいものをあげる

病気が原因で食べなくなっている場合は、ドライフードが食べにくいと感じているのかもしれません。人間でも風邪を引くと消化のよいもの、口当たりのいいものを食べたくなりますよね。

猫も同じように、体調の悪い時は嗜好性の高いウェットフード、あるいは普段のドライフードをお湯でふやかして柔らかくしたものをあげると食べてくれやすくなります。

また、高齢の猫向けに舐めるだけのペーストあるいはミルク状になっているウェットフードもあります。噛みちぎらなくていいので、具を残してもペーストやミルクだけは舐めとってくれるという猫も多くいるようです。

ささみなどのゆで汁を加える

ウェットフード以外に、ささみなどのゆで汁をドライフードにかけてあげるとにおいに釣られて食いつきが増すことがあります。塩分などは一切入れず、ささみがギリギリ煮えるくらいのお湯で中までしっかり煮ます。

ゆで汁は人肌まで冷ましてから与えましょう。ささみは人間が食べてもいいのですが、裂いて猫に与えても問題ありません。

スプーンや指でなめさせてみる

人の手からごはんを食べることを嫌がらない猫であれば、飼い主さんが手ずからごはんをあげると食べてくれるかもしれません。指先にごはんをつけて口元まで持って行き、根気強く、少しずつ与えましょう。

回数を増やす

一度に少ししか食べられないという場合は、ごはんの回数を普段より増やしてみましょう。

ごはんは出しっぱなしにしておくと嗜好性が落ちます。一度に食べきれるだけの量だけを出し、残りは丁寧に冷蔵庫などで保管しましょう。次に出す時は温めてから出すことを忘れずに。

病気の猫への最後の手段。猫の強制給餌とは

猫がどうしても食事をとってくれないという場合、最後の手段として強制給餌という方法もあります。強制給餌とは、猫の口に、シリンジなどを使って無理やりに流動食を流し込む方法です。

当然ながら健康な猫にやるものではなく、あくまで病気で自主的な食事ができない猫向けの手段となります。何日も食べないという場合は脂肪肝などを防ぐ意味でも、この強制給餌が必要となることがあります。

強制給餌は通常、獣医さんに指示されて行うものです。あまりに猫が食べないようなら強制給餌が必要かどうか、かかりつけの獣医さんに聞いてみましょう。

猫は飽きやすい生き物。いろいろ試して、食べてくれる方法を探そう!

猫によって食の好みは様々で、またとても頑固です。嫌いなものを食べるくらいなら餓死を選ぶという猫さえいるほどなので、食べないものを無理に食べさせるよりは、食べてくれるものを探す方がまだ可能性があります。

食欲を増進させる方法はいろいろなものがあるので、飼い主さんは片っ端から試して「これなら食べてくれる」という方法を見つけるとよいでしょう。

また、本当になにも口にしない時はすぐに病院へ行きましょう。様子を見ていると手遅れになる場合もあります。猫にとって食欲は健康のバロメーターです。日頃から食べる量や食べ方をよく見ておき、いざという時慌てないようにしましょう。

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