病気しにくい猫の種類5つ。病気になりにくい理由と飼う時の注意点

猫は全体的に体が強い動物だとは言われていますが、猫種によって病気をしやすい、しにくいという違いは出ます。

いったいどんな猫種が病気をしにくいのでしょうか?また病気をしやすい、しにくい猫の違いはどういった理由があるのでしょうか?

今回は病気しにくい猫の種類と病気しにくい猫が注意した病気をご紹介したいと思います。猫ちゃんを飼う上でとっても怖い病気、出来る限り病気をしにくい猫を飼いたいと思う方は是非ご覧下さい。

病気しにくい5種類の猫ちゃんたち

猫は世界中に100近い数の種類が存在します。様々な体型や性格、見た目が存在しますがその中で病気になりにくい特徴を持つ猫を5選ご紹介しましょう。

アメリカンショートヘア

病気にかかりにくい丈夫な猫と言えばアメリカンショートヘアです。丸顔に大きな目と笑っているような口元が愛嬌のある世界中で大人気の猫種です。

体は大きすぎず、手足も長すぎず、骨も太すぎず細すぎずでバランスの取れているのも魅力的ですね。

性格も大変明るいので初心者でも飼いやすい猫種となっています。

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ラグドール

「大きなぬいぐるみ」という意味の名前を持つ、とっても可愛い猫ちゃんラグドールも病気しにくい猫です。

大きな体をもっており、抱っこをされても嫌がらないことからこの名前が付きました。大変おとなしく穏やかで、子供やお年寄りとも仲良くできる飼いやすく、ルックスも性格も優しげな猫種です。

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スコティッシュフォールド

耳の折れた姿が特徴的なスコティッシュフォールドも病気になりにくい猫です。

もともとは遺伝疾患も多く、病気になりやすい猫だったのですが様々な猫種との交配とブリーダー達による努力で今では健康的な猫種の代表とされています。

ただし、知識のないブリーダーや悪徳ブリーダーから猫を購入した場合、遺伝疾患を持っている可能性があります。子猫を購入するときは信頼できるブリーダーから購入するようにしましょう。

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ハバナブラウン

マホガニーブラウンの落ち着いた被毛を持つ魅力的な猫、ハバナブラウンも病気しにくい猫だと言われています。

落ち着いた穏やかな性格と、表情豊かで頭がいい猫種なので世界中で人気の猫種ですが、日本ではまだまだ知名度が低い猫種です。しかしとても素敵な見た目と性格の良さから、日本でもブームが来るかもしれないと言われています。

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ミックス(雑種)

ミックスという猫種ではありません。ミックスとはいわゆる雑種猫です。

色々な猫種がミックスされた猫ちゃん達は病気になりにくく、長寿になりやすいと言われています。

その理由はそれぞれの猫種達が持つ遺伝子疾患などが、他の猫種と混じり合うことでその劣性遺伝がリセットされるため、体が丈夫な猫になりやすいということです。

雑草が強い生命力を持っているのも、遺伝性疾患が無くなり、免疫が強くなることに関係があるようです。体の強い猫が欲しいと思うなら雑種猫を検討してみてはいかがでしょうか?

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なぜ病気になりにくい?病気しにくい猫、しやすい猫の違い

病気しにくい猫、しやすい猫、同じ猫という種類なのになぜこのような違いがでると思いますか?それは「病気しやすい遺伝子を持っているか?」ということが重要になってきます。

その点から言うと「純血種は病気しやすい猫」だと言えます。

純血種が病気になりやすい理由

なぜ純血種は病気になりやすいかと言うと、純血種の猫の多くはその猫の特徴を伸ばすために同じ特徴を持つ身内ばかりで繁殖させていることが理由としてあげられます。

たとえば、先天的な疾患を持っているが足が短く可愛い猫がいたとして、この特徴を持つ猫種を作りたいと思った場合足の短い猫の子供の中から同じ特徴を持つ猫を選抜し、その2匹を兄妹でまたは両親猫と交配させて特徴を伸ばそうとします。

しかし足が短いという特徴を受け継ぐのと同時に、この子孫達は先天的疾患も受け継ぐことになるのです。さらに近親同士での交配は遺伝子疾患を引き起こしやすいと言われています。

つまり、人間が無理矢理作り上げた純血種は病気しやすい猫になるのです。

逆に自然発生的に生まれた猫種や、遺伝子疾患のことを考えて慎重に交配をした猫種は病気しにくい強い猫となったのです。これが純血種の中で病気しにくい猫、病気しやすい猫の違いだと言えます。

サビ柄は病気しにくい猫種

赤と黒のモザイク模様のカラーパターンを持つサビ猫は体が丈夫で知能が高いと言われています。特に2つ以上の血統が入っている「ミックスのサビ猫」は病気しにくい猫だと言われています。

もちろん純血種でサビ柄の猫も病気になりにくい要素があるのですが、前述したとおり純血種はその作られた過程によって、病気しやすい遺伝子が含まれている可能性がとても高いです。

さらに雑種のサビ猫でも先天的な疾患を持っている可能性もありますし、飼育環境によっても違いがでます。あくまでも1つの目安として覚えておいてください。

黒猫は病気に強い?

これは噂ですが、黒猫は病気しにくいという話がまことしやかに囁かれています。獣医学的に証明はされていませんし、確証のある話ではありませんが黒の被毛を持つ遺伝子が病気しにくいことに関係があるのかもしれません。

サビ柄の猫が病気しにくいのも、この黒の遺伝子が関係があるのかもしれません。しかし前述した通り、あくまでも病気しにくい傾向にあるというだけなので愛猫に異変を感じたら病気を疑うようにしましょう。

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病気しにくい猫を飼うときの注意点

病気しにくい猫を飼うときの注意点は病気に注意することです。

どういうことかというと、病気しにくい猫は滅多に病気をしないので、動物病院に行く機会もあまりなく病気をしてもその異変に飼い主が気づかないことも多いのです。

病気しにくい猫とは言っても病気を絶対にしないという訳ではありません。病気しにくい猫を飼っていても、猫がかかりやすい病気はせめて知っておくようにしましょう。

猫がかかりやすい結石に注意

猫は泌尿器系が弱い動物です。食生活の乱れなどにより尿道に結石が出来やすい傾向にあります。結石は尿道にカルシウムなどが固まった石が詰まってしまい、排尿時に痛みが伴う病気です。

  • 排尿時に大きな鳴き声をあげる
  • 排尿時に痛そうにしている
  • トイレではない場所に粗相をするようになった

という場合は、尿結石に注意してあげるようにしましょう。

▼結石を予防するためのフード選びについてはこちらをどうぞ
猫の結石用フードの選び方。メーカーに直接聞いて分かったこと

腎不全は猫がかかりやすい病気の中でも致死率が高い

腎臓に病気を発症することが多い猫ちゃんにとって、腎不全は致死率が非常に高い病気として知られています。腎不全は文字通り、腎臓が何らかの理由で活動が低下、あるいは停止してしまう病気です。

腎不全の中でも急性腎不全は発症から数時間で死に至る病気です。発症した場合は時間との勝負になりますので急いで動物病院に連れていくようにしましょう。

腎不全の主な症状は、

  • 多飲
  • 多尿
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 元気がなくなる

といったものが現れます。

愛猫の様子が少しでもおかしいなと感じたら、念のために獣医師に相談することが愛猫と長く暮らすためのコツです。

▼腎不全予防でできることについてはこちらをご覧ください
猫の腎不全。予防のためにできる事&餌選びでチェックする成分2つ

病気しにくい猫でも油断は禁物

病気しにくい猫、しやすい猫がいますがどちらにも言える事は、普段の健康管理をきっちりしてあげることが大切だということです。

どれだけ丈夫な体を持つ猫でも、普段から不摂生な生活やストレスの溜まる生活をしていると長生きをしません。

逆に病気しやすい猫でも健康管理をきっちりしてあげることで平均寿命以上生きることも珍しくはないのです。どんな猫ちゃんがきたとしてもしっかりと健康管理をしてあげることが大切なのだということを覚えておいて下さいね。

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