猫の消化器トラブルはフードの見直しで改善!おすすめのフード3選

猫は様々な消化器系の病気になる可能性を持っています。消化器系の病気が考えられる病気も多岐にわたりますがその症状も様々なものがあげられます。嘔吐、下痢、便秘、血便、血尿、体重低下、食欲不振、多飲多尿、などなど。

消化器系の病気の原因も様々なものが考えられますが、今回は消化器系の病気とキャットフードの関係を紐解いてみましょう。

猫の消化器トラブルはフードからきているかも!具体的な症状

猫の消化器系の病気は上げだしたらきりがありませんが、まずは普段食べているキャットフードが原因と考えられる病気と原因と症状をご紹介します。

愛猫がよく吐く、下痢をする、便秘になるなどの症状はフードが関係している可能性が高いのでぜひ愛猫の症状と照らし合わせてみて下さい。

食物アレルギー

猫が嘔吐する、下痢をする場合は食物アレルギーが考えられます。意外に知られていませんが食物アレルギーは人間だけでなく猫にも発症します。食物アレルギーを誘発するアレルゲンは様々存在します。

  • とうもろこし
  • 小麦
  • 玄米
  • 魚類
  • 大豆
  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏肉
  • 卵白
  • 卵黄
  • 牛乳

代表的なアレルゲンですらこれだけあります。さらに猫の個体によってアレルギーは様々存在しますので、正直何でアレルギーが出るのかは試してみないとわからないのです。

そんな中で言えることは、猫ちゃんの多くが穀物アレルギーを持っているということです。

猫は元々肉食なので穀物を消化するのはあまり得意ではありません。その為、アレルギーの他に穀物類を大量に食べすぎたことによる消化不良を起こしている場合もあります。

もし、愛猫がキャットフードを頻繁に吐いたり下痢をしているのに病気ではない場合は、アレルギー用のキャットフードに変えてみるのがいいでしょう。

最近は穀物不使用(グルテンフリー)のキャットフードが多く販売されています。愛猫の体質にあったキャットフードを探してあげることが、愛猫と健康に生活を送れることに繋がります。

食道炎

何らかの原因で食堂に炎症が起きてしまう病気です。物を食べても食道に痛みが伴うためすぐに吐き出してしまう他、よだれがのみ込めず口から垂れる、物を飲み込むとき痛みで泣き叫ぶといった酷い症状に陥ることもあります。

原因は熱い物を食べてしまったことにより食道が火傷した、魚の骨や肉の骨などを誤って飲み込んで食道を傷つけてしまったなどがあげられます。

どれもキャットフードを与えるときや普段の生活の中で気を付ければ防げますので注意をはらってください。

栄養バランスの悪い食事

栄養バランスの悪い食事により胃腸が弱り、消化器管に重篤な症状を及ぼしている可能性があります。猫には多量にとりすぎると下痢や嘔吐などの原因となる栄養素が多く存在します。

例えばマグロやサバなどの青魚。猫と言えば魚と行ったイメージで好んで魚ばかりを与えている方は注意が必要です。青魚には不飽和脂肪酸が含まれています。

不飽和脂肪酸を取りすぎると皮膚の下に変色した脂肪がたまるイエローファット(黄色脂肪症)という病気になります。

前述した穀物類などに含まれる炭水化物は下痢や便秘などの消化器障害を引き起こす原因となりますし、その他にも摂りすぎては身体によくない栄養素は数多く存在します。

キャットフードを与えるときは栄養バランスがいいキャットフードを与える様にしましょう。また、手作りご飯を与える場合は栄養バランスを考えて愛猫の健康の害にならないようにしっかりと注意しましょう。

毛球症

猫はよく吐く動物だと言われていますが、それは胃の中にたまった毛玉を吐き出す為でもあります。しかし、猫ちゃんの中には毛玉を吐き出したり、便と一緒に排泄することができずに胃の中に溜まったままボールのようになってつまってしまうことがあります。

この毛球症と呼ばれる病気は、胃の中で毛玉が溜まっているため食べ物を入れても苦しくて吐いてしまったり、うまく排泄が出来なくなってしまいます。

長毛種の猫によく見られ、対策としてはこまめにブラッシングをしてあげることで防ぐことはできますが、その他に毛玉をスムーズに排泄させることを促すキャットフードも販売されています。

長毛種の場合は毛玉をスムーズに排泄させるキャットフードなどを利用しましょう。

消化器系の症状はフードの食べすぎが原因の場合も

特にアレルギーもなく、栄養バランスもしっかりと考えられたフードを食べさせているのに下痢や便秘や吐き戻しが改善されない場合、キャットフードを食べすぎているかもしれません。猫にもキャットフードの適正な量というものが存在します。

皆様は愛用しているキャットフードのラベル裏を見たことがありますか?実はそこに体重別の餌の適正量が記載されています。我が家で愛用しているウェットフードですと適正給餌目安量は場【1Kg×0.7缶】と記載されています。

猫は個体にもよりますが与えれば与えただけ食べる食いしん坊ももちろんいます。キャットフードを食べすぎることにより、数十分後に気持ち悪くなって吐いてしまう場合があります。

また消化不良を起こすことで下痢や便秘を引き起こす可能性も十分考えられます。愛猫の吐き戻し、下痢、便秘などの消化器系のお悩みを持つ飼い主様はもう一度、餌の量が適正なのか確認をしてみて下さい。

消化器系の症状が出ている猫におすすめのフード3選

生まれつき消化器管が弱い猫や、消化器系に病気を抱えている猫ちゃんは一般的に販売されている消化器系サポートのフードを与えることをおすすめします。特にプレミアムフードと呼ばれるワンランク上のキャットフードが望ましいです。

プレミアムキャットフードとはその名の通り、高級(プレミアム)な餌で他のキャットフードよりもかなり高額です。

しかし高額なだけあり、猫にいい素材や無添加、アレルゲン除去のキャットフードが存在し腎臓病や泌尿器が弱い猫の為に配合されたフードなども数多く販売されています。

実は我が家の愛猫も吐き戻しがひどく獣医さんに相談したところ食物アレルギーによる消化器系の異常を指摘されました。

その時はアレルギーの事やフードと消化器の関係性などはまったく知らず、獣医さんにアドバイスをもらい色々なものを試しながら愛猫に合うキャットフードを探しました。

その時に獣医さんから消化器系に悩んでいる猫におすすめされたキャットフードを3つご紹介します。

ロイヤルカナン 消化器サポート

ロイヤルカナン消化器サポート商品イメージ

プレミアムキャットフードの代表的な商品と言っても過言ではないロイヤルカナンから販売されている消化器サポートを目的に作られたキャットフードです。

消化器疾患を抱える猫用に配合された食事療法食で、消化器疾患に悩んでいる飼い主にこちらの商品を進める獣医師さんは多いです。実際に獣医師に勧められ愛猫もこちらの商品をしばらく愛用していました。

ブルーバッファロー

ブルーバッファローお腹ケア商品イメージ

最近ホームセンターやペットショップでも見かけることが増えたキャットフードです。アレルギーになりやすい穀物は除き、肉食の猫用に配合されたこだわりの成分を配合されたフードで、ほかのキャットフードより小粒なのが特徴です。

我が家の愛猫は毛玉ケアを食べていましたが他にも種類が多数あります。原材料にもとてもこだわっているためか、食いつきがすごくよく我が家の愛猫には一番合っているように思います。

ニュートロ ナチュラルチョイス キャットフード 穀物フリー

ニュートロ穀物フリー商品イメージ

こちらのキャットフードも食いつきがすごく良く、吐き戻しもありませんでした。愛用している愛猫家も多い商品で何よりの魅力はアレルゲンの穀物が一切使われていないのに猫の食いつきがいいことです。

お値段も他のプレミアムキャットフードの中でもリーズナブルです。こちらは穀物を使っていないタイプですが、他にも種類がありますので愛猫に合わせて選んでみて下さい。

猫の消化器管とキャットフードは密接な関係がある

今回はキャットフードと猫の消化器管についてご紹介しました。消化器に異常がおき嘔吐や下痢、便秘などの症状を伴う理由は様々ですがキャットフードを変え与え方に気を付けるだけで大幅に改善されることが多いです。

愛猫に消化器管の異常が見られたらぜひキャットフードの関連から症状が出ていないか見直してみて下さい。

みんなのコメント

  • haganeko より:

    以前は月に1~2度、毛玉を吐いていた程度だったのですが…
    近頃、頻繁にドライフードを吐くようになり、1日に1回吐くのが日課の様になって、次第に体重も減って来ました。
    ウエットタイプのフードも食べていますが、そちらは全く吐きません。
    現在13歳の少々ご高齢者なので、心配しています。
    今回、こちらの情報を知る事が出来てとても有り難く感謝しています。

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