日本以外にも猫だらけな町(観光地)があることをご存知ですか?
日本から飛行機で約4時間で到着する台湾の台北市は、渡航費も物価も安く気軽に行ける人気の国の一つです。
買い物やグルメ、ナイトライフで楽しむのはもちろんですが、せっかく外国に旅行へ来たのなら、「その国の猫とも触れ合いたい!」と猫好きの皆さんならきっと思いますよね。
今回は村一体が「猫の村」となっている台北の田舎街「猴硐(ホウトン)」を紹介したいと思います。
2013年「世界の6大猫スポット」にも選ばれた猫好きの聖地です!
世界の6大猫スポット、猴硐(ホウトン)の猫村
台北市内から台鐡に乗り約40〜50分。
松山(台鐡)駅から台鐡・基隆(ジーロン)行きへ乗る
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八堵(バードゥ)駅から宜蘭線に乗り換える
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猴硐(ホウトン)駅で下車
台北駅から乗り換えなしの特急(新幹線のような)もありますが本数が少なく、事前に調べて行く必要があります。しかし列車や電車の時刻表は、あって無いような印象でした。
台北駅からの特急券。約45分の乗車です。特急の発車待ちをする時間を考えると上記の方法で行った方が着くのは早いですが、絶対に座れる「新幹線感覚」を楽しみたければ特急もおすすめですよ。
中心地から少し距離があり、帰りは電車の本数も少なく(田舎なので…)猫村に行く日は朝から行動し、後ろにあまり予定を詰め込まないで回るのが良いと思います。
もうちょっと先の駅へ列車を走らせると、千と千尋の神隠しの舞台となった有名観光地「九份」(きゅうふん)へも立ち寄ることができます。「九份」は夕方から夜に掛けて行くとライトアップされており綺麗なので、せっかくここまで来たのなら、昼間猫村に行った足で立ち寄るのもおすすめです。
九份でお決まりのフォトスポット。本当に千と千尋の世界観です。
電車を降りたら、すぐにネコだらけの世界!
猴硐(ホウトン)駅を下車すると、もう駅から猫!猫!!猫!!!だらけです。
改札を抜け、右手の「猫橋」を渡ると猫村メインエリア(居住スペース)にたどり着きます。
橋から猫だらけ、駅の売店も猫だらけです。もうこの時点で嬉しくて飛び上がりそうです!
/ 寝てるけど気持ちは「いらっしゃいませ!」ニャ! \
もともとは猿の村!?猿村から猫村になった猴硐の話
その昔、この辺りは猿が沢山暮らしていたために「猴硐(ホウトン)」と呼び名が付きました。猴硐は日本語に訳すと「猿の洞窟」という意味です。
「猴硐」は炭鉱の町として賑わっていましたが、鉱業が廃れるにつれて人口が減っていきました。実際に行ってみると、猫がなくなったら何もない本当に小さな街なのが、よくお解り頂けると思います。
/ 色は似てるけど猿じゃないニャ! \
石炭の発掘が始まり沢山の人間が住むようになった頃、ネズミ除けのため飼っていた猫たちの子孫がどんどん増えていったことが始まり。
現在は、村人や猫好きのボランティアの方々が協力して、ワクチン接種や避妊になどをしっかり行っているようです。村おこしの一環として、猫たちは住民により大切に守られています。
とっても素敵な町で聞いただけで住みたくなっちゃいますね。
さっそく猫村をまわろう!
駅を出て右手がメインエリアとなる住居スペース。猫がもっともたくさんいるエリアで写真もたくさん撮影できます。まずはメインであるこのエリアから散策してみると良いと思います。猫村の至るところにエリアマップ(散策地図)が設置されていますよ。
注意喚起もしっかり行っています。
メインエリアでは売店などが少ないので、あらかじめ駅の売店などで飲み物やちょっとしたおやつを買って回ると良いと思います。ちなみに駅近辺の売店では猫用のおやつ、おもちゃなども売っていますよ!
お水までも猫!
おもちゃもしっかり買ってしまいました。
自宅の外で小物を販売しているお家も何件かあります。必ずといって良いくらい、店番をしている猫ちゃんがいます!
商品を潰して寝ていますがこれも立派なお仕事です。
メインエリアでは自由奔放に過ごす可愛い猫ちゃんがたくさんいます!どの猫ちゃんも人間慣れしているので、素敵な写真を沢山撮ることができると思います。
なんでそんなところに…
次は駅を出て左手側です。
こちらには商店を中心をしてちょっと休憩できるようなスペースやお土産屋、カフェなどがあります。また昔の鉱山の歴史を紹介する小さな博物館のような、ミュージアムがあります。謎すぎる猫オブジェも(笑)
この博物館の中には「猫村珈琲」をいうカフェスペースもあります。もちろん店内にも猫ちゃんの姿が。このエリアになると、メインエリアと比べて猫は少ないように思います。とはいっても1歩歩けば1猫、くらいはいますのでゆっくり散策しながら可愛い猫ちゃんを眺めて過ごせます。
台湾の定番お土産といえば「パイナップルケーキ」です。
他のお土産屋さんで買うと丸や四角のフツーの形ですが、ここのパイナップルケーキ店はもちろん猫型。猫好きさんへのお土産はこれでキマリですね!
わたしは2011年~2016年の間に4度ほど猫村を訪れましたが来るたびに新しいお店が出来ていますので、もしかすると記事内のお店は無くなっていたり、もっとインスタ映えするお店も誕生しているかもしれませんね!
小さな博物館と謎の猫オブジェも、2014年頃訪れた時に新たに建っておりビックリしました。これを見る限り、「町おこし」は成功しているのではないでしょうか。
博物館近くには猫ちゃんの為にも装飾が。本当に猫が大事に思われている事が伝わります。
猫ちゃんをむやみに触るのは気をつけて
海外旅行では鉄則ですが、野良犬や野良猫にはむやみに触らないようにした方が無難です。もし引っかかれたり噛まれたりすると病気が移る危険性があります。一番最悪なのは「狂犬病」です。台湾はまだまだ狂犬病が根付いている地域です。人間に移った状態で日本に帰国したら…、もうお解りですね。
猫村にいる猫ちゃん達は村人やボランティアがしっかり管理しているようですが、明らかに体調の悪そうな猫ちゃんや「喧嘩したんだろうな…」と怪我した猫ちゃんなどもいます。
自宅で飼われている猫ちゃんとはいえ「半分野良」の猫ちゃんもいます。綺麗な猫ちゃんの場合、見た目だけではなかなか判断できません。
可愛いけれど、ここは外国。むやみに触らないよう心掛ける事が肝心です。
乗るのかい?
世界初の猫カフェも台北市にある
猫村のあとはちょっと中心地に戻って「世界初」といわれている猫カフェに行ってみませんか?もうこの時点で猫まみれな1日ですね。
「芝山駅」を出てすぐにあるカフェ「猫花園」は、猫カフェのハシリといわれているカフェです。
温厚なわんこと数匹の猫ちゃんを眺めながら美味しいお飲み物やケーキが楽しめます。店内はオーナーが集めた猫グッズや猫本が展示されており、壁も猫ポスターでいっぱいです。
ビックリしたのは、猫本コーナーに日本語の本が何冊もあったこと。本棚にあるものは店内で読むこともできるので、ゆっくりお茶しながら読書タイムを楽しむことができますね。海外でも話題になる猫の写真集が日本からたくさん出ているんだなぁと、とても感心しました。
モフモフすぎ!日本語の説明文があるので、日本人観光客が結構来ているようですね。
「猫花園」の最寄駅「芝山駅」は、台北で一番巨大な「士林夜市」の最寄り駅もすぐそこですので、猫村から中心地に帰ってきて体力があれば、是非合わせて遊びに言ってみてくださいね。お腹も心も物欲も満たしてくれる巨大な夜市です。
こりゃ猫村に行くっきゃない!
猫好きとして、折角台北に行ったら絶対行くべき場所の1つだと思います。小さな町で個人経営のお店が多い点から、夕方〜夜にかけての観光はあまり楽しめないかもしれません。
台北旅行をされる方は是非早起きして、一日中猫にまみれてみてはいかがでしょうか?
みんなのコメント
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行きました😺🐈
可愛くて可愛くて🤗