猫の年齢を人間に例えるとどのくらい?愛猫の年齢を知っておこう

あなたの側でくつろいでいる猫ちゃん。

変わらぬ愛らしい姿をしているせいで子猫のように接しているかもしれませんが、猫年齢を人間に当てはめると何歳ぐらいになるか知っていますか?

いつの間にかあなたの年齢を起こしているかもしれません。これから猫の年齢を人間にあてはめていきましょう。

猫の年齢を人間の年齢に当てはめてみよう

猫の年齢を人間の年齢に換算するには色々な計算方法があるのですが、大まかに計算すると次の表のようになります。

猫の年齢表
猫ちゃんは、生まれてから少年期までの成長が早く、ほぼ1年で人間の成人と同じくらいまで育ってしまいます。体が大人になった青年期以降は少しゆっくりと1年に4歳ほど年をとっていく計算になります。

最初の6ヶ月で、体は小さいけれど大人と同じ機能を持つまでに育ってしまうので、個体差にもよりますが6ヶ月過ぎた辺りから発情やマーキングに気をつけなくてはいけません。

子供を産ませる予定がないのであれば、6ヶ月前から避妊や虚勢の施術を行うタイミングを病院の先生と相談しておくとよいでしょう。

少年期を終え、青年期の頃には骨格もしっかり育ち大人の体形になります。体力もつき、一番活発に活動できる時期でしょう。

一般的にシニアと呼ばれている7歳からの壮年期に入る頃から、徐々に体力が落ちていきます。

飼い主から見て年老いたという実感はまだないでしょうが、猫ちゃんの体の中では徐々に老化への変化が起こる時期なのです。

若いころにあった体力や免疫力も徐々に衰えていき、それに伴って病気が発祥することも多くなります。健康診断などはこの時期からまめにしておくのもよいでしょう。

猫が長生きする方法はある?

ギネス世界記録に認定された、世界で一番長生きした猫ちゃんはテキサス州に住んでいたクリーム・パフちゃん。

なんと38歳まで生きたそうです。

家の猫ちゃんも、このような長生きをしてほしいもの。

少しでも長く一緒に過ごせるように、私たちができることはないのでしょうか?そんな長生きの秘訣を3つにまとめてみました。

1/健康管理

猫ちゃんは人間に比べて体が小さいために、病気や怪我の発見が遅れるとそれが命取りとなってしまいます。とにかく早期発見が重要なのです。

日常的な診察を行ってくれる「かかりつけの病院」を作っておきましょう。

そこで定期的に健康診断をされるのも良いですし、病院には連れて行かない時でも、飼い主が猫ちゃんと触れ合うなかで、毎日チェックすることが大切です。

  • 体に出来物や怪我など異常はないか
  • 食欲が落ちていないか
  • 排泄物も通常通りに行われているか

などの毎日の確認が健康と長生きへの基礎となるのです。

2/室内飼いにする

一見、お外で日向ぼっこしながらくつろいでいる猫ちゃんを見ると自由で良い生活をしているように見えるでしょうし、室内飼いにすると狭い家の中に閉じ込めてしまうようで可哀想に思う人もいるでしょう。

しかし、室内飼いにするのか?外飼いにするのか?この二つの選択肢は寿命に大きな影響を与えるのです。

外で生活する時間が多くなると、野良猫と喧嘩をした怪我からウイルス性の病気にかかることも多くなりますし、交通事故で命を落とす可能性も高くなります。

そもそも猫ちゃんは縄張りの中で生きる動物であって、そんなに広範囲を動き回ることはないのです。

室内という縄張りを快適にしてあげれば、そこはストレスを感じずに安心して日々を過ごせる猫ちゃんの世界になるのです。

3/年齢に沿った食生活

猫ちゃんも人間と同じように、年齢によって消費エネルギーや必要な栄養素が変化します。

小さい頃は、成長スピードが早いので高カロリー、高タンパク質のもの。

体が大人に成長すれば、もう高カロリーは必要なく、日々の健康を維持できるだけの漁師湯なタンパク質を与えましょう。

そしてシニアにさしかかってくると動くことに必要なエネルギーも少なくなってくるので、低カロリーで消化の良いものにすると、その年齢の体に応じた負担も少なく健康を維持しやすくなるでしょう。

飼い猫と野良猫の平均寿命の違い

近年は、医療や飼育環境の向上により、飛躍的に猫ちゃんの寿命も伸びているのですが飼い猫と野良猫の平均寿命の差はかなりあるのが現状です。

一般的には室内飼い猫の平均寿命は16歳、室外飼い猫の平均寿命は8〜12歳、野良猫の平均寿命は3〜5歳と言われており、野良猫は飼い猫の半分以下の年齢で命を落としていくのです。

やはり室外に出るとウイルスの感染、交通事故などの危険との隣りあわせの生活となりますし、完全な野良猫となるとまず、1歳までに亡くなってしまうのが殆どです。

病気や怪我、栄養の不足、寒さに弱い猫にとって冬を越すことの厳しさ、そのような過酷すぎる環境で生きていくのはとても難しいのです。

出来る限り長生きをしてもらいたいのであれば、健康状態を正しく管理できる室内飼いが一番のおすすめとなります。

猫の年齢が分からない時の確かめ方

拾ったり保護したり譲り受けたりと、猫ちゃんの生まれた日がわからないことは多いですね。でも、おおよその年齢がわかりたいときに見るポイントを3つあげていきましょう。

1/歯を見る

まず、年齢のわからない猫ちゃんは歯を確認すると年齢の判別がつきやすいです。

1歳未満 6ヶ月で乳歯から永久歯に生え変わるので、真っ白な歯をしている。
1~2歳 ほんのりと黄色がかった色をしている。
3~5歳 歯に歯石が付き始め、少し磨り減っている。
5~10歳 歯の先が丸くなり、歯茎も色素が沈着しはじめます。
10~15歳 歯のすり減りも一目でわかるほど顕著となり、歯が抜けていることもあります。

年と取ると歯石がつきやすくなります。歯石がついたままだと歯周病になりご飯が食べられなくなってしまいます。早めのケアをしてあげると良いでしょう。

2/毛並みを見る

子猫の頃は細くボサボサした毛をしていますが、生後半年をすぎると、落ち着いたツヤのある毛並みになってきます。

7歳以降になると口の周りに白い毛が生えてくるようになり、ヒゲの本数や勢いが減っていく変化がみられるようになります。

3/目を見る

猫ちゃんは生まれてから7〜12日ほどで目が開き、その時の目の色は子猫特有の「キトンブルー」という青色をしています。

1〜2ヶ月すると、個体それぞれの違う目の色に変化し始め、生後6ヶ月もすると完全に成熟した色になるでしょう。

12歳以降のシニアになると白目が濁り始めます。

老齢になっても飼い犬に比べて飼い猫が白内障かかる確率は低いのですが、瞳孔に白っぽいものが現れたら白内障の可能性があるので早めに病院に行って診察を受けるようにしてください。

長生きの為には理想的な睡眠を

猫ちゃんは、その名の通りとても良く寝る動物です。

子猫の時は19時間、成猫になったら14時間ぐらい寝ると言われています。この理由は、猫ちゃんが肉食動物というというところにあります。

一般的に肉食動物は睡眠時間が長く、草食動物は睡眠時間が短いとされており、肉食動物は獲物を狩る時以外は寝て体を動かさずにエネルギーを蓄えているのです。

飼い猫であれば、もう獲物を狩りに行く必要はないのですが、昔の名残がそうさせているのでしょう。

そして個人差もありますが、10歳という高齢期に入ったら、また子猫の頃のように1日の大半を寝て過ごす生活になります。

このように、一生の大部分を睡眠時間である猫ちゃんにとって良い睡眠をとることはとても大切なことなのです。

野良猫が短命なのも、外敵を常に警戒しなければならないために、ちゃんとした睡眠時間が取れずにストレスが溜まって健康を害しているという説もあります。

質の良い睡眠を得られる環境とは猫ちゃんが安心できる環境にいるということです。

寝ている猫ちゃんには、可愛いからといってからかい半分で手を出さずに、穏やかな睡眠を見守ってあげてください。自分の体内のリズムで寝て起きる生活が猫ちゃんにとって一番良いのです。

飼い猫にとっての長生きとは

現在の社会では、ずいぶん長生きできるようになりました。

10歳が平均寿命だった一昔前とは違い、20歳を超える長生いきな猫ちゃんも増えています。

でも、ただ長生きすることが幸せとは限らないのも、猫ちゃんも人間も一緒なのです。

大好きな飼い主さんと幸せな時間を長く過ごす。それがきっと何よりも大切にしなければならないことなのかもしれませんね。

あなたの猫ちゃんが幸せで心地よい生活を送れるように、手を差し伸べていきましょう。

あなたの一言もどうぞ

ページトップへ