猫がもふもふなのはどうして?ここまで人間を虜にしている理由

猫というのは本当にかわいいものです。いつも側にいてくれるだけで、ただ存在しているだけで人間の心を和やかにしてくれます。

ただ見ているだけでもいいけれど、そのもふもふの毛をさわらせてもらえたら…もうたまらなくなりますよね。

猫の毛並みはどこまでもきれいでさわり心地は至福ですが、どうしてこれほどまでにもふもふの毛をしているのでしょうか。

もふもふの猫の毛の驚きの便利機能と、もふもふしていることの理由について考えていきましょう。

もふもふな猫の毛には、驚きのすごい機能がたくさん詰まっていた

猫は本来、誰かに頼ることなく一匹で生きていくことをベースにしている生き物です。

猫は3層の毛の造りになっているんですが、もふもふの毛をしていることで分厚いガードとしての役目をしてくれるので、敵から襲われても怪我をしにくくなっているんです。

もふもふの猫の写真

背中の部分に比べて、大事な内臓がつまっているお腹部分は特にもふもふな毛で覆われています。

猫の毛は、1つの毛穴から10本以上の毛が生えているんですよ。このことからも猫の毛のもふもふ具合がうかがえますよね。

さらに、冬毛と夏毛が生え変わることによって冬は暖かく夏は涼しく快適に保つことができるのです。

特に暑い時期には猫が自分でグルーミングをすることで冷却効果が期待できるので、さらなる体温調節もできているんですよ。

猫の毛は水もはじくようになっているので、これによって細菌に感染しないようにしたり、雨に濡れても身体が冷えないようにしているんですね。

さらに毛があることで、紫外線を直接受けてダメージを受けない働きもしてくれています。

猫の毛がもふもふしている理由

たくさんの便利すぎる機能がそろっていた猫の毛ですが、猫の毛がもふもふしているのにはさらに理由があったんです。

日向ぼっこをしているから

猫というのはとにかくお日様の光に当たってポカポカと日向ぼっこをするのが大好きです。

とても気持ちよさそうに日差しを浴びている猫の姿を見ると、飼い主さんも幸せを分けてもらえるんですよね。

日向ぼっこをすることで、猫の毛の表面にビタミンDが作られるんです。

そして猫が自分でグルーミングをすることで、このビタミンDを口から体内に取り入れることが出来ているのです。

ビタミンDを摂取することで、猫の免疫力も上がるので病気にかかりにくくなるというメリットもあるんですよ。

だから日向ぼっこをしている猫の毛は、まるでお布団を干したあとのようないい匂いがする…というわけですね。

猫からぬいぐるみのような匂いがするのはこのせいなのでしょうか。とても落ち着く匂いなので、ついもふもふしてついでにクンクンしてしまったりするんですよね。

猫が健康だから、毛も無限大にもふもふになる

ただ何もしなくても猫の毛はもふもふなんですが、飼い主さんがブラッシングをしてあげたり良い餌を与えてあげたりすることで更にもふもふがグレードアップします。

飼い主さんが猫とのふれあいの時間をきちんと取ってあげることで、猫はどこまでも美しく、最上のもふもふになるというわけですね。

猫のもふもふは、猫の精神的な幸せと健康とも密接に繋がっているとも言えるでしょう。

極上の手触りになることで、飼い主さんへ「いつもありがとう~さわってもいいよ」の気持ちを表してくれているのかもしれませんね。

人間のハートをわしづかみにするため

猫のもふもふというのは、猫好きな人からするとたまらないものですよね。

自分の家で飼っている猫ならかわいいのは当然なのですが、たとえそうでない見知らぬ野良猫であっても、そのもふもふにはやられてしまうのです。

もはや猫にとってもふもふは自分を守ってくれるものでもあり、人間から最大限に愛してもらうアイテムなのかもしれません。

猫は人間の「かわいいと思うツボ」というものを心得ていて、人間とうまく共存していくためにかわいさを常にキープしている…なんて考えてしまうのです。

猫がどんなイタズラをしたとしても、もふもふの猫がかわいく鳴いただけで全てを許してしまう。そんなかわいさの能力が猫にはあるのです。

猫のもふもふは部位ごとに質感が違う

猫のもふもふと一言にいいますが、実は身体の部位によってそのもふもふ具合や毛並みもかなり変わってくるんです。

もふもふの部位は色々あります。あなたはどこが好みですか?

オーソドックスなお腹

まずは、なんと言っても定番中の中の定番。もふもふすぎるお腹部分が登場です。

こんなにかわいくお腹を出してこっちを見てくれたら…これはもう「さわってよ」というサインでしょう。

こうなると、飼い主といえども欲望を抑えることはできないのです。

張り具合がたまらない背中

ずんとした背中のもふもふがたまりません。

背中の、綺麗に生え揃ったお行儀の良いもふもふ。他の部位に比べて少しだけ固く、しっかりした手触りがまたたまらないのです。

ヒゲの生えた部分がかわいすぎる口元(顔)

猫の顔ってとにかくかわいいので、いくらてでも見つめていられます(猫にとってはジーッと見つめるのは苦手なんですけどね)。

まん丸おめめももちろんかわいいですし、しっとり濡れたお鼻もたまりません…。

そして、わたし個人としてはヒゲの生えている箇所もかわいすぎるのです(同じように感じている人、意外と多いかな?)。

ここをもふもふと触ってあげると、猫も気持ちよさそうにしてくれるので。その顔を見てまた幸せになれるのであります。

つい触りたくなる頭・耳

もふもふの頭も、ついヨシヨシしたくなっちゃいますね。

もう、とにかくかわいいんです。特に耳の後ろの毛って特別に柔らかいからとっても不思議。あのシルクのような肌触り…つい毎日触ってしまうんですよね。

立っている時のお腹部分

猫がおりこうさんに座って飼い主さんにあいさつをしてくれている時の、あのお腹のもふもふ…たまりません。

もふっとしていて、もうこれは触らなければ…という使命すら漂ってきてしまうのです。

この体制をしてくれた時に出会えるこのもふもふはちょっと貴重なんですよね。

つい笑みがこぼれる、猫の前足部分

猫の前足って、どうしてこんなにも無限にかわいいんでしょうか。

あの指の分かれ目の線が入った部分…あのもふもふした指先。美しく整ったライン。
全てがかわいいのです。これを見つけたら、つい握手してもふもふしてしまうんですよね。

あんまりもふもふできないかもしれない、しっぽ

しっぽ部分は猫によっては触ると嫌がることもあるので、かなり貴重なもふもふと言えるでしょう。

しっぽを触らせてくれる場合は、お尻の付け根からしっぽを滑り台のように楽しませてもらってはどうでしょうか。

ちょっと固めで、それでいてもふもふ…そして適度に動いてくれるのでかわいさにキュンキュンしてしまいますね。

もふもふな猫になってもらうために、猫のご飯の成分に気を付けよう

やはり毎日食べるご飯は、猫にとってとても大切なものです。人間だって外食やお店で買ったお弁当ばかり食べていたら、お肌のツヤがなくなってきますよね。

それと同じように、猫の身体を作り上げているものは猫が毎日食べているご飯なのです。

ですから、猫のご飯の成分をきちんと調べて選んであげるようにしましょう。猫がもふもふで美しい毛になるために必要な栄養素はこちらです。

  • 主原料に新鮮な肉・魚が使われているもの
  • できるだけグレインフリーであること
  • ミネラルやビタミンがたくさん含まれている

簡単に言うとこのようなものになります。やはりご飯の原料に新鮮な素材が使われているかどうかは、とても大切です。

さらになるべくアレルギー物質がないように、グレインフリーであるものを選びたいですね。

ビタミンやミネラルはあればあるほどいいと言うわけでもなく、バランスよく含まれていることもポイントになるでしょう。

猫のもふもふはたまりませんが、お互いの健康にも留意したふれあいを

近年の猫ブームも関係あるのかないのか、「猫吸い」なるものが流行っていますよね。

猫のお腹など好きな部分に口や鼻を当てて、空気を吸って猫のかわいすぎる香りを堪能するというものです。

これをすることによって幸せになる気持ちも理解できるのですが、猫アレルギーを引き起こしてしまう危険性があります。

さらに猫の病気に感染することもあるのでほどほどにしておきましょう。

猫は日頃から床でコロコロするのが仕事ですので、ホコリやゴミなどが毛についていることもありますし…

どんなに猫が大好きでも、ある日突然猫アレルギーを発症することだってあるんです。

そうなってしまって猫に近づけなくならないように、時には我慢することも大切なんです(私も頑張って我慢していますよ~)。

さらに、猫吸いをすることで猫にとっても大きなストレスになることがある、ということも覚えておいてくださいね。

お互いにストレスフリーで、健康な毎日をいつまでも過ごすことができるようにしたいものです。

猫のもふもふは、その驚きの機能と飼い主さんの愛情によるものでもあった

無限に幸せを感じることのできる猫のもふもふの毛は、猫自身の驚きの機能がなしえているものであることが分かりましたね。

さらにもふもふの理由はそれだけではなく、他にも色んな要因によって出来上がっているものであることも驚きでした。

もふもふの猫になってもらうために飼い主さんが気を付けておきたいことや、お互いに幸せになるための注意点も念頭に置きつつもふもふを楽しんでいきましょう。

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