猫様が飼い主を見下す理由が明らかに!?見下しているときの行動5つ

猫と一緒に暮らしていると、なんとなく飼い主である自分を見下しているのでは?と思うような行動を取られることありませんか?こんなに可愛がっているのになぜ?こんなに尽くしているのになぜ?

…そんな悲しい気持ちになっている猫の下僕は私だけではないはず。

そもそも猫は飼い主を見下しているのでしょうか?また、見下す行為をするのはなぜなのでしょうか?

もしかしたら、猫が見下してくると思っていたその行動は勘違いである可能性も。逆に、愛情表現だと思っていたその行動は飼い主をばかにしている行動かも。

猫が飼い主を見下す時にする行動5つ

猫は自由気ままで身勝手、さらにワガママな動物とは言われていますが、それでも一緒に暮らしている中で「絶対に見下されている」と感じてしまう飼い主様もいらっしゃるのでしょう。猫が飼い主を見下す時、どのような行動を取るのでしょうか?

無視をする

愛猫の名前を呼んでも全く反応をしないとき「自分の名前がわからないのかな?」「寝ていて気がつかないのかな?」と思うでしょうが、猫は自分の名前を呼ばれたとしても面倒なときは振り向いたり返事をしないこともあります。

ただ、何も反応をしないわけではありません。自分の名前を呼んでいる飼い主様を見ることも、返事をすることもしない代わりに耳を声がする方に向けたり、尻尾を少し動かして返事をしている場合も。

また、ご飯やおやつをもらえるとわかった瞬間にだけ愛想よくお返事をする子も自分の名前はわかっているけれども、何も用がないなら動くのは邪魔くさいと思っているのでしょうね。

特に自分の利益になるようなことがない、飼い主に対して用がないときは無関心というのは、やはり見下している証拠だと言わざるを得ません。ただ、面倒臭がりの猫だったり、基本的に動くのが嫌いな猫の場合もこのような行動を取るので、これだけを見て「見下されている」と判断はできません。

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冷たい視線を向ける

猫の性格にもよりますが、飼い主様の行動や言動を冷たい視線で観察しているのも、やはり見下している可能性があります。人間でも「この人なにバカなことをしているのだろう?」「なんでそんなことをしているのだろう?」という気持ちがあるとき、自然と冷たい視線になってしまいますよね。

それと同じで、猫も人間の行動や動きを見て「なんて鈍臭いのだろう」「なぜそんなことに一生懸命になっているのだろう」と、少々バカにしているのかも。もちろん、人間にとっては意味のある行動だったり、場合によっては生きて行くためにはやらなければならないこともあるでしょう。

しかし、猫にとっては必要のないことだったり、そのような習慣がないことならば「何かよくわからないことに時間を費やしている」と思われても仕方がないのかもしれませんね。

触らせない

猫の中には飼い主に触れられるのを極端に嫌う子もいます。そんな猫ちゃんに対して、「とても警戒心の強い子なんだな」と思うかもしれませんが、実は「飼い主を見下していて、気安く触られたくない」と思っている可能性もあります。

もちろん警戒心が強くて人間に恐怖心を持っているが故にそのような行動を見せる猫ちゃんもいるでしょうが、飼い主を下に見ているが故に「触らせてたまるか!」という気持ちになっているのかも。

猫ちゃんは元々自分のパーソナルスペースを大切にする動物です。そのため、自分が信頼している他者以外とは近づこうとしませんし、体をグルーミングしてもらったりしてあげたりすることはありません。

そのため、本当に警戒をしているのであればたとえ飼い主であろうと姿を見せることもなく、ずっと物陰に隠れているでしょうし、近くによってくることもありません。

しかし、姿は見せるし、近くに寄ってきてくてるけれども触らせてくれないという場合は、飼い主をバカにしていて「お前のような格下には触らせたくない」と思っているのかもしれませんね。

元々触られるのが苦手な子もいるでしょうが、家族の中で自分だけ触らせてくれないという場合は、もしかしたら見下されているのかも?

高みの見物をしている

同じ見下すような仕草の中でも、もっともわかりやすいのが高いところから飼い主を見下す仕草です。冷めた顔で飼い主を見下ろしている姿を見て「バカにされているのかも?」と、微妙な気持ちになっている方も多いでしょう。

しかし、猫は元々高いところが大好きな動物ですから、高いところに登って飼い主様を観察していた結果、見下すような仕草となってしまった場合もあります。そのため、愛猫が見下ろしてくるから必ず見下しているとは言えません。

ただ、高いところというのは人間の手の届かない場所でもあります。そのため、人間の手が届かない場所で飼い主を観察しているのはバカにしている気持ちがあるのかもしれませんね。

「ここまで登ってこれない飼い主は鈍臭いな~」「また同じことやっている、よく飽きないな~」なんて小馬鹿にしているのかもしれませんね。ちなみに猫が高いところに登りたがるのは、立場が上であることを主張しているのだと言われています。

もしかしたら同じ縄張りで生活をしている飼い主様に対して「俺の方が上だからな!」なんて気持ちを無言で主張しているのかもしれませんね。

お土産をくれる

自分で取った虫やネズミや小鳥などを飼い主様に持ってくるというのは有名な話ですよね。この行動は、飼い主様に対する愛情表現としても知られており、大好きな飼い主様に褒めてもらいたい、食べてもらいたいという健気な気持ちの表れだと言われています。

しかし、一方では自分で取った獲物を飼い主様に持ってくるのは「あの狩りもできないドン臭い飼い主に分け与えてやろう」という、少々小馬鹿にした気持ちからお土産をくれることも。

もちろん「大好きな飼い主のために」という気持ちは、愛情からくるものですし、自分が仕留めた獲物をプレゼントしてくれるのですから、大変優しい猫ちゃんではあります。しかし、猫の中で「飼い主=鈍臭い」という方程式が生まれているのは気になりますよね。

この思いをどう受け止めるかは飼い主様次第ですし、猫によっては「こんなの取れたよ!すごい?」という、自慢をするために見せに来てくれる猫もいるでしょうが、いつもクールな愛猫がプレゼントを持って来てくれたら「飼い主は世話のかかるやつ」と、見下されているのかもしれませんね。

飼い主を見下していると勘違いされやすい猫の行動3つ

ちょっとそれって見下しているんじゃない!?と思わず突っ込みたくなるような行動はまだまだたくさんありますが、人間からすれば失礼極まりない行動でも、猫にとってはむしろ愛情表現のひとつだという場合もあります。

猫に見下されていると勘違いしやすい行動をいくつかご紹介しましょう!

お尻を向ける

初対面の人ではなくても、会ってそうそうお尻を向けられたら「なんて失礼なやつだ!」「バカにしているのか!?」と、思ってしまいますよね。しかし、猫の世界では相手にお尻を向けてお互いの匂いを嗅ぎ合うことは挨拶になります。

しかも、お尻を自分から突き出すのは、敵意がないことや信頼していること、さらには愛情を持っていることを示すサインでもあります。

愛猫におはようとあいさつをしたら、顔の前にお尻を突き出された、座っていたらおもむろにお尻を顔に押し付けられた、なんて方は、愛猫から信頼され愛されている証拠です。「お尻を押し当てるなんて、きっと見下されているんだ」と落ち込んでいた方は、むしろ逆ですから喜んでくださいね。

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オシッコをかけられる

愛猫からオシッコをかけられてしまったら、どれだけ愛猫に好かれていたとしてもショックを受けてしまうのと同時に「バカにされている」と感じてしまいますよね。しかし、オシッコをかけてくるのはむしろ「大好きな飼い主様を誰にも取られたくない!」という、強い思いが根底にあると考えられます。

猫にとってオシッコをかけるというのは、いわゆるマーキングの一種です。自分の縄張りや所有物にオシッコをかけることで自分の匂いをつけて、所有権を主張しているのです。

もしかしたら、オシッコをかけられる前に他の猫ちゃんに触ったのではないでしょうか?そのような場合、「他の猫の匂いがする!飼い主様を取られてしまったら大変!」と、嫉妬してしまい思わずかけてしまったのかも。

あまりにも頻繁にするようならば、しつけが必要ですが、1~2回程度ならば、愛猫の気持ちを察して、今後は嫉妬されるような行動を取らないように気をつけてあげてはいかがでしょうか?

都合の良いときだけ寄ってくる

自分が何かをして欲しいときはすり寄ってくるくせに、普段は名前を呼んでも振り向かないし、構って欲しいと思っても気分が乗らなければ素っ気ない態度を取られてしまう。そんな猫に対して「見下されているのかも」なんて心配になっているのでは?

しかし、猫が自由気ままな性格をしているのは生まれ持った性格です。というのも、元々猫は単独で生活をしている動物です。犬のように群れで生活をしたり、狩りを行ったりする動物ではありません。

仲の良い猫同士で猫会議をしたり、毛づくろいをしたり、寄り添って仲良く寝たりすることはあるでしょう。しかし、それでも基本的には一匹だけで生活をしていますので誰かのペースに合わせて時間を過ごすということはありません。

好きな時に狩りをして、好きな時に縄張りをパトロールをして、好きな時に猫会議に参加をして、好きな時に寝る。それが猫の生態です。そう考えれば、人間の都合で「遊ぼう」「構って」「何かをしよう」と誘われても、気分じゃなければ無関心になるのも頷けます。

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そんな猫の生態がわかれば「自分の都合が良い時に限って寄ってくる」というワガママな性格も納得ですよね。

ただし、猫によっては本当に飼い主様を見下していて「この人の言うことは聞かなくてもいいや」と思っている可能性もあります。本能によるものなのか、見下されている結果なのか、判断が難しいところですね。

猫が飼い主を見下す理由

猫が飼い主を見下すことは残念ながらありますが、それは猫によって違います。猫によっては飼い主様が大好きで名前を呼んだら必ず振り向いてお返事をしてくれる子もいますし、遊びに誘ったら必ず一緒に遊んでくれる場合もあります。

さらに、飼い主様がどこかに移動をするたびに後ろからついて回るようなストーカー猫もいますよね。飼い主を見下す猫、飼い主を慕って従順に従う猫、同じ猫なのにここまで違いが出るのは一体何故なのでしょうか?

大きい猫だと思っている

一説によると猫は人間のことを「大きな猫」だと思っていると言われています。そのため、飼い主を見下している猫は心の中で「体が大きいくせに高いところにも登れない鈍臭い奴」「虫も捕まえられない情けない奴」「一人で何にもできない奴」と思っているのかも。

確かに、人間を猫だと思っているならば体は大きいけれど走りも早くなければジャンプ力もなく、夜中もすぐに寝てしまうし、少し爪を立てただけで怪我をしてしまうと、劣っている部分が多いと感じてしまうかも。

「大きいけれど、鈍臭くて自分よりも能力が下の奴」なんて思っているならば、見下されても仕方がないのかも。

お世話がかりだと思っている

お腹が空けばご飯を用意してくれて、トイレをすればせっせと片付けてくれて、汚れたら掃除をしてくれる。暇になれば遊んでくれるし、撫でて欲しいときはちょっとおねだりをすれば喜んで撫でてくれる。

そんな飼い主のことを「都合の良いお世話がかり」なんて思っていることも。確かに、自分の身の回りのお世話をそこまでしてくれる人がいたら「何だかよくわからないけれど、せっせとやってくれる便利な人」と思ってしまいますよね。

甲斐甲斐しくお世話をしてくれる飼い主様と、幼い頃から過ごしていたら「下僕」と思って、見下した気持ちになっているのではないでしょうか。

兄弟猫だと思っている

小さな頃からたくさん一緒に遊んでくれた飼い主に対して、「一緒に成長した兄弟猫」だと思って接している場合も、自分と対等な立場、もしくは自分より格下だと思われている可能性があります。

子猫のヤンチャ盛りの時にたくさん遊んであげるだけで、お世話は別の家族が行なっていた場合など、猫の中で飼い主家族の中でもこの人は兄弟猫で一緒に遊んでくれる人、むしろ負けたくないライバルのような人、と思っているのかも。

家族で猫を飼っているのに、自分にだけ何となく素っ気ない、自分にだけ好戦的、遊びの誘いはあるのに、甘える時は別の家族のところに行く、なんて場合は見下すというよりは、甘える相手ではなくライバルであり負けたくない存在になっているのかもしれませんね。

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猫が飼い主を見下す理由を知って上手に付き合って行こう

猫が飼い主を見下すのは様々な理由がありますし、その猫が持っている性格や、その猫が育ってきた環境によっても変わってきます。しかし、例え見下してくるような愛猫であっても、問題なく共に暮らせているのであれば、その距離感がちょうど良いということです。

飼い主を見下してくる猫ちゃんにさみしい気持ちになるかもしれませんが、その性格も含めて猫の魅力です。上手な距離感と、上手な接し方をマスターすればきっと楽しくて幸せな猫ライフを送れますので、ぜひめげずに頑張っていきましょう。

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