「世田谷線でめぐる小さな猫旅」特集、全4回の第3回。
東急世田谷線山下駅、小田急線豪徳寺駅の周辺には、豪徳寺とゆかりのある招き猫をモチーフにしたスイーツやグッズを扱ったお店がいくつもあります。
豪徳寺を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
第1回:世田谷線の招き猫電車
第2回:豪徳寺と招き猫
第3回:招き猫スイーツ&グッズのお店
第4回:店員猫がいる猫本だらけの本屋さん
まほろ堂蒼月
豪徳寺を後にして、世田谷線宮の坂駅の踏切を渡り、世田谷八幡宮の脇の緩やかな坂道を上って、さらにもう少し進んだところ。
おしゃれな和菓子のお店「まほろ堂蒼月」があります。
招き猫の焼印が押された「まねきねこどら」(190円・税込)は小ぶりでふっくらとした上品なお味。
一番人気は「青豆大福」(170円・税込)。
しかし、じわりじわりと「まねきねこどら」の人気が上がってきているとのこと。
イートインスペースがあり、店の前を走る世田谷線を眺めながら、コーヒーや抹茶とともに和菓子を味わうこともできます。
また、招き猫や和菓子の絵柄のマスキングテープなど、かわいい雑貨も販売しています。
ホームショップ うわぼ
世田谷線沿いに山下駅・豪徳寺駅方面へ進み、踏切を渡って、豪徳寺商店街のメインストリートへ。
商店街のなかほどに、生活雑貨のお店「ホームショップ うわぼ」が見えてきます。
もちろん普通の商品も扱っていますが、猫グッズも豊富に取り揃えています。
なかでも外国人観光客にも人気なのが、招き猫や歌舞伎猫など、さまざまな猫の絵柄が入った手ぬぐい(600円〜・税込)。
手ぬぐいかけ(486円・税込)を使えば、部屋に飾ることができます。
豪徳寺商店街オリジナルのエコバッグ(1,780円〜・税込)はここでしか手に入りません。
ほかにも、お店のお母さん手作りのバッグやエプロンも人気で、作るとすぐに売れてしまうそうです。
世田谷区豪徳寺1-23-24
03-3420-3151
10:00〜18:45
水休(隔週で木曜も休み)
Penguin pastry ペンギンペストリー
さらに駅に向かって、てくてく歩いていくと、きれいな水色が印象的なケーキ屋さん「Penguin pastry ペンギンペストリー」にたどりつきます。
(提供:Penguin pastry ペンギンペストリー)
豪徳寺の招き猫の鈴をモチーフにした焼き菓子「豪徳寺にゃんこ鈴」(1袋3粒入り、167円・税抜)は、定番のプレーン、チョコ、抹茶、イチゴのほか、季節ごとに期間限定の味が登場します。春から夏にかけては、湘南ゴールドや小夏などの柑橘類が用いられています。
インパクト大!ピンクの肉球がかわいい、その名も「ニクキュー!」(1袋3個入り、150円・税抜、取材時)は、猫好きのスタッフが考案したメレンゲのお菓子。
アーモンドとココナッツの香ばしい風味とサクサクの軽い食感が後を引く美味しさです。
世田谷区豪徳寺1-23-14
03-6413-5128
平日 11:30〜20:30
土日祝 10:30〜19:30
水休(不定期に連休あり)
「Penguin pastry ペンギンペストリー」公式ページ
Cafe+bar Petit plum カフェバープチプラム
小田急線の高架をくぐった先は山下商店街。駅からすぐのところに、「Cafe+bar Petit plum カフェバープチプラム」があります。
1階はテイクアウトコーナーで、2階は昼間はカフェ、夜はバーになります。
「豪徳寺くるみクッキー」の特別限定仕様の招き猫缶(880円・税込)は、おめでたい金色とシンプルな白色の2種類。
ただし、こちらは店頭での販売は2018年4月末で終了。購入希望の場合は、事前に電話で予約してください。
招き猫が描かれていない通常パッケージの金色と赤色の缶(840円・税込)も販売しています。
1袋6個入り(350円・税込)もあります。招き猫缶のなかに入っているのは、このほろほろとした食感の白い無添加クッキーです。
バナナケーキなどのスイーツのほか、手作りの雑貨も扱っています。
世田谷区豪徳寺1-45-11
03-3429-0133
平日 11:30〜16:00、18:00〜23:00
土日祝 11:30〜17:00、18:30〜23:00
木休(不定休あり)
「カフェバープチプラム」公式ページ
東肥軒
山下商店街のメインストリートをずんずん歩いていくと、郵便局の先に、和菓子の老舗「東肥軒」が見えてきます。
とにかく招き猫モチーフのお菓子の種類が豊富で、写真に映っているもの以外にもまだあります。
左上は「招き猫サブレ」(プレーン・チョコ・ゴマ、各120円・税込)。
中央右は自分で最中の皮にお好みの量のあんを入れられる「お手付け最中 まねきねこ」(小倉餡・こし餡、各430円・税込)。
左下は「招福万寿 黄味招猫(キミニャン)」「招福万寿 千代香猫(チョコニャン)」(各130円・税込)。
その隣は「吉祥最中 まねきねこ」(120円・税込)。
右下は「半月どら焼きたまの夢」(190円・税込)。
目にも楽しい四季折々のお菓子のほか、招き猫などの雑貨もさまざまな種類のものが揃っています。
東京ねこなかま
ふたたび駅のほうへ引き返し、洋服直し専門店と内科医院のあいだの道を右折し、そのまましばらく進むと、猫雑貨のお店「東京ねこなかま」にたどりつきます。
お店の営業は土日と祝日のみ。店主が仕事を通して知り合った作家さんの作品を置いてもらえる場所を探していたところ、なかなか見つからず、ならば自分でお店を開こうと一念発起し、4年半ほど前にオープンしました。
左は「招き猫ガーゼタオル」(650円・税込)、右は「豪徳寺招き猫巾着」(980円・税込)。
イチオシは「またたびのおもちゃ 猫キッカー」(1,400円・税込)。
国産のまたたびを使用しており、ビール風やワイン風などオリジナルのイラストがプリントされた生地でひとつひとつ手作りされています。
すぐ近くに動物病院があるせいか、飼い猫が病気だったり、亡くなったりと、悲しく辛い思いを抱えて訪れるお客さんも多く、そういった人たちの心に寄り添って話を聞いてあげたり、または亡くなった猫と同じ柄のぬいぐるみを探してほしいというリクエストに応えたりすることもあるそうです。
壁には猫の写真が展示されており、定期的に展示替えが行なわれています。
室まち
メインストリートに戻ってすぐのところに、1950年から続く和菓子のお店「室まち」があります。
オススメは「バターどら焼き」(180円・税込)。
あれ?招き猫のお菓子じゃないの?そう、このお店では招き猫のお菓子は扱っていません。
しかし、こちらには本物の招き猫がいるのです!
こゆきさん。白黒のハチワレで、鼻まわりの模様がなんとも言えずかわいらしい。
たまたまお店の前を通りかかって初めて目撃したときは、カウンターの上にちょこんとおすわりしていて、まさしく生きた招き猫という感じでした。
こゆきさんはとても賢く、ご主人が「ゆきさーん」と呼ぶと、カメラにちゃんと顔を向けてくれるし、お手やおかわりもします。
(本来の名前は「こゆき」ですが、ご主人は「ゆきさん」と呼んでいます。)
ちょっとわかりづらいけれど、奥の座布団の上にもう1匹、ぶーさんもいます。2匹とも女の子で、推定7~8歳。
表通りは車の交通が少なく、裏は緑道という好環境で、自由にお出かけをしているので、こゆきさんとぶーさんに会えるのは運次第ということになりそうです。
世田谷区豪徳寺1-45-9
03-3420-7832
10:00〜19:00
水休
豪徳寺たまにゃん祭りも開催
毎年5月には「豪徳寺たまにゃん祭り」があり、2018年は5月20日(日)に開催されます(11:00〜18:00)。
最終回の第4回は4匹の生きた招き猫が登場する「店員猫がいる猫本だらけの本屋さん」です。