猫の便利グッズ12選。もっと早く知っていれば良かった神器たち!

猫の飼い主さんならつい反応してしまうのが、普段の愛猫のお世話に役立つ便利グッズの存在です。

評判のいいもの悪いもの、猫用ではないけどお世話に使えそうなもの、様々なグッズを見つけては片っ端から試している飼い主さんも多いのではないでしょうか。

便利グッズを探していると、たまに「なんで今まで知らなかったんだろう……」というような掘り出し物に出会うこともあるので、やめられませんよね。

そこで実際に我が家で使ってみて、「猫のお世話が激変した!」「一度使ったらやみつきで、絶対手放せない!」というような珠玉の便利グッズたちを厳選してご紹介します。

次亜塩素酸水

猫と暮らしていると、毛玉を吐いたり、粗相したりされてしまうことがありますよね。しかたのないことではありますが、現場の掃除はとても大変です。何事もなかったかのように綺麗に掃除したい、そしてできれば消毒や消臭もしたい。

でも、猫がいる以上、洗剤やアルコールを使うのは心配ではないでしょうか。ペット用と書いてある除菌スプレーや消臭剤もありますが、成分表示を見るとさまざまなものが使われており、本当に大丈夫なのか気になる人もいるかと思います。

また、香料が使ってあってあまり好きではないという人もいますよね。

そこでぜひ使って頂きたいのが「次亜塩素酸水」です。次亜塩素酸水は非常に安全性の高い除菌水です。驚くべきことに、原材料は水と塩だけ。それでいて、次亜塩素酸水はなんとハイターの数十倍もの除菌性能があるのです。

次亜塩素酸水は無色透明、水のようにさらさらしています。ほんのりと塩素消毒されたプールのにおいがするのですが、ハイターと違って、猫が舐めても全く問題ありません。

実は次亜塩素酸水は有機物に触れると、一瞬で除菌しながら水と塩に戻ります。つまり、猫の食器やトイレ、ベッドや床などにスプレーするだけで、あっという間に、しかも安全に除菌と消臭が完了するのです。

▼しっかりと除菌ができることで、猫の病気予防にも役立ってくれることでしょう
猫の真菌の治し方。黒いカビのような症状は感染するので注意!

1本用意しておくだけで、日々の掃除が驚くほど楽になります。また、次亜塩素酸水があれば他の除菌スプレーは一切いりません。

ドラッグストアなどで入手できる他、動物病院でも扱っていることがあります。価格は500mlで300~500円程度が一般的です。

BOS うんちが臭わない袋

BOS うんちが臭わない袋商品イメージ

猫が用を足した後、うんちやおしっこをどうやって処理していますか?

水に流せるタイプのトイレ砂を使っている場合はトイレに流すだけでいいので簡単です。でも、水に流すことのできない鉱物系などの砂、あるいはシステムトイレを使っている場合、ゴミとして処理するしかありません。

ゴミとして出したことのある飼い主さんならわかると思いますが、猫のうんちやおしっこを捨ててばかりいると、ゴミ箱がとても臭いんです……。ビニール袋に入れてもニオイがどこからともなくもれて、ごみ箱を開けるのがつらくなります。

しかも、たとえゴミ袋ごと捨てても、ゴミ箱そのものにニオイが染みついていて取れないんですよね。

そんな時におすすめしたいのがこの「うんちが臭わない袋(クリロン化成株式会社)」。一見普通の色のついたビニール袋ですが、特殊な防臭性能を持った素材でできていて、中身のにおいはもちろん菌まで完全にシャットアウトします。

しかも、何も厳重にする必要はなく、至って普通に結ぶだけで大丈夫なんです。一般的なキッチンポリ袋よりはお高めになってしまいますが、買う価値はあります。

トイレ掃除が快適になりますし、ごみ箱を開けても一切ニオイがせず、捨てたことすら忘れてしまうレベルです。一度使うとやみつきになります。ぜひ試してみて下さい。

ファーミネーター

ファーミネーター公式サイトスクリーンショット画像
(FURminator(ファーミネーター) | 株式会社ライトハウス より)

特に長毛種の猫を飼っている飼い主さんにおすすめしたいのが「ファーミネーター」です。猫の抜け毛がごっそりととれることで有名なこのブラシは、日々のブラッシングのためにぜひ1本持っておきたいアイテムです。

長毛種の猫を飼っていると、換毛期などは本当に手入れが追いつきませんよね。日々のブラッシングを欠かさずにしていても、いくら掃除を頑張っても、気がつけば家中が抜け毛だらけに。

ブラッシングをすればするだけでてくる抜け毛に、どこまでやればいいのかと悩んでしまう場合もあるのではないでしょうか。しかし、ファーミネーターを使えば猫の不要な毛だけを大量にとることができるのです。

ファーミネーターがあるかないかで日々のブラッシング効率がまったく違います。お値段はお高めですが、長く使えるものなので検討してみてはいかがでしょうか。ちなみに短毛種用もあります。

洗濯ネット

猫の世話をしていて、猫によっては猛烈に嫌がることがあるのが、爪切りやシャンプー、あるいは投薬ですよね。いくら嫌がられても、飼い主さんは心を鬼にしてやらねばなりません。

でも、いくら覚悟は決まっていても猫に大暴れされてはお互いに怪我のもとです。安全にお世話をするためにも、洗濯ネットの利用がおすすめです。

実は、意外にも猫に洗濯ネットは非常に相性の良い素材。洗濯ネットに入った猫は、その密着感にぴたりとおとなしくなるのです。猫の隙を見計らって、洗濯ネットにさっと頭から入ってもらい、必要なところだけ出してもらいましょう。

足だけ出して爪切りをしたり、顔だけ出して首から下をシャンプーしたり、とても便利です。また洗濯ネットは動物病院の通院にも便利です。実は多くの動物病院では、洗濯ネットに入れた状態での来院が推奨されているのです。

特に予防接種のあとなど、病院によってはアレルギー反応などを確認するためいったんキャリーバッグから出さねばならない時があります。間違って猫が外に出てしまって迷子になっては大変です。

そんな時洗濯ネットを使えば、顔だけ出して獣医さんに見せることもできますし、診療が終わった後、そのまま抱っこしていてあげることもできます。

普段の世話からいざという時にまで、洗濯ネットは幅広く使うことができます。猫用に大きめのものを1つ用意しておくとなにかと重宝するでしょう。

▼猫の洗濯ネットは本当に色々な場面で大活躍してくれます
猫のお世話で使える洗濯ネット活用法。便利なシーンとネットの選び方

デオトイレ(システムトイレ)

固まる砂のタイプと、システムタイプのトイレ、どちらを使っていますか?もし固まる砂を使っていて、砂の固まり具合や悪臭に悩んでいるのであれば、ぜひシステムトイレに切り替えてみて下さい。

システムトイレはトイレの底がトレー状になっているのが特徴。猫のおしっこは砂を通過して、そのまま下のトレーにあるシートが吸収する仕組みになっています。

固まる砂のトイレより圧倒的に悪臭が少なく掃除も手軽。固まる砂のトイレに特にこだわりがないのであれば、システムトイレの方が圧倒的に快適になります。

わが家でも固まる砂のトイレを使っていた時代は、砂が固まらずトイレ砂ジプシーを繰り返したり、掃除をしていてもにおいがこもって猫が嫌がり粗相の原因になったりしていました。

しかし、システムトイレを使いだしてからはそれらの問題が一気に解決。今では固まる砂のトイレに戻れません。

猫にも飼い主さんにもいことずくめなので非常におすすめです。ちなみに、我が家で使っているのは「デオトイレ」です。

▼システムトイレの詳細についはこちらもご覧ください
猫砂よりシステムトイレがおすすめ!におわない仕組み&活用法

ピュアクリスタル(給水器)

給水器ピュアクリスタルの商品イメージ

猫はあまり水を飲まない生き物なので、泌尿器系の病気がつきもの。飼い主さんができるだけ意識して、猫が水を飲みやすい環境を整えてあげたいですよね。

でも、いくら水飲みボウルを増やしても、浄水器などを使っておいしい水を用意しても、なぜか台所や洗面所の蛇口、あるいはコップの中の水ばかり狙われる……という飼い主さんも多いのではないでしょうか。

そんな飼い主さんにおすすめなのが自動給水器です。ちなみに、我が家で使っているのは「ピュアクリスタル」。

自動で流れる水が猫の興味を引くため、普段水飲みボウルから水を飲まないという猫でも、驚くほどゴクゴクと水を飲んでくれる可能性が高くなります。

わが家でも、猫が蛇口を舐めて困っていたのですが、給水器を置いてからはぴたりと止みました。今では一心不乱に給水器の水ばかり飲んでいます。

給水器は様々なメーカーが販売していますが、製品によってコストパフォーマンスや使い勝手がかなり違います。

▼猫の給水器は色んなタイプのものがあるので、ぜひ愛猫ちゃんにぴったりのものを選んであげましょう
猫の自動給水器で悩んだら!メリットとデメリット、おすすめ商品

オブラート

猫の投薬の際、非常に便利なのがオブラートです。猫の投薬は飼い主さんにとって一苦労。でも、実は猫が投薬を嫌がるのは、「無理やり飲ませられるから」という理由だけではないことをご存じでしょうか。

病院で猫の飲み薬を処方してもらう時、錠剤や粉末、あるいはシロップの状態でもらうはずです。特に錠剤は、猫には量が多いため1錠を半分~4分の1程度に割って1回分とすることもよくあります。

でもこの「割られている」という状態が猫にとって罠なのです。

実は、猫に処方される薬の中には激烈な味のするものがあります。本来は糖衣錠として嫌な味のする部分を覆っているのですが、割ってしまうことで無意味になるのです。

当然ながら、病院で粉末やシロップに加工してもらったとしても刺激的な味は変わりません(むしろ悪化します)。

糖衣錠として服用することを前提として作られているせいか、大人の人間が舐めても目を白黒とさせてしまうような衝撃的な味がするのです。

当然、猫は大暴れし最終的には泡を吹いて涎を垂らし、病院に「飲めませんでした……」と報告することになります。

そこで登場するのがオブラート。実は猫の投薬にオブラートを使っても大丈夫です。基本的に人間用で問題ありませんが、気になるならペット専用のオブラートも販売されています。

オブラートを使うことでどんなに苦い薬でも問題なく服用してもらうことができます。また複数の薬をまとめて包んで飲んでもらうこともできます。病気がちで、よく投薬に苦労しているという飼い主さんはぜひ試してみてください。

「生まれた時から健康で、病院に行くのは年に1回の予防注射だけ!」という猫にはあまり縁のないものかもしれません。しかし、病気というものはいつかかるかわかりません。また、高齢になれば自然と病気にかかりやすくなります。

いざという時のため、オブラートを1つ用意しておくと安心です。

(※薬によってはオブラートを使用してはいけないものもあるので、事前に獣医さんに相談しておくと安心です)

▼猫に薬をあげる時の方法については、こちらもご覧ください
タイプ別、猫の薬の上手な飲ませ方。猫の負担をぐっと減らすコツ

しまホイ

寒い冬、猫を温める最強アイテムが「しまホイ」です。「しまホイ」とは「ファッションセンターしまむら」が販売する人間用の「あったかロールクッション」のこと。

この「あったかロールクッション」、飼い主さん用に買ったら猫に奪われたという人が続出し、一時期大ブームになりました。

#しまホイ を使いこなすこはだ氏

かずたろさん(@kaztrella)がシェアした投稿 –

大きなコロネパン、もしくはトンネルのような形をしており、置いた瞬間、どこからともなく猫が寄って来て中にスルリと入っていきます。「しまむら」のクッションの中に猫が「ホイホイ」されてしまう、つまり「しまホイ」というわけです。

このしまホイ、非常に保温性に優れた素材でできていて、まるで高級羽毛布団の中で寝ているかのような暖かさを猫に提供します。雪の降るような朝でもぬくぬくと過ごせるでしょう。

冬、暖房費がかさんで困っているという飼い主さんにはぜひ使ってもらいたい、おすすめアイテムです。いくつか種類、または類似品も多数登場しており、洗える素材でできているものもあるので猫ベッドにぴったり。

特に猫は寒さに弱く、冬は寒さによって病気になることもあることから、暖かく過ごせる環境を用意してあげることは重要です。

▼猫が喜ぶぬくぬくアイテムとして、こちらも参考にしてみてください
猫の冬用ベッドの選び方。ベッドの中を暖かく保つコツでぬくぬく!

ぱくぱくローラー

猫の飼い主さんにとって、大掃除のマストアイテムといえばコロコロです。転がすだけで抜け毛が綺麗に取れて気持ちいいですよね。

でも、コロコロはすぐシートの粘着力がなくなってしまいます。あっという間にテープを使いきり、消費が激しいとお悩みの飼い主さんもいるのではないでしょうか。

しかし、「ぱくぱくローラー」を使えばそんな悩みとは無縁になります。ぱくぱくローラーはコロコロのように転がして抜け毛をごっそりと取ることができます。取った抜け毛は中に溜まるので、お掃除が終ったら中のゴミを捨てるだけ。

特にペット用というわけではないのですが、猫の抜け毛と非常に相性がいいと猫の飼い主さんたちに大評判のアイテムです。コロコロと違って、一度買ってしまえば一切のコストがかかりません。ぜひ一度お試しください。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2商品イメージ

猫といえば遊ぶのが大好き。でも、20年近くも一緒に暮らしていれば、飼い主さんにだって「もう疲れた……遊ぶのは勘弁して……」という時がありますよね。

また猫だけでお留守番してもらう時も、退屈しないか、寂しくないかというのは気になるところです。そんなとき役に立つのが、電動式のおもちゃ「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2」。いわば自動猫じゃらしです。

電動とは言えかなりの静音設計で、冷蔵庫の駆動音も苦手……というような猫でなければ問題なく使用することができます。しかも猫用に考え抜かれて作られたこの「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2」は、非常に賢くできているのが特徴。

止まっては動き、動いては突然止まり、気を抜いたところにまた動き出す……という予想のつかないランダムな動きを再現してくれます。

▼このオモチャで猫の本能である、狩りへの意識を刺激してくれるんですね
猫がおしりをふりふりするのは狩りの本能!おすすめふりふり動画も

「電動おもちゃなんてうるさそうだし、ただ震えるだけでしょ?」と思っている飼い主さんはぜひ試してみて下さい。価格も意外とお手頃ですし、値段相応に長持ちします。

ペットハウスオアシス

ペットハウスオアシス商品イメージ

猫のお世話で、特に夏場注意したいのが熱中症対策です。人がいる時ならまだしも、留守番中に停電などでエアコンが止まり、猫が熱中症になってしまったらと思うと飼い主さんは心配でなりませんよね。

そんな時猫の緊急避難所として自宅に用意しておきたいのがこの「オアシス」です。

「オアシス」はペット専用のドーム型ハウスです。あらかじめ専用の保冷材を中に入れておくことで、一切の電気を使用せず、猫にまさにオアシスのようなひんやりとした快適な環境を用意することができます。

また夏だけでなく冬の保温対策にもなるのが嬉しいところ。約3万円となかなか勇気のいるお値段ではありますが、1年を通して安全に使える非常に優秀な製品です。

初期投資だけでコストがほとんどかからないので、夏場あるいは冬場の電気代に悩んでいる飼い主さんにも特におすすめです。ハウス型なので猫用トイレ程度の場所は取りますが、日頃から家の中に置いておけば猫が喜んで涼みに来ますよ。

食べる歯磨き

猫の世話をしていて、やりたくてもなかなかできないのが歯磨きです。実は3歳以上の猫の8割が歯周病といわれています。ドライフードが普及しているにも関わらずこの数字は決して見過ごせるものではありません。

歯周病が悪化すると水やフードを口にすることができず非常につらい思いをしますし、最悪は手術の必要もあります。猫に負担をかけないためにも、日頃からの予防が重要です。

しかし、いきなり歯磨きをしようと思っても、ブラッシングやシャンプーよりよほど難しく、多くの飼い主さんが挫折してしまいます。

そこでおすすめしたいのが食べるタイプの歯磨き。ちなみに我が家で使っているのは「トーラス 歯磨きラクヤー」です。

トーラス 歯磨きラクヤー商品イメージ

普段のフードにパラパラとふりかけるだけで、歯周病の原因となる菌の繁殖しにくい体内環境を保ちます。

猫に負担がかからないのが一番のポイントです。

また、「グリニーズ」など、ふりかけではなくおやつとして与えるタイプもあります。

グリニーズ商品イメージ

歯ブラシを使うほどの効果はありませんが、歯周病の予防ができるのは、飼い主として非常に安心です。

▼デンタルケアができる猫のオモチャもあります

猫の歯磨きに専用おもちゃのススメ。一押し商品もご紹介!

便利グッズでより簡単に、楽しく猫のお世話をしよう!

猫の飼い主さんたちは、日々の愛猫のお世話を呼吸するように自然にしているはずです。でも、お世話していると「もう少しこうだったらいいのに……」という不満な部分もどうしてもでてきますよね。

便利グッズはそんな飼い主さんの不満を解消してくれます。また、便利グッズを使えば飼い主さんだけでなく、猫の負担も減らすことができます。

ご紹介したグッズは、日頃から当たり前のように使えるものばかりです。使える場面で賢くグッズを使って、猫も飼い主さんも楽しいお世話タイムにしましょう。

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