猫ちゃんと言えば愛らしくてふわふわな毛、撫でると心地良く、あたたかいお日様の匂いがする夢のような身体…ですが、抜けてしまった毛のお掃除に悩んでいる方はたくさんいらっしゃると思います。
可愛い猫ちゃんですが撫でる度に毛が「ふわわ…」と舞ってしまうんですよね。
猫は好きでも猫の抜け毛は部屋を汚してしまいますし、掃除せずに放っておけば宙に舞い食事時のご飯へ混入してしまう事もあります。
猫の毛は細くて柔らかいので布についてしまうととれにくく、お掃除し辛いのが悩み…
そんな飼い主さんにオススメのお掃除グッズやお掃除の方法を紹介していきます。
掃除の順番がミソ!シーンごとのおすすめグッズ紹介
- 掃除を始める前に猫のブラッシング
- 上からはたきで毛を落とす
- カーペットやソファなどの布についた毛を取る
- 最後に掃除機をかける
この順番でお掃除を進めましょう。
まずはお掃除の前にブラッシング
さぁ今から掃除…とその前に、猫ちゃんのブラッシングをしましょう。猫ちゃんの毛は、特に春と秋の換毛期によく抜けます。そんな季節はいくら掃除機をかけたって猫ちゃんの毛が舞い続けてしまいます。
そこで使用したいのがこちらの商品です。
▼ペットキレイ ケトリーナ ブラッシング・スプレー(犬・猫用) マイルドソープの香り
直接スプレーされる事を嫌がる猫ちゃんには布などに液体を軽くしみこませ身体を撫でるようにしてこの薬剤をつけてあげます。
その後でブラッシングしてあげると、普段なら撫でる度に舞い散っていた毛が軽減されるので、お掃除の手間も減ります。
▼ブラッシングのコツについてはこちらの記事をご覧ください
猫の抜け毛対策ブラシ。猫がウットリするブラッシングのコツ
お掃除の基本!まずは高いところから
猫を飼っていないご家庭でも、ほこりを落とすために高いところから順番にしていきますよね。同じ要領で猫ちゃんの抜け毛掃除も高いところから順番にしていきます。
猫の毛はとても舞いやすく、例えばエアコンの上、カーテンレールの上など視線よりも高いところにも積もっているからです。
▼カーテンにワシワシと登ってしまう猫ちゃんの場合、どうして毛が付いてしまいますよね
猫のカーテン登りに困った!登りたくなる心理と止めさせる方法
身長よりも高いところははたきなどで掃除を行っていきます。この際使用するはたきにも猫毛がまとわりつくので、私は使い捨てのはたきを使っています。
▼ウェーブ ハンディワイパー 掃除用 のびるタイプ 本体 1本+取替えシート 2枚
このはたきで徐々に猫毛を下に落として行き、家具や家電もはたきで掃除をしてしまいます。
布についた毛がとれない…そんな時のおすすめグッズ
布についた毛って手で払っても、掃除機で吸っても、粘着テープで取ろうとしても取れませんよね。
頭を抱えてしまうソファやベッドなどのお掃除にオススメしたいのがこちらです。
▼エチケットブラシ ぱくぱくローラー
私も使っていますが、こちらは服よりも主に家具など大きな範囲を掃除したい時に向いています。
お部屋のお掃除で「ぱくぱくローラー」と併用したいのはこちら。
▼リアライズ 一毛打尽 ソファ・カーシート用 犬猫用
こちらも家具用です。手のひらサイズの形状で家具の隅などの細かい場所の掃除に適しています。
最後に仕上げの掃除機と水拭き掃除を
このあとは掃除機をかけます。
仕上げの掃除機をかけたあとは、家電や机の上、フローリングなら床も水拭きで仕上げます。
▼掃除機を怖がってしまう猫もいるので、気を付けてあげてくださいね
掃除機は猫の天敵?猫が掃除機を嫌う理由を知っておこう
実演!猫の毛まみれのキャットタワーお掃除
それでは実際にお掃除をしてみましょう。
今回掃除するのはこちらの我が家のキャットタワーです。猫4匹がこの上で寝たり遊んだり暴れたりした結果がこの惨状です。猫の抜け毛まみれです。
このキャットタワーの下部を先にご紹介したふたつのグッズを使い掃除していきます。
まずは「ぱくぱくローラー」を使いざっくり抜け毛を取り除きます。
「ぱくぱくローラー」をかけ終わった後です。
比較してみると抜け毛がごっそりなくなっているのがおわかり頂けるかと思います。しかし、細かいところのお掃除は「ぱくぱくローラー」には向きません。そこで登場するのが「一毛打尽」です。
この階段との接合部に溜まった抜け毛をとっていきます。
「一毛打尽」の角を使い、接合部の隙間の抜け毛をとりました。
あとは全体的に綺麗になるよう場所に応じて「ぱくぱくローラー」と「一毛打尽」を使い分けて完成です。
右の爪とぎも兼ねた柱の接合部の掃除を忘れてしまったのですが、写真を撮りながら5分程でここまで抜け毛がとれれば楽なのではないでしょうか。
猫の毛掃除は日頃からコツコツと
例にあげたキャットタワーは猫の抜け毛を溜め込みすぎです。毎日掃除していればここまでの惨状にはなっていなかったはずなので、猫の抜け毛掃除は普段のお掃除と合わせたプラスアルファ程度の気持ちでやっていれば問題ありません。
▼猫がハウスダストにならないためにも、日頃からお掃除の習慣を付けておきましょう
猫の鼻や口からフガフガ聞こえる原因。危険なケースの見分け方
もしも少しでも掃除を楽にしたいと思うのであれば布製品の家具を減らす事が一番です。吸着する場所が少なければ掃除機をかけるだけで済むのです。
▼「そもそも毛を散らしたくない」という方にはこちらの記事がオススメです
猫の毛対策におすすめの掃除機ブラシ。ボディから直接吸えて便利!
綺麗な部屋で過ごしたい飼い主さんも多いでしょうが、掃除を負担に感じてしまうと心の健康のためにもあまりよくありません。ペットを飼っていればある程度部屋が汚れてしまうものです。
自分の掃除できる範囲を決めて猫ちゃんとの時間を大切に過ごしてください。