猫の消化時間。ちいさな身体の仕組みを知って餌のコントロールを

毎日、美味しそうにご飯を食べてくれる猫というのは飼い主からしてみてもとても嬉しいものです。

「早くごはんをちょうだい!」とニャーニャーせがんでくれる猫を見ていると、忙しい時でもそっちのけで準備してしまいますよね。

そんなかわいい猫ですが、ごはんを食べてから、胃で消化するまでの時間はどのくらいかかるのでしょうか。

さらに、猫ってごはんを食べたすぐ後に寝ていたりするのを見かけますが、消化には影響したりしないのでしょうか。そのあたりも飼い主さんとしては気になりますよね。

猫が胃の中でごはんを消化するのにかかる時間は約2.5時間

猫がごはんを消化するのには、いつもどのくらいの時間がかかっているんでしょうか。

まず、猫がごはんを飲み込んで胃の中に到達するまでに9秒~12秒くらいかかります。そこから胃の中で消化されていくんですが、猫がごはんを食べてから2.5時間くらい経過したころに消化は完了するんです。

そこから12時間ほどで消化されたごはんが腸に排出されていきます。最終的にごはんが猫の腸内を通過するのは12から24時間ほどだとされているんですよ。

「意外と猫がごはんを消化をする時間って短いなぁ」と思われたのではないでしょうか。

猫の胃の大きさは0.3リットルくらいなのです(ちなみに人間の胃は1.3リットルくらいです)。

猫は小さな胃で頑張ってごはんを消化しているんだなぁ…というねぎらいと共に、「これからも頑張って!」と応援したくなりますね。

猫がごはんを丸飲みするのは大丈夫なのか

猫がごはんを食べているところを横で見ていたら、「ごはんをカリカリ噛んでいる音が全然聞こえない…」ということが結構あるのではないでしょうか。

ごはんを丸飲みしてしまって心配になるかもしれませんが、質の良いキャットフードは消化しやすい材料が使われているので大丈夫なんです。

さらに猫の歯の形は尖っていますよね。もともと猫が野生の環境で生きていた頃には獲物の肉を尖った歯を使って食いちぎり、そのまま飲み込んで消化していたわけです。

ですから、消化しやすく配合されているキャットフードなら心配する必要はないと言えるでしょう。

猫は寝てばかりだけど、消化には影響しないのか

猫ってごはんを食べたすぐ後にも寝ていますよね。大人のオス猫は、メス猫に比べてみても特に寝る時間が長いんです。

メス猫はごはんを食べたあとにもわりと遊んだりするのですが、オス猫は比較的まったりしている傾向があるんですよね。

うちの愛猫の先生(チンチラ)とニセ蔵(キジトラ)も、ごはんを食べ終わったらとりあえず毛づくろいをしてから寝る場所をすぐに探していますね。

大体お気に入りの場所を取り合いしたりしているんですが、たまに仲良く寝ていたりもするんです。

そんな光景を見たら、飼い主としてはかなり癒されますよね。でも、ごはんを食べてすぐ寝るのは消化をする点から考えるとどうなのでしょうか。

猫は子猫で20時間、成猫で16時間、さらに高齢猫になると20時間よりもたくさん寝ることもあるんです。

「猫が多くの時間を睡眠に費やしていることは分かったけれど、それにしても食べたあとすぐに寝るってどうなの?」と思われるかもしれませんが、そこは大丈夫なんです。

むしろ、猫は肉食動物ですから毎日食べているごはんも高カロリーなものを選んであげていますよね。

高カロリーなごはんを消化するのにはたくさんの体力を必要とします。だから猫はごはんの後に寝ることによって消化するのを助けている、とも考えられるんですね。

ごはんのあとに猫が寝ていても、頑張って消化をしているということで起こさないようにしてあげましょう。

猫にごはんをあげる回数はどうやって決める?

猫にごはんをあげる回数についてはどうでしょうか。1日であげる回数については、一般的には朝と夜の二回にしている場合が多いです。

その場合、朝の6時から8時と夜の6時から8時にして12時間の間隔を空けるようにしましょう。

ただし、ここは飼い主さんの都合で左右されることでもありますよね。

昼間に家を空ける飼い主さんなら朝と夜の二回のごはんになりますし、基本的に家にいる飼い主さんなら人間と同じように3回に分けてあげてもいいでしょう。

ただし、ここで気を付けておきたいことがあります。それは、日によってごはんをあげる回数や時間帯を変えたりしない、ということです。

これは猫が毎日同じ時間帯に、同じ回数でごはんを食べることで自律神経をうながすことができるからなんですよ。

一日に3回ごはんをあげるならば、朝6時、昼12時、夜18時…というように6時間おきにあげると猫の健康のためにも良いでしょう。

さらに、いつも同じようにごはんをあげることで猫の健康状態をチェックすることができますし、何かの異常があった場合にも早く気づいてあげることができますよね。

基本的に猫のごはんは、20分くらい経ってもまだ残されていたら引くようにしましょう。

さらに、猫の年齢によってごはんの回数を分けてあげることもオススメです。

  • 離乳してから4ヶ月くらいまで…4.5回に分ける
  • 4ヶ月から12ヶ月まで…2回
  • 1歳から7歳までの若い成猫…2回
  • 7歳からのシニア時期…回数を増やす

年齢を重ねてくるとどうしても消化をする力が衰えてきますから、一度にあげるごはんの量を減らして回数を増やすなどして調整してあげましょう。

基本的に元気な猫なら、ごはんの回数は1日で多くても3回程度にするのが理想ですね。

ダラダラ食べは猫の胃にも負担をかけてしまうことになるので、胃が休むことのできる時間を作れるように飼い主さんがしっかり管理してあげてください。

寝る前に猫にごはんをあげても大丈夫なのか

人間の場合だと、寝る前にごはんやお菓子などを食べるのは基本的にタブーとされていますよね。その理由として挙げられるのは、胃もたれや肥満の心配などです。

これは、猫にも同じように当てはまるのでしょうか。猫の場合には「夜にごはんをあげてはいけない」と特別言われているわけではないですが、やはりあまり大量にあげるのは良くないでしょう。

ごはんとして夜にあげるのではなく、朝になるまでにお腹が空きすぎてしまわないように(猫は空腹になりすぎると嘔吐してしまうことがありますからね)少しだけあげたりするのは大丈夫です。

夜中にいつでもごはんを食べられるようにとトレイに適当に入れておいたりするとごはんが酸化してしまいますし、ダラダラ食べは虫歯の原因にもなるので猫にとってもあまり良いことではありません。

やはり、上の項目でも書いたようにごはんは決められた時間にあげるようにして、夜の時間帯はあくまで補助としてあげる程度にしておくのがオススメですよ。

猫のごはんのタイミングや量は、飼い主さんが日頃から管理しましょう

猫の胃の消化時間というのは意外に短いことが分かりました。野生で生きてきた猫だからこそ、フードを丸飲みしてしまっても大丈夫だというのもちょっと意外でしたね。

猫の毎日のごはんの量やタイミングは、猫の健康を維持するために飼い主さんがきっちり管理してあげてくださいね。

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