猫が舌を出しっぱなしにする4つの理由。実は病気のサインかも!?

猫が舌を出しっぱなしにしている表情は愛らしくほほえましく感じられます。「しまい忘れ」と言われることもありますが、本当に忘れているだけなのでしょうか。

人には「あっかんべー」と舌をわざと出す表現方法がありますが、猫はどうして舌を出しっぱなしにするのか、少し掘り下げて考えてみましょう。

また、舌を出しっぱなしにしているときは、病気が潜んでいる場合もありますので注意が必要です。

舌を出しっぱなしにする4つの理由

最近は「ヘン顔」と言って、わざと変な顔をして笑わせたり、SNSに画像をアップしたりする人がいますよね。昔から「にらめっこ」という遊びがあったように、人は意識的に顔の筋肉を動かして、表情を豊かに表現することができます。

猫など動物は、そこまで顔の表情が豊かではありません。それは、人と動物とではコミュニケーションのとり方が異なるからだと思われます。

もちろん、猫好きさんは、大好きな猫の表情の違いには敏感だと思います。猫を飼って初めて、猫って意外といろんな表情をするんだな、と思われた方も多いと思います。そのなかでも、舌を出しっぱなしにしている表情は、くすっと笑えて和ませてくれるものです。

舌を出しっぱなしにする理由として4つのことが考えられます。

グルーミングの疲れ

猫は毎日グルーミングをします。その理由は次の通りです。

  • 毛についた汚れ・抜け毛などを取る
  • 唾液が気化するときの気化熱で体温調節する
  • 毛の間に空気を取り込み保温する
  • 毛についた臭いを消す
  • 高ぶった気持ちをリラックスさせる(転移行動)

こんなにたくさんの効果がありますから、猫も一生懸命です。やり続けて疲れてくることもあるでしょう。少し休憩しようかな、とそのまま舌を出したままになってしまうのです。

リラックスしている証拠

室内飼いで敵もいない、失礼な言い方かもしれませんが、食べて寝るだけの生活の猫は毎日のんびり過ごしています。

緊張しているときは決して舌を出しません。威嚇するときシャーと声を出すときも口は開いていますが舌は出しません。舌を出しているときは、警戒心がなくリラックスしている状態だと言えます。

下あごが小さい猫種や歯がない場合

鼻がつぶれたような平べったい顔の猫、例えばペルシャやスコティッシュ・ホールドなどはあごが小さいので舌が出てしまうことがあります。また歯がないと舌が口の中に収まりきれずに出てしまいます。特に高齢になると切歯(前歯)が知らない間に抜けてしまうことがあります。

病気のサイン

猫は犬のように口を開けてハアハア呼吸をしません。このように開口呼吸をするときは、病気の可能性があります。次の項目で詳しく説明します。

猫が舌を出しっぱなしにする理由に病気が潜んでいる場合

舌を出していることが直接病気の症状になることはほとんどありませんが、異常に気づく1つのサインとして注意しましょう。

口内炎、歯周病

口内炎はよだれがでます。歯周病がひどくなると痛みが出ます。ですので、口が開き舌を出すこともあります。

異物、腫瘍など

口の中に異物があると、物理的に口が閉じられなくなります。また、腫瘍ができるとしだいに大きくなっていきますので、同じように口を開けたり閉じたりするのが困難になります。

骨格異常(脱臼、骨折)

高いところから落ちたり、交通事故などの追突で脱臼したり、骨折した場所が口やあごの場合は危険です。舌が出ているという以前に、それ以外のケガなどの症状で気づくでしょう。

呼吸器系の問題(開口呼吸)

心臓や肺の病気、熱中症などで呼吸が苦しくなると、鼻だけで呼吸ができなくなり、口を開けて呼吸をするようになります。大きく口を開けるというよりは、少し横に開く感じで舌も前に突き出した状態になります。

これらは、口が閉じられなくなった結果、舌が出るという状態です。猫が舌を出しっぱなしにしているとき、その下を触るとさっと口の中にしまってしまいます。その場合は病気ではありません。

ケガなど、すぐ気づく場合と、心臓病など進行してから症状が出る場合がありますので、日頃から異常にすぐ気づくようにしたいものです。

マヌケ顔だけど癒される表情を楽しみたい

人間ほど表情が豊かでない猫が舌を出しっぱなしにしている表情はとてもユニークです。ほほえましくて癒されます。

猫の心理としては「あ~、ぺろぺろし過ぎて疲れちゃったな・・・。まったりしてきたよ~。ぼーー・・・。はっ!しまうの忘れてたよ~。いかんいかん。」という心理でしょうか。そんな様子を見るのも可愛いです。

猫が舌を出しっぱなしにしている表情を写真を撮って残しておきたい方も多いでしょう。ただ、猫は物音に気づいてすぐ舌を口の中にしまってしまうことが多いので、ご家庭で撮影するのは難しいと思います。

ご存知かもしれませんが、猫が舌を出しっぱなしにしている写真だけを集めた写真集が発売されています。

本しまい忘れた猫の商品イメージ
「しまい忘れた猫」 KADOKAWA/角川マガジンズ 2016年 電子書籍版もあります。

カメラマンさんの地道な努力によって、一瞬一瞬の癒される写真が収められています。

先ほども説明しましたが、舌を出しっぱなしにしているのはリラックスしている証拠です。それだけ安心して生活しているということだと理解できます。

ただ、猫によってはこのような行為をしないこともあります。決して観光が悪いわけではありませんのでご心配なさらないでくださいね。

舌を出しっぱなしにしている表情の他にも、無防備な姿が見られるのは飼い主さんの特権ですので、猫を飼う楽しみの要素が1つでも増えるようにいろいろ観察してみましょう。

みんなのコメント

  • ショーちゃんごめんね より:

    保護猫・ニャンコと一緒に暮らし始めて4年目に入ります。ニャンコの「舌のしまい忘れ」が可愛くて、起きている時や眠っている顔も微笑ましく感じていました。気になったのは、ニャンコに口臭があり、獣医さんにも「歯茎が赤くなっているので、痛みがあると思います」ということで、昨年末、抜歯手術をお願いしました。その後、すっかり口臭がなくなり、高齢ニャンコですが元気になりました。ふと気がつくと抜歯以降「舌のしまい忘れ」は皆無です。
    なので、特に口臭があった場合は、すぐに獣医さんに相談に行った方が猫ちゃんのためだと思った次第です。痛いのは可哀想ですし、もっと早く抜歯してあげるべきだったと反省しています。

  • 匿名 より:

    舌を出している理由が、知れて良かった。

  • ニャ〜(*^ω^*) より:

    猫を飼って10年間くらい飼っています。
    猫が舌を出している理由が知れて良かったです。

  • ふわ より:

    うちの猫は、たまに少し舌をだします。でも、尻尾はユラユラと動かします。怒っているのか甘えているのか分かりません。

  • どら より:

    仕事の帰りに会う白猫「通称白ちゃん」が今日に限って、舌がちょこっと出てて、ずーっと引っ込まないから心配でした。でも少し安心しました。明日は舌が出てないのを祈ります。

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