猫にしつけは必要?猫の習性を知って、問題行動に上手に対応しよう。

生き物を飼い始めようと思ったとき、まず頭に思い浮かぶのは、しつけのことでしょうか。

トイレや鳴き声、観葉植物や電化製品へのいたずらなど、「うまくしつけられなくて、悪いことばっかりする猫になってしまったら、どうしよう」と思う方もいるかもしれませんね。

ですが、猫のしつけは、意外と簡単です。猫の習性を利用して、一緒に暮らしていける猫になるように、うまくしつけましょう。

猫を叱っても意味はない。習性を踏まえたしつけをしよう

猫は、犬と同じような学習はしません。

犬は「飼い主に褒められたことを喜び、一度褒められたことを覚えていて、また次も同じようにやってみせよう」とします。が、猫はそのような考え方はしないのです。

猫の行動理念のほとんどは、

  • 楽しいか、不愉快か
  • 自分にとって安全か、危険か
  • 気持ちいいものか、嫌なものか

です。

それらの感情は、猫が生きるために必要なものだからです。

この習性を知っていれば、問題行動を防止し、しつけをするのは、それほど難しいことではありません。

トイレのしつけ

猫は基本的に、あちこちに排泄のためのオシッコをするようなことはありません。オシッコは自分の居場所を外敵に知らせることになるからです。

ただし、匂い付けのためのマーキングは、排泄のためのオシッコとは別の扱いになります。

自分の住処や居所を知られないようにすることが、猫にとっては身を守る手段になります。ですから、猫のトイレのしつけは、意外と簡単なのです。

安心しておちつける場所に、トイレを用意してあげましょう。さくさくとして掘りやすく、ほかの臭いがしないきれいな砂を好みます。

自分意外の臭いがすると、オシッコをしにくいですからね。

オシッコがしやすいトイレを、猫が行動しやすい場所に用意しておいてあげれば、大抵の場合は勝手にそこでします。

一度そこでオシッコをすれば、次からもそこでするようになるでしょう。それが猫の習性です。

ただし、毛布や服にオシッコをする習慣を身につけてしまった猫には、一般的な猫砂をトイレにする習慣を身につけさせるのが難しい場合があります。

毛布や服にオシッコをする猫をしつけなおしたい時は、叱っても意味はありません。

そこで、おしっこの臭いがするボロ布を割いたり、新聞紙を割いたりしたトイレを用意し、まずはそこでさせるように誘導してみましょう。

そこをトイレだと覚えたら、徐々に猫砂を混ぜていきます。

猫を叱っても、叱った人を嫌いになるだけです。もしかしたら、見つからないように隠れてオシッコをするようになってしまうかもしれませんので気をつけましょう。

いたずらへの対処

トイレのしつけができたならば、ほかに問題となるのは、いたずら行為への対処でしょうか。

観葉植物をかじったり、電気のコードなどにいたずらをしたりと、時には猫の命に関わるようないたずらをされることがあります。

「好奇心猫を殺す」とはよく言ったもので、猫は興味を持ったものには手を出さずにいられないのです。

これも、猫を叱ってもあまり意味はありません。叱った人を嫌いになるか、隠れていたずらするようになるか、どちらかの結果になるでしょう。

猫にいたずらされたくないものは、できるだけ、猫に見つからないように隠しましょう。

観葉植物にはケースを被せたり、猫が来ない別の部屋に置くなどの対処をしましょう。電気のコードにもカバーをかけることで、事故を防ぐことができます。

特に、観葉植物は、猫にとっては害になるものがあります。ポトスや水仙など、猫がかじったりして口にすると、命に関わるほどに有害なものもあるのです。

悲しい事故が起こる前に、しっかりとした対処をとっておきましょう。

猫は馬鹿なわけではない。習性を知って、ともに暮らそう

猫は犬のような学習はしませんが、けっして馬鹿なわけではありません。思考能力もありますし、学習能力も備えています。

ただ、犬のように、「飼い主に褒めてもらう」「役に立ちたい」という気持ちを原動力にしているわけではないのです。

「身の安全」や「楽しいこと」を重視する猫の習性を知れば、しつけをするのはそれほど難しいことではないはずです。

また、猫は「興味のある楽しいことには、がむしゃらに飛びつく」習性も持っています。

猫を人間の思い通りにしつけることは、難しいかもしれません。ですが、その習性を利用すれば、人間が思っているように猫に動いてもらうことができるはずです。

猫の問題行動を嘆くようなことがあったら、まずはその猫の習性や行動パターンを見て、猫の習性と照らし合わせてみてください。きっと解決方法が生まれるはずです。

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