猫にも白髪が生えてくる!白髪の生える年齢と注意すべき点

人間の代表的な老化現象として知られている白髪。猫にも白髪が生えることはご存知でしょうか。

猫も年を取ると体の色々な部分に老化現象が現れてきます。また人間同様、ストレスでも白髪が増えることもあります。

猫の白髪は老化のサインの1つとなりますので、決して見逃してはいけないものなのです。

シニア期に入ってくる猫が長生きして安心して過ごすためにも、老化現象のサイン並びに、シニア期に入ってから注意すべきポイントを確認しましょう。

個体差はあれども、シニア期には白髪が生えてくる

被毛が薄い色の猫はなかなか変化に気づきにくいですが、黒猫などの色の濃い猫の場合はっきりとわかりやすく白髪が生えてくるのがわかります。

黒猫の毛並みのほんの一部分に生える白い毛、いわゆるエンジェルマークとは異なります。

シニア期に入ると猫の元々の色の毛に混じり、白い毛がぽつぽつと生えてくるのが確認できるようになってきます。

シニア期は7歳位からになりますがかなり個体差がある為、老化現象が出る年齢は猫により異なってきます。

その他、全体的な傾向としては、毛の色が薄くなっていきます。

我が家の猫は17歳の茶トラ猫です。薄茶色や白も多く、白髪は気づきにくいですが、若い頃の画像と比べると毛並みの色が少し変化していることに気づきました。

白髪のはえた猫の写真

8歳の頃の画像です。シニア期に入りつつある頃になります。この頃は体の縞々はくっきり見えています。

白髪のはえた猫の写真2

17歳の今現在の画像です。体の縞模様が少し薄くなっているのがわかります。

黒猫が白猫になってしまうような極端な変化はまずありませんが、昔の画像と比較すると毛並みが変わっていることに気づくこともあります。

なお、夏毛と冬毛では毛の密度が異なる為に、季節によっても毛の色の変化がある場合があります。

生えてくる時期は猫によって違うが、ストレスも関係している

猫の白髪はいつ頃生えてくるものなのでしょうか。

人間も白髪が生えてくる時期はかなりばらつきがあります。若くても白髪がある人もいますし、シニア期になっても髪が黒々としている人もいます。

また、がらりと環境が変わったり家庭の事や仕事が忙しいなど、ストレスの度合いによっても異なってくるでしょう。

猫も同様で、何歳から白髪が生えてくると一概には言えません。平均するとシニア期に入る7歳頃に、このような変化が出てくることが多いようです。

人間で言えば44歳ぐらいに該当する年齢です。人間ではこれぐらいの年齢になってくると、白髪が生えてきてもおかしくはない時期といえるでしょう。

色を付ける色素の働きが弱くなってくると考えられている

ところでどうして年を取ると毛が白くなるのでしょうか。

実は白髪になる完全なメカニズムはまだ解明されていないそうです。年を取ると色のついた毛の色素が無くなり白くなるのではないか、と思っていましたが、実は逆であることがわかってきました。

人間もそうですがもともと毛というのは白いもので、そこに色素を作る役割のメラニン細胞の働きで色がつくと考えられています。年を取るとこの細胞の働きが弱くなり、色がつかなくなってしまうのです。

この細胞は老化の他にも、ストレスを受け続けると同じく働きが弱くなってしまうため、ストレスの多い環境にいると白髪が増えてしまう傾向になるようです。

また、もともと全身が白い白猫は生まれながらに毛の色がついていないのではなく、毛の色を白くする「白色遺伝子」を持っています。

これはかなり強い力を持つ遺伝子で、この遺伝子を持つ猫は必ず白い毛の猫となります。

白に他の色が混じったり、我が家の猫のようにお腹が白いというタイプの猫もいます。猫の毛の色は遺伝子の組み合わせにより、様々なパターンになる事がわかっています。

なお、突然変異により全身が白くなる「アルビノ」とは異なるものです。

考えてみると、猫は他のネコ科の動物達と異なり、同じ猫なのに毛のパターンが個体によってバラエティーに富んでいる動物なのです。その毛の色の豊富さも、猫の魅力の1つといえるでしょう。

白髪は見逃してはならない老化のサイン

白髪が生えてくることは、老化のサインにもなります。白髪の他にも、猫の老化のサインはいくつもあります。

サインが出てきたあたりから、シニア期の猫のケアを考える時期に入ってきます。もし拾ったり貰われたりして年齢がわからない場合は、次の項目に注目するようにします。

  • 顔周りを中心に白髪が増えてきた
  • 毛並みにツヤがなくなってきた
  • 毛づくろいを念入りにしない
  • 目やにが目立つようになった
  • 口臭が臭くなった
  • 食欲が落ちてきた
  • 好きだったフードを食べなくなってきた
  • 体重が減る、見た目も痩せてきた
  • 昔よりも良く吐く
  • だるそうにしている
  • 寝ている時間が増えた
  • 夜中に鳴く、騒ぐ
  • お気に入りの玩具で遊ぶ時間が減ってきた
  • 反応が鈍い
  • 運動神経の低下
  • 違う場所で粗相するなど、トイレを失敗する事が増えた
  • 下痢、もしくは便秘の頻度が増えてきた
  • 爪が伸びが目立つ

このように、老化のサインはいくつもあります。

このサインを見逃さない為にも、毎日ブラッシングや撫でてあげることなどを欠かさずに行います。猫とスキンシップをすることで、様子の変化に気づくことはかなりあります。

老化現象が見えてきたら、してあげたいシニア期のケア

食事の時の様子や、トイレのチェックなども行いましょう。

サインはある日突然、まとまって一気に見えてくるわけではありません。何となく、いつもと違うなあと感じたらそれがサインということなのです。

特に気を付けたいのは、老化により様々な病気になる可能性が高くなることです。

高齢猫に多い慢性腎不全やガン、甲状腺機能亢進症といった病気は、早く見つけて適切な処置を出来る限り早くおこなっていくことが大切になります。

早く治療をすればするほど、寿命も延びていき、うまく病気と付き合っていくことも可能だからです。

老化のサインを見かけるようになったら、フードや猫のまわりにある環境を変えていくようにします。

すぐにすべて切り替える必要はありませんので、猫の様子をみながら少しずつ見直していく様にしましょう。

例えばフードは、シニア用のフードに切り替えていきます。歯の力も弱くなりますので、柔らかいものにし食べやすく出来るようにします。

味の好みも変わる場合がありますので、色々なフードを試してみるのもよいでしょう。量も昔ほどは食べなくなってきますので、調整するようにします。

リンは腎不全を引き起こす可能性が高い為、特に取り過ぎに注意

またリンの取り過ぎが腎不全につながる可能性がありますので、リンを多く含むものは控えるようにします。

パッケージの原材料名欄に記載があるリン

フードの成分表の裏側にリンが記載してありますが、大抵はリンがどれぐらい入ってくるかということは細かく書いてなく、他のミネラル分と一緒に入っていることだけが記載されていることが多いです。

なので、ミネラル分を現している「粗灰分」が少ない物を選ぶのも有効です。

楽に食事ができるように、器の高さを調整しよう

食器や水飲み場の高さも調整するようにしましょう。

人間でも年を取ると腰や膝を曲げるのがつらくなってくるように、猫も首を下げて食べ物や水を摂取するのがおっくうになってきます。

足のある食器や、器の下に台を置くなどしてその猫ちゃんに合った高さを維持するようにしましょう。

いつでもゆっくりと休める寝床の用意をする

いつも寝ているベットも、猫が安心して休めるようにしてあげます。もともと猫は良く眠る動物ですが、年を取るとさらに寝るようになります。

我が家の猫は17歳でかなりの高齢になりますが、ご飯を食べている時やトイレの時以外はほとんど寝ているか、体を横にして休んでいることが多くなりました。

猫が1匹の場合で元々お気に入りの場所がすでにある場合はあまり心配はいりませんが、多頭飼いや小さな子供がいる場合は注意が必要です。

他の子は一緒に遊びたくても、高齢猫は休んでいたいものです。専用の猫ハウスを用意したり、部屋も別にして猫がちゃんと休めるような工夫をしましょう。

また環境の変化にも敏感になります。急に新しい犬や猫を迎えたり、引越しをしたりしてしまうとそれだけで、ストレスを感じて病気になってしまうこともあります。

やむを得ない場合もありますが、出来る限り高齢の猫に合わせた環境づくりを心掛けるようにしてください。

健康面には最も注意。定期的に健診したり医師に相談しよう

何により一番注意したいのが健康面です。猫は我慢強い生き物のため、具合が悪くても隠したがるものなのです。

これは野生の頃の習性が強く残っている為で、もし病気で体が上手く動かないことが他の動物に知れたら、一番に襲われてしまうからなのです。

物陰に隠れてじっとしている事が多くなった時は、病気の疑いがあるかもしれません。

出来れば定期的に健康診断を受けるようにしましょう。年1回程度にいくのが理想です。

病気によっては目に見える症状が現れた場合、すでに手遅れになってしまうこともあります。健康診断を受けていれば、いちはやく気づくこともあります。

かかりつけの獣医さんを見つけて、相談できるようにしておくのも良いでしょう。

その他、猫の老化に伴い注意すべき点については
老描の食事の基本と注意点。シニアの愛猫が健やかな老後を過ごす為に
高齢猫がかかりやすい病気。7歳以上のシニア期はより日々の観察を
こちらで詳しく記載していますので、参考にしていただきたいと思います。

日頃から猫の様子を観察する癖をつけよう

ペットへの医療面でのケアは、昔よりも充実したものとなっています。

人間と同レベルの治療を受けさせたいという飼い主が増えてきて、また医療の進歩もあり、病気もかかったからと諦めるものではなくうまく付き合えるものとなりつつあります。

ですが猫は自分から具合が悪いとか病院に連れて行ってほしい、と伝えてくることはありません。

猫の健康を守ってあげられるのは飼い主だけなのです。

毎日猫の行動を観察する事により、気づくことが沢山あります。観察する癖をつけて愛猫を守ってあげるように心がけることが、猫が安心して長生きすることにつながるのです。

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