お茶が美味しくて、そのお店ならではの名物料理やスイーツをいただきながら、本物の猫ちゃんとも触れ合いたい!
新宿でそんなわがままを叶えてくれる喫茶店、あるんです!
猫カフェとは違う、フツーに猫がいる新宿の喫茶店。その中から3店舗を厳選して、至福のひと息レポートをご紹介します。
お膝で猫ちゃんが爆睡の至福「カフェ・アルル」
新宿三丁目駅のC7出口を出て、パークシティ伊勢丹側に渡ります。
靖国通りを四谷方向へ3分程歩くと左手に「三番街」の看板がありますので、そこを入りましょう。
2分ほど歩くと右手に「カフェ・アルル」がありますよ。
うわわー!入り口の写真から猫モードです!
ふと足元を見ると、本物の猫ちゃんがいます!
「のんびり系喫茶店」とのことです。期待度マックスです!
猫好きさんにはたまらないインテリアですね。
レジの周りも猫ちゃんだらけです。
人気のメニューをお聞きしたら「オムライスとナポリタンがよく出ます」とのことでしたので、オムライスをお願いしました。
これにドリンクがついて800円(税込)でした。
バナナとジャイアントコーンがもれなくついてきます。なんか、うれしいサービスですね。
じゃじゃーん!店員さんが猫ちゃんを連れてきてくれました。
この猫ちゃんは石松くん、外にいたのは次郎長くんだそうです。
次郎長(7才・オス)と石松:(3才・オス)は元保護猫。板橋の猫ボランティアさんが保護してくださったそうです。
実は「カフェ・アルル」には先代猫「五右衛門(オス・19才で他界)くん」がいました。五右衛門くんが亡くなって、しばらくお店に猫がいない時期があったそうです。
すると、「五右衛門くんに似た猫ちゃんを保護しています」と連絡が入り、それが次郎長くんだったんですって。
こちらが先代の「五右衛門くん」。
こちらが「次郎長くん」(オス・7才)。頭の味付け海苔が五右衛門くんにそっくりですね。
保護先では次郎長くんと石松くんがとても仲が良かったことから、二匹ともこちら「カフェ・アルル」へ引き取ったことを、店員さんが教えてくださいました。
五右衛門くんがつないだ命。次郎長くんも石松君もよかったね。
「うん、だからボクはこのお店もお客さんも大好きなんだ」と「石松くん」(オス・3才)。
え?もしかして、こちらへ来てくれるのでしょうか?
石松くんがこちらの席へ来てくれました。
隣の席に来てくれて感激。
そして、なんとお膝に来てくれました。
「石松は特に女性のお膝が大好きなんです」と店員さんが教えてくれました。
「小さな子供の頃におかあさん猫と離れてしまったので、ぬくもりが恋しいんだと思います」とのこと。
石松くん、かわいいのにキミは苦労してるんだね、と心の中でそっと涙をふきました。
猫ちゃんが膝で爆睡してくれました!うれしすぎて夢の様でした。
その後、他のお客さんも抱っこしたいとのことで、石松くんはおとなしく連れていかれました。
猫ちゃんは人間より何倍も音や匂いに敏感です。初めて会うお客さんの膝で寝るというのは、猫ちゃんにとってはいのちがけのリラックス。
「猫も大変ね」と思わず石松くんに心の中で語りかけ、いっぱい感謝しました。
こちら「カフェ・アルル」では食べ物を注文するとドリンクがついてきます。
コーヒーをいただいたら、わたしの大好きな深煎りのしっかりしたお味でとても美味しかったです。喫茶店ならではのお味です。
店内にはお店の猫ちゃんたちの写真がいっぱいありますよ。
ふと見ると、入り口にいた次郎長くんが店内へ移動してきました。
ソファの背にしゅたっと乗っても、お客さんも何事もなかったかのように話を続けています。
ほんとに猫がいることがごく普通の風景です。
「また来てくださいね」
はい、ぜひぜひまた次郎長くんと石松くんに会いに参ります!
五右衛門くんも、またね。
「のんびり系喫茶店カフェ・アルル」。看板にいつわりなし!
猫ちゃんと一緒にのんびり、まったりできる美味しい喫茶店です。
名物:オムライス、ナポリタン
最寄駅・新宿三丁目駅
住所:新宿区新宿5-10-8 1F
電話:03-3356-0003
営業時間:11:30~22時(日曜日休み)
高貴な猫一族に癒される至福「ディー・カッツェ」
新宿御苑前の出口2番を出て2分ほどでディー・カッツェへ着きます。
ビルの2階ですが、通り道に看板が出ていますよ。
さあ、階段をのぼりましょう。
ドアを開けると、耳が外側にカールした猫ちゃんがいます!カイザーくんです。
耳が外側にカールした猫ちゃんを初めて見ました!
こちらにはアメリカンカールの高貴な猫一族がいらっしゃいますよ。
はやる気持ちをおさえて、まずは注文。
こちらで人気なのは猫の顔の形をしたスコーン「ネコーン」です。チョコのネコーンとドリンクのセットで1000円(税込)です。
一番人気はプレーンのネコーンだそうですが、わたしはチョコのネコーンを注文しました。
「テレビに出てから、チョコのネコーンを注文される方が増えました」と店長さんが教えてくださいました。
すごい、テレビでも紹介されているお店なんですね。
添えてあるホイップクリームで猫の顔を描いてみました。
黒猫のネコーンはチョコの香りがとても香ばしく、耳がカリっとして美味しい!
ブルーベリージャムとクリームをチョコネコーンに添えて、あまりの美味しさにぱくぱく食べてしまいました。
今回はディー・カッツェオリジナルのダージリンをいただきましたが、こちらの紅茶、激ウマです!
紅茶専門店のような、とても美味しい正当な紅茶をいただきました。
さて、美味しい紅茶を飲んだら、こちらの猫一族を探しにいきましょう。
こちらはこの猫一族の父「ケーニッヒ」さま、アメリカンカール(オス・14才)です。
母「クイーン」アメリカンカール、マンチカン、チンチラのミックス(メス・9才)。
クイーンを略して「くーちゃん」。青い目がとても美しいお母さん猫です。今日はねむねむで、きれいなお目目が写真に撮れなくて残念!
娘「王女」(メス・8才)。王女を略して「おーちゃん」と呼ばれるお嬢さん猫。お母さんによく似て美人さんです。
息子「カイザー」(オス・8才)。お父さんによく似ています。
みなさん耳が外側にカールした高貴な猫一族です。
カイザーくんの足はとても大きくてむちむちしていて、思わずつかんで肉球をくんくんしたい気持ちをおさえるのが大変でした。
高貴な猫一族の中でいただく、とても美味しいネコーンと正統派紅茶がとても美味しいお店です。
名物:ネコーン
最寄駅:新宿御苑前
住所:東京都新宿区新宿1-19-8 サンモール第7ビル2F
電話:tel:03-3352-5510
営業時間:11:30~22時(日・祝は17時まで)
ツタの絡まる古民家で猫に癒される「マンヂウカフェ ムギマル2」
神楽坂上の交差点脇の道にひっそりと佇む「マンヂウカフェムギマル2」。
お店の外観はすべてツタに覆われていて、まず入り口がわかりません。
中からお客さんが出てきたので、やっとそこが入り口だと判明。秘密基地へ入るみたいでわくわく!
2階へ上がると、なんと外を覆っていたツタが部屋の内部まで侵入しています!
開いた窓から気持ちよい風が入ってきて、しばしその日常を離れた異空間に圧倒されていました。
こちらはお店の名前通りおまんじゅうが名物です。
蒸かしたてのアツアツのおまんじゅうにブラックのコーヒーがとても合います!コーヒーは550円、おまんじゅうは180円です。
さて、こちらの看板猫さんは「トンちゃん」と「スンちゃん」。
こちらが「トンちゃん」(オス・9才)。
こちらが「スンちゃん」(オス・9才)。
そして、この2猫のお母さん「マツコさん」が美猫で、なんとキャットフードのラベルになっていました。
アメリカンショートヘアと和猫のミックスで、なんとも端正なお顔の「マツコさん」。「マツコさん」は今は美容室にもらわれて悠々自適に暮らしているそうです。
では、「トンちゃん」と「スンちゃん」はどこにいるのでしょうか?
「今日は暑いでしょう?こんな日は近くの公園に行ってることが多いですね。」とお店のママが教えてくれました。
「マンヂウカフェ ムギマル2」を出てすぐの公園に行ってみると、あー見つけました!
「トンちゃん」が竹やぶの陰で涼んでいました。
男の子らしい凛々しいお顔の「トンちゃん」。白地にキジ柄のかわいい男の子でした。
今日は「スンちゃん」には会えませんでしたが、また次回のお楽しみにいたします。
お店に猫ちゃんがいなかったら、近くの公園で会えるかもしれない「マンヂウカフェ ムギマル2」。
おまんじゅうはテイクアウトもできますので、神楽坂の散歩の際にはぜひ寄ってみてくださいね。
名物:まんじゅう
最寄駅:神楽坂
住所:東京都新宿区神楽坂5-20
電話:tel:03-5228-6393
営業時間:12時~21時(水曜日休み)
新宿で猫に会える喫茶店へ行ってみましょう
今回ご紹介した3つのお店は「普通の喫茶店」なのでコーヒーや紅茶が美味しく、それぞれのお店の名物を堪能することができました。
そこにたまたま猫がいるという感じで、美味しさと同時に猫ちゃんともふれあうことができる、猫好きさんにはたまらないお店でした。
猫カフェでなくても、フツーに猫ちゃんがいる喫茶店は都内に多くありますが、今回は新宿に焦点を当てて3つの喫茶店をご紹介しました。
新宿へお出かけされたら、ぜひ猫ちゃんのいる喫茶店でひと息ついてみてください。
美味しいお茶とお店の名物、そして猫ちゃんとのふれあいが至福の時間となることでしょう。