猫の洗濯機の事故を防ぐ!入ってしまう猫の命を守る予防法

猫は狭くて暗い場所が大好きです。そのため条件に当てはまる洗濯機に入り込んでくつろぐ猫は多いようです。

しかし、猫が洗濯機に入ったまま起動してしまったら・・・。なんて考えるだけで怖いですよね。

また洗濯機をめぐって思いもよらない事故や目を覆いたくなるような事態に陥った猫ちゃんが世界には存在しています。愛猫の洗濯機による事故を防ぐためにも、今回は猫ちゃんが洗濯機を好む理由と洗濯機に入る猫への対策をご紹介しましょう。

猫が洗濯機に入る事故が多発している

猫は狭くて暗い所が大好きなため洗濯機のような穴の開いた空間に思わず吸い寄せられるように入ってしまいます。さらに、中に洗濯物があるとフカフカですし冬は暖かいので気持ちよくて眠ってしまうことも。

洗濯機を覗いて猫がスヤスヤと眠っているのを見つけたら「あらあら可愛い。こんなところで寝ちゃだめだよ~」で済むかもしれませんが、もし気付かないまま洗濯機を回してしまったら大変です。

激しく回る洗濯機で体を負傷する可能性もありますし、水で満たされた洗濯機の中に数十分間閉じ込められるのですから、溺死する可能性もあります。

また猫にとって洗剤は中毒を引き起こす可能性のある物質のため、たとえ生き残ったとしても無事とは言い難いでしょう。

実際にオランダで誤ってドラム式洗濯機で30度のお湯で40分程洗われてしまった猫は奇跡的に生き残ったものの、意識は朦朧として激しい嘔吐を繰り返したのち、動物病院に2日間も入院する羽目になったとか。

幸いにも、現在は回復して元気に暮らしているようだがたまたま運よく生き残れただけで、このような事故に巻き込まれた場合は死に至る確率の方が高いと考えられます。そんな悲惨な事態を防ぐためにも普段から十分に気を付けなければなりません。

洗濯機による事故を防ぐ猫バンバン

洗濯機に猫ちゃんが入ったまま、起動してしまう事故は全世界で多発しています。そうなると最悪の場合は死に至る危険性もありますので、洗濯機を起動する前は必ず中に猫が入っていないことを確認することが大切です。

起動する前には洗濯機の中をしっかりと猫ちゃんが入っていないことを確かめるのはもちろん、洗濯物の影に隠れていないか念のため手で確かめてから起動しましょう。

また洗濯機の中に入る事故を防ぐもっとも良い方法は、洗濯機のフタを開けたままにしないことです。猫はどうしても狭くて暗い穴を見ると本能的に入りたくなってしまいます。そのため、飼い主様が目を離しているときは洗濯機のフタは閉めておくようにしましょう。

できれば洗面所や洗濯機のある部屋には入れないようにドアを閉めておくなど、工夫をするともっと安心ですね。

さらに心配だという方は、洗濯機を回す前は必ず愛猫が洗濯機の外にいることを確かめてから起動すると安心ですね。

また注意をしてほしいのが、猫がドラム以外の場所に入り込んでしまう場合です。身体の大きな猫ならそのようなこともないでしょうが、小柄な猫や子猫だとドラムの横の隙間に入り込んでいる場合もあります。

そんな思いもよらない場所に入り込んでいる猫に気付くため、ぜひ取り入れてもらいたいのが猫バンバンです。

猫バンバンとは、寒い季節などに車のエンジンルームに入り込んで暖をとっている野良猫を逃がすためにエンジンを付ける前にボンネット部分を手でバンバンと叩くことを言います。

この猫バンバンは洗濯機に入り込んだ猫にも有効で、起動する前に洗濯機の側面を手でバンバンと叩くだけで洗濯機の事故を防げるのです。

洗濯機に猫が入り込んだまま起動してしまうと、大きな事故に繋がる可能性が高くなります。ぜひ事故を防ぐためにも猫バンバンを洗濯機の起動前に取り入れてみてはいかがでしょうか?

そんなところから!?猫の侵入経路は洗濯機の下

猫が洗濯機に入るのは決して上からだけではありません。実は洗濯機の下からも入れます。洗濯機の下を見たことがあるヒトは少ないでしょうが、洗濯機の下は特に塞がれていないため、体を滑りこませて侵入してしまうこともあるのです。

まさかそんなことが!?と、驚いている方もいらっしゃるでしょうが事実、下から洗濯機の内部に侵入したはいいものの、中ではまってしまい抜け出せなくなる事故や、怖くて出てこられなくなる事故が発生しているのです。

特に子猫や小柄な猫は驚くような狭い隙間でも体を滑りこませて侵入しますので注意が必要です。猫が洗濯機の下から侵入をしてしまったときは、まずは洗濯機を寝かせて猫が出やすいようにしてあげ、餌やおやつなどで釣るのが効果的です。

ただ猫によっては何かに恐怖を感じて洗濯機の中に隠れている場合もあります。そのような場合は、無理に出そうとはせず餌やおやつを外に置いて猫が出てくるまでジッと待ってみましょう。

お腹が空いたり、喉が渇いたりすれば猫はすぐに出てきてくれます。自然に自分から出てくるまで根気よく待ってあげるのも飼い主様ができることですよ。

また洗濯機の下から猫が出てきたら、二度と入れないように対策をすぐに行いましょう。対策としては以下のようなものがあります。

  • 洗濯機を底上げしているならばすぐにやめる
  • 洗濯機の下をガムテープや板などで塞ぐ
  • 洗濯機の下に入らないようにバリケードを作る
  • 洗濯機のある場所に猫を入れない
  • 子猫の場合なら大きくなるまでは行ける部屋を限定する

猫が洗濯機の下に入り込んでいないという方も、いつこのような事故が起こるかはわかりません。

ぜひこの機会に洗濯機の下に隙間が空いていないか?猫が侵入できそうな空間はないか確かめて、予防策を講じるようにしましょう。

猫が洗濯機に入らないように、飼い主さんは絶対対策をしよう

すでに愛猫のお気に入りスポットが洗濯機の中になっているという方もいらっしゃるでしょうが、もし何かの間違いで猫がドラムに入ったまま洗濯機を回してしまう事故に繋がる可能性もあります。

そのような事態を防ぐためにも、やはり念を入れて洗濯機に愛猫が入らないように対策を行いましょう。愛猫の命を守れるのは飼い主様だけですよ!

あなたの一言もどうぞ

ページトップへ