【写真多数】ノルウェージャンフォレストキャットの特徴や性格

まだ、国際的愛猫協会であるCFA(The Cat Fanciers Association )により純血種として認められてから日が浅い事もあり、最近まで知られていなかったノルウェージャンフォレストキャットですが、とても賢く飼いやすい猫です。

ペット保険大手のアニコムの調べによれば、2017年の人気ランキングでは5位にランキングされていることからも、飼いやすい猫種である事がうかがえます。

縁あって、我が家の2頭目としてノルウェージャンフォレストキャットの女の子を迎い入れたのですが、とても人懐っこく賢い子です。他の子も人懐っこい子が多く見受けられます。

この記事では、我が家の例を交えて、ノルウェージャンフォレストキャットの歴史、性格、注意点などを紹介します。

ノルウェージャンフォレストキャットの歴史

ノルウェージャンフォレストキャットの撮影写真1

名前から分かる通り、ノルウェー原産の猫です。古くは北欧のバイキングがネズミ駆除用に船に乗せて航海したことにより、各国に広まったとされています。

ノルウェージャンフォレストキャットと人の繋がりはさらに古く、ノルウェーの神話に登場する女神の戦車を引く猫としても登場する他、ノルウェーの民話や昔話に数多く登場します。それだけ緊密な関係だったのでしょう。

ノルウェー人にとってノルウェージャンフォレストキャットは常に身近に居る存在として受け入れられてきています。一説によれば11世紀のビサンチン帝国時代に祖先が誕生したとも言われていますが、厳密な起源ははっきりとしていません。

しかし、4000年ほど前から、色々な記録が残されていますので、長い歴史をかけて北欧の厳しい環境に耐える土着の猫として現在の長毛の猫として完成されてきたのでしょう。

猫種として注目され始めたのは近代で、1930年代にノルウェーの愛猫家等によって保存活動が始められました。人口増加に伴い、他のイエネコとの交雑が進み、独自の特徴を備えた個体が減少したためです。

残念ながらこの活動は、第二次世界大戦により中断されましたが、1970年代に入り再び繁殖活動が本格化し、純血種としてのノルウェージャンフォレストキャットの減少は食い止められました。

その後、数多くの活動家の尽力により、1993年、CFAに固有の純血種として公認されました。つまり、ノルウェージャンフォレストキャット純血種として世間に登場してからまだ20数年間でしかないのです。

ですが、その愛くるしい表情や賢さ、飼いやすさなどの理由から、世界中の愛猫家から支持を得て、爆発的な人気となっていることは、冒頭で紹介したランキングで紹介した通りです。

身体、お顔、体重などの特徴と、性格や鳴き声について

ノルウェージャンフォレストキャットの撮影写真2

ノルウェージャンフォレストキャットとはどんな猫なのでしょうか。ここでは身体的特徴や性格をCFAの基準を元に紹介します。

まず、顔ですが、耳の外側と顎のラインを結ぶ綺麗な逆正三角形になります。目はアーモンド型でクリッと見開かれ美しいものがより良いとされています。耳は先端が丸く、根元は広がっています。

全身は、筋肉質でがっしりとしており、四肢も太く力強いです。毛は水を弾くオーバーコートと、保温機能が優れたフワフワのアンダーコートで構成されています。冬と夏では見違えるほど風貌が変わります。

ノルウェージャンフォレストキャットの全身写真

尻尾が長く太いのも特徴です。その尻尾も全身同様、長くしっかりとした毛に覆われています。長さは一般的に尻尾の付け根から首の根元までと同じくらいになります。

外見がよく似た猫種としてメインクーンが挙げられますが、鼻筋が両者では異なります。ノルウェージャンフォレストキャットが真っ直ぐであるのに対し、メインクーンは丸みを帯びています。

ノルウェージャンフォレストキャットの撮影写真3

また、メインクーンが10kg程まで大きくなるのに対し、ノルウェージャンフォレストキャットは6kg程な所も大きな違いです。これはメインクーンの方が体長が長い傾向があるためです。

成長は遅く、3〜5年かけて成猫の体格になるとされています。そのため、5歳までは栄養価の高いフードを与えるのが望ましいです。平均してオスで5〜6kg、メスで4〜5kg程まで成長します。

下の写真は1歳の時と6歳の比較です。見比べると、1歳時点ではまだ、幼さが残っていて、成長途中であることが分かります。

ノルウェージャンフォレストキャットの撮影写真4
ノルウェージャンフォレストキャットの撮影写真5

性格は個体差がありますが、一般的に賢い子が多く、また、飼い主さんにもよく懐きます。我が家の猫以外にも数頭知っていますが、皆人懐っこく、何故か人間に登るのが好きなようです。

鳴き声は小さく、あまり鳴かないとされていますが、これも個体差が大きいです。現に我が家の猫は私が外出から帰宅すると、何かをうったえようとよく喋ります。ですが、基本的に小さい声なので、近隣トラブルには発展しません。

ちなみに、キャットショーに出陳されない方にはどうでもいいお話ですが、ショーでの獲得ポイントは顔が五割です。ですから美猫の方が良いポイントを得られるそうですよ。

実際に私が見てきたノルウェージャンフォレストキャットの暮らしぶり

ノルウェージャンフォレストキャットの撮影写真6
子猫の時期は、よく例えられるように、妖精のようで愛くるしい表情です。元来、人懐っこい性格の子が多いので、最初はビクビクしていても次第に飼い主さんにベッタリになりますのでご安心ください。

成長は遅いと書きましたが、それでもMIXに比べると子猫の時点で大きいです。メスでも月齢6ヶ月で大体3kgになります。我が家の猫は1歳で5kg弱、6歳で5.8kg、体長は50cm程まで成長しました。

迎い入れて1週間もすれば、飼い主さんの後をちょこちょこ追いかけてくるようになります。また人懐っこい子であれば、この頃から飼い主さんと一緒に寝るようにもなります。その振る舞いはまるで忠犬の様です。

人馴れするのも早い子が多く、我が家でも来客時は最初こそ警戒しますが、1,2時間もすれば一緒に遊んでいます。また、一度覚えた人は忘れない様で2回目以降は最初からすり寄ってきます。この辺も犬っぽいです。

よく動画等でお出迎えしてくれる猫がいますが、我が家の場合も玄関を開けた時点で、リビングのドアに張り付く勢いでお出迎えしてくれます。逆に来ない日は体調が悪い日なので、一つの健康バロメーターにもなります。

長毛種なので毛のお手入れは重要です。ブラッシングを怠ると、元々オイリーな毛質な事もあり、すぐ毛玉ができます。子猫のうちからブラッシングには慣らしておいた方が良いでしょう。

猫の飼育書には「月一回のシャンプーを」とありますが、排泄物などで汚れた場合以外は特にシャンプーは必要ありません。むしろ、シャンプーがストレスになりデメリットが大きい様に感じます。

猫種的に賢い子が多いので、ちゃんと教えてあげれば、余り悪さはしない様になります。また、好奇心も旺盛なので、外が見える様な環境を作ってあげるのも良いと思います。猫のストレス発散にもなります。

ただ、習性上高い場所で爪とぎをする事が多いので、大きめな縦置きの爪とぎかキャットタワーがあった方が良いでしょう。さもないと、部屋中の壁紙がボロボロになる事必至です。

また、一度覚えてしなくなったイタズラをする様になる時は、ストレスがあると考えられます。飼い主さんに構って欲しくてわざとしています。しっかり構ってあげましょう。こういうところはズル賢いです。

性格は温和な子が多い様に見受けられます。人間が好きな子が多く、隙あらば膝や背中、下の写真の様に寝転がったお腹の上に登り得意満面になる子も多いです。我が家でも毎日お腹の上で得意気です。

ノルウェージャンフォレストキャットの撮影写真7

私が見たノルウェージャンフォレストキャットは全頭おもちゃで遊ぶより、人に登って遊ぶのを好む傾向がありました。歴史のところでも触れましたが、こういうところも長年人に寄り添ってきた猫ならではでしょう。

成猫になってからはこの傾向が顕著に見られ、寝ているか食べているか横にいるかのどれかです。遊ぶ事より飼い主さんの側でまったりする事を好む様です。猫同士で遊ぶより人間の側でまったりするのが好きな子が多いです。

ただ、寂しがり屋の面もありますので、毎日少しでも一対一の時間を作ってあげると良いでしょう。忙しいからと構わない時間が増えると、拗ねて寄ってこなくなる事もありますよ。適度に構ってあげるのは猫のストレス発散にもなります。

子猫の時は妖精の様で、成猫になると凛々しい顔つきで忠犬の様に飼い主さんに懐く、とても賢い猫です。最初に迎い入れる猫にはピッタリではないでしょうか。

お手入れやストレスなど、一緒に暮らす際の注意点

一度環境に慣れてしまえば、余り注意する事もないのですが、ノルウェージャンフォレストキャットを始め、長毛で大型の猫共通の注意事項を紹介します。

大型で筋力もあるため、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんと猫が遊ぶ時は気をつけてあげた方が良いでしょう。噛む力も蹴る力も引っ掻く力も強いので、思いがけず大怪我という事もあり得ます。

また、日々のブラッシング、特に換毛期のブラッシングは念入りにした方が良いです。抜け毛が部屋に散乱し不衛生になるだけでなく、毛球症(お腹の中に毛玉が溜まる)の危険性もあります。

フードは5歳くらいまでは栄養価の高い物を与える事をお勧めします。肥満の可能性もあり、個体差がありますので、体重管理と獣医さんと相談の上でフードを選んであげてください。毛球症ケアのフードもお勧めです。

元来賢い猫種なので、それだけストレスを溜めやすい猫種でもあります。ストレス発散ができる室内環境を作ってあげるのも、飼い主さんの責任ですよ。

ノルウェージャンフォレストキャットとのお迎えの方法

純血種のため、多頭飼育崩壊や飼育放棄など、残念な理由がない限り保護猫の里親で、というのは難しいです。キャッテリーやブリーダー、ペットショップから購入する形となります。

ペットショーに出陳をお考えの飼い主さんであれば、CFA公認のキャッテリーから購入されると良いでしょう。そうでない場合はブリーダーかペットショップからでも良いと思います。

ただし、ペットショップの場合、猫が社会性を身につける幼猫期をどの様に過ごしたかがはっきりしませんので、キャッテリーかブリーダーの方がお勧めです。

キャッテリー、ブリーダー共に迎い入れる前に、飼育環境やその人の猫に対する姿勢などをチェックしてからの方が良いです。パピーミルの様な悪質なブリーダーもいるので、注意が必要です。

まず、写真で一目惚れして勢いで決めるのは控え、飼育環境を見学させてもらいましょう。ここで断る様な所は、悪質なパピーミルの可能性が高いです。また、迎い入れ後のフォローも確認されると良いと思います。

基本的に、ノルウェージャンフォレストキャットの子猫はどの子も可愛いので、勢いで決めたくなるのも分かりますが、ペット業界健全化のためにも悪質な業者からの購入は避ける様にしましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットがかかりやすい病気

ノルウェージャンフォレストキャットに限らず、純血種は遺伝的な先天性疾患を持っている事もあります。現に我が家の猫も軽度の寝室中隔欠損症という心疾患を持っています。迎い入れたらまず検査を受けましょう。

心疾患は、検索ワードの候補にも上がるくらい、多くの方が調べられていますので、やはり多いと考えられます。が、発症する前に寿命を迎える子も多いので、愛情を持って接してあげるのが良いでしょう。

また、ノルウェージャンフォレストキャット固有の病気として、グリコーゲン貯蔵症というものがあります。しかし、発症例が少なく治療法も確立されていません。肝臓の肥大が見られる場合は獣医さんにケアを相談しましょう。

大型の長毛種の場合、毛球症に加え、熱中症、肥満などのリスクは他の猫より高くなります。これらは飼い主さんが日々ケアしてあげる事で回避できますので、飼育環境やお手入れは注意してあげてください。

結論!ノルウェージャンフォレストは飼いやすい

ノルウェージャンフォレストキャットの撮影写真8

以上、我が家のケースを交えてノルウェージャンフォレストキャットについて紹介しました。

ちょっと大型なのですが、初めて猫を迎え入れる方、単身者の方向きの猫なのではないかと、経験上感じます。また、「我が家の猫には懐かれたい!」と考えられている方にもピッタリでしょう。

ただし、高温多湿の環境には弱い品種ですので、夏場の室内環境の整備には注意が必要です。猫を飼いたいと思われている方は、候補に入れられてはいかがでしょうか。

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