猫が肉球を怪我した!怪我ごとの対処法とぷにぷにを守る予防法

猫の肉球ってぷにぷに柔らかくて癒されますよね。猫好きさんの中でもこのパーツが好きって方は多いかと思います。

肉球は可愛いだけではなく、猫が生活していく上で重要な役割を果たしています。しかし、その肉球は温度や痛みを感知する部分が肉球の奥にあるため、IHのコンロやストーブの上に乗ってしまっても気づくのに数秒かかってしまいます。

気付いた時には火傷や怪我を負ってしまったということも。このように、肉球が何かの拍子に怪我をしてしまった場合どうすればいいのでしょうか?

肉球を怪我したときの対処法

肉球は地面に直接触れる部分なので怪我をしやすい個所でもあります。肉球前面にかかる衝撃には強いですが、鋭いもので刺さるなどにはかなり弱いと言えます。もし何かの拍子で怪我した場合、どう対処すればいいのかまとめてみました。

皮剥け

出血していないのであれば応急措置は不要です。自然治癒に任せて様子を見てあげてください。

切り傷

すぐに血が止まって、猫自身も気にしている様子がなければ心配はありません。しかし、血が止まらなかったり腫れていたり、猫自身が痛がっている場合は病院へ連れて行きましょう。

火傷

猫が熱さを感じた時には既に火傷してしまっていることが多いので、気付いたらすぐに冷やしましょう。ただれたり出血したりしている場合は、放っておくと悪化して感染症の恐れもあります。冷やしたら早めに動物病院へ行きましょう。

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肉球炎

肉球が腫れている場合、形質細胞性足皮膚炎という病気の可能性があります。原因はわかりませんが、むくみや腫れといった症状がみられます。進行すると化膿や腫瘍、痛みもひどくなって歩行困難な状態になるので、獣医に診てもらいましょう。

それって本当?肉球の怪我は治りにくい

肉球は脂肪と繊維組織からできており、特に肉球の表面は血管が少なくなっています。そのため肉球は再生能力が低く、新しい細胞になかなか生まれ変わらないため、他の部分に比べて治りにくい特性があります。

また、肉球は歩行する際に体重が常にかかる場所なので塞がった傷も開きやすく、直接地面に触れているので細菌感染しやすいことも治りにくい原因の一つです。

猫も歳を重ねると人間の指先と同様にひび割れしてくることもありますが、一度ひび割れしてしまうと歩いたり猫が舐めたりすることで治っても再発することがよくあります。

なので、猫がひび割れや肉球に怪我をしてしまわないように、ちゃんと肉球のケアをしたり怪我をしたりしないように気を付ける必要があります。

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知っておきたい!日頃の肉球ケア方法

それでは肉球のケアはどのようにすればいいのでしょうか?

生まれたばかりの頃の肉球はかなり柔らかくなっていますが、歩き始めるようになると徐々に硬くなっていきます。

更に歳を重ねていくと、白くなってひび割れやあかぎれすることも増えてしまいます。一度ひび割れしてしまうと治りが悪いので、日々の肉球のケアが重要です。

そんな状態にならないために用意しておきたいのが、猫用の肉球のクリームです。これを塗ってあげるとひび割れの予防になりますし、火傷の際にも使えるので常備しておくと便利です。

もし肉球クリームがすぐに手に入らない場合は、代用品として食用のオリーブオイルを塗ってもいいでしょう。食用のオリーブオイルなら舐めてしまっても害はありません。数滴垂らして肉球に優しく塗ってあげてください。

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ここで気を付けておきたいのが、人間用のクリームは使用しないことです。はじめのうちは猫もクリームに慣れていないので、舐めてしまうかもしれません。

クリーム以外にも肉球をマッサージしてあげることも効果的です。マッサージによって血流が良くなります。マッサージする際には力を入れすぎないように気を付けて、優しくにぎにぎしてあげてください。

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肉球のぷにぷにを保つために

いかがでしたか?愛猫の可愛い肉球はずっとぷにぷにの柔らかいままでいてほしいですよね。でも肉球は熱や痛みを感じにくく、痛みや熱に気付くのに時間がかかってしまって怪我をすることもあります。もし肉球に怪我してしまったときは、

  • 傷の大きさ
  • 化膿しているか
  • 出血しているか
  • 怪我をしてからの日数
  • 猫自身が怪我を気にしているかどうか

などをチェックして対処してあげてください。肉球は猫にとって重要な部分なので、怪我をしたらしっかり完治させましょう。また、ひび割れなどにならないように日頃からしっかりとケアしてあげることも大切です。

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