猫と子供が暮らすメリット。猫にストレスを与えないための対策も大事

猫と暮らしている家庭の中で、子供がいる人は多いでしょう。

猫と子供は仲良しですか?毎日楽しく遊んでいますか?そして、猫と子供は幸せな毎日を過ごせているでしょうか?

猫も大事な家族の一員です。猫と子供が上手く共存していくために、親としてできることを考えてみましょう。

猫と子供が一緒に暮らすことで得られること

猫と子供が共に暮らしていくことで得られることは、たくさんあります。 そのメリットについて考えてみましょう。

思いやりの優しい心が育つ

猫は言葉を話せないからこそ、猫の気持ちをくみ取ったりする力がつきます。

さらに猫に優しく接することで、相手のことを思いやる気持ちも育むことができます。

うちでは猫のご飯(カリカリ)をあげるのを子供がいるときにはお願いするようにしています。猫も子供に「ご飯くれ~」とお願いしてくるので、やっぱりかわいいですよね。

ただ単にかわいいから優しくするだけでなく、ちゃんと生き物のお世話もすることで責任感が生まれてくれれば、と思っています。

命の大切さを知ることができる

猫と一緒に暮らしていれば、当然怪我をしたり調子が悪くなったりすることもあります。

うちの愛猫、先生とニセ蔵も以前、突然ご飯を食べなくなってしまったことがありました。

その時子供達も私と一緒に動物病院に行ったり、ご飯を食べさせたり、猫の気持ちを落ち着かせるためにヨシヨシしてあげたりしてたくさん力になってくれました。

そうやって関わってくれた分だけ、元気になった時の喜びはとても大きかったようです。今でもその話しはよくしてきますし、「猫にもストレスがたまることもあるし、病気になることもある」ことを理解できています。

「猫を飼うということは命を預かるということだから、一生大事にしてあげないといけないんだよ」ということも普段から子供達には話しています。

猫のかわいさに心が癒される

猫は無限のかわいさを持つ素晴らしい生き物です。猫の一挙一動にもだえてしまうのは、大人も子供も同じなんですよね。

「どうしてあんたは、そんなにかわいいのっ!?」とうちの子供はよく言っています。これも親からするとすごく微笑ましい光景なんですよね。

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寝ている姿も、遊ぶ姿も、甘えてくれる時も。いつ何をしていてもかわいすぎるのです。

ちょっと日常生活の上で辛いことがあった時でも、猫の仕草を見ているだけで不思議と心が落ち着くからすごいですよね。

猫と子供が共存するために注意すべきこと

猫と子供が仲良く、幸せに暮らしていくために飼い主である親が日頃から注意しておくべきことがあります。

猫が嫌がることをしない

「猫にとって不快に感じることや、猫が嫌がるようなことをしない」と普段からしっかりとルールを作っておくことはとても大事です。

やはり子供ですから、どうしても意地悪っぽいことをしてしまうこともありますが、その都度話し合いをして子供が悪いときにはちゃんと猫に謝らせるようにしています。

うちの場合は普段は大丈夫でも、お友達が家に来たりすると意地悪なことをしてしまうことがたまーにありますね。

たとえば猫をみんなで追い回してしまったり、かわいいからと無理矢理自分たちの部屋に閉じ込めたり。

そんな時にはお友達も含めて、全員に「これはしたらいけないことなの。猫はストレスでご飯を食べなくなったり、ウンチしてしまったりするんだ。」と話すようにしています(先生はあまりにストレスがたまると脱糞してしまうんです)。

どうしてもお友達がいるとテンションが上がってしまいがちなので、これは私がこれからも気を付けていかないといけないことだと思っています。

先生もニセ蔵も基本的に人間のことが好きなので、ヨシヨシとかされるのは喜ぶんです。なので、みんなで優しくしてもらえたら嬉しいですよね。

猫とのふれあいにはいつも目を向けておく

猫はやはり動物なので、さっきまで仲良くしていても次の瞬間には手を出しているーなんてこともあります。

基本的に猫の前にパッと顔を出したり、猫ハウスの中身を見ようとのぞいたりしたらガリッ!っと爪でやられてしまったなんて、よくある話です。

子供も結構無意識にやってしまうことがあるんですが、猫と子供がふれあい行動をしだしたら目を向けるようにしています。

ふれあいの全てを見ることは難しいですが、やはり危ないこともあるのでチェックしておくことに越したことはないですよね。

猫の習性を家族みんなが理解しておく

「ここは触ったらいけない場所」や、「これをしたらこの猫は噛んでくる」など、猫によってそれぞれ習性があります。

例えばうちの先生の場合は、人間にヨシヨシされるのが好きな性格です。ヨシヨシヨシヨシ…って続けてしていると、テンションが上がりすぎて人間の手を噛んでくるんです。

しかもなぜか先生は小さい頃から甘噛みができないから、すごく痛い!でもこれも分かっておくと「そろそろ噛まれるから、ここらへんで先生へのヨシヨシはやめておこうかな」と調整することができます。

猫の逃げられる場所を作っておく

普段は猫と子供は仲良しですが、猫だってたまには子供と離れてまったりしたい時があります。邪魔が入らないところで静かに過ごしたいってこと、人間でもありますよね。

そんな時に逃げ込めるスペースがあると、猫は安心できます。

うちには、ニセ蔵がお出かけや夜寝るときに使っているケージがあるんですが、普段使ってない時は鍵を開けて解放しています。

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その中には猫ハウスも入れているので、たまに猫が交互に入っているんですよね。「ここに入っているときは触ったりしたらだめだよ。」と子供達に教えています。

猫にとって安心できるスペースを確保することは大事ですよね。

猫の命には限りがあることを教えておく

猫の寿命は様々です。もちろんいつまでも元気で生きていてほしいですが、突然病気になるかもしれないし、そこは誰にも分からないことです。

うちでは猫の命には限りがあることを子供に伝えています。人間とは時間軸が違うから、一生の長さが違うんだよ。ということも。

それぞれの動物で時間軸は違うけど大事な命だから、ちゃんと〈今〉を大切にしないといけないということ。

そして、現在11歳の先生とニセ蔵はもう子供ではなくオジサン猫だから、大切にあつかってあげてね。と伝えています。

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とってもかわいい先生とニセ蔵。

いつまでも元気で、私たち家族と仲良くしてね。

掃除をまめにしておく

猫の毛ってあまり目立たないけれど、実はかなり空中に舞っているんですよね(毎朝作っている旦那の弁当には、かなりの確率で猫の毛が入り込んでいるらしいです)。

掃除機をしたり、コロコロやクイックルワイパーを普段からマメにすることで猫の毛はかなり減らすことができます。ブラッシングをしてあげることも大事ですよね。

家の中に常に猫の毛やホコリがたくさんあると、猫アレルギーやハウスダストを発症してしまうこともあるので気を付けてくださいね。

猫に優しく接するように教える

猫に優しくすることで、子供は他の生き物とのコミュニケーションや思いやりの心を学ぶことができます。

うちでは、「猫は家族の一員。だから優しくしてあげてね。自分がしてほしくないことは、猫にもしたらだめだよ。」といつも教えています。

普段から優しく接していることで、猫も誰が優しくしてくれる人なのかよく理解しているようです。

私が寝ていたら腕のところにやって来て一緒に寝るし、子供が寝ていたら側にいって寝てますね。

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この風景は、何度見ても本当に心がほっこりとして癒されます。

猫のトイレには気を付ける

猫のトイレは、常に清潔な状態を保てるように注意してください。毎回トイレした後に掃除をするのは難しいと思いますが、1日に1度は必ずするようにしましょう。

別の記事でも書きましたが、うちでのオススメの猫砂は〈あまえんぼ〉です。たくさんの猫砂を買って試しましたが、この砂が1番良かったです。

猫がトイレをしても臭くならないところもお気に入りです。

さらにトイレ掃除をした後に除菌などのスプレーをすることで、その後の匂い臭いも抑えられるし、砂ぼこりが舞わないのでオススメですよ。

この細かい砂ぼこりは妊婦さんの身体には良くないので、妊娠している間は猫のトイレには近付かないようにしてください。

そしてトイレ掃除は、他の人にお願いするようにしましょう。

そして小さい子供がいる場合は、猫のトイレには近付けないように工夫してください。

猫が子供に嫉妬をしないように気を付ける

猫が子供が産まれる前から家にいた場合なら特に、猫が子供に嫉妬したりしないように気を付けておく必要があります。

「子供が産まれる前はよく抱っこしてくれたのに…」と猫が感じてしまうと、子供に嫉妬してしまうかもしれません。

確かに親というのは、家事に育児に忙しいですからね。

でもできるだけ、猫とのふれあいタイムも取ってあげるようにしてあげてくださいね。

私の場合は、子供達が小学校や幼稚園に行っている間は猫とのふれあいタイムになっています。

それにプラスして夜、子供達が寝た後の時間もそうですね。昼間の喧騒から離れて、猫と共に過ごすまったりタイムが私にとってのお気に入りの時になっています。

猫にとってもそうであれば嬉しいですね。

猫の性格をきちんと理解して、家族みんなで幸せになろう

猫によっていろんな性格があります。やはりポイントは一緒に暮らしている猫の性格や習性をきちんと知っておくことですね。

子供を含めて家族みんなで猫のことを理解して大事にしてあげることが大事です。

猫というのは、一緒に暮らすことで心の癒しを与えてくれますよね。私自身、小さな子供だった頃から実家には猫がいました。

なので、長い年月を通して猫のかわいさや命の大切さは見にしみて感じとることができました。今でも猫がいないと正直生きていけない、というくらい私の中で必要不可欠な存在になっています。

自分の子供について言えば、猫と暮らすという最高の体験ができている子供だからこそ、人生の素晴らしさをそこから感じ取ってほしいと願っています。

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