ネコノミクスは年間2兆円越え!ネコブームの例と火付け役の有名人

今は空前の猫ブームですね。インスタグラムやYou Tube等でも写真や動画がたくさんアップされています。

猫ブームによる経済効果も年間で2兆3162億円と言われています。

猫を飼う人も、今やペットの代表ポジションの犬に追い付きそうな勢いです。猫グッズや猫の本等を見かけることも多くなりましたよね。

ついつい手が伸びてしまいます。

ネコノミクス経済効果の2種類の内訳

この効果に名前をつけてネコノミクスと呼ばれています。ネコノミクス効果は、2種類に分類することができます。

1 直接効果

猫を飼うのに直接かかるお金のことです。キャットフードや猫トイレ、首輪 やケージなどがあります。もちろんワクチン接種、避妊、去勢等の動物病院代も含まれます。

2 波及効果

猫関連の企業(猫カフェや猫グッズのショップ)の売上です。その企業が潤うことによって、その企業で働く人々が使用するお金も含まれます。

なぜネコノミクスと言われる現象が起きているのか。徹底分析!

猫ブームが生みだしたネコノミクス現象ですがどのようにしてこのような効果を生み出しているのでしょう。

・猫グッズ

グッズは本当によく見かけますよね。猫は長毛、短毛等の個体差はありますが、犬のように大型犬、小型犬等様々な犬種によるシルエットの大きな違いというのは猫にはありません。

猫のフォルムは何といっても魅力的ですし、仕草のバリエーションも豊かです。猫はグッズにするのに適したシルエットなのかもしれないですね。

・写真集

本屋さんで、アイドル並みのスペースで陳列されています。着ぐるみをきたり、果物などを頭や手に乗せてみたりと趣向を凝らしたものもありますね。

飼い主さんの愛情がこもっているからこそ、というのが伝わってくるものばかりですし、「こっちが遊びに付き合っているのだよ。」という猫の声が聞こえる気もして、うちの猫にもやってみたいなと思ったりします。

何げない日常のものもあります。道端でゴロンと寝ころぶ、屋根から屋根への見事なジャンプシーン、猫同士の鼻キスシーン等、さりげない写真にも思わず微笑んでしまいます。

表情も仕草どちらもまさに絵になるのですね。

・猫カフェ

おうちで猫と暮らせない方この存在は大きいですね。猫と暮らしている人にも家の猫とは違う猫とふれ合えるのでまた、違う楽しみがあります。

お茶を飲みつつ、猫を眺めたり、触れあったり… 猫の癒しパワーの素晴らしさが世の中に広まってきていますね。

・猫島等のスポット

こちらに訪れる人も多いですね。有名なのは尾道(広島県)や田代島(宮城県)等ですね。

猫が自由にうろうろ、ゴロゴロしているのを見られるのは、猫好きにはたまりませんよね。

・たま電車

和歌山のたま駅長の様に駅長を務める猫もいます。和歌山のたま電車もおなじみですが、岡山では猫柄のたま路面電車、たまバスが走っています。

内部のシートが肉球柄等といった感じで、車内のあちこちに猫モチーフが溢れています。

しかもなんと!電車やバスに猫の耳がちゃんとついているのです。見かけるとほっこりした気持ちになりますし、電車やバスの写真を撮りにカメラを構えてシャッターチャンスを狙っている人もよく見かけます。

猫ブームをひろめた有名人といえばこんな人達

猫好きを公言している有名人や猫ブームに貢献している人を御紹介しましょう

石田ゆり子さん

石田ゆり子さんのインスタグラムはフォロワーが126万人です。

愛猫ハニオ君とタビ君兄弟の写真とその写真へのほのぼのとした、かつユーモラスなコメントが何とも魅力的です。

ユキちゃんと言うゴールデンレトリバーとの楽しいやり取りも魅力です。

・小泉今日子さん

エッセイで、愛猫小雨(こさめ)ちゃんとの関係を連載していました。

残念ながら小雨ちゃんは亡くなってしまいましたが、小雨ちゃんとの関係を、小泉さん独特の視点で、猫と人間の関係性を分析していて、独立し合っている猫との生活の素晴らしさを広めてくれました。

・岩合光昭さん

猫好きさんはもちろん御存じだと思います。

世界的な動物写真家です。岩剛さんの猫目線の写真は「どうしたらこんな自然な猫のしぐさや表情が撮れるのだろう」というものばかりです。

あちこちの国の猫を撮影したその国独特の猫の魅力を引き出した「世界猫歩き」というテレビ番組も人気です。

ちなみにこのテレビ番組の視聴者は人間ばかりではないのです。一生懸命真剣に番組をみる猫ちゃんもたくさんいるとのことです。猫の目から見ても岩剛さんの映像は魅力的なのでしょうね。

・徳井義実さん

チュートリアルの徳井さんの愛猫はミコライオとエルドレットちゃんです。

ツイッターなどでもどんどん画像をアップしていますし、テレビでも猫好きを公言していてそのメロメロぶりは有名ですね。

徳井さんは小さなころから、猫と一緒に暮らす事が多かったみたいです。

お仕事の関係で猫にお留守番をさせがちなので、2匹飼ったことのメリット(2匹で遊ぶのでさみしさやストレスが減る等)についても、よかった点として挙げているなど、アドバイスも的確です。

テレビでうれしそうに猫のことを語る徳井さんは何だかかわいらしくハンサムなルックスに加えて女性ファンがふえているかもしれないですね。男性で猫好きを公言したさきがけ的存在ですね。

・漫画家さん

羽海野チカさん いくえみ稜さん 大島弓子さんなどの漫画家の多くが猫を仕事場でも飼っています。

紙やインクが飛び交う場所でも、猫と上手に付き合われて素敵な作品を世に送り出しています。

アシスタントに来る人々とも仲良くしているみたいです。そんな様子が漫画エッセイになってもいます。

・猫保護活動への普及

猫ブームとなっていいますが、これが一時のものにしてはならないと思っています。

「ランコレント・ミグノン」の友森さんのような保護活動が普及していくときっとそのような事態が免れると思います。
         
糸井重里さんとともに、グッズの発売や、いぬねこなかまフェスなどの活動をしています。

糸井さんはドコノコというどこのおうちの子もつながろうという趣向の無料のアプリも監修しています。

猫ブームが経済効果にこんなに貢献しているとはおどろきですね。猫のパワーはすごいですね。

昔から、招き猫として、活躍していたのですから猫は「当たり前のことよ!」などと思っているかもしれませんね。

ネコノミクスを単なる一過性のものにしないために考えておきたいこと

猫ブーム、ネコノミクスは本当に素晴らしい効果を生み出しました。

猫の神秘的な魅力とリラックス効果が広まっていることが、数字という結果になって表れるのは意義のあることですね。

これを一時的なものにするのはとてももったいないことです。経済的にももちろんですが、猫の魅力はまだまだ未知数だと思います。さらなる波及効果があるのでないかと思われます。楽しみですね。

しかし、ブームといっても猫は生き物です。

命であることを忘れるわけにはいきません。人間と猫の上手な付き合い方を、模索しながら、もっと猫を大好きでいましょう。

そしてさらに、ネコノミクスを盛り上げましょう。

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