猫との生活で欠かせないのがおもちゃの存在です!飼い主さんが選んだ猫じゃらしを、愛猫が真剣に追いかけてくれたら飼い主冥利に尽きるというもの。嬉しくてついおもちゃを増やしてあげたくなりますよね。
でも、猫は意外と飽きっぽく、夢中になって遊んでいた猫じゃらしでも3日も経てば見向きもしなくなるということも少なくありません。飽きられてしまった猫じゃらしが増えていくと、次はどれを買えば悩むこともしばしばです。
そこで猫じゃらしやおもちゃのおすすめや選び方、最近増えてきた電動のおもちゃなどについてご紹介していきます。
猫じゃらしもおもちゃも、飼い主さんが上手に使えば猫は大興奮!
猫を飼っていれば誰もが手にしたことがあるだろう猫じゃらし。飼い主さんが直接手で振って遊ばせることができるので、猫がとても喜んでくれますよね。
しかしその一方で、「猫じゃらしを振っても猫の食いつきが微妙……」といまいち猫じゃらしを振るコツがわからなかったり、不器用だったりする飼い主さんもいるかと思います。
猫じゃらしで上手く遊べないようであれば、無理せず猫じゃらし以外のおもちゃを使うのがおすすめです。
猫によって好みはかなりばらつきがあるので、「猫じゃらしは見ているだけなのに別のおもちゃをあげたら駆け回り、唸り、飛び掛かりと大騒ぎ……」という場合もあります。
また、「猫じゃらしを上手に振るのは苦手だけど、ボールを狙ったところに投げるのは得意!」など飼い主さん側の得意分野もあるでしょう。愛猫の反応を見つつ、飼い主さんの扱いやすい猫じゃらしやおもちゃを選びましょう。
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猫が喜ぶおすすめおもちゃ代表!猫じゃらしの利用例
各社から様々な猫じゃらしやおもちゃが出ているものの、本当に猫が喜んでくれるのか、あるいはどういう風に利用したらいいかわからない場合もあるでしょう。
そこで筆者が実際に使ってみたおもちゃの中から比較的どんな猫でも食いつき、かつ使いやすいおもちゃと、その利用例をご紹介します。
まず、やはり猫のおもちゃの定番と言えば猫じゃらしです。ボールやぬいぐるみなどと違って、飼い主さんが自在に操る猫じゃらしは猫にとって全く予想できない動きをする未知の獲物。
いろいろな猫のおもちゃがありますが、猫じゃらしほど猫の心をくすぐるおもちゃはそう多くないでしょう。
猫じゃらしは獲物の部分が肝心です。羽根や紐のぶら下がった猫じゃらしは特に多くの猫を虜にします。またいわゆる「釣り竿」型の猫じゃらしはかなり自由度の高い動き方をするのでおすすめです。
各社から豊富な種類が展開されていますので、猫を飼っているなら猫じゃらしは1本は持っておきたいおもちゃではないでしょうか。
手元でじゃらす
猫の目の前で振るだけで猫が食いついてくれます。だいたいの猫が喜んでくれるオーソドックスな遊び方ですね。
ランダムな動きを加えてあげると一層猫が夢中になってくれるでしょう。飼い主さんが動き回る必要がないのもメリットのひとつです。
部屋全体を使ってじゃらす
活発で走り回るのが大好きな猫には、飼い主さんが次々部屋の中を動き回りながらじゃらす方法がおすすめです。
部屋の中を右へ左へ、大運動会をしているようなじゃらし方は持久力のない猫にとってかなりの運動になります。左右だけでなく上下の運動も積極的に加えてあげて、追いかけっこを楽しみましょう。
食いつきがすごい、スーパーボールの遊び方
ペットショップでいろいろなボール型おもちゃが販売されていますが、負けず劣らずの食いつきを見せるのがスーパーボールです。
フローリングの床や廊下などで遠くに投げつければ非常によくバウンドを繰り返すので猫の興味を惹きやすく、猫が自分で転がして遊ぶこともできます。
猫のおもちゃの宿命として、数個程度では部屋の中で行方不明になるのがやや欠点。100均等で気軽に入手できるので、たくさん買って常に何個か部屋の中に転がしておくのがおすすめです。
- 廊下
- 一直線で長いので、猫が追いかけやすく飼い主さんもボールを回収しやすいのが魅力。
- 階段
- 一戸建てにお住まいなら、階段の下から上へ向かってボールを投げてあげると猫が喜びます。猫がボールを追いかけて階段を駆け上がり、ボールを落としながら階段を降りてきてくれるので楽ちん。
ボールを複数用意して投げまくりましょう。
最近流行りの猫のおもちゃ、レーザーポインター
最近流行りのレーザーポインター型おもちゃ。猫がすごく喜ぶことで有名なのですが、実際とても使い勝手が良く優秀です!
「レーザーポインターって目に当たったら危ないし……」と購入を躊躇されている飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、ちゃんとLEDを使ったペット専用レーザーポインターが販売されています。これを使えば安心!
例えば会社からへとへとになって帰宅し、猫にせがまれるまま猫じゃらしを何分も振り回し、「猫は喜ぶけど、仕事帰りに毎日これはきつい……」とお悩みの飼い主さんなどにぜひ使ってほしいおもちゃです。
実はレーザーポインターは猫じゃらしに比べて圧倒的に遊ぶのが楽です。スティック状のレーザーポインターを手の中でちょこちょこっと動かすだけで部屋の隅から隅まで猫を駆け回らせることができます。
当然ながら猫に捕まることがないので、飼い主さんが足を運んで獲物を回収するような手間もありません。猫の食いつきがよく飼い主さんも疲れない素晴らしいおもちゃなのです。
- 多頭飼い
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多頭飼いで猫を同時に遊ばせる時、1匹は手元の猫じゃらしで遊んでもう1匹はレーザーポインターで駆け回らせるなどすると猫同士がぶつかる危険性が減り同時に楽しく遊べます。
もしくはレーザーポインターを広範囲に動かし、猫をぞろぞろ駆け回らせるという遊び方も。レーザーポインターが1つか2つあると遊び方が広がります。
- 椅子に座っている時
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読書や食事の最中など、愛猫に「遊んで!」と催促された時でもその場から動きたくないシチュエーションがあります。
そんな時レーザーポインターなら、片手で適当に猫をじゃらしながらもう片方の手で自分の用事を済ませるというずぼらな遊び方が可能!猫も飼い主さんも満足できます。
- 猫を移動させたい時
- 料理の最中に近寄ってきた猫を遠ざけたい時や、飼い主さんが部屋から出入りする時に便乗しての脱走を防止したい時など、少し猫の気を引きたい時にポケットからさっと取り出して使うことができます。
好き勝手遊べるキャットトンネルは猫が吸いよせられていく
飼い主さんが取り出して積極的に動かすおもちゃ以外にも、猫に勝手に遊んでもらえるおもちゃとしておすすめなのがキャットトンネルです。正直場所をとりますが、猫の食いつきは抜群。
設置しておくだけで猫が吸いよせられるように入っていくでしょう。カシャカシャと音が鳴るもの、出入り口にポンポンなどのおもちゃがついているもの、窓が開いていていろいろな場所から出入りできるものなど豊富な種類があります。
場所に余裕があるなら連結して迷路のようにできるタイプもあり、猫を飽きさせません。場所がないようであれば、猫の全身が隠れる程度のショートサイズがおすすめです。
おもちゃとしてだけではなく、ベッド代わりに中で寝たり、他の猫や人から隠れたりといった使い方もできるので汎用性が高く、飽きずに長持ちします。
多頭飼いにもキャットトンネルがおすすめの理由
多頭飼いの場合、キャットトンネルを置いておくと大活躍します。
他の猫から隠れるために入ったり、逆に他の猫を狙うために入ったり、トンネルの中で鉢合わせして大喧嘩が始まったり、キャットトンネルの中と外で互いをじゃらし合ったりと実に多彩な遊び方を見ることができるでしょう。
▼100均のジョイントマットを使って、キャットトンネルのような猫ハウスを作ることもできるかもしれません
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他のおもちゃと併用させよう!
猫じゃらしなどで遊んでいる時、獲物を狙うためにキャットトンネルの中にわざわざ身を隠してから突進してきたりと、置いておくだけで猫が有効利用してくれます。
今まで使っていたおもちゃに対しても遊び方にバリエーションが増えるでしょう。
進化した電動式の猫のおもちゃに、興味津々!
最近は猫のおもちゃも進化して一般的な猫じゃらしの他にも電池で動くおもちゃ、自動で動くおもちゃなど、電動式のおもちゃがどんどん増えてきています。
「電動のおもちゃって一見便利そうだけどちゃんと遊んでくれるの?」と飼い主さんも気になるところだと思います。結論としては想像以上にちゃんと遊んでくれます!
昔は電動のおもちゃといってもただ震えるだけだったり、ものすごい大きな音を立てながら床をゴロゴロ転がり、むしろ猫がおもちゃを避けて逃げ回るという残念な製品もあったのですが、今はだいぶ進化して猫に優しくなりました。
猫が食いつきやすい工夫がたくさん!進化した電動式おもちゃ
最近の電動式おもちゃはかなり賢くできています。単調な動きではなく、猫の狩猟本能を刺激する要素を取り入れており、優秀な製品だと
- 猫が頑張らないととれないスピードで動く
- 突然止まり、猫が諦めかけた瞬間に動き出す
- 猫が予測できない方向に自由に動き出す
などかなり心憎い設定になっています。
値段も2000円前後で充分な機能の製品を購入することができ、それほど購入に躊躇するものではありません。
また、さすがに毎日遊んでいると電池の消耗が激しいので、充電式電池を用意することをおすすめします。
気になるのは音ですが、さすがに掃除機のような爆音を立てるようなおもちゃはないので大丈夫。例えば自動給水器や冷蔵庫のモーター音にも怯えるような繊細な猫だと厳しいですが、普通の猫が遊んでくれる程度のボリュームにはなっています。
音が気になるようであれば畳やマットの上で使用するとおもちゃによっては音を小さくすることができます。
電動式おもちゃは猫じゃらしタイプがおすすめ!
電動式おもちゃでおすすめなのはやはり自動で動く猫じゃらしタイプのものです。ランダムに動き、スイッチを入れておくだけで猫がじゃれてくれますし、飽きてきたら猫じゃらし部分を別の獲物にすることで再び遊んでもらうことができます。
その他レーザーポインターの設置型おもちゃなども猫の食いつきがよくおすすめです。
留守中も安心!ひとり遊びに向いた猫のおもちゃ
飼い主さんが会社勤めしていたり、一人暮らしだったりして何かと留守にしがちだと、留守中に猫が退屈していないか心配になりますよね。
また、実際退屈してしまった猫がいたずらの限りを尽くしてしまうこともあり、飼い主さんとしては悩みの種です。
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そこで留守中にも安心して遊べる猫のおもちゃをいくつかご紹介します。
ねずみなどの小さなおもちゃ
猫じゃらしのような柄や紐などついていない、ねずみや魚といった獲物の姿を模したおもちゃは猫がひとり遊びをするのに向いています。
自分で転がしたり、くわえて運んだり、床を滑らせて追いかけ回したりと猫だけでもいろいろな遊び方ができるでしょう。
ねずみなどのおもちゃをたくさん買っておいて、留守中は数匹~数十匹程度部屋の中にばらまいておくと猫が喜んで遊んでくれます。
音の出るおもちゃ
鈴が仕込んであるなど、少し動いただけで音が出るおもちゃは留守中のおもちゃとしておすすめです。
飼い主さんが遊んであげないと自発的に遊ばないような猫でも、何らかの拍子にぶつかったおもちゃから音が出ると興味を惹かれて遊び始めることがあります。
電動式おもちゃ(タイマー式)
電動式おもちゃの中には「20分経ったら自動的に電源が切れる」などタイマー設定のできる製品があります。
通常だと電動式おもちゃは飼い主さんの目の届くところで遊ばせるというのが基本ですが、こういったタイマーのある製品なら留守中も安心して使えます。
エアコンの風が来る位置におもちゃをぶら下げておく
夏場など、飼い主さんが不在でも猫のためにエアコンのスイッチを入れて外出すると思います。
その際にエアコンの風が当たる位置に家具等を利用してビニール紐などをぶら下げておくと、風になびいて擬似的な自動猫じゃらしを作り上げることができます。
ただし、万が一紐が絡まって猫が首吊り状態になったりしないよう、材質や長さには気を配るようにしてください。
猫が夢中になる手作り猫じゃらし&手作りおもちゃのアイデア
遊ぶのが大好きな猫は、なんでもおもちゃにする天才です。飼い主さんがせっかく購入した猫じゃらしやおもちゃにはすぐ飽きるのに、留守中を狙って毎日ティッシュを引っ張りだして遊んでいたりとなかなか飼い主泣かせな一面もあります。
そこで、すぐに作れて猫が喜ぶ、手作り猫じゃらしやおもちゃの例をご紹介します。
- アルミホイル
- 軽く丸めて投げるだけ!カサカサした感触が猫にとってはたまらないようです。
- 裂いたビニール紐
- 裂いて細くしたビニール紐をテーブルなどにくくり付けてぶら下げておくだけで、猫がじゃれつきます。もちろん猫じゃらしの代わりにしても。
- リボン
- 軽くてひらひらしたリボンは猫が大喜びするアイテムです。軽やかに舞わせれば猫が飛びつきます。
- 紙袋
- 少し口を開けて置いておくだけで猫が突進!ボロボロになるまで遊び倒すことも。
- ティッシュ箱
- ティッシュ箱が空になったら、中におもちゃやおやつを入れて猫の近くに放置しましょう。中のものを取り出そうと猫は夢中になるはず。
- ダンボール
- そのままでも猫が自動的に入りますが、切り取って窓を作ったり、大きなダンボールを使ってキャットハウスやタワーを作ってみたりと飼い主さんの遊び心が生きるアイテムです。
▼ダンボールを使って色々な猫アイテムを作ることができます
猫のためのダンボール活用法10選。猫が喜ぶグッズを作ろう!
猫じゃらしやおもちゃで楽しくコミュニケーションをとろう
猫は遊ぶのが仕事と言っても過言ではないほど遊ぶことが大好き。日頃忙しい飼い主さんでも、いろいろなおもちゃを使ったり遊び方を工夫して、猫が毎日退屈しないように気をつけてあげましょう。
猫を退屈させてしまうとストレスや運動不足のもととなる他、飼い主さんの見ていないところで思わぬいたずらをされかねません。
▼猫のいたずらって、ある意味無限とも言えるのかもしれませんね
猫のイタズラあるあるとその対策。飼い主が嫌われる叱り方とは
複数のおもちゃを用意して、ローテーションを組んでしまえば猫も飼い主さんも飽きずに楽しく遊べます。無理なく上手に猫と遊んで、猫とのコミュニケーションを深めましょう。