猫同士のコミュニケーション方法。会話やテレパシーを使うって本当?

猫同士のコミュニケーションはどのように取っているのか不思議に思いませんか?言葉をしゃべる訳でもないのに、飼い猫でも同居猫との相性が存在しますし、野良猫でも喧嘩をする猫もいれば仲良く寛いでいる猫もいます。

それらは全て猫同士でコミュニケーションを取っているからこそ見られる姿です。では言葉を交わすことも、表情豊かに感情を表すこともない猫がどやって猫同士でコミュニケーションを取っているのか?そんな猫の不思議に迫りたいと思います。

猫同士のコミュニケーションツール

猫同士のコミュニケーションツールとして使われている感覚には次のようなものがあります。

  • 嗅覚
  • 聴覚
  • 視覚
  • 触覚

猫は人間のように多くの言葉を巧みに操って会話を楽しんだり、感情の細部を言葉で表現することはありません。

その代わり、これらの感覚を活用して自分の感情や思いを表現することで猫同士のコミュケーションを取っているのです。では、具体的にどのようなコミュニケーション方法を取っているのかご紹介しましょう。

鼻キス

猫の親愛の証として広く知られているのが猫同士で鼻をくっつける鼻キスです。

猫にとって嗅覚はとても重要なツールで、鼻をその対象物に近づけてニオイを嗅ぐことで危険がないのか?これは何か?というのを確認します。

初めて見せるものや、知らない人間が来た時に顔だけを伸ばして鼻を近づけるのも、鼻でニオイを嗅いではみるが警戒しているのですぐに逃げられるような体勢を取っているためなのです。

そんな鼻を猫同士でくっつけるのは、相手のニオイを確認して危害のある猫なのか?どんな猫なのかをニオイで安心しようとしている表れなのです。

鼻と鼻をくっつけるのは相手のニオイを嗅いで確かめているのと同時に、自分のニオイを嗅いでもらって危害を加える猫じゃないと相手に教えている、とても重要なコミュニケーション方法なのです。

おしりのニオイを嗅ぎ合う

猫同士のコミュニケーションでニオイを使って取る方法は鼻キス意外にも、もう一つあります。それが猫同士でお互いのお尻を嗅ぎ合うコミュニケーション方法です。

猫にとっておしりを見せるというのは、相手に背中を見せるということです。動物にとって背中を見せるのは相手から襲われるかもしれない危険な行為です。

そんな危険があるにもかかわらず、おしりを見せるというのは信頼をしている証です。

さらにおしりのニオイを嗅がせるのは、おしりの近くにある臭腺という穴から出ている、自分の分泌液のニオイを嗅がせるためです。

この分泌液には、その猫のあらゆる情報が詰め込まれており、どのあたりに住んでいるのか、年齢や体調、さらに性格までもがこのニオイを嗅ぐことで分かってしまうのです。

つまりおしりのニオイを嗅ぎ合っているのは、猫同士のコミュニケーションの中でも挨拶や自己紹介といった意味合いを持っていると言えます。

お互いの身体をこすりつける

猫同士のコミュニケーションでよくみられるのが、お互いの身体や尻尾をこすりつける姿です。

これは、猫同士で自分のニオイを相手につけて自分の物だと主張している、または相手のニオイを自分につけて安心感を得ようとしているのです。

飼い猫の場合でも、飼い主の足や手に自分の頭をしきりにこすりつける姿を見るでしょうが、その理由とほぼ同じと考えられています。

猫は縄張り意識や独占欲が高い動物なので、自分のニオイがついていると安心感を得られますが、自分の知らないニオイがついていると不安になってしまいます。

そのため信頼できる猫同士の場合、お互いのニオイを付けあうことでコミュニケーションを取るのと同時に安心感を得ているのです。

尻尾の動きで感情を表現する

猫の尻尾を見れば、今どんな気持ちでどのように思っているのかがわかりますが、その尻尾の動きを見て感情を読み取るのは人間だけではなく猫同士でも、もちろんコミュニケーションツールとして使われています。

猫同士で対峙した時、相手の尻尾が嬉しい時に見せる動きか、怒っている時の動きか、威嚇や警戒をしている時の動きかお互いに気見極めているのと同時に、自分がどんな気持ちなのか感情を相手に伝えているのです。

人間で言えば、表情や雰囲気を察してコミュニケーションをとる感覚と似ているのかもしれませんね。

グルーミングをし合う

猫同士のコミュニケーションで仲良さそうに猫同士でグルーミングをしている姿を思い浮かべた人も多いでしょう。

実際に猫同士でグルーミングをし合うのは、仲のいい猫同士で見られるコミュニケーション方法ですし、自分ではグルーミングできないような頭のてっぺんや耳などを濃厚にグルーミングし合うのは、その猫同士が信頼し合っている証ともいえます。

もともと猫が他の猫をグルーミングをし合うのは、親猫が子猫にグルーミングをしている時に見られるコミュニケーション方法です。

そのため成猫同士でありながらも、幸せそうにお互いをグルーミングをし合っているのであれば、親子くらいの信頼関係がその猫同士ではあると考えてもいいでしょう。

ジッと見つめる

猫同士でコミュニケーションを取るのは仲が良い同士の猫だけではありません。たくさんいる猫ですから、個体によっては何となく性格が合わなかったりウマが合わなかったりする猫同士も存在します。

そのような猫同士の場合、普段は違うテリトリーで暮らしお互いに出会わないようにしますが、もしうっかり出会ってしまって目が合ってしまった場合、お互いが喧嘩の体勢に入っていることを意味しています。

というのも、猫同士の間では正面から目をジッと見つめるのは「やんのか!」と喧嘩を売っているのです。

そのため、猫同士でコミュニケーションを取っている中でも、お互いの目をジッと見つめ合っているのは仲のいい猫同士が取るコミュニケーション方法ではない場合がほとんどです。

もし飼い猫同士がお互いの目をジッと見ている場合は喧嘩に発展しないように飼い主が注意をしてあげるようにしましょう。

猫同士は会話でコミュニケーションを取っている?

前述で猫同士は会話をしないと言っていたのに、猫同士で会話をしているとはどういうことだと思った方もいるでしょう。

猫は鳴き声で人間が言葉を交わすようなコミュニケーションを取ってはいますが、それを言葉として認識するのではなく音として認識しているのです。

つまり猫にとって鳴き声の会話によるコミュニケーションというよりは、厳密にいうとニオイや尻尾の動きや体の様子と猫同士で発する鳴き声の音を複合的に見て、コミュニケーションを取っているということです。

もっとも重要なニオイと合わせて相手がどのような鳴き声を出すかでコミュニケーションを取っているというのは面白いですよね。

ちなみに猫同士で会話をするとき、「にゃあ」「にゃ」「にゃにゃ~ん」というような鳴き声でコミュニケーションを取るように思いますよね?

しかし、実際は猫はこのような鳴き声を出さずに「んー」という口を開けないで声を出す音でコミュニケーションをとります。

▼YouTube動画 「猫同士、何か会話してますw」

こちらの動画は猫同士が「ンー」という鳴き声でコミュニケーションを取っている映像です。仲のいい猫同士は「にゃー」とは鳴かずにこのように「ンー」と鳴くことでコミュニケーションを取るのです。

▼YouTube動画 「猫の口喧嘩を見るのが楽し過ぎる」

逆に仲の悪い猫同士だったり、喧嘩をする前の一触即発の場合はこちらの動画のような鳴き声でコミュニケーションを取ります。猫の鳴き声にも様々あるのでおもしろいですよね。

猫同士のコミュニケーションはテレパシー?

真偽は謎ですが、猫同士のコミュニケーションはテレパシーで成り立っていると語る猫好きもいらっしゃいます。

テレパシーとは精神と精神で会話をすることで、ラテン語で「遠くから感じる」という意味なのだとか。そんなテレパシーを使って実は猫同士で心と心のコミュニケーションを取っているという説があります。

そのテレパシーは普通の人間では感じることができず、あくまでも猫同士の間で成り立つコミュニケーションツールで猫同士で多くを語らなくても相手に伝えることができるのだそうです。

もちろん、猫同士のコミュニケーションがテレパシーで行われているかは誰にもわかりませんし、そもそもテレパシーというのがこの世に存在しているのかもわかりません。

ただ、猫は昔から神秘的で不思議な力を持つ動物だと言われてきましたら、もしかしたらテレパシーくらい当たり前のように使っているかもしれませんね。

もし使っているのだとしたら、テレパシーを使ってコミュニケーションを取れない人間のことを「なんて不便な生き物ニャンだろう」と憐れむような気持ちで見ているかもしれませんね。

猫同士コミュニケーションを取ることでちゃんと社会を形成している

猫は自由奔放な動物なので、各々が自由に思うがまま、自己中心的に生きていると思われがちですが、実際は猫同士でコミュニケーションをしっかりと取って、自分たちのコミュニティーを形成しています。

それだけではなく、仲の悪い猫同士は喧嘩を避けるためにお互いに気を使って生活をしますし、仲のいい猫同士なら進んでコミュニケーションをとって絆を深め合ったりもします。

そうして猫同士コミュニケーションを取ることで猫社会を形成しているのですから不思議ですよね。

そんな猫同士のコミュニケーション方法を応用すれば、人間と猫同士でも仲良くなれます。今回の猫同士のコミュニケーション方法を参考に猫ともっと仲良くなる方法を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

あなたの一言もどうぞ

ページトップへ