猫用の食器は高さが大事!脚付フードボウルがおすすめな理由

あっという間に新年も既に12分の1が過ぎ去っていますが、去年の暮れに何があったかというと、そう、クリスマスですね。

私の家では家族同士でプレゼントを贈り合うことが恒例になっていますが、その中に何とちゃっかりと猫が入っています。

と言っても、猫からは常に癒しをもらっているので、こちらからあげるだけなのですが……(笑)

そのプレゼントに、今回は食器を選びました。食器と言ってもただの食器ではありません。

なんと、脚が付いていて猫が必要以上に屈まなくても食べられる画期的な商品なんです!

ということで、その食器を使用してみた感想を書いていこうと思います。

何だかいつもの食器が食べにくそう…原因は高さにあった?

それまで使っていた食器は、人間と同じように高さのない普通のプラスチック製のお皿でした。

猫の食器イラスト

こんなイメージのよくある猫ちゃん用のお皿ですね。

特に何も問題なく使えているように思っていたのですが、とある日、いつもの様にフードをあげてその様子を観察していたところ……違和感が。

というのも、猫がお皿の隅っこの方に行ってしまったフードを残しているんです。

手からあげると同じ量でもきちんと食べるので、どうにも隅っこに行ってしまうことで口が届かず、不便を感じているようです。

他にも何かないかな、ときちんと観察し直し更に気が付いたのが、どうやら食べている時の体勢がキツそうな点。

どうしても頭を食器に近付けるために下げる必要があるので、その食べにくさからかフードを食べた直後に戻してしまうこともありました。

つまり、

  • 食器の隅っこにいってしまったフードを食べられない
  • 食器が低いことで体勢がキツい

現状の食器ではこの2点の問題があるということになります。

しかし、現状の食器のままではどうしても顔をぐっと下げて食べる体勢にならざるを得ませんし、人間が手で寄せることは出来るとは言え、食べている内にフードが食器の隅っこに寄ってしまいます。

▼猫に手から食べてもらう時のポイントについては、こちらをご覧ください
猫が手から餌を食べると嬉しい!手から食べてもらうための手のかたち

勿論この状態では猫のためにもならず、どうしたものか……と何か別の良い食器がないか探した結果。

まさにこの「食べにくい」姿勢を改善出来る食器を発見したのです。

▼猫壱さんの食器、『ハッピーダイニング』シリーズ です!

猫用食器の写真1

猫壱(ねこいち・ネコイチ)の商品一覧 | 猫との暮らしを豊かにする

見て分かる通り、食器の下に脚が付いており、今まで使っていた食器より高さがぐっと上がります。

これは良いぞと言うことで、クリスマスプレゼントにうちにいる子全員分で5個購入することになりました。

さて、一体猫ちゃんたちの食事は食べやすくなったでしょうか…?

脚付フードボウルを実際に使ってみた

クリスマスイブの日から早速使用を開始しました。

フードを入れる時にまず気が付いたのは、食器の形状がゆるいすり鉢状になっているということ。

猫用食器の写真2

つまり、このカーブがあることによってカリカリが隅っこに寄る心配がない、ということなのです。

公式HPでの商品説明にもこう書かれています。

「ハッピーダイニング」シリーズでは適度なカーブを持たせることによって、フードが自然に中央に戻るように設計。これにより、いつも快適にフードを口にすることができるようになりました。

これでフードの位置に合わせて、わざわざ首を動かす必要もなくなり、食べにくさのストレスが軽減されました。

猫ちゃんにあげてみると、実際にフードが偏ることもなく、量が減っていっても中心に残り続けているので非常に食べやすそうでした。

そして猫が食べている内に新たに実感したのは、フードが途中で飛び出さない!ということです。

フードがお皿の中で偏る内に、それを食べようとした猫がそのままフードをお皿の外に出してしまう、ということが度々ありました。

猫用食器の写真3

それを、画像の通りの縁の返しが防いでくれたのです。

これも同じく、公式HPで説明されています。

ハッピーダイニングシリーズでは、丸みのある浅い返しをつけることによって、フードのこぼれを阻止しました。しかも、適度な厚みをもたせることによって、縁を口ではさんでフードをとらえる子にもオススメの形状になりました。

形状の一つ一つがこんなにも考えて作られているとは……!と思わず感動してしまいました。

さて、一つ目の問題点だった「食器の隅っこにいってしまったカリカリを食べられない」という悩みは、フードボウル自体の形状で難なく解決です。

二つ目の問題点だった「食器が低いことで体勢がキツい」というのは、果たして猫ちゃんに丁度良い高さになったかというと……。

猫用食器と猫の写真

ご覧の通り、非常に姿勢も楽になりました!

フードを食べたばかりなのに吐いてしまうという症状も、猫によっては前までは多い時に1ヶ月に3~4回あったのが、このフードボウルに変えてからの1ヶ月では、その猫も1度しか吐いていません。

▼猫が吐くときの原因についてはこちらをご覧ください
猫が吐く原因3パターン。吐く以外は元気な時・誤飲した時・病気の時

この驚くべき変化についても、猫壱さんはしっかりとリサーチして作られていたようです。

猫は比較的食道がまっすぐ、という身体的特徴があります。そのため、低い位置に食器があると、胃よりも頭が下になるため、食道に留まった食べ物が戻りやすい状態で食事をしなければなりません。

若い猫や健康な猫であれば、あまり気にならないかもしれませんが、病気などで弱っていたり老猫になってくると、その傾向が顕著になる場合もあります。

なんと、そもそも猫の身体の構造自体が低いお皿には向いていなかったんですね!

私は全く猫の食道がまっすぐなことを知らなかったので、これは目からウロコでした。

通りで猫が吐きやすかった筈です…食べにくそうにしているとは思っていましたが、かなりの苦労を掛けていたことを今更ながらに知り、反省しています。

そして、猫壱さんのこのフードボウルは、猫ちゃんが食べやすい姿勢を追求した高さをこのように設定しているようです。

この食べ物の逆流問題を軽減するために、脚付きにすることを考案。脚の高さを大人のネコが楽に食事のできる7.5cmに設定しました。高さ出したことで、頭と喉を下向きに下げた状態で食事をしなくて済むようになりました。

これによりフードの逆流を防ぎ、一気食いによる嘔吐も軽減、「食べにくい姿勢で食事をしなければいけない」という猫の負担が軽減されました。

こうした猫ちゃんへの思いやりが、このフードボウルを生み出したんです。

猫の食事の体勢イラスト

つまり、今までは左のようにきつい体勢で食べさせてしまっていたのが、このフードボウルを使うことによって右のように楽に食べられるようになったということになります。

毎日苦もなく食べられている姿を見られるようになり、飼い主としては全く不満のない、まさに大満足としか言いようがありません。

欲を言えばもっと早くに知っていれば良かったのに!と自分に言いたいくらいです(笑)

さて、この足付きフードボウルですが、HPや今までの写真を見ても分かる通り見た目も凄く可愛いのです。

猫用食器の写真5

猫用食器の写真6

我が家ではこのように、猫柄とケーキ柄の2種類を使っていますが、現在は数量限定のFUJI柄(富士山柄)やSAKURA柄(桜柄)と言った和柄のフードボウルもあるようですよ。

猫用食器の写真7

画像引用…猫壱

他にも、季節限定のボウルが出ることがあるようです。見逃せませんね!

猫用食器の写真8

猫用食器の写真9

フードを入れる部分だけではなく、側面やボウルの裏面(!)まで、随所に可愛いポイントがちりばめられています。

これにも、猫壱さんのこだわりが。

機能性食器の弱点は、かわいい食器がないこと。「ハッピーダイニング」シリーズでは、スタイリッシュな中にもかわいさと遊び心のあるデザインをコンセプトに、どのようなインテリアにも合うフードボウルを完成させました。

磁器特有の透明感のある白さを尊重し、清潔感を保つために、デザイン面ではシンプルさを身上とし、過剰な柄を控えました。

その一方で、フードがなくなると皿底に出てくるネコの顔シルエットや、側面に付けられた足跡など、思わずクスッと笑みが溢れる要素を加え、猫と過ごす楽しい毎日を、より幸福に感じて頂けるように工夫しました。

また、ここにも書かれている通り、一般的には食器というのはプラスチック製が多いかと思いますが、このフードボウルは磁器で出来ています。

その分落とした時に割れてしまうかもしれないリスクはありますが、磁器ならではの風合いも良く、尚且つプラスチックよりも重量があるので猫ががつがつ食べたとしても食器自体が動くことがありません。

磁器という材質の性質上、電子レンジでの温めや、食洗機にも対応しているようです。

確かに、食べが悪い時に電子レンジで少し温めて匂いが出るようにしてからあげることもありますからね。そういう時にも重宝する品物だと思います。

▼猫の食欲があまりない時にできることについては、こちらをどうぞ
猫の食欲がない時の食事ポイント。美味しく食べてもらうための一手間

ということで、全てを総合しても、「買ってよかった!」と後悔がなく思える買い物でした。

おまけ:水飲み用の食器や子猫ちゃん用のフードボウルなどもあります

さて、ここまで猫壱さんの脚付フードボウルについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

既に知っている方は改めてその有用性と猫壱さんの猫に対する思いやりに、そして知らなかった方はこんな猫ちゃんのためをきちんと考えて作られた食器があるんだ!と驚いたことかと思います。

今までは全長が高めの脚付フードボウルを紹介してきましたが、猫壱さんではこの他にも、猫ちゃんの水飲み用のウォーターボウルや、子猫など向けの高さがそこまでないフードボウル、食器トレーなど、様々な商品が出ています。

今回のレビューで気になった方は是非、HPをご覧になってご家庭の猫ちゃんに合った品物を見つけてみてくださいね。

通販サイト以外でも、ペット用品店などでも売られているのをよく見掛けたりしますよ。

▼猫の水飲み器をどれにするかで、飲水量がかなり変わってくるんです
猫の水飲みの選び方。ちょっとしたポイントで飲水量が激変!

かくいう私も、フードボウルに大満足した結果、直ぐにウォーターボールも買ってしまいました(笑)

猫用食器の写真10

毎日どれだけの量を飲んだかが把握できるよう、目盛りも付いているので健康管理もしやすいです。

勿論、フードボウルと同じく返しが付いていることで水が外に跳ねることの防止、磁器製なので動きにくい、など、嬉しい機能がそのまま付いています。

▼消化トラブルを起こしやすい猫のために、フードも1度見直してみるといいかもしれません
猫の消化器トラブルはフードの見直しで改善!おすすめのフード3選

もしかしたら、うちの猫ちゃんの食器周りが猫壱さんのものに全て置き換わる日も近いかもしれません……(笑)

それでは最後にこのフードボウルで食べているうちの猫の写真を!

猫用食器と猫の写真

以上、素敵なフードボウルのレビューでした。

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