猫の一日の過ごし方スケジュール。毎日どこで何してるの?

いつも寝ているばかりのイメージがある猫。実際にはどんな一日を過ごしているのでしょうか。

愛猫の一日を観察してみると、思いもしなかった新たな発見があるかもしれませんよ。

猫の名前の意味は「寝子」から。つまりとっても寝ている

猫というのは、寝る子も育つ、という意味の〈寝〉〈子〉という語源から来ています。それほどに猫って、見るたびにいつでも寝ていますよね。

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猫の幸せそうな寝顔を見ていると、なんとも幸せな気持ちになれます。

もふもふの毛を目の前にすると、ついスリスリしくなっちゃうんですよね。

野良猫と飼い猫の生活サイクルには違いがある

これは当然と言えば当然なのですが、野良猫と飼い猫の生活サイクルにはかなり違いがあります。

野良猫の場合の一日の行動パターンは、

  • 明け方から早朝にかけて…朝ご飯を食べる。
  • 午前中…縄張りをパトロールしたり、仮眠したりしています。
  • 昼間…仮眠やパトロール(ご飯をもらうときもある)雀を捕まえたりもします。
  • 夜中…猫の集会に出たり、ネズミの狩りをしたりします。熟睡もこの時間にすることになります。
野良猫の場合、人間からご飯を定期的にもらえているか、それとも自分でご飯を調達しなければいけないのかー。

これによって行動パターンは大きく変わってきます。

ご飯をもらえる決まった家がある場合は毎日そこに通うことになりますが、それがない場合には自分で狩りなどをして食料を手に入れないといけませんからね。

▼野良猫にご飯をあげる行為についてはこちらをご覧ください
野良猫への餌やりをやめたい…と悩んでいる人への解決策4つ

ちなみに、野良猫も高齢になると狩りができなくなるので、そうなるとゴミをあさったりもします。

やはり家で飼われていない分、あまり安心して眠ることはできないので睡眠時間が飼い猫に比べて短くなってしまうようですね。

うちの猫の一日の行動パターン

飼い猫の場合の一日の行動パターンはどうでしょうか。

うちの愛猫の先生とニセ蔵なんですが、あらためて観察してみたらこのような結果になりました。

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  • 朝5時…起きて朝ご飯、そしてグルーミングします。そこから寝たり、たまに歩いたりしています。
  • 午前中…大体目をつぶっていたりして仮眠しています。
  • お昼…お昼ご飯をもらって、グルーミング。そのあとは幸せそうにスヤスヤ。ひなたぼっこをしていたりも。
  • 3時…子どもが帰って来て相手をさせられたり、仮眠したりします。
  • 夜の7時…夜のご飯をもらったあとはグルーミング。
  • 夜の9時…子どもの相手をしたり、猫同士で暴れたり(たまに喧嘩をすることも)、仮眠したりしています。

猫の歯磨き効果のあるオヤツをもらったりするのもこの時間です。それから寝る前のグルーミングをしたり。

  • 夜の9時以降……子どもたちが寝て、本格的に熟睡しているのか。やはり寝ています。
  • 夜から朝にかけて……やはり寝ていますね。若い頃はドタバタ走り回ったりもしていましたが、最近はリビングで静かに寝ています。

やはり、一日の大半が寝ていたり、グルーミングしたり、ボーッとしているイメージがありますね。

うちの場合は子どもたちがいるので、帰ってきたら相手をしないといけないという猫なりの試練はありますが。

まぁそれでも猫も二人に慣れているので、割と毎日仲良くやっています。

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子どもに本を読んでもらっているところは癒されますね。

▼猫と子どもがお互いに幸せな生活を送ることが大切です
猫と子供が暮らすメリット。猫にストレスを与えないための対策も大事

猫が寝過ぎていても心配する必要はありません

上の一覧を見てみても分かるように、飼い猫の場合は一日の中でもほとんど寝ていることが分かります。

人間の睡眠の長さと比べてみると、実に2倍くらい多く寝ていることになるんですよ。

「うちの猫はこんなにいつも寝ているけど、これって病気か何かなのしら……」と心配になってしまうかもしれませんが、そんなに心配する必要はありません。

どうしてかというと、猫の眠りは浅いものが多いからです。昼間などに寝ている時はほぼレム睡眠だということが分かっています。

基本的に、子猫の場合平均の睡眠時間は19時間で成猫の場合だと14時間とされています。

こんなに猫がたくさん寝る理由としては、猫が本来は野生動物だったことに深く関係しているのです。

猫は自然の中で獲物を捕らえて生きる動物なので、1度餌にありつけたら次はいつ見つけられるか分からないんです。

だからいきなりやってくるその時のために、体力を温存させておく……ということなんですね。なので、いつも寝ているのは猫の本能だとも言えますね。

▼猫の睡眠のメカニズムについてはこちらもご覧ください
猫の1日の睡眠時間が長い理由。寝すぎ?いえいえ、お仕事にゃんです

もっとも家で飼われている飼われている猫の場合は、時間がきたらご飯を飼い主さんからもらえると分かっているので、安心しきった表情でダラリ寝しているんですけれど。

幸せいっぱいの飼い猫は、本当にかわいいですよね。

深い眠りの時には起こさないようにしましょう

猫がたくさん寝ている生き物だということが分かりましたが、そもそも猫の眠りは人間とは種類が違うんです。

人間の場合はレム睡眠が20%で、残りの80%は浅い眠りであるノンレム睡眠。この2つのパターンを繰り返すことで身体を休ませていますよね。

ところが猫の場合は、レム睡眠が80%で残りの20%がノンレム睡眠なんです。

ほとんど寝ていない?とビックリしてしまうかもしれませんが、動物は逆に安心してたっぷりと寝られる習慣がないから、このような睡眠の取り方になるんですね。

成猫の場合なら14時間寝ているわけですが、こんなに寝ていても熟睡できているのは3時間程度だということです。

なので、猫が深い眠りに付いている時には起こさないように気を付けてあげましょう。

寝ている猫に手を近付けたりしても起きないときは、レム睡眠に入っている可能性が高いですよ。

逆に足がピクピクしたり、寝言を言うときなどは夢を見ている状態なので、ノンレム睡眠だと言えます。

寝ている猫をしっかりと観察することで、猫の睡眠パターンを見分けられるようになりましょう。

▼もし、猫が歯ぎしりをしていたらそっとチェックしてみてください
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年齢を重ねると猫の睡眠時間は増えます

子猫と成猫を比べてみると、子猫の方が成猫よりも睡眠時間が多いですよね。

しかし成猫でも9歳をすぎたあたりから、子猫と同じように睡眠時間が長くなってくることが分かっています。

うちの猫たちも、大体いつも寝てますからね。それか、目を丸くしてボーッとしていることが多いです。

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なるべく長生きで元気でいてほしいので、猫が寝ているときには手を出さないようにして、快適で安心できる寝床を作ってあげましょう。

猫の生活スタイルを変えたい時には

特に子猫の場合は、成猫ほどはたくさん寝ないので昼間寝ている時ほど夜中は起きてしまう傾向にあります。

うちの猫達も若い頃は、夜中に走り回ったりしてうるさいので、止めに降りたりしていましたね。

ただし、平日は仕事だから朝起きるのが早いけど休日になると2時間ほど遅くなる場合もあります。

うちもそのパターンなんですが、そうなるとせっかく休みの日で寝ているのに起こされてしまう……という辛い展開になってしまうんですよね。

うちでは夜寝るときはニセ蔵はケージに入っているので、二階の部屋にたまに入ってくるのは大人しい先生なんですけどね。

ニセ蔵がケージに入っていなかった頃は、それはもう「ニャー!ニャー!」鳴きまくって寝れたものではなかったですよ。

今ではそこまでうるさくないのでまだ大丈夫なんですけどね。

せっかくのお休みの日に猫に餌をせがまれてしまうのはちょっとしんどいけど、起こしに来てくれる姿はやっぱりかわいいです。

猫にとって過ごしやすい環境を作ることで安心できる空間にしよう

猫の一日をあらためて考えてみると、意外と自由気ままで、そしてほとんどの時間を寝て過ごしている猫が多いということが分かりましたね。

猫の睡眠にはパターンがあるので、浅い眠りか深い眠りかをしっかりと見極めていきましょう。

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