ジッ…と猫が睨む理由5つ。不満を訴えているサインかも

愛猫が睨む姿を見てドキッとしたという経験を持つ飼い主様も多いでしょうが、猫は何故睨むと思いますか?

怒っている時に睨むのはわかりますが、実はその他にも猫が睨む理由があるのです。

「愛猫がよく睨むのは私の事が嫌いだからなのかも」とお悩みの愛猫家様、それは勘違いかもしれませんよ!猫が睨むのには怒る以外にも理由があるのです。

今回は愛猫が睨む理由を5つご紹介します。

猫が睨む5つの理由

鋭い目つきで睨む愛猫の姿に、もしかして攻撃されるのとドキッとしたことありますよね。

どこからか視線を感じて振り向くと愛猫がすごい目で睨んでいたこと、私も何度も経験があります。

表情豊かで私たちに癒しを与えてくれる猫達が睨む理由は5つあります。愛猫のその鋭い視線の意味を早速解析していきましょう。

怒っている

まず睨む理由で誰もが最初に考えることが、飼い主に対して怒っているのではないかということです。実際に猫は怒るときに睨む仕草を見せます。

もちろん睨む=怒っているというわけではありませんが、怒っている時に見せる他の仕草が見られたら怒っていると思ってくださいね。怒っている仕草は睨む以外でこのようなものがあります。

  • 威嚇する
  • 尻尾がたわしのように膨らむ
  • 態勢を低くする
  • 髭が反り返る
  • うなり声をあげる

このような行動と共に睨む場合は、確実に愛猫は怒っています。例えば愛猫にかまってあげなかったり、留守にしがちだったり、ご飯をあげるのを忘れていたり、お世話を満足にできていなかったり。

猫にとって嫌なことをした場合も猫は睨む仕草を見せます。

何か思い当たることがあるならば、今すぐに改善して怒っている愛猫に謝りましょう。謝り続けて、不満に思っていることを改善すればすぐにいつもの可愛い愛猫に戻ってくれるはずですよ!

▼猫が怒る理由についてはこちらをご覧ください
猫がされて怒ること&怒りのサイン。仲直りのコツはそっとしておく事

眠い

猫は眠い時も睨むような目つきの悪い仕草を見せます。人間でも眠いと睨むような目つきの悪い視線を送ってしまいがちですよね。

自分のお気に入りの場所で、目を細めて気持ちよくなっている状態が愛猫の見た目や表情によっては睨むように見えてしまうのです。

さらに寝ているところを無闇に起こされた場合も、起こしたその人を恨めしそうに睨む仕草を見せます。

猫にとって睡眠はとても重要で、睡眠を邪魔するのは猫に嫌われる原因にもなりますので、愛猫が気持ちよく寝ている時はそっとしておきましょう。

▼猫が睡眠が足りない状態になっていないか、チェックしてみてください
猫が寝不足なときに見せる症状。睡眠不足になっちゃう原因って何?

恐怖心を抱いている

猫が睨む理由の1つに恐怖を抱いた時に睨む傾向にあるということが言えます。恐怖心を抱く例としては、何か大きな音がした、知らない人が入ってきた、飼い主に痛いことをされたということがあげられます。

さらに人の怒鳴り声や子供の金切り声も猫にとっては恐怖を感じる対象となります。恐怖を感じるそれが何かわからず、ジッと観察している状態が人から見れば睨むように見えているのです。

恐怖を感じて睨む時は、睨むのと同時にかなりのストレスが溜まっています。恐怖を感じるようなことがあって、愛猫が一点を睨む仕草を見せたらまずは優しく声をかけて落ち着かせてあげましょう。

恐怖で身がすくんでるところを不用意に触るのはおすすめしません。猫も驚いて思わず飼い主を攻撃したり引っ掻いたりして怪我を負うかもしれません。

まずは優しく声をかけてゆっくりと近づいてから、そっと触ってあげるようにしましょう。

うっとうしくなっている

膝に乗った愛猫が可愛くて、長時間なでなでしている時にふと愛猫の顔を見るとすごい顔で手を睨んでいたということありませんか?

猫は撫でられるのもかまってもらうのも大好きな個体が多いのですが、あまりしつこくされるのを嫌う猫も多いです。

長時間触られているのがうっとうしくなった、しつこく後ろを付いてくる飼い主がうっとうしい、何度も無暗に名前を呼ぶ飼い主がうっとうしい。そんなうんざりとした感情を抱いている時に猫は睨む仕草を見せます。

特に撫でている時に愛猫が手を睨むのは、攻撃される直前だと思ってください。数秒前まで気持ちよさそうに喉を鳴らして撫でられていたのに何故!?と言いたくなりますが、猫は自由を愛する動物です。

数秒前と今とでは気分が違うなんてこともしょっちゅうなのです。そんな気分屋さんな部分も含めて猫の魅力ですから、撫でている時に猫が睨む仕草をしてきたらすぐにやめるようにしましょう。

▼普段の行動を変えることで、猫にうっとおしがられなくなるかもしれません
猫が抱っこを嫌がる!人によって態度が違う理由&抱っこできるコツ

気になる音や物がある

猫にとって気になる音が聞こえてきたり、気になる物が視界に入ってきた場合、猫は睨む仕草を見せます。人間でも気になる物が遠くに見えた時、目を細めてそれをしっかり見ようとしますよね?それと同じです。

また猫が何もない所を睨む姿をみることがありませんか?何もない天井や壁をただジッと睨む姿に「何?私の見えない何かがいるの?」と怖くなってしまったという経験をしたことある人も多いはずです。しかし、猫が何もないところを睨むのは音に反応しているのです。

猫の耳はとてもよく人間の10倍も聴力があります。そのため人間の耳では到底聞こえないような様々な音が聞こえるのです。たとえば隣の家から聞こえた物音や、近所の犬の鳴き声、遠くの野良猫同士の喧嘩の声も聞こえているかもしれません。

その音が聞こえる方を必死に見る姿が猫が何もない所を睨む様子に繋がっているのです。

また、よくよく見ないとわからないような小さな虫を見つけた時もジッとその箇所を睨む様子が見られますので、愛猫が睨むようならその壁や天井をよくよく見て下さい。

猫が睨む時に出来る対処法

猫が飼い主をジッと睨むときには様々な可能性がることをご紹介しましたが、あまりにも頻繁に睨むようならば何かを訴えようとしてくれているのかもしれません。

  • お腹が空いた
  • 飲み水を変えて欲しい
  • 食器が汚い
  • トイレが汚い
  • 落ち着いて休める場所がない
  • 騒がしくて眠れない
  • 住環境が不満
  • 運動したいのに部屋の関係でできない

そのような不満を言葉で伝えることができない猫ちゃんは、飼い主を睨むことで訴えようとしているのかもしれません。

何もしていないのに愛猫が頻繁に睨んでくると感じた時は、愛猫にとって何か不満になるようなことをしていないか、いまいちど生活環境やケアの方法を見渡してみてください。

▼猫が不満を抱えている時のサインを感じとることも大切ですね
猫が不満なときにみせるサイン9つ。不満を感じる原因とその対処法

猫が睨む時に機嫌を直してもらう方法

猫が怒って睨む時は、不満に思っていることを解消してあげるのが一番の方法ですがそれでもなかなか機嫌を直してくれないこともあります。

我が家の愛猫は一度機嫌を損ねた時は、押し入れの奥からずっと私のことを睨むだけで一向にでてこなくなったこともあります。

そんなあまりのことに怒りが収まらず、ずっと睨む愛猫の機嫌を直してもらう方法を最後にご紹介しましょう。

おやつをあげる

猫にとって美味しいものをくれる人はいい人と認識されやすいです。愛猫があきらかに怒っていてずっと飼い主を睨むようならば、猫用のおやつをあげて機嫌をとるのが有効です。

愛猫の好きなおやつを見せながら「ごめんね、仲直りしようよ」と伝えてみてください。それならばと、近づいてきてくれるはずです。おやつを与えている時も撫でながら誠心誠意謝罪することを忘れないようにしましょう。

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おもちゃで遊ぶ

飼い主がかまってくれないことを不満に思って睨む猫の場合は、全力で愛猫と遊んであげてみてはいかがでしょうか?全力で飼い主が遊んでくれることで、愛猫の心に溜まったストレスも発散できるはずです。

謝罪を込めて遊ぶときは、いつもよりもたくさん愛猫と遊んであげましょう。それこそ、愛猫が疲れて遊ぶのを止めるまで全力で遊ぶのです。

それだけ遊んであげれば愛猫も満足してきっと許してくれるはずです。

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そっとしておく

人間も怒りで頭に血が上っている人にしつこく謝罪してみ逆効果のことってありますよね?猫も同じで、しつこく謝罪をされたりベタベタされることで余計に機嫌を悪くする場合もあります。

時には愛猫の事を考えてソッとしておくのも大切なことですよ。謝ってもおやつをあげても遊んでも許してくれないようなら、しばらくそっとしておいてはいかがでしょう?

甘えん坊の猫なら長時間放っておかれると寂しくなって自分から飼い主にすり寄ってきてくれるかもしれません。怒りで飼い主を睨む仕草を止めない愛猫は、時には放置しておくのも大切です。

時間が解決してくれることもあるという事ですね。

ただし、愛猫から甘えに来てくれた時は全力で甘やかせてあげましょう。そしてそっとごめんねと言っておきましょう。

▼愛猫を放置している間に、仲直りした時にしてあげることを考えておきましょう
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猫が睨む理由を知って愛猫の気持ちを知ろう

猫が睨む仕草には様々な思いが込められているのがわかっていただけたでしょうか?飼い主が嫌いで睨むわけではなく、飼い主が大好きだからこそかまってほしい、身の回りのお世話をしてほしいという不満を訴えている場合もあるのです。

愛猫が睨む仕草を見せてきたら、いったいどういう意味で睨むのか一度考えてみてはいかがでしょうか?

そうすることで、愛猫とさらに仲良くなれるかもしれませんよ。是非、愛猫の睨む行動から気持ちを正確に読み取れるようにしましょう。

みんなのコメント

  • Mike より:

    そうだったのですね、きょう子猫が小川程度はあるコンクリートの広く深い側溝に落ちていました。
    持つて帰ってごはんをあげたらおもいっきりジッーと睨まれました。
    多分、恐怖心があるのだと思います、参考になりました。ありがとうございます。

  • 驚き! より:

    この記事にかいてあることは本当に、本当にそうなんですか?誇張が含まれていませんか?

    猫の思っていることが正しいわけでもないですし、
    思い当たる節がなくても誠心誠意謝るって、飼い主はまるで奴隷みたい。正直、そこまではつきあいきれないかな。猫のわがままや気難しさを許容できないと飼育難しそう。犬とは違いますね。生半可な気持ちで飼育しようなんて思わないほうがよさそう。

    猫も生来の性格で怒りっぽいとかあるのでは?飼い主が猫中心の生活にできないところがあることが猫にも伝わらないと、お互いすれちがいで、不幸のような気がしますね。

  • ねこ より:

    はじめてしりました!

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